
一回あたりの粗利が小さく、回収に多くの回数が必要だからです。
上限を上げるには、費用を増やす前に続く回数を増やす必要があります。
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目次
目次
- サプリメントの広告予算は、なぜ上限が低く出るのか
- どちらを先に動かすか
- 送料と決済の費用は、予算の議論にどう入れるのか
- まとめて届ける形の判断
- 低単価の事業では、資金の谷はどこまで深くなるのか
- 谷の計算に使う数字
- 経営に予算を説明するとき、低単価の事業では何を示すのか
- 件数の大きさに引きずられない
- 使える媒体が限られるとき、予算はどう配分するのか
- 媒体ごとの継続率を分ける
- まとめ買いや複数個の購入は、予算の計算にどう入れるのか
- どの層に提案するか
- 投下を増やすとき、低単価の事業ではどこで止めるのか
- 増やす間隔を決める
- サプリメントの予算設計は、何から手をつけるのか
- 期中の見直しの間隔
- よくある質問
- まとめ
一回あたりの粗利が小さく、回収に多くの回数が必要だからです。
上限を上げるには、費用を増やす前に続く回数を増やす必要があります。
サプリメントの広告予算は、なぜ上限が低く出るのか
一回あたりの粗利が小さく、回収に多くの回数が必要だからです。
上限を上げるには、費用を増やす前に続く回数を増やす必要があります。
サプリメントの広告予算の上限は、一回あたりの粗利から逆算します。
単価が低いため、一回の粗利も小さくなります。
小さい粗利を積み上げて獲得の費用を回収する構造です。
そのため、必要な回数が多くなります。
回数が多いほど、回収までの期間が長くなります。
期間が長いほど、資金の負担が大きくなります。
この構造から、上限は低く出ます。
上限が低いと、使える媒体も限られます。
上限を上げる方法は二つあります。
一回あたりの粗利を上げるか、続く回数を増やすかです。
どちらを先に動かすか
一回あたりの粗利を上げるには、価格を上げるか原価を下げます。
価格を上げると件数が減るため、慎重な判断が要ります。
続く回数を増やすほうが、件数を減らさずに上限を上げられます。
そのため、先に動かすのは継続の側です。
継続が改善してから、上限を上げて投下を増やします。
順番を逆にすると、回収が終わらない獲得が積み上がります。
サプリメントの上限は、粗利の小ささから低く出ます。上限を上げるには、費用を増やす前に続く回数を増やしてください。
送料と決済の費用は、予算の議論にどう入れるのか
一回あたりの粗利から必ず引きます。
単価が低いほど、この二つの比重が大きく上限を左右します。
単価が低い商材では、送料と決済の費用の比重が大きくなります。
売価の一割から二割を占めることもあります。
この費用を引かずに粗利を出すと、上限が高く出ます。
高く出た上限で投下すると、回収が終わりません。
そのため、一回あたりの粗利からは必ず引きます。
原価だけでなく、届けるまでにかかる費用をすべて含めます。
配送の間隔が短いほど、送料の負担は重くなります。
まとめて届ける形にすると、一回あたりの送料は下がります。
ただし、まとめて届けると余りが出やすくなります。
余りは解約の理由になるため、送料だけで判断できません。
一回あたりの粗利から引く費用
| 引く費用 | 単価が低いときの比重 | 下げる方法 |
|---|---|---|
| 商品の原価 | 中程度 | 製造の量を増やす |
| 送料 | 大きい | 配送の間隔をまとめる |
| 決済の手数料 | 中程度 | 決済の方法を絞る |
| 梱包の資材 | 小さい | 形状を見直す |
| 同梱物の印刷 | 小さい | 印刷の量をまとめる |
まとめて届ける形の判断
まとめて届けると、一回あたりの送料は下がります。
同時に、一回あたりの請求額は上がります。
請求額が上がると、価格の負担を理由とする解約が増えることがあります。
送料の削減と、解約の増加を比べて判断します。
比べるには、まとめた顧客の群を分けて追う必要があります。
分けていないと、送料の削減だけが目に入ります。
一回あたりの粗利からは、送料と決済の費用を必ず引きます。まとめて届ける判断は、送料と解約の両方で比べてください。
低単価の事業では、資金の谷はどこまで深くなるのか
回収の回数が多いぶん、同じ件数でも谷が深くなります。
件数を増やす前に、谷の底がどこかを計算します。
獲得の費用は初回に出て、回収は複数回に分かれます。
回数が多いほど、回収が終わるまでの期間が長くなります。
期間が長いほど、獲得を続けたときの資金の谷は深くなります。
同じ件数でも、回収が六回で終わる事業と十二回かかる事業では谷の深さが違います。
そのため、件数を増やす前に谷の底を計算します。
底の深さが許容できる範囲を超えると、途中で投下を止めることになります。
止めると、それまでに獲得した顧客の継続は残りますが、新規が止まります。
新規が止まれば、顧客数は解約の分だけ減り続けます。
谷の計算は、経理と一緒に行います。
マーケティング部門だけでは、許容できる範囲を決められません。
谷の計算に使う数字
使うのは、月ごとの獲得件数と一件あたりの費用と、各回の残存率です。
これらから、月ごとに出る費用と戻る粗利が出ます。
累計が最も減る月が、谷の底です。
底の金額が、必要な運転資金になります。
継続率が想定より下がった場合の谷も、並べて計算します。
前提の幅を示しておけば、外れたときの判断が早くなります。
回収の回数が多いぶん、資金の谷は深くなります。件数を増やす前に、谷の底を経理と一緒に計算してください。
経営に予算を説明するとき、低単価の事業では何を示すのか
件数と売上ではなく、回収月数と谷の深さを示します。
件数と売上だけでは、伸ばすほど資金が減る構造が伝わりません。
低単価の事業では、件数が大きくなります。
件数の大きさは、事業が伸びているように見えます。
しかし、件数が増えるほど資金は先に出ます。
伸ばしている期ほど、資金の谷は深くなります。
そのため、経営への説明は回収月数と谷の深さを中心にします。
件数と売上は、その前提として示します。
回収月数が短くなっていれば、同じ件数でも資金の負担は軽くなります。
月数の推移を示すことが、改善の説明になります。
谷の深さは、投下の上限の根拠になります。
許容できる深さが決まれば、件数の上限も決まります。
低単価の事業で経営に示す項目
| 示す項目 | 中身 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 回収月数 | 何か月で費用を回収するか | 改善の度合いを示す |
| 資金の谷の底 | 累計が最も減る月と金額 | 投下の上限の根拠 |
| 継続率が下がった場合の谷 | 前提の幅 | 外れたときの判断 |
| 単品と定期の内訳 | 回収の見込みの違い | 件数の中身を示す |
| 一回あたりの粗利の推移 | 原価と送料の変化 | 上限の変化の説明 |
件数の大きさに引きずられない
低単価の事業では、件数が万の単位になることがあります。
件数の大きさは、説明の場で強い印象を与えます。
しかし、件数が増えても回収月数が伸びていれば事業は悪化しています。
二つを並べて示さないと、この判断ができません。
資料の形は毎期同じにします。
形が変わると、前期との比較そのものができなくなります。
経営には、件数と売上ではなく回収月数と谷の深さを示します。件数の大きさだけで判断されない形にしてください。
使える媒体が限られるとき、予算はどう配分するのか
上限の内側に収まる媒体から順に埋め、足りない分だけ上限の高い媒体を使います。
全部を同じ上限で評価すると、件数が確保できません。
上限が低いと、使える媒体が限られます。
上限を超える媒体は、単体では採算が合いません。
しかし、上限の内側の媒体だけでは件数が足りないことがあります。
取れる件数に上限があるためです。
このとき、上限の高い媒体を全部外すと母数が縮みます。
縮むと、事業そのものが伸びません。
実務では、上限を全体の枠として持ちます。
媒体ごとには別の線を置き、合計が枠に収まればよいとします。
この形にすると、安い媒体で稼いだ余裕を高い媒体に回せます。
全部を同じ線で評価すると、この組み合わせができません。
媒体ごとの継続率を分ける
媒体によって、入る顧客の質が違います。
同じ費用でも、続く回数が違えば回収月数が変わります。
そのため、媒体ごとの継続率を出します。
出していないと、費用の安さだけで配分することになります。
継続率が高い媒体には、高い線を置けます。
費用が高くても、回収月数が短ければ採算は合います。
上限は全体の枠として持ち、媒体ごとには別の線を置きます。媒体ごとの継続率を出して、線の高さを変えてください。
まとめ買いや複数個の購入は、予算の計算にどう入れるのか
一回あたりの粗利が上がるため、上限も上がります。
ただし、余りによる解約が増える場合は回収月数が伸びます。
まとめ買いや複数個の定期は、一回あたりの粗利を上げます。
送料の負担も、一個あたりでは下がります。
そのため、上限を上げられます。
上限が上がれば、使える媒体も増えます。
一方で、届く量が増えるぶん余りが出やすくなります。
余りは解約の理由になります。
解約が早まれば、続く回数が減ります。
回数が減ると、粗利が上がっても回収月数が伸びることがあります。
そのため、まとめ買いの群は分けて追います。
分けていないと、粗利の上昇だけが目に入ります。
まとめ買いを入れたときに動く数字
| 動く数字 | 方向 | 注意するところ |
|---|---|---|
| 一回あたりの粗利 | 上がる | 上限も上がる |
| 一個あたりの送料 | 下がる | 粗利にさらに効く |
| 一回あたりの請求額 | 上がる | 価格の負担が増える |
| 余りによる解約 | 増えることがある | 続く回数が減る |
| 回収月数 | どちらにも動く | 群を分けて確認する |
どの層に提案するか
まとめ買いを全員に提案すると、余りが増えます。
提案の対象は、消費の速さから絞ります。
既定の間隔で余りが出ていない顧客は、対象になります。
余りが出ている顧客には、間隔を延ばす提案のほうが合います。
消費の速さは、間隔の変更の履歴から推定できます。
履歴がない場合は、問い合わせの内容から拾います。
まとめ買いは粗利を上げますが、余りによる解約を増やすことがあります。群を分けて追い、提案の対象を消費の速さで絞ってください。
投下を増やすとき、低単価の事業ではどこで止めるのか
回収月数が許容の範囲を超えた地点で止めます。
一件あたりの費用が上限の内側でも、月数が伸びていれば止めどきです。
投下を増やすと、配信が広がって新しい層に届きます。
この層の一件あたりの費用が上限の内側であれば、増やしてよいように見えます。
しかし、広げた層の継続率が低ければ回収月数が伸びます。
月数が伸びると、資金の谷が深くなります。
そのため、止める基準は費用ではなく回収月数にします。
月数が許容の範囲を超えた地点が、その時期の上限です。
月数の確定には時間がかかるため、増やし方は段階的にします。
一度に大きく増やすと、確認が取れる前に費用が積み上がります。
段階的に増やせば、どこで月数が伸び始めるかが分かります。
伸び始めた地点が、実質的な上限です。
増やす間隔を決める
段階的に増やす場合、間隔は継続率が確定する時間に合わせます。
三回目までの確定に二か月かかるなら、間隔も二か月になります。
それより短い間隔で増やすと、確認が追いつきません。
追いつかないまま増やすと、伸び始めた地点が分からなくなります。
間隔を決めておくと、増額の判断も定型になります。
毎回の稟議が不要になり、機会を逃しにくくなります。
投下を止めるのは、回収月数が許容の範囲を超えた地点です。増やす間隔は、継続率が確定する時間に合わせてください。
サプリメントの予算設計は、何から手をつけるのか
送料と決済の費用を引いた一回あたりの粗利を出すところからです。
この数字がないと、上限も回収月数も計算できません。
最初にやるのは、総額を決めることではありません。
送料と決済の費用を引いた、実際の一回あたりの粗利を出す作業です。
単価が低い商材では、この二つを引くかどうかで数字が大きく変わります。
引かずに計算した上限は、実態より高く出ます。
次に、各回の継続率を出して回収月数を計算します。
月数が決まると、資金の谷の計算に進めます。
そのあとで、経理と許容できる谷の深さを合意します。
深さが決まれば、月ごとの件数の上限も決まります。
最後に、媒体ごとの継続率を出して線の高さを変えます。
全部を同じ線で評価すると、件数が確保できません。
サプリメントの予算設計に着手する順番
| 順番 | やること | 関わる部署 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 送料と決済を引いた一回あたりの粗利を出す | 経理・物流 | 二週間 |
| 2 | 各回の継続率を出す | 情報システム・マーケ | 二週間 |
| 3 | 回収月数を計算する | マーケ・経理 | 一週間 |
| 4 | 資金の谷の底を計算する | 経理・マーケ | 二週間 |
| 5 | 許容できる谷の深さを合意する | 経理・経営 | 一週間 |
| 6 | 媒体ごとの継続率を出して線を変える | マーケティング | 二週間 |
数字は説明のための仮の値です。
売価が三千円で、原価が九百円、送料が四百円、決済が九十円なら、一回あたりの粗利は千六百十円です。
送料と決済を引かずに計算すると、粗利は二千百円になります。
この差は三割にあたり、上限の計算にそのまま効きます。
上限が三割高く出た状態で投下すると、回収が終わらない獲得が積み上がります。
最初の計算を正確にすることが、後の判断すべてに効きます。
期中の見直しの間隔
回収月数は、継続率が動けば変わります。
見直しの間隔は、四半期ごとにします。
月次では、群の結果が確定する前に作り直すことになります。
四半期であれば、確定した群の数字で更新できます。
見直した内容は、前回の数字と並べて残します。
並べておくと、変化の理由を内訳から追えます。
着手点は総額の決定ではなく、送料と決済を引いた一回あたりの粗利の算出です。この数字から、上限と回収月数を計算してください。
サプリメントの予算の組み方で判断に迷う場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。
回収の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
サプリメントの広告の上限が低く出るのはなぜですか
一回あたりの粗利が小さく、回収に多くの回数が必要だからです。上限を上げるには、一回あたりの粗利を上げるか、続く回数を増やすかの二つしかありません。件数を減らさずに上げられるのは後者なので、継続の改善を先に行ってください。
送料や決済の費用も粗利から引きますか
必ず引いてください。単価が低いほど、この二つの比重が大きくなります。引かずに計算した上限は実態より高く出て、回収が終わらない獲得が積み上がります。まとめて届ける判断は、送料の削減と余りによる解約を比べて決めます。
経営には何を示せばよいですか
件数と売上ではなく、回収月数と資金の谷の深さです。低単価の事業は件数が大きくなるため、件数だけを見ると伸びているように見えます。件数が増えても回収月数が伸びていれば、事業は悪化しています。
上限を超える媒体は使えませんか
上限を全体の枠として持ち、媒体ごとには別の線を置いてください。上限の内側の媒体だけでは件数が足りないことがあります。媒体ごとの継続率を出せば、費用が高くても回収月数が短い媒体には高い線を置けます。
投下はどこまで増やせますか
一件あたりの費用が上限の内側でも、回収月数が許容の範囲を超えた地点が止めどきです。月数の確定には時間がかかるため、継続率が確定する間隔に合わせて段階的に増やし、伸び始めた地点を実質的な上限としてください。
まとめ
- 一回あたりの粗利が小さく、回収に多くの回数が必要だからです。上限を上げるには、費用を増やす前に続く回数を増やす必要があります
- 一回あたりの粗利から必ず引きます。単価が低いほど、この二つの比重が大きく上限を左右します
- 回収の回数が多いぶん、同じ件数でも谷が深くなります。件数を増やす前に、谷の底がどこかを計算します
- 件数と売上ではなく、回収月数と谷の深さを示します。件数と売上だけでは、伸ばすほど資金が減る構造が伝わりません
- 上限の内側に収まる媒体から順に埋め、足りない分だけ上限の高い媒体を使います。全部を同じ上限で評価すると、件数が確保できません
- 一回あたりの粗利が上がるため、上限も上がります。ただし、余りによる解約が増える場合は回収月数が伸びます
- 回収月数が許容の範囲を超えた地点で止めます。一件あたりの費用が上限の内側でも、月数が伸びていれば止めどきです
- 送料と決済の費用を引いた一回あたりの粗利を出すところからです。この数字がないと、上限も回収月数も計算できません