
検索で目指すのは、商社を通さずに設計者や購買担当から直接引き合いをもらうことです。
そのために必要なのは、自社の技術を検索される言葉に置き換えることです。
なお、TimeValue株式会社では、広告運用・クリエイティブ制作・LP改善・データ分析・AI導入までを一括で引き受けるWebマーケティング支援「KAIZEN」を提供しています。
現在、オンラインの無料マーケティング診断を毎月10社限定で実施中です。いまの数字を見ながら、どこから直すのが早いかを一緒に整理します。
今月の無料診断は残り4社です
広告からLPまで、まとめて見ます。オンラインで30分から対応しています。
目次
目次
- 製造業がSEOで目指すべきことは何か
- 展示会の代わりになるか
- どういう言葉で探されているのか
- 組み合わせでページを作る
- 技術をどう言語化すればいいのか
- 書くべき数字
- 見積もりの導線をどう作るのか
- 二段階にする
- 実績をどう見せるのか
- 書ける範囲
- 試作から量産への流れをどう説明するのか
- リードタイムを書く
- 設計の提案をどう打ち出すか
- 提案の例を書く
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- どこが詰まっているか分からないとき
- よくある質問
- まとめ
検索で目指すのは、商社を通さずに設計者や購買担当から直接引き合いをもらうことです。
そのために必要なのは、自社の技術を検索される言葉に置き換えることです。
製造業がSEOで目指すべきことは何か
検索で目指すのは、商社を通さずに設計者や購買担当から直接引き合いをもらうことです。
そのために必要なのは、自社の技術を検索される言葉に置き換えることです。
商社や元請け経由の取引は安定していますが、価格を握られます。
そして自社の名前が最終的な発注者に伝わりません。
設計者や購買担当は、加工方法や材質で検索しています。
そこに自社が出てこないのは、技術を言葉にしていないからです。
展示会の代わりになるか
これまでの接点は展示会でした。
年に数回、限られた期間だけ人に会える場です。
検索は、その接点を一年中持ち続ける手段になります。
検索している人の立場
| 立場 | 探している理由 | 見ているもの |
|---|---|---|
| 設計者 | この形状が作れる会社を探している | 加工の可否と精度 |
| 購買担当 | 今の仕入先から替えたい | 対応の範囲と納期 |
| 新規開発 | 試作を頼める先を探している | 小ロットの可否 |
どういう言葉で探されているのか
加工方法+材質や技術名+依頼の形で探されています。
自社の会社名で探されることは、まずありません。
設計者は、図面を前にしてこれをどこに頼めるかを考えています。
そのとき検索するのは、加工方法と材質の組み合わせです。
組み合わせでページを作る
材質+加工方法の組み合わせごとにページを作ります。
自社が対応できる範囲を、細かく分けて書きます。
検索の種類と用意するページ
| 種類 | 例 | 用意するページ |
|---|---|---|
| 加工と材質 | 材質名 加工方法 依頼 | その組み合わせの対応範囲 |
| 形状 | 薄板 深絞り | 難しい形状への対応 |
| 課題 | 部品 コスト削減 | 設計変更による提案 |
| 小ロット | 試作 1個から | 小ロットの対応 |
| 納期 | 短納期 加工 | 納期の目安 |
対応できない範囲も書く
すべてに対応すると書くと、かえって信用されません。得意な範囲と、対応できない範囲を分けて書くほうが、合う引き合いが来ます。
技術をどう言語化すればいいのか
設備の一覧を並べるだけでは伝わりません。
その設備で何が作れて、どこまでの精度が出せるかを書いてください。
マシニングセンタ5台と書かれても、設計者には判断できません。
知りたいのは、自分の図面が作れるかどうかです。
書くべき数字
加工できる寸法の範囲、出せる精度、対応できる材質、最小のロット。
この四つがあれば、設計者は自分の案件が合うか判断できます。
設備の説明の書き方
| よくある書き方 | 変えた書き方 |
|---|---|
| 最新設備を完備 | 加工可能寸法は最大800×500ミリ |
| 高精度加工に対応 | 一般公差はプラスマイナス0.02ミリ |
| 幅広い材質に対応 | アルミ、ステンレス、チタンに対応 |
| 小ロットも歓迎 | 1個から対応、最小ロットの制限なし |
数字は説明のための仮の値です。
自社の実際の値に置き換えてください。
難しい案件をどう見せるか
他社で断られた案件を受けた話は、そのまま強みになります。守秘義務があるので、図面や用途は出せません。形状と材質と、どこが難しかったかだけでも書けます。
見積もりの導線をどう作るのか
図面がないと見積もれないのは事実ですが、それを入口にすると問い合わせが止まります。
図面がなくても相談できる窓口を用意してください。
図面を送ってくださいだけの問い合わせフォームは、心理的な負担が大きくなります。
まだ設計が固まっていない段階の人は、問い合わせられません。
二段階にする
技術的な相談と、正式な見積もり依頼を分けます。
相談の段階では、手書きのスケッチや写真でも受け付けると書きます。
問い合わせの入口
| 入口 | 受け付けるもの | 向いている段階 |
|---|---|---|
| 技術相談 | スケッチ、写真、口頭 | 設計が固まっていない |
| 概算見積もり | 簡易図面 | 予算を組む段階 |
| 正式見積もり | 図面一式 | 発注を前提 |
秘密保持への配慮
図面を送ることへの抵抗は強くあります。
秘密保持契約の締結に応じること、送られた図面の取り扱いをどうするかを書いておくと、送ってもらいやすくなります。
返答までの時間
見積もりに何日かかるかを書きます。3営業日以内に概算をお返ししますと書けると、他社より先に検討に入れます。
実績をどう見せるのか
守秘義務で出せない部分が多いのは前提です。
それでも形状、材質、加工の難しさ、数量は書けます。
実績を出せないと言って何も書かないと、判断材料がありません。
出せる範囲を整理して書くのが現実的です。
書ける範囲
部品の分類、材質、寸法、公差、数量、納期。
用途と発注元を伏せれば、多くの案件は書けます。
実績の書き方(説明のための仮の値です)を、項目ごとに見ていきます。
部品については、記載例は円筒形のハウジング。
材質については、記載例はステンレス。
寸法については、記載例は直径120ミリ、長さ200ミリ。
公差については、記載例はプラスマイナス0.01ミリ。
数量については、記載例は50個。
納期については、記載例は2週間。
数字は説明のための仮の値です。
実際に加工した案件の数字を使ってください。
写真の扱い
加工した部品の写真は強い材料ですが、形状から発注元が特定されることがあります。一部だけを写す、角度を変えるなどの配慮をした上で、顧客の許可を取ってください。
試作から量産への流れをどう説明するのか
試作だけを受けるのか、量産まで見るのかを明示します。
設計者は、量産に移れるかを考えて試作先を選んでいます。
試作で終わる会社と、量産まで対応できる会社では、選ばれ方が変わります。
試作を安く受けても、量産が他社に流れれば意味がありません。
リードタイムを書く
試作にかかる日数、量産に移るまでの期間、量産時の納期。
この三つを書くと、開発のスケジュールに組み込んでもらえます。
段階ごとの対応(説明のための仮の値です)を、項目ごとに見ていきます。
試作については、数量は1〜10個、納期の目安は1〜2週間。
小ロット量産については、数量は50〜500個、納期の目安は3〜4週間。
量産については、数量は1,000個以上、納期の目安は要相談。
数字は説明のための仮の値です。
数量による単価の変化
最低ロットと、数量が増えたときの単価の考え方を書きます。金額そのものは出せなくても、何によって変わるかは説明できます。
設計の提案をどう打ち出すか
図面どおりに作るだけの会社は、価格で比べられます。
コストを下げる設計変更を提案できることは、検索でも強い訴求になります。
設計者は、コストを下げたいと思っています。
ただ、どこを変えれば安くなるかは加工側のほうが詳しくあります。
提案の例を書く
肉厚を変える、公差を緩める、加工方法を変える、材質を見直す。
実際に提案してコストが下がった例を、守秘義務の範囲で書きます。
提案でコストが変わる例を、項目ごとに見ていきます。
公差を緩めるについては、理由は不要に厳しい指定が多い、効果は加工時間が減る。
角のRを大きくするについては、理由は工具が入りやすくなる、効果は工程が減る。
材質を見直すについては、理由は同等の性能でより安い材料、効果は材料費が下がる。
提案できる体制を書く
誰が提案するのか、どの段階で相談できるのか。設計段階からご相談くださいと書いている会社は少なくありません。実際に何をするのかまで書くと差になります。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
加工できる範囲を数字で書くところから始めます。
実績と技術相談の窓口が、その次です。
設計者が判断できる情報を出すことが最優先です。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは加工範囲と精度を数字で書く、かかる期間の目安は2週間、効き方は設計者が判断できる。
2については、やることは材質と加工方法の組み合わせでページを作る、かかる期間の目安は1か月、効き方は検索から見つかる。
3については、やることは技術相談の窓口を作る、かかる期間の目安は2週間、効き方は図面前の相談が入る。
4については、やることは実績を出せる範囲で整理する、かかる期間の目安は1か月、効き方は信用の材料になる。
5については、やることは設計提案の例を書く、かかる期間の目安は2か月、効き方は価格以外で選ばれる。
期間は説明のための仮の値です。
どこが詰まっているか分からないとき
引き合いが来ないのか、来るが受注に至らないのかで、直す場所が変わります。現状の整理から相談したい場合は、[無料診断](https://time-value.jp/contact/)があります。直す場所が決まっていて手を動かす人が必要なら、[サイト改善のサービス](https://time-value.jp/services/kaizen/)もあります。
よくある質問
守秘義務があって実績を出せません
発注元と用途を伏せれば、形状、材質、寸法、公差、数量は書けます。それだけでも設計者の判断材料になります。
商社との関係が悪くなりませんか
既存の取引はそのままに、新規の直接取引を増やす形が現実的です。どの範囲で直接受けるかを先に決めてから進めてください。
図面がないと見積もれないのですが
正式な見積もりはそうですが、技術的に対応できるかの相談は図面なしでも答えられます。その窓口を分けて用意してください。
設備の一覧を載せれば十分ですか
設備名だけでは設計者に判断できません。加工できる寸法、出せる精度、対応材質、最小ロットを数字で書いてください。
効果が出るまでどのくらいかかりますか
検索から引き合いが入るまでは3か月以上かかります。ただし引き合い1件の金額が大きい業種なので、件数が少なくても回収できます。
まとめ
- 検索で目指すのは、商社を通さずに設計者や購買担当から直接引き合いをもらうことです。そのために必要なのは、自社の技術を検索される言葉に置き換えることです
- 加工方法+材質や技術名+依頼の形で探されています。自社の会社名で探されることは、まずありません
- 設備の一覧を並べるだけでは伝わりません。その設備で何が作れて、どこまでの精度が出せるかを書いてください
- 図面がないと見積もれないのは事実ですが、それを入口にすると問い合わせが止まります。図面がなくても相談できる窓口を用意してください
- 守秘義務で出せない部分が多いのは前提です。それでも形状、材質、加工の難しさ、数量は書けます
- 試作だけを受けるのか、量産まで見るのかを明示します。設計者は、量産に移れるかを考えて試作先を選んでいます
- 図面どおりに作るだけの会社は、価格で比べられます。コストを下げる設計変更を提案できることは、検索でも強い訴求になります
- 加工できる範囲を数字で書くところから始めます。実績と技術相談の窓口が、その次です