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リードは溜まっているのに商談にならない|CRMとMAで最初にやること

CRM・MA読了 12分更新:2026年9月
CRM・MAリードは溜まっているのに商談にならない|CRMとMAで最初にやること

リードは毎月増えているのに、商談の数だけが動かない。
その状態のとき、足りていないのはリードの数ではありません。

状態のまったく違う人たちを1つのリストにまとめたまま、全員へ同じ接触をしていることが原因です。

この記事では、CRMやMAを選ぶ前に決めておく分類・初回接触・営業への受け渡し条件を、順に整理します。

この記事の結論

商談が増えない原因はリード不足ではなく、分類の不在です。
5つの状態に分け、初回接触を24時間以内に入れ、営業へ渡す条件を自社の言葉で決めてからツールを選びます。

  • 「溜まっている」リードは、未接触・返答なし・時期尚早・ターゲット外・失注放置の混合物。分けないと打ち手が決まらない
  • スコアは属性3項目・行動5項目の2軸で始め、四半期ごとに受注実績で配点を書き換える
  • 失注理由を1行でも残しておくと、翌年の再アプローチと広告配信の両方が設計できる

※本記事の数値は、実案件で起きやすい状況を一般化したモデル試算です。特定企業の実績ではありません。

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この記事の執筆・監修TimeValue株式会社 編集部Meta・Google・TikTok広告の運用、クリエイティブ制作、マーケティング戦略の設計を一括で支援しています。
本記事は、支援の現場で繰り返し起きる論点を一般化してまとめたものです。

目次

  1. 溜まっているリードは、5つの違う状態が混ざっています
  2. 分類は、自社に合うかと検討時期の2軸で切ります
  3. 初回接触までの時間が、商談化率をいちばん動かします
  4. スコアリングは、属性と行動の2軸だけで始めます
  5. 営業に渡す条件を、自社の言葉で決めます
  6. 失注リードは、理由を残さないと再アプローチを設計できません
  7. ツールは、3つを決めてから選びます
  8. 効かないケースと、やってはいけない対処
  9. よくある質問
  10. まとめ

溜まっているリードは、5つの違う状態が混ざっています

図1|「リードが3,200件ある」の中身を分解する(モデル試算)保有リード 3,200件直近3か月の商談化 48件(1.5%)未接触 1,180件担当が決まっていない取得から30日以上経過接触したが返答なし 760件1通送って止まった二の矢の設計がない時期尚早 520件検討は半年先再接触日が未設定ターゲット外 430件企業規模が対象外母数に混ざっている失注後の放置 310件理由が残っていない再提案の材料がない
図1|「リードが3,200件ある」の中身を分解する(モデル試算)

「リードは溜まっているのに商談にならない」というご相談は、毎月のようにいただきます。

最初に出てくる数字は、たいてい保有件数です。
3,200件ある、5,000件ある、という言い方をされます。

ただ、この件数そのものには意味がありません。
状態のまったく違う人たちを、1つの箱に入れた結果の数だからです。

未接触、接触したが返答なし、時期尚早、ターゲット外、失注後の放置です。
この5つは、必要な打ち手がすべて違います。

件数を1つの数で見ているかぎり、次の一手は決まりません。

表1|5つの状態と、それぞれに必要な打ち手

状態放置すると起きること必要な打ち手
未接触取得から時間が経つほど反応が落ちる初回接触の当番と期限を決める
接触したが返答なし担当が「脈なし」と判断して消える2通目以降の内容と間隔を先に設計する
時期尚早再接触日が無く、そのまま忘れられる再接触日を日付で入れ、その日に出す
ターゲット外母数に混ざり、商談化率が実態より低く出る除外条件を定義し、配信対象から外す
失注後の放置競合の契約更新期を逃す失注理由を分類し、再提案の時期を決める

※最初の1回は手作業で構いません。直近12か月分から着手します。

商談化率1.5%という数字は、ターゲット外の430件を含んだ状態の値です。
母数から除くと、同じ実績でも1.7%台になります。

POINT

分類の目的は、リードを減らすことではありません。
同じ打ち手を当ててよい集団を作ることです。

営業が「マーケから来るリストは質が低い」と感じる原因も、ほぼここにあります。
未接触とターゲット外が、同じリストに混ざったまま渡っているからです。

分類は、自社に合うかと検討時期の2軸で切ります

図2|リードを置く場所を決める2軸情報提供のみ月1回の配信で接点だけ維持するすぐ営業に渡す24時間以内に初回接触し担当を指名する追わない連絡先だけ残し配信対象から外す育成対象再接触日を決め資料と事例を順に出す自社適合度 低 → 高検討時期 先 → 近い
図2|リードを置く場所を決める2軸

分類の軸は、2つで足ります。

1つ目は、自社の商材に合う相手かどうか。
2つ目は、検討時期が近いかどうかです。

適合度が高く時期も近い相手は、すぐ営業に渡します。
適合度は高いが時期が先の相手は、育成対象に置きます。

適合度が低く時期が近い相手には、情報提供だけにとどめます。

追わないという判断を明文化しないと、全員に同じ量の労力がかかり続けます。

決められないときは、実績で決めます。

適合度の条件を、受注実績から抜き出す手順

  • 直近12か月の受注企業を一覧にする
  • 従業員規模、業種、担当者の役職の3項目を埋める
  • 件数の多い順に並べ、上位で7割を占める条件を拾う
  • 拾った条件を「適合度が高い」の定義として文章にする
  • 失注企業にも同じ条件が多いなら、その項目は判定に使わない

送る理由がない配信は、本数を増やすほど嫌われます

ナーチャリングの相談で最初に出るのは、週1回か月2回かという本数の話です。

送る理由とは、相手の状況に対して、今この情報が役に立つと説明できる状態を指します。

相手の行動に紐づける、時期に紐づける、同業の動きに紐づける、の3つです。
価格ページを見た人へ料金の考え方を送るのが、1つ目の例です。

最低でも3通分の流れを先に書き、それでも反応がなければ情報提供のみの箱へ落とします。

初回接触までの時間が、商談化率をいちばん動かします

図3|初回接触までの時間を縮めたときの変化(モデル試算)返信・応答率14%38%商談化率1.5%4.2%初回接触までの中央値52時間4時間BeforeAfter
図3|初回接触までの時間を縮めたときの変化(モデル試算)

分類の次に効くのは、速度です。

問い合わせや資料請求から初回接触までの時間が延びるほど、反応は落ちます。

資料をダウンロードした人は、その前後に競合の資料も見ています。
1日空くと、比較検討の記憶から自社が抜け落ちます。

表2|初回接触までの時間別に見た、商談化率の目安(モデル試算)

初回接触までの時間応答率商談化率この帯で起きていること
1時間以内38%4.2%記憶が残っており、会話が成立する
1〜24時間29%3.1%翌営業日対応の範囲。取りこぼしは小さい
24〜72時間19%2.0%他社の提案が先に入り、土俵が決まる
72時間超14%1.5%「もう他で進めています」が返信の大半になる
未接触のまま30日6%0.4%新規の取り直しに近い

※【モデル試算】BtoBの資料請求リードを想定した仮の数値です。自社の実測値に置き換えて判断してください。

重要なのは、24時間の壁を越えるかどうかで歩留まりがおよそ半分になる点です。
翌営業日中に接触できる体制があれば、大きくは落ちません。

広告費を2倍にしても、接触が72時間後なら商談は増えないからです。

速度を上げるために外す3つの詰まり

初回接触が遅れる原因は、担当者のやる気ではありません。
ほぼ例外なく、仕組み側に詰まりがあります。

  1. 通知が届いていない共有アドレスだけに飛び、誰も自分ごとにしていない状態です。個人宛かチャットの専用チャンネルに変え、当番を日替わりで決めます。
  2. 誰が出るか決まっていない担当の割り振りを都度相談していると半日が過ぎます。業種や地域で機械的に決めるルールを先に作ります。
  3. 1件目の文面がない毎回ゼロから書くと、後回しになります。3種類のテンプレートを用意し、選ぶだけの状態にします。

この3つを外すだけで、中央値は1営業日以内に入ります。

自動返信は届いた事実を伝えるだけで、会話を始める役割は持たないからです。
人からの1通目が24時間以内に届くかどうかが、分かれ目になります。

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スコアリングは、属性と行動の2軸だけで始めます

図4|スコアの2軸。どちらか一方だけでは判断できない属性スコア(その人が誰か)従業員規模が対象レンジに入る業種が受注実績の多い領域役職が決裁または起案の立場行動スコア(その人が何をしたか)価格ページを閲覧した導入事例を2本以上読んだ30日以内に再訪した比較・見積資料をダウンロードしたセミナーに申し込んだ
図4|スコアの2軸。どちらか一方だけでは判断できない

分類と速度が動き出したら、次はスコアリングです。

目的は、優先順位を1本の数字で表すことです。

属性スコアは「その人が誰か」を表します。
行動スコアは「その人が何をしたか」を表します。

属性だけで見ると、条件は合うが今は検討していない相手に営業が向かいます。
行動だけで見ると、競合の調査担当や学生の閲覧が上位に来ます。

2軸を掛け合わせて、はじめて「今、話す価値がある相手」が浮かびます。

属性は3項目、行動は5項目が上限です。

理由は、項目が増えるほど「なぜこの点数なのか」を説明できなくなるからです。
説明できない点数は、営業に渡した時点で無視されます。

従業員規模が対象レンジなら+20、受注実績の多い業種なら+15、決裁や起案の立場なら+15。
価格ページの閲覧は+25、比較・見積資料のダウンロードは+15です。

同業・学生・個人には−50を入れ、上位に出さないようにします。

そのうえで、合計60点以上を営業へ、40〜59点を育成対象とする運用から始めます。

特に、最終行動から60日を超えたリードの減点は外さないでください。
これがないと、半年前に価格ページを見ただけの人が上位に残り続けます。

点数は、受注した人の実績で書き換える

3か月から6か月動かしたら、実績で書き換えます。

  1. 受注したリードのスコア内訳を並べる営業に渡した時点のスコアと、その内訳を取り出します。件数が少なくても構いません。
  2. 差が出ない項目の配点を下げる受注側にも失注側にも同じくらい現れる項目は、判別に役立っていません。配点を半分にするか、項目自体を外します。
  3. 閾値を上下させる渡した件数のうち商談化した割合を見て、60点の線を動かします。商談化率が3割を下回るなら、閾値を上げます。

更新の頻度は、四半期に1回で十分です。
毎月変えると、前月との比較ができなくなります。

注意

配点を変えた日付は、記録に残してください。
記録がないと、商談化率の変化が施策の効果か配点変更の影響か判別できません。

営業に渡す条件を、自社の言葉で決めます

図5|営業に渡す前に満たす条件(自社で埋める)会社名が入力されている従業員規模が対象レンジに入っている価格ページまたは比較資料に触れているフォーム受信から24時間以内に一次接触が済んでいる営業側の処理枠が空いている
図5|営業に渡す前に満たす条件(自社で埋める)

マーケと営業の受け渡しは、ほぼすべての会社でつまずきます。

原因は、定義がないことではありません。
他社の定義を借りてきて、自社で運用できない状態になることです。

ただ、この言葉を先に置くと、中身の議論が飛ばされます。

「スコア60点以上がMQL」と決めても、営業側は納得しません。
営業が知りたいのは点数ではなく、電話をかけて会話が成立するかどうかだからです。

先に決めるのは、見れば判断できる条件です。

会社名が入っているか。
価格ページや比較資料に触れているか。

こうした条件を、3つまでに絞って定義します。

4つ以上にすると、渡せる件数が急に減って運用が止まります。

この条件で、月に何件が営業へ渡るのか。
その件数が、営業の処理能力を超えていないかを確認します。

POINT

営業1人が1か月に丁寧に追える新規リードは、他の業務と並行して15〜25件が目安です。
これを超える件数を渡すなら、条件を厳しくするか人を増やす判断が要ります。

渡したあとの差し戻しルールを先に作る

営業が接触して「まだ早い」と判断したリードは、育成対象の箱へ戻します。

このとき、再接触日は日付で入れてもらいます。
「半年後」ではなく「2027年3月10日」と書きます。

戻さないまま営業の手元に置くと、リードは消えます。

営業は目の前の商談を優先するため、時期が先の相手は後回しになります。

失注リードは、理由を残さないと再アプローチを設計できません

図6|失注理由を分類すると、次に打つ手が決まる失注時の記録予算が合わなかった価格の見せ方を変える小規模プランを提示費用対効果の試算を添える競合に決まった差分を説明する競合別の比較資料を作る決め手を広告訴求に反映時期が合わなかった再接触日を置く日付で登録するその日に一覧へ出す
図6|失注理由を分類すると、次に打つ手が決まる

失注リードは、最も扱いが雑になる塊です。

商談まで進んだ相手なので、本来はいちばん確度の高い母集団です。
それでも放置されるのは、次に何をすればいいか分からないからです。

失注理由が記録されていません。

理由のない失注は、再アプローチを設計できないため、ただの古いリストになります。

失注時に記録する4項目

  • 失注理由:5分類からの選択式。再アプローチの打ち手を分ける
  • 比較した他社:自由記入1行。競合別の説明資料の判断材料
  • 再接触してよい時期:日付。その日に一覧へ自動で出す
  • 決め手になった条件:自由記入1行。広告の訴求見直しに使う

入力を続けてもらうコツは、選択式を主にすることです。
5つの選択肢から1つ選ぶ形式なら、10秒で終わります。

予算が理由の失注が3割を超えているなら、価格の見せ方に課題があります。
競合が理由の失注が偏っているなら、その競合との差分を説明する資料を作ります。

失注企業と同じ属性に配信が偏っているなら、広告の寄せ先を変える根拠にもなります。

ツールは、3つを決めてから選びます

図7|受注データを広告に返すまでの4段階1クリックIDを保存するフォーム送信時にCRMの項目へ一緒に格納する2商談化のフラグを立てる営業の入力で日付ごと記録する3受注と金額を記録する値を付けて返せる状態にする4週1回まとめて媒体へ返す学習が安定するまで3か月見る毎週このサイクルを1周させる
図7|受注データを広告に返すまでの4段階

ここまでに、ツール名は1つも出てきていません。

意図的です。

CRMもMAも、決まったルールを速く回すための道具です。
ルールがない状態で入れると、空の箱が増えるだけになります。

選定の前に決めることは3つあります。

誰が入力するか。
入力が続く設計になっているか。

そして、広告側に結果を返せるかです。

リードの取得元はマーケが入れ、商談の進捗と失注理由は営業が入れます。
この線引きが曖昧だと、どちらも入れません。

導入直後の1か月は、誰でも入力します。
問題は3か月目です。

入力が続く設計になっているかの点検

  • 必須項目が5つ以下に収まっている
  • 入力内容が、商談の準備資料としてそのまま使える
  • 入力した本人が、翌週の会議でその画面を見る
  • 入力しないと何が滞るかが明確になっている
  • スマートフォンから3分以内で入力を終えられる

3つ目の「広告に返せるか」は、そのまま選定条件になります。

確認するのは、受注フラグを外部へ書き出せるかどうかです。
CSVの定期出力ができれば、当面は足ります。

APIの有無より、出口があるかを先に見てください。

受注データを返すと、配信の寄せ先が変わります

広告の最適化は、媒体が受け取った信号に従います。

CVまでしか返していなければ、媒体はCVが増えやすい人へ配信を寄せます。

ただ、資料請求のしやすい人と、受注に至る人は同じではありません。
結果として、CV数は増えるのに商談が増えない状態になります。

表3|媒体に返す信号を変えたときの変化(モデル試算・月間)

指標CVのみ返す商談・受注まで返す見方
CV数210件148件ここだけ見ると悪化に見える
CPA14,300円20,300円母集団が絞られるため上がる
商談化率15.2%27.0%商談に進む割合が上がる
商談数32件40件CV数が減っても商談は増える
受注数9件13件最終的な成果で判断する
受注単価(CAC)333,000円231,000円この行が、判断の基準になる

※【モデル試算】月間広告費300万円の想定です。切り替え直後の1〜2か月は学習が不安定になり、数値が振れます。

注意したいのは、CV数とCPAが悪化して見える点です。

社内報告でCPAだけを共有していると、切り替えは止められます。
返す信号を変える前に、商談数と受注単価へ主指標を移してください。

実装で最も見落とされるのは、最初のクリックID保存です。

保存を始めた日より前のデータは、紐づけられません。
設計が固まっていなくても、保存だけは先に走らせる価値があります。

注意

媒体へデータを送る際は、同意文言とプライバシーポリシーの記載が必要になります。
個人情報の扱いは、着手前に社内で確認してください。

効かないケースと、やってはいけない対処

図8|商談が増えないときに選びがちな対処と、代わりに取る行動やってはいけない一斉配信の本数を増やすツール導入で解決すると考えるスコア項目を20以上に増やす3年前のリストへ一斉送信代わりに取る行動分類してから送る理由を作る入力担当と項目を先に決める8〜10項目までに収める直近12か月分に絞って送る
図8|商談が増えないときに選びがちな対処と、代わりに取る行動

ここからは、効果が出にくい対処を挙げます。

どれも善意で選ばれる打ち手です。

やってはいけない1:一斉配信の本数を増やす

ただ、分類しないまま本数を増やすと、逆の結果になります。

ターゲット外の人が配信停止を押し、到達率そのものが下がるからです。
迷惑メール判定が増えると、本来届けたい相手にも届かなくなります。

本数を増やすのは、分類と送る理由が決まったあとです。

やってはいけない2:ツールを入れれば解決すると考える

MAツールの導入検討は、たいてい商談が伸び悩んだ時期に始まります。

実際には、設定する内容を自社で決める必要があります。

誰に、どの条件で、何を送るか。
この3つを決めるのは、ツールではなく自社です。

決まっていない状態で導入すると、月額費用だけが残ります。

やってはいけない3:古いリストを一括で掘り起こす

3年前の名刺データまで含めて一斉に送る、という形です。

担当者の異動や退職で、3年前のアドレスは3割前後が届きません。
バウンス率が上がると、ドメインの評価そのものが下がります。

取得時に配信の同意を得ていないリストへ送ると、苦情にもつながります。

掘り起こすなら、直近12か月分に絞ってください。

そのうえで、「昨年●月に資料をご覧いただいた方へ」と前回の接点に触れる文面を使います。

よくある質問

CRMもMAも入っていません。スプレッドシートでも始められますか

始められます。必要な列は、取得日・会社名・流入元・分類・最終接触日・再接触日・商談化・受注・失注理由の9列です。3か月運用すると、どの項目が判断に使われ、どこが空欄のままかが分かります。ツール選定は、実際に使う項目が判明してからのほうが失敗しません。

スコアリングの点数は、何点を営業に渡す基準にすればいいですか

最初は、営業が1か月に処理できる件数から逆算してください。営業3人で月60件が上限なら、上位60件が入る点数が閾値です。唯一の正解はありません。運用開始後は、渡したリードの商談化率を見て調整します。3割を下回るなら閾値を上げ、手が空いているなら下げます。

営業が失注理由を入力してくれません。どうすれば続きますか

入力を求める前に、入力結果が本人に返る仕組みを作ってください。失注理由の集計を月1回の営業会議で共有し、多い理由に対する資料を作る。入力が自分の武器になると分かれば続きます。あわせて選択式5つに限定し、自由記入は1行までにします。入力に30秒以上かかる設計は、3か月で止まります。

まとめ

  • 「リードが溜まっている」は1つの状態ではない。5つに分けてから打ち手を決める
  • 分類の軸は、自社に合うかと検討時期の2つ。追わない相手を決めることが出発点になる
  • 初回接触は24時間の壁を越えるかで歩留まりが変わる。通知・担当・文面の詰まりを外す
  • スコアは属性3項目・行動5項目で始め、営業に渡す条件は見れば判断できるものを3つまでで定義する
  • 失注理由・比較他社・再接触日・決め手の4項目を記録する。記録がないと再アプローチを設計できない
  • ツール選定より先に、誰が入力するか・入力が続く設計か・広告に結果を返せるかを決める

リードは、増やす前に分けるほうが早く効きます。
分け方が決まった時点で、CRMとMAは選ぶだけの作業になります。

KAIZEN

リードの分類から、広告への差し戻しまでを一続きで設計します

KAIZENは、広告運用とその前後の設計をまとめて見直す支援です。
分類基準、営業への受け渡し条件、失注理由の記録項目までを、自社で回せる形に整えます。