
どんな働き方を目指す人のための場所かを、はっきりさせてください。
作業の内容と支援の形が合わないと、通い続けてもらえません。
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目次
目次
- 就労支援事業所が最初に決めるべきことは何か
- 作業の内容が合うかが最も大事
- どこから利用につながっているのかをどう把握するのか
- 記録するのは四つだけでいい
- 本人と家族と支援者の三者にどう届けるのか
- 三者の関心
- 作業の内容と工賃をどう示すのか
- 作業の内容を具体的に書く
- 紹介する支援者にどう知ってもらうのか
- 紹介の判断に必要な情報
- 通所できる範囲が商圏になることをどう扱うのか
- 通い方を具体的に書く
- 定員と職員の配置という上限のなかで、どう考えるのか
- 曜日ごとに数える
- 何から手をつければいいのか
- 最初の一つは今日から始められる
- よくある質問
- まとめ
どんな働き方を目指す人のための場所かを、はっきりさせてください。
作業の内容と支援の形が合わないと、通い続けてもらえません。
就労支援事業所が最初に決めるべきことは何か
どんな働き方を目指す人のための場所かを、はっきりさせてください。
作業の内容と支援の形が合わないと、通い続けてもらえません。
就労支援の事業所は、地域に複数あることが増えています。
そして外から見ると、何が違うのかがわかりません。
A型とB型では仕組みが違いますが、同じ種別の中でも事業所によって大きく異なります。
作業の内容が合うかが最も大事
通う人にとって、毎日何をするかが最も重要です。
体を動かす作業が向く人もいれば、細かい作業が向く人もいます。
人と接する仕事がいい人もいれば、静かに一人で進めたい人もいます。
この相性が合わないと、続きません。
立ち位置を決める三つの軸
| 軸 | 選択肢 | その選択で変わること |
|---|---|---|
| 種別 | A型/B型 | 雇用の形と、工賃の仕組み |
| 作業の内容 | 軽作業/製造/サービス/事務 | 向いている人 |
| 支援の中心 | 就職を目指す/安定して通う | 求められる支援 |
目指すところを明確にする
一般の就労を目指す場所なのか。
安定して通い続けることを支える場所なのか。
どちらも意味のある役割ですが、求められる支援は違います。どちらを中心にするかを示してください。
どこから利用につながっているのかをどう把握するのか
紹介の経路ごとに件数を記録してください。
相談支援専門員、ハローワーク、病院、それぞれ別の経路です。
就労支援事業所の利用につながる経路は、いくつかあります。
相談支援専門員からの紹介。
ハローワークからの案内。
医療機関からの紹介。
本人や家族が自分で探す。
記録するのは四つだけでいい
問い合わせのときに記録する項目
| 項目 | 記録すること | 後で使えること |
|---|---|---|
| きっかけ | どちらでお知りになりましたか | 経路ごとの比率 |
| 本人か、家族か、支援者か | 誰からの連絡か | 届いている相手 |
| 見学に来たか | 見学の有無 | 見学までの率 |
| 利用に至ったか | 契約したか | 経路ごとの成約率 |
どの段階で止まっているかを見る
問い合わせは来るが見学に来ない。
見学には来るが利用に至らない。
この二つは原因が違います。
三か月分の記録がたまると、どこで止まっているかがわかります。
経路の偏りを見る
特定の経路に偏っていると、その先が変わったときに影響を受けます。複数の経路を持つことが、安定につながります。
本人と家族と支援者の三者にどう届けるのか
三者それぞれが知りたいことを分けて示してください。
同じ内容では、誰にも十分に伝わりません。
就労支援事業所を選ぶとき、関わるのは三者です。
通う本人。
心配している家族。
紹介する支援者。
この三者は、知りたいことが違います。
三者の関心
本人は、そこで何をするか、通えるか、居心地はどうかを気にします。
家族は、安全か、続けられるか、将来につながるかを気にします。
支援者は、その人に合うか、受け入れの余裕があるかを見ます。
三者それぞれの関心
| 相手 | 知りたいこと |
|---|---|
| 本人 | 作業の内容、一日の流れ、通い方 |
| 家族 | 安全性、支援の体制、将来の見通し |
| 支援者 | 対応できる特性、空き状況、連携のしやすさ |
本人に向けた言葉で書く
支援の専門用語だけでは、本人には伝わりません。
実際に何をするのか、どんな一日なのかを、わかりやすい言葉で書いてください。
見学を勧める
文字や写真だけでは、雰囲気はわかりません。実際に見に来て、できれば体験してもらうことが、最も確実な判断になります。
作業の内容と工賃をどう示すのか
実際にどんな作業をしていて、工賃がどうなるかを正直に示してください。
曖昧なままだと、通い始めてから違うと感じられます。
毎日どんな作業をするのかは、通う人にとって最も重要な情報です。
そして工賃も、生活に関わる大事な要素です。
作業の内容を具体的に書く
どんな作業があるか。
一日にどれくらいの時間、作業するか。
立ち仕事か、座り仕事か。
一人で進めるか、複数人で進めるか。
作業について示すこと
| 示すこと | 判断できること |
|---|---|
| 作業の種類 | 自分にできるか |
| 作業の時間 | 体力的に続けられるか |
| 作業の環境 | 落ち着いて取り組めるか |
| 休憩の取り方 | 無理なく過ごせるか |
工賃の説明は正確に
工賃は、作業の内容や時間によって変わります。
また、種別によって仕組みが違います。
平均の金額を示す場合は、どういう条件での数字かを明記してください。
実績のない数字を示すことは絶対に避けてください。
制度の詳細は公式の情報で確認する
工賃や報酬に関する制度は、変更されることがあります。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。自治体によって運用が異なる部分は、自治体の窓口で確認してください。
紹介する支援者にどう知ってもらうのか
どんな特性の人に向いているかを、具体的に伝えてください。
紹介する側は、その人に合う場所を探しています。
相談支援専門員やハローワークの担当者は、相談を受けて事業所を紹介します。
このとき、どの事業所がどんな支援をしているかを知っている必要があります。
紹介の判断に必要な情報
どんな特性の人が多く通っているか。
どんな作業があるか。
職員の体制はどうか。
空きがあるか。
紹介する側に伝えることを、項目ごとに見ていきます。
通っている人の傾向については、判断される点はその人に合うか。
作業の種類については、判断される点はできる作業があるか。
職員の体制については、判断される点は必要な支援ができるか。
空き状況については、判断される点は今すぐ紹介できるか。
対応が難しい場合については、判断される点は無理な紹介を避けられる。
見学を受け入れる
紹介する立場の人自身に、見てもらうことが有効です。
実際の様子を知っていれば、紹介しやすくなります。
対応が難しい場合も伝える
すべての人に対応できるわけではありません。
難しい場合を正直に伝えると、無理な紹介が減り、信頼につながります。
そして、合わない人が来ることは、本人にとっても不幸です。
通所できる範囲が商圏になることをどう扱うのか
通う手段と、どこから通えるかを明示してください。
毎日通える場所でなければ、続きません。
就労支援事業所に通うのは、週に何度もです。
だから、通える範囲が限られます。
公共の交通機関で行けるか。
送迎があるか。
どれくらいの時間がかかるか。
通い方を具体的に書く
通所について示すことを、項目ごとに見ていきます。
最寄りの駅やバス停については、判断できることは公共の交通で行けるか。
送迎の有無と範囲については、判断できることは送迎してもらえるか。
駐車場や駐輪場については、判断できることは自分で来られるか。
通所にかかる時間の目安については、判断できることは毎日通えるか。
探されている言葉に合わせる
就労継続支援 地域名といった形で探されます。
本人や家族が調べることもあります。
この検索で見つかる状態を作ってください。
送迎の負担を考える
送迎の範囲を広げると、車両と人手が必要になります。
そして送迎の時間が長くなると、作業の時間が短くなります。
範囲を広げることが、常に良いとは限りません。
定員と職員の配置という上限のなかで、どう考えるのか
定員に対して、いま何人が通っているかを曜日ごとに数えてください。
利用の日数は人によって違うため、単純な人数では実態がわかりません。
就労支援事業所には、定員と職員の配置に関する決まりがあります。
この範囲を超えて受け入れることはできません。
そして、通う日数は人によって違います。
週に5日の人もいれば、週に2日の人もいます。
曜日ごとに数える
ここに挙げる数字は、説明のための仮の値です。
定員20名で、登録が25名でも、実際に来る人数は日によって違います。
月曜が18名、金曜が12名という状態があります。
定員の埋まり方への対応を、項目ごとに見ていきます。
特定の曜日が空いているについては、対応はその曜日での利用を提案。
全体的に空いているについては、対応は新しい紹介経路を開拓。
職員が足りないについては、対応は採用が先。
定員が埋まっているについては、対応は次の展開を検討。
既存の利用者の日数を増やす
新しい利用者を探す前に、いま通っている人の日数を増やせないかを検討してください。
本人の希望と体調が前提になりますが、無理のない範囲で相談できます。
配置に関する決まりは公式の情報で確認する
職員の配置に関する要件は、変更されることがあります。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
何から手をつければいいのか
まず曜日ごとの通所の実態を出して、次に作業の内容を具体的に示してください。
順番を守れば、どこに働きかけるべきかが決まります。
ここまでの内容を、着手できる順番に並べます。
全部を同時に始める必要はありません。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは曜日ごとの通所の人数を出す、かかる時間の目安は半日。
2については、やることは作業の内容と一日の流れを具体的に示す、かかる時間の目安は1週間。
3については、やることは通所の手段と範囲を明示する、かかる時間の目安は1週間。
4については、やることは問い合わせの経路を記録する、かかる時間の目安は半日。
5については、やることはどんな人に向いているかを言葉にする、かかる時間の目安は2週間。
ここに挙げた時間の目安は、説明のための仮の値です。
事業所の規模によって前後します。
最初の一つは今日から始められる
曜日ごとの通所の人数を数えるだけです。
どの曜日に余裕があるかが、すぐわかります。
自事業所に合うかを確かめたいとき
ここに書いたことは一般的な考え方であって、種別や地域によって優先順位は変わります。どこから手をつけるべきか判断がつかない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断</a>で現状を整理するところから始めてください。既に取り組みを進めていて、成果が伸び悩んでいる場合は<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
利用者が集まりません
まず問い合わせの経路と、どの段階で止まっているかを記録してください。問い合わせが来ないのか、見学に来ないのか、見学後に利用に至らないのかで、打つ手が違います。
本人と家族と支援者、誰に向けて書けばいいですか
三者とも知りたいことが違います。本人には作業の内容と一日の流れを、家族には支援の体制と将来の見通しを、支援者には対応できる特性と空き状況を、それぞれ分けて示してください。
工賃はどこまで書いていいですか
平均の金額を示す場合は、どういう条件での数字かを明記してください。実績のない数字を示すことは絶対に避けてください。制度は変更されるため、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
紹介を増やすにはどうすればいいですか
どんな特性の人が多く通っているか、どんな作業があるか、職員の体制、空き状況を具体的に伝えてください。対応が難しい場合も正直に伝えると、無理な紹介が減ります。
定員が埋まりません
登録者数ではなく、曜日ごとの実際の通所人数を数えてください。特定の曜日だけ空いているなら、その曜日の利用を提案することになります。既存の方の日数を増やせないかも、無理のない範囲で相談してください。
まとめ
- どんな働き方を目指す人のための場所かを、はっきりさせてください。作業の内容と支援の形が合わないと、通い続けてもらえません
- 紹介の経路ごとに件数を記録してください。相談支援専門員、ハローワーク、病院、それぞれ別の経路です
- 三者それぞれが知りたいことを分けて示してください。同じ内容では、誰にも十分に伝わりません
- 実際にどんな作業をしていて、工賃がどうなるかを正直に示してください。曖昧なままだと、通い始めてから違うと感じられます
- どんな特性の人に向いているかを、具体的に伝えてください。紹介する側は、その人に合う場所を探しています
- 通う手段と、どこから通えるかを明示してください。毎日通える場所でなければ、続きません
- 定員に対して、いま何人が通っているかを曜日ごとに数えてください。利用の日数は人によって違うため、単純な人数では実態がわかりません
- まず曜日ごとの通所の実態を出して、次に作業の内容を具体的に示してください。順番を守れば、どこに働きかけるべきかが決まります