リスティング広告の費用相場を調べると、月10万円から100万円まで幅のある数字が並びます。
金額の幅が大きいのは、相場が業種とキーワードで動くからです。
同じ月30万円でも、クリック単価が5倍違えば買えるクリック数は5分の1になります。
この記事では、月額の目安レンジと、自社の予算を逆算する計算式を順番に整理します。
※本記事の試算値は、一般的な条件を置いたモデル試算です。特定企業の実績ではありません。自社の数値に置き換えてお読みください。
リスティング広告は月10万円未満からでも出稿できますが、改善の判断材料が貯まる実務上の目安は月20万〜50万円です。
金額はクリック単価と想定コンバージョン率から逆算して決めます。
- 費用は「クリック単価×クリック数」で決まる。相場の幅は、業種ごとのクリック単価の差がそのまま出たもの
- 予算は相場から決めず、許容CPAと目標コンバージョン件数から逆算する
- 月20万円を下回ると、検索語句の除外や入札調整を判断できるだけのデータが集まりにくくなる
- 広告費のほかに、運用代行手数料・LP制作費・計測環境の費用がかかる
目次
- リスティング広告の費用は月額いくらが相場ですか
- 月10万円未満でも出稿できますか
- リスティング広告の費用は何で決まりますか
- クリック単価が上がるのはどんなときですか
- 自社の広告予算はどうやって決めればいいですか
- 許容CPAはどう計算しますか
- 月額予算別に、できることとできないことは何ですか
- 業種によって費用相場はどれくらい変わりますか
- 自社のクリック単価はどこで確認できますか
- 広告費以外にかかる費用にはどんなものがありますか
- 月10万円の少額予算でも成果は出ますか
- 費用対効果が合わないときは何を見直せばいいですか
- よくある質問
- まとめ
リスティング広告の費用は月額いくらが相場ですか

リスティング広告の費用は月10万円未満でも出稿できます。
ただし改善の判断材料が貯まる実務上の目安は月20万〜50万円で、これはクリック単価200円・コンバージョン率2%なら月20〜50件のコンバージョンに相当します。
「相場はいくらですか」という質問に単一の金額で答えられないのは、リスティング広告がクリック課金だからです。
費用はあらかじめ決まった定価ではなく、クリック単価にクリック数を掛けた金額になります。
クリック単価は業種とキーワードで数十円から数千円まで開くため、同じ予算でも買える量がまったく違います。
そのため、相場を「金額のレンジ」として覚えるより、「その金額で何件のコンバージョンが見込めるか」に置き換えたほうが判断できます。
下の表は、月額予算のレンジごとに、実務上どの範囲まで出稿できるかを整理したものです。
表1|月額予算レンジ別の位置づけ(モデル試算)
| 月額予算 | 想定クリック数 | 想定CV件数 | 主な出稿範囲 |
|---|---|---|---|
| 10万円未満 | 約500クリック | 約10件 | 指名キーワードと、ごく狭い顕在キーワードのみ |
| 10万〜30万円 | 約500〜1,500クリック | 約10〜30件 | 主要テーマ1〜2種類。地域や商材を絞って配信 |
| 30万〜100万円 | 約1,500〜5,000クリック | 約30〜100件 | 複数テーマ+除外設計。LPの比較検証も可能 |
| 100万円以上 | 5,000クリック以上 | 100件以上 | 準顕在キーワードや他媒体への拡張 |
※【モデル試算】クリック単価200円、コンバージョン率2%を一律に置いた場合の計算値です。クリック単価が1,000円の業種では、同じ予算でクリック数もCV件数も5分の1になります。
もう1つ押さえておきたいのは、月額の総額よりも1日あたりの消化額のほうが運用に影響する点です。
月30万円は1日あたり約1万円です。
クリック単価が1,000円の業種では1日10クリックしか買えず、1週間分をまとめても判断材料としては心もとない量になります。
月10万円未満でも出稿できますか
出稿そのものはできます。
Google広告もYahoo!広告も、アカウント開設や出稿に最低金額の定めを設けていないためです。
費用の上限は1日あたりの予算で管理します。
Google広告では日予算に30.4を掛けた金額が月間の請求上限になる仕組みで、日ごとの消化額はこれを上下します。
つまり月10万円なら、日予算はおよそ3,300円です。
クリック単価が500円の業種であれば、1日に買えるクリックは6〜7回にとどまります。
1日のクリックが1桁だと、どのキーワードが効いているかを統計的に判断できません。金額が小さいときほど、対象キーワードを絞る必要があります。
リスティング広告の費用は何で決まりますか

リスティング広告の費用は、クリック単価とクリック数の掛け算で決まります。
クリック単価はオークションで決まり、入札単価だけでなく広告の品質とオークション時の条件が反映されます。
ここで押さえておきたいのは、入札単価を上げれば費用対効果が上がるわけではない、という点です。
Google広告では、広告の品質を示す指標として品質スコアが公開されています。
評価されるのは、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性の3つです。
品質が高ければ、同じ掲載位置をより低いクリック単価で取れます。
逆に品質が低いまま入札単価だけを上げると、費用は増えてもクリック単価が下がらない状態が続きます。
もう1つの変数がクリック数です。
クリック数は検索ボリュームと広告の表示回数、そしてクリック率で決まるため、予算を増やしても検索数そのものが少なければ消化は伸びません。
指名キーワードで予算が余るのは、この理由です。
自社名の検索数には上限があり、そこに10万円を投じても3万円しか消化しない、という状態が起こります。
クリック単価が上がるのはどんなときですか
クリック単価が上がる要因は、大きく3つに整理できます。
- 競合の入札が増えた。新規参入や繁忙期の集中で、同じ枠の取り合いが激しくなる
- 広告文とキーワードの関連性が落ちた。訴求を変えた直後に起きやすい
- キーワードの層が広がった。マッチタイプを広げた結果、単価の高い一般語を買っている
3つ目は、費用が急に増えたときに最初に確認したい項目です。
検索語句レポートで、意図しない一般語にクリックが集まっていないかを見ます。
費用が増えているのにコンバージョンが増えない場合の手順は、リスティング広告でCPAが高い原因と改善方法で詳しく扱っています。
自社の広告予算はどうやって決めればいいですか

広告予算は相場から決めず、許容CPAと目標コンバージョン件数の掛け算で決めます。
「許容CPA×必要なCV件数=必要な月額予算」という式で、最初の金額を置きます。
この順番で計算すると、金額の根拠を説明できる状態になります。
相場の金額をそのまま採用すると、成果が出なかったときに「予算が少なかったのか、設計が悪かったのか」を切り分けられません。
逆算しておけば、どこの数値が想定と違ったかを後から確認できます。
許容CPAはどう計算しますか
許容CPAは、1件のコンバージョンから見込める粗利に、コンバージョンから受注までの歩留まりを掛けて出します。
- 顧客1件あたりの粗利を出す。継続商材なら想定継続期間までの粗利を使う
- コンバージョンから受注までの率を掛ける。問い合わせ10件で1件受注なら10%
- 出た金額が、赤字にならない上限のCPAになる
- 上限の3分の1から2分の1を、実際の目標CPAとして置く
【モデル試算】顧客1件の粗利が30万円、問い合わせからの受注率が10%なら、問い合わせ1件の期待粗利は3万円です。
上限CPAは3万円、目標CPAはその3分の1の1万円という置き方になります。
目標CPAが1万円で、月60件の問い合わせが必要なら、必要な月額予算は60万円です。
業界別のCPA水準と自社基準の出し方は、CPAの相場はいくら?業界別・媒体別の目安と自社基準の出し方にまとめています。
逆算した金額が現在の予算を大きく超える場合は、目標件数か対象キーワードのどちらかを調整します。
予算だけを引き上げても、検索ボリュームの上限を超えて件数は増えません。
まずは商圏やキーワードを絞り、その範囲で目標CPAに収まるかを確認してから範囲を広げます。
POINT:最初に置くのは目標CPAではなく上限CPAです。上限を先に決めておくと、増額の判断も停止の判断も同じ基準でできます。
月額予算別に、できることとできないことは何ですか

月額予算で変わるのは配信できる量だけではなく、検証できる項目の数です。
月20万円までは検証が1テーマに限られ、月30万円を超えると除外設計とLP検証を並行できるようになります。
下の表は、予算レンジごとにできることとできないことを分けたものです。
クリック単価200円・コンバージョン率2%を置いた場合の目安として見てください。
表2|月額予算レンジ別にできること・できないこと(モデル試算)
| 月額予算 | 月間CV件数の目安 | できること | できないこと |
|---|---|---|---|
| 10万円未満 | 約10件 | 指名キーワードの防衛。ごく狭い顕在キーワードの出稿 | キーワード単位の良し悪しの判断。広告文のABテスト |
| 10万〜20万円 | 約10〜20件 | 1テーマに絞った配信。月単位でのCPA確認 | 複数テーマの同時検証。LPの比較検証 |
| 20万〜50万円 | 約20〜50件 | 検索語句の除外設計。広告文の入れ替え検証。自動入札の学習 | 準顕在キーワードへの本格的な拡張 |
| 50万〜100万円 | 約50〜100件 | 複数テーマの並行運用。LPのABテスト。地域や時間帯の調整 | 指名以外での短期的な件数の跳ね上げ |
| 100万円以上 | 100件以上 | 準顕在キーワードへの拡張。他媒体との組み合わせ検証 | CPAを維持したままの無制限の増額 |
※【モデル試算】クリック単価200円、コンバージョン率2%で計算した目安です。自動入札の学習は、一般にコンバージョン件数が月30件前後を超えると安定しやすくなります。クリック単価が高い業種では、同じ「できること」に必要な予算が2〜5倍になります。
表で見ていただきたいのは、金額そのものではなく境目の位置です。
月20万円と月50万円の間に、「1つずつしか試せない」から「並行して試せる」への段差があります。
予算を検討するときは、この段差を越えるかどうかで判断すると決めやすくなります。
いまの予算で何件まで取れるのか、逆算した数字を一緒に出しませんか
TimeValue株式会社では、無料マーケティング診断を毎月10社限定で実施しています。想定クリック単価とコンバージョン率から、必要な月額予算と現実的なCV件数のレンジを一緒に出します。
- 自社キーワードの想定クリック単価と、月額予算あたりのクリック数
- 許容CPAの計算と、いまの予算で届く件数の上限
- 予算を増やす前に直したほうがよい箇所の特定
オンライン30〜45分/資料の事前提出は不要です。枠が埋まり次第、翌月のご案内となります。
業種によって費用相場はどれくらい変わりますか

業種によるクリック単価の差は、10倍以上になることがあります。
単価を押し上げるのは、顧客1件あたりの粗利の大きさと、同じキーワードを狙う競合の数の2つです。
粗利が大きい商材は、1件のコンバージョンに数万円を払っても回収できます。
その結果、同じキーワードに高い入札が集まり、クリック単価が上がります。
下の表は、商材タイプ別のクリック単価の目安と、月20件のコンバージョンを取るために必要な予算を並べたものです。
表3|商材タイプ別のクリック単価の目安と必要予算(モデル試算)
| 商材タイプ | クリック単価の目安 | 想定CVR | 月20件に必要な予算 |
|---|---|---|---|
| 一般消費財・低単価EC | 50〜150円 | 1.5〜3% | 約7万〜20万円 |
| 店舗系サービス(地域限定) | 100〜400円 | 2〜5% | 約8万〜40万円 |
| BtoBのSaaS・ツール | 300〜1,000円 | 1〜2% | 約30万〜200万円 |
| 士業・不動産・人材・医療 | 500〜3,000円 | 1〜3% | 約35万〜600万円 |
※【モデル試算】必要予算は「クリック単価÷CVR×20件」で計算した値です。クリック単価の目安は、Google広告のキーワードプランナーで誰でも確認できる入札単価レンジの幅を前提にしています。地域・時期・競合の出稿状況で動くため、自社キーワードでの確認が前提です。
競合の数も単価を押し上げます。
同じ地域で同じキーワードに5社が出稿していれば、上位を取るための入札はその分だけ上がります。
そのため、全国平均のクリック単価は自社の判断材料になりにくくなります。
地域を限定する商材ほど、自社の商圏で実際に表示されるキーワードの単価を確認する必要があります。
自社のクリック単価はどこで確認できますか
Google広告のキーワードプランナーで、出稿前に確認できます。
キーワードを入力すると、ページ上部掲載の入札単価レンジが低額帯と高額帯の2つで表示されます。
確認する手順は3つです。
- 指名キーワードと主要な顕在キーワードを10〜20語入力する
- 高額帯の入札単価を、想定クリック単価として使う
- 「クリック単価÷想定CVR×必要CV件数」で、必要な月額予算を出す
低額帯の数値で試算すると、実際の消化額と乖離しやすくなります。
予算計画では高額帯を使い、想定より安く済んだ場合に上振れとして扱うほうが安全です。
広告費以外にかかる費用にはどんなものがありますか

広告費以外にかかるのは、運用代行手数料・LP制作費・計測環境の構築費・ツール利用料の4つです。
代行手数料は広告費の20%が一つの目安で、月額の最低手数料が設定されている場合もあります。
見積りを比較するときは、手数料率だけを並べても判断できません。
率が低くても初期設定費や制作費が別で積み上がる場合があります。
年間の総額に直してから比べると、差が見えるようになります。
表4|広告費以外にかかる費用の内訳
| 費用項目 | 金額の目安 | 発生タイミング | 確認しておく点 |
|---|---|---|---|
| 運用代行手数料 | 広告費の20%前後 | 毎月 | 最低手数料の有無。広告費が少ない月の扱い |
| 初期設定費 | 0〜20万円 | 初月のみ | アカウント構築と計測実装が含まれるか |
| LP制作費 | 20万〜80万円 | 制作時 | 1本あたりか、改修も含むか |
| 計測環境の構築 | 0〜15万円 | 初月のみ | GA4と媒体タグの両方に対応するか |
| 分析ツール | 月0〜3万円 | 毎月 | 自社契約か、代行側の契約か |
※金額は一般的な提示レンジをまとめた目安です。手数料率は広告費の規模によって変わることがあり、広告費が月30万円を下回る場合は最低手数料が適用されるケースが多く見られます。契約前に総額で確認してください。
手数料の内訳や見積りの読み方は、広告運用代行の費用相場|手数料の内訳と見積りの見方で項目ごとに解説しています。
月10万円の少額予算でも成果は出ますか

月10万円でも成果は出せますが、条件は対象を絞ることです。
指名キーワードと、購入や問い合わせの意図が明確な数語だけに配信を限定すれば、10万円でもコンバージョンは積み上がります。
少額予算で失敗しやすいのは、キーワードを広げすぎる場合です。
マッチタイプを広くすると、単価の高い一般語にクリックが流れます。
月10万円の予算では、数日でその月の大半を使い切ることもあります。
絞る方法は3つあります。
- キーワードを完全一致とフレーズ一致に寄せ、語数を20語以内に抑える
- 配信地域を商圏に限定する。全国配信は予算が分散する
- 問い合わせを受けられない時間帯の配信を止める
この3つで、同じ10万円でも購入意図の高いクリックの比率が上がります。
もう1つの判断材料が、費用を使い切っているかどうかです。
月10万円の予算に対して消化が6万円で止まっているなら、原因は予算ではなくキーワードの少なさか入札単価の低さです。
この状態で増額しても、消化額は変わりません。
注意:少額予算では自動入札の学習が進みにくくなります。コンバージョンが月10件を下回る間は、手動入札やクリック数の最大化から始めるほうが動きが読めます。
成果が出たあとの増額の考え方は、広告費を増やすとCPAが悪化する理由と、増額の止めどきで扱っています。
費用対効果が合わないときは何を見直せばいいですか

見直す順番は、計測・コンバージョン率・検索語句・予算配分の4つです。
予算の増減を判断するのは最後で、先に計測の正しさとランディングページの改善余地を確認します。
順番を守る理由は、計測がずれていると他のすべての判断が狂うからです。
コンバージョンが二重で計上されていれば、CPAは実際より良く見えます。
逆に計測漏れがあれば、効いている施策を止めてしまいます。
計測を確認したあとは、クリック数とコンバージョン率のどちらに問題があるかを分けます。
クリックは足りているのにコンバージョンが少ない場合は、広告ではなくランディングページ側の課題です。
クリック自体が少ない場合は、入札単価か広告文の課題になります。
最後に見るのが予算配分です。
キャンペーン単位でCPAを並べ、許容値を超えているものから予算を移します。
全体の予算を変えずに配分を変えるだけで、同じ金額でのコンバージョン件数が変わります。
配分を変えたあとは、2週間は数値を動かさずに観察します。
変更直後は自動入札の学習が入り直すため、当日や翌日の数値では判断できません。
POINT:予算を減らす判断は、計測とLPを確認したあとにしてください。順番を逆にすると、伸びる余地のあるキーワードまで止めてしまいます。
よくある質問
リスティング広告は月額いくらから始められますか
出稿だけなら月1万円からでも始められます。Google広告とYahoo!広告には最低出稿金額の定めがなく、1日あたりの予算で上限を管理するためです。ただし改善の判断ができる下限は別で、月20万円前後が目安になります。クリック単価200円・コンバージョン率2%なら月20件のコンバージョンが見込め、キーワード単位の良し悪しを判断できるようになります。
リスティング広告の最低出稿金額はいくらですか
媒体側の最低出稿金額はありません。Google広告では日予算を設定し、その金額に30.4を掛けた額が月間の請求上限になります。日ごとの消化は予算を上下しますが、月合計では上限を超えない仕組みです。ただし代理店に依頼する場合は、代理店側で最低手数料や最低広告費が設定されていることがあるため、契約前に確認してください。
広告費の予算はどのタイミングで増やせばいいですか
目標CPAを下回った状態が3〜4週間続き、かつインプレッションシェアに余地がある場合です。逆に、予算上限による機会損失が出ていないなら、増額しても配信量は増えません。増やすときは一度に2倍にせず、20〜30%ずつ上げて2週間ごとにCPAを確認します。急な増額は自動入札の学習をやり直させ、一時的にCPAが上がる原因になります。
代理店に依頼すると費用はどれくらい上がりますか
運用代行手数料は広告費の20%前後が一つの目安です。広告費が月50万円なら手数料は10万円、総額で60万円という計算になります。これに加えて、初期設定費やLP制作費が別途かかる場合があります。手数料率だけで比べず、初期費用と制作費を含めた年間総額で比較してください。広告費が少ない月に最低手数料が適用されるかどうかも確認しておきます。
クリック単価が高い業種はどう戦えばいいですか
買うキーワードを絞り、コンバージョン率を上げる順番になります。クリック単価が3,000円でもコンバージョン率が5%なら、CPAは6万円です。単価を下げるより、1クリックあたりの成果を上げるほうが動かせる幅が大きくなります。具体的には、指名と課題が明確な語に限定し、LPを検索語句ごとに出し分けます。広い一般語は予算に余裕ができてから検討してください。
まとめ
- リスティング広告の費用は「クリック単価×クリック数」で決まる。相場の幅は業種ごとの単価差がそのまま出たもの
- 出稿の下限は月1万円からでも可能だが、改善を判断できる実務上の目安は月20万〜50万円
- 予算は相場から決めず、「許容CPA×必要CV件数」で逆算する。上限CPAを先に置くと増額も停止も同じ基準で判断できる
- 月20万円と月50万円の間に、「1つずつ試す」から「並行して試す」への段差がある
- クリック単価は商材の粗利と競合数で決まる。自社の単価はキーワードプランナーの高額帯で試算する
- 広告費のほかに、運用代行手数料・初期設定費・LP制作費・計測環境の費用がかかる。年間総額で比較する
- 少額予算では、キーワード・地域・時間帯の3つを絞ることで購入意図の高いクリックの比率が上がる
- 費用対効果が合わないときは、計測・CVR・検索語句・予算配分の順で見直す
「予算をいくらにするか」を、感覚ではなく逆算で決められる状態にします
KAIZENは、広告運用とサイト改善を分けずに一括で見る支援です。想定クリック単価とコンバージョン率から必要な月額予算を出し、いまの予算で届く件数の上限を先に明らかにします。
増額の判断も停止の判断も、同じ計算式の上で行えるように設計し直します。
- 自社キーワードの想定クリック単価と、月額予算あたりのクリック数の試算
- 許容CPAの算出と、予算レンジ別に取れるCV件数の見通し
- 予算を増やす前に直すべき計測・LP・除外設計の優先順位づけ