
対応できない地域や条件からの連絡が増え、受付の時間が使われます。
必要になってからの連絡は同時に重なるため、時間の消費が直接の損失になります。
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目次
目次
- 葬儀社で、問い合わせの件数を追うと何が崩れるのか
- 件数が増えた月に確認する数字
- 葬儀社にとっての問い合わせの質を、何で定義するのか
- 事前の開示で質を上げる
- 問い合わせの時点で、何が分かる状態にしておくのか
- 開示の表現に注意する
- 問い合わせの中身を、どうやって記録に残すのか
- 記録が欠ける原因を先に潰す
- 問い合わせの経路ごとの質の差は、どこに現れるのか
- 母数が小さい経路の扱い
- 質を上げようとすると件数が減る問題を、葬儀社はどう扱うのか
- どちらを優先するかを先に決める
- 受付から質が低いと言われたとき、何を確かめるのか
- 受付側の変化も疑う
- 葬儀社の問い合わせの質の設計は、どこから着手するのか
- よくある質問
- まとめ
対応できない地域や条件からの連絡が増え、受付の時間が使われます。
必要になってからの連絡は同時に重なるため、時間の消費が直接の損失になります。
葬儀社で、問い合わせの件数を追うと何が崩れるのか
対応できない地域や条件からの連絡が増え、受付の時間が使われます。
必要になってからの連絡は同時に重なるため、時間の消費が直接の損失になります。
問い合わせの件数は、広告の成果として最も報告しやすい数字です。
月内に確定し、経路別にも分けられます。
ただしこの件数には、中身の情報が入っていません。
対応できる地域からの連絡も、そうでない連絡も同じ1件です。
件数の目標だけを置くと、配信は広い範囲に向かいます。
広げるほど件数は増え、単価も下がります。
その結果、対応できない連絡が増えます。
受付はすべての連絡に応対するため、時間が使われます。
葬儀社では、この時間の消費が他の事業より重く出ます。
必要になってからの連絡は同時に重なることがあり、応対の遅れが直接の機会の損失になるためです。
つまり件数の増加は、その月の成果に見えて、対応の機会を削っています。
この構造を前提に、質の定義を先に決める必要があります。
件数が増えた月に確認する数字
件数が前月より増えた月は、まず施行に至る率を見てください。
件数が増えて率が下がっていれば、中身が薄くなっています。
次に、対応できる範囲の内側からの連絡の割合を見ます。
この割合が下がっていれば、配信の範囲が広がっています。
この2つを件数と同じ資料に並べると、増加の質が判断できます。
並べていないと、件数の増加は常に良い報告になります。
件数の増加は施行に至る率と、対応範囲の内側からの割合とセットで判断します。件数だけの目標は、対応の機会を削ります。
葬儀社にとっての問い合わせの質を、何で定義するのか
対応できる範囲の内側にあるかどうかで定義します。
地域、日程、内容の3つが揃っていれば、施行につながる可能性があります。
問い合わせの質を、緊急度で定義する考え方があります。
ただしこれは、受け手の側の都合でしかありません。
質の定義に使うべきなのは、対応できる範囲です。
範囲の内側であれば、事前の相談でもその場の問い合わせでも施行につながります。
範囲は3つの軸で決まります。
地域、日程、そして内容です。
地域は、移動の時間で決まります。
必要になってからの依頼では、到着までの時間が判断に入ります。
日程は、同時に受けられる件数で決まります。
重なった日には、受けられない依頼が出ます。
内容は、会館の設備と体制で決まります。
規模や形式によって、対応できるかどうかが変わります。
このうち広告側で制御できるのは、地域と内容の2つです。
日程の重なりは配信では制御できないため、受付の運用で扱います。
事前の開示で質を上げる
質を上げる方法は、配信の範囲を絞ることだけではありません。
問い合わせの前に情報を増やすほうが、結果としてよく効きます。
対応できる地域、費用の目安、会館の設備と規模を先に示します。
これを読んで連絡した人は、範囲の外である確率が下がります。
開示を増やすと問い合わせの件数は減ります。
減った分を単価の悪化と見るか、受付の時間の節約と見るかで判断が変わります。
質は対応できる範囲の内側かどうかで定義します。地域、費用の目安、会館の設備を先に示すと、範囲の外からの連絡が減ります。
問い合わせの時点で、何が分かる状態にしておくのか
費用の目安、対応できる地域、会館の設備と規模、そして連絡からの流れです。
この4つが分かる状態だと、問い合わせの内容が確認から始まります。
問い合わせを受けたとき、説明から始まるか確認から始まるかで応対の時間が変わります。
必要になってからの連絡では、この差が大きく出ます。
説明から始まる場合、費用や流れの案内に時間が要ります。
その間、判断は進みません。
確認から始まる場合、必要な情報だけをやり取りできます。
時間が短くなり、対応の開始も早まります。
この差を作るのが、事前の開示です。
連絡する前に読める状態になっているかどうかで決まります。
開示するのは4つです。
費用の目安、対応できる地域、会館の設備と規模、連絡からの流れです。
このうち連絡からの流れは、示している葬儀社が多くありません。
示しておくと、何を用意すればよいかが分かります。
事前に開示しておく内容
| 開示する内容 | 答えている問い | 示さない場合 | 更新の頻度 |
|---|---|---|---|
| 費用の目安 | いくらかかるか | 問い合わせで説明が要る | 料金の改定時 |
| 対応できる地域 | 来てもらえるか | 範囲の外からの連絡が増える | 体制の変更時 |
| 会館の設備と規模 | どういう場所か | 見学が必要になる | 改装時 |
| 連絡からの流れ | 次に何が起きるか | 不確かなまま連絡する | 運用の変更時 |
数字は説明のための仮の値です。
開示の表現に注意する
費用や内容を示す際は、表現に注意が要る領域があります。
価格や内容の示し方については、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
不安を強める形の表現は、開示の目的から外れます。
示すのは、判断に必要な事実だけで足ります。
架空の実績や利用者の声を作ることは、選択肢に入りません。
実際の声を使う場合も、承諾の範囲を確認してください。
費用の目安、対応できる地域、会館の設備、連絡からの流れの4つを事前に開示します。示すのは判断に必要な事実だけで足ります。
問い合わせの中身を、どうやって記録に残すのか
受付の記録に、経路と区分と対応の結果を紐づけます。
電話が中心の経路では、番号を分けると記録の作業が減ります。
質を定義しても、記録が残っていなければ改善はできません。
必要なのは、問い合わせ1件ごとに経路が紐づいた記録です。
葬儀社では、電話での受付が中心になります。
電話は、記録が残りにくい経路です。
受付の担当が対応しながら記録するため、項目が多いと欠けます。
そのため、項目は3つに絞ります。
経路、区分、対応の結果の3つです。
この3つがあれば、経路別の評価ができます。
経路を電話で確認するのが難しい場合は、番号を分ける方法があります。
番号が分かれていれば、記録の作業なしに経路が分かります。
区分は、事前の相談かその場の問い合わせかです。
対応の結果は、施行に至ったかどうかです。
記録が欠ける原因を先に潰す
記録の欠けは、対応の直後に入力する運用になっていないと起きます。
まとめて入力する運用だと、記憶に頼った記録になります。
入力の時点を決めるのは、受付の責任者です。
マーケティング側から依頼する形にすると、優先度が下がります。
入力の負担を減らすには、項目を減らすことが最も効きます。
分析したい項目をすべて並べると、どれも埋まらなくなります。
受付の記録は経路、区分、対応の結果の3つに絞ります。電話が中心なら、番号を分けて記録の作業を減らしてください。
問い合わせの経路ごとの質の差は、どこに現れるのか
施行に至る率と、対応範囲の内側からの割合に現れます。
単価が同じ経路でも、この2つを並べると順位が入れ替わります。
経路の評価を問い合わせの単価だけで行うと、判断を誤ります。
単価が最も安い経路が、最も施行につながっているとは限らないためです。
比較に使うのは4つの数字です。
問い合わせの単価、対応範囲の内側からの割合、施行に至る率、そして施行の金額です。
この4つを掛け合わせると、施行1件あたりの費用と、その施行の大きさが同時に見えます。
数字は説明のための仮の値です。
比較のサイトから来た問い合わせと、自社のサイトから来た問い合わせでは動きが違います。
比較の途中にある連絡は、複数社に同時に連絡していることがあります。
紹介から来た問い合わせは、件数は少なくても施行に至る率が高く出ます。
件数で評価すると、最も質の高い経路が最も小さく見えます。
指名の検索からの問い合わせも、率が高く出ます。
すでに社名や会館名を知っているためです。
葬儀社で経路の評価に使う4つの数字
| 数字 | 見る単位 | 示していること | 単独で見たときの誤り |
|---|---|---|---|
| 問い合わせの単価 | 経路別に毎月 | 入口の効率 | 質を含まない |
| 対応範囲の内側の割合 | 経路別に毎月 | 配信の範囲の適合 | 地域だけでは判断できない |
| 施行に至る率 | 経路別に四半期 | 条件の適合 | 受付の応対も混ざる |
| 施行の金額 | 経路別に年次 | 施行の大きさ | 内容の区分で差が出る |
母数が小さい経路の扱い
紹介や指名のように件数が少ない経路は、月次では率が振れます。
1件の増減で率が大きく動くためです。
この場合は、四半期でまとめて見てください。
月次で判断すると、良い経路を止める判断が起きます。
母数が小さい経路は、率ではなく件数の推移で見る方法もあります。
件数が増えているなら、率の振れは気にしなくて構いません。
経路の評価は単価、対応範囲の内側の割合、施行に至る率、施行の金額の4つで行います。母数の小さい経路は四半期で見てください。
質を上げようとすると件数が減る問題を、葬儀社はどう扱うのか
件数と質の両方に目標を置き、片方だけの達成を成果と認めない形にします。
どちらか一方だけの目標は、必ず反対側を崩します。
質の定義を厳しくすると、問い合わせの件数は減ります。
件数の目標だけが残っていると、現場は質を落とす方向に動きます。
逆に質だけを目標にすると、範囲を絞れば数字は上がります。
施行の件数そのものが伸びなくなります。
この綱引きを止める方法は、2つを対にして置くことです。
量は問い合わせ件数、質は施行に至る率を使います。
対にすると、片方だけを動かす施策では達成できなくなります。
配信を広げれば率が落ち、絞れば件数が落ちるためです。
対にする際は、両方の目標値を同時に決めてください。
片方を先に決めると、もう片方は達成しやすい水準で置かれます。
目標値の根拠は、対応できる範囲から出します。
エリアの内側で発生しうる件数が、上限の目安になります。
どちらを優先するかを先に決める
両方が未達になる月もあります。
そのときに何を優先するかを、期初に決めておいてください。
葬儀社では、質を優先する判断が基本になります。
対応できない連絡が増えると、対応できる連絡への応対が遅れるためです。
この判断の基準を書いていないと、月次の会議で毎回同じ議論になります。
基準があれば、判断の時間を短くできます。
量は問い合わせ件数、質は施行に至る率で対にして置きます。両方が未達のときは、質を優先する判断が基本になります。
受付から質が低いと言われたとき、何を確かめるのか
定義が共有されているか、記録が残っているか、期間が十分かの3つです。
この3つを確かめずに配信を変えると、良い経路まで止めてしまいます。
質が低いという指摘は、感覚で出てくることが多い意見です。
そのまま配信の変更に移すと、判断を誤ります。
最初に確かめるのは、質の定義が共有されているかです。
定義がないまま出た指摘は、直近の印象に強い応対が根拠になっています。
次に確かめるのは、記録が残っているかです。
記録がなければ、指摘の対象となる問い合わせが何件あったかも分かりません。
3つ目は、判断に使った期間です。
1週間や2週間では、経路ごとの母数が足りません。
この3つが揃っていれば、指摘は数字で検証できます。
揃っていない場合は、検証ではなく記録の整備から始めます。
検証の結果、質が実際に落ちていた場合の原因は3つに分かれます。
配信の範囲が広がったか、訴求が変わったか、受付の体制が変わったかです。
葬儀社で指摘を検証する手順
| 確かめること | 確かめ方 | 揃っていない場合 | 次の判断 |
|---|---|---|---|
| 定義が共有されているか | 文書の有無を確認 | 定義づくりから始める | 検証に進まない |
| 記録が残っているか | 該当の件数を数える | 記録の整備から始める | 検証に進まない |
| 期間が十分か | 経路別の母数を確認 | 四半期でまとめる | 判断を待つ |
| 受付の体制が変わっていないか | 時間帯別の応対を並べる | 記録の項目を足す | 原因を切り分ける |
数字は説明のための仮の値です。
受付側の変化も疑う
質の議論では、集客側だけが原因として扱われがちです。
ただし受付の体制が変わった時期と、質が落ちたとされる時期が重なることがあります。
時間帯別の施行に至る率を並べると、この可能性は確かめられます。
特定の時間帯だけで率が低いなら、原因は集客側にありません。
この確認は、集客側から持ち出すと対立になります。
数字を並べる場を、両方の責任者が同席する形で設けてください。
質が低いという指摘は、定義と記録と期間の3つを確かめてから検証します。受付の体制の変化も同じ表で並べてください。
葬儀社の問い合わせの質の設計は、どこから着手するのか
対応できる範囲を3つの軸で明文化するところからです。
範囲が文書になっていないと、質の定義も配信の範囲も決められません。
着手の順番は、範囲の明文化、記録、比較、配信の順です。
この順番を入れ替えると、やり直しが発生します。
最初の作業は、対応できる範囲を明文化することです。
地域、日程、内容の3つの軸で、受けられる条件を書き出します。
書き出す相手は、現場の責任者です。
現場が受けられると考えている範囲と、想定していた範囲が違うことがあります。
次に、受付の記録に経路と区分と結果を残す運用を作ります。
電話が中心なら、番号を分ける方法を先に検討します。
記録が3か月分たまったら、経路別の比較ができます。
比較の結果に応じて、配信の範囲と訴求を変えます。
配信の変更は、この順番の最後です。
比較の基準がないまま変えると、良くなったかどうかが判断できません。
葬儀社の質の設計の着手順
| 順番 | やること | 関わる人 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 対応できる範囲を3つの軸で書き出す | 経営・現場 | 2週間 |
| 2 | 範囲を文書にして配信の範囲に反映する | マーケ・現場 | 1週間 |
| 3 | 受付の記録に経路と区分と結果を残す | マーケ・受付 | 3週間 |
| 4 | 費用と地域と設備と流れを事前に開示する | マーケ・現場 | 4週間 |
| 5 | 3か月分たまった記録を経路別に比較する | マーケティング | 1週間 |
| 6 | 範囲と訴求を変え、翌四半期で再比較する | マーケティング | 継続 |
数字は説明のための仮の値です。
この6工程のうち、時間がかかるのは記録の運用を作る部分です。
番号を分ける作業が必要になる場合は、先に着手してください。
記録がたまるまでの3か月は、既存の情報で暫定の比較を行います。
受付の担当の記憶による分類でも、方向の確認には使えます。
着手点は対応できる範囲の明文化です。現場が受けられると考えている範囲を確認してから、配信の範囲に反映してください。
葬儀社の問い合わせの質の定義で判断に迷う場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。
入口の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
葬儀社で問い合わせの質はどう定義しますか
対応できる範囲の内側にあるかどうかで定義します。地域、日程、内容の3つの軸で受けられる条件を明文化してください。緊急度で定義すると受け手の都合になり、事前の相談が質の低い連絡として扱われます。
問い合わせの件数を目標にしてはいけませんか
件数だけを単独で置かないでください。配信を広げれば件数は増えますが、対応できない連絡が増え、受付の時間が使われます。必要になってからの連絡は同時に重なるため、応対の遅れが機会の損失になります。
事前に何を開示しておけばいいですか
費用の目安、対応できる地域、会館の設備と規模、連絡からの流れの4つです。この4つが分かる状態だと、問い合わせが説明ではなく確認から始まります。示すのは判断に必要な事実だけで足ります。
電話での問い合わせをどう記録しますか
記録の項目を経路、区分、対応の結果の3つに絞ってください。項目が多いと、対応しながらの入力では欠けます。経路を電話で確認するのが難しい場合は、番号を分けると記録の作業なしに経路が分かります。
受付から質が低いと言われたらどうしますか
質の定義が共有されているか、記録が残っているか、判断に使った期間が十分かの3つを先に確かめます。そのうえで時間帯別の施行に至る率も並べてください。集客側だけでなく受付の体制の変化が原因のこともあります。
まとめ
- 対応できない地域や条件からの連絡が増え、受付の時間が使われます。必要になってからの連絡は同時に重なるため、時間の消費が直接の損失になります
- 対応できる範囲の内側にあるかどうかで定義します。地域、日程、内容の3つが揃っていれば、施行につながる可能性があります
- 費用の目安、対応できる地域、会館の設備と規模、そして連絡からの流れです。この4つが分かる状態だと、問い合わせの内容が確認から始まります
- 受付の記録に、経路と区分と対応の結果を紐づけます。電話が中心の経路では、番号を分けると記録の作業が減ります
- 施行に至る率と、対応範囲の内側からの割合に現れます。単価が同じ経路でも、この2つを並べると順位が入れ替わります
- 件数と質の両方に目標を置き、片方だけの達成を成果と認めない形にします。どちらか一方だけの目標は、必ず反対側を崩します
- 定義が共有されているか、記録が残っているか、期間が十分かの3つです。この3つを確かめずに配信を変えると、良い経路まで止めてしまいます
- 対応できる範囲を3つの軸で明文化するところからです。範囲が文書になっていないと、質の定義も配信の範囲も決められません