
産婦人科の地図対策で目指すのは、分娩と婦人科外来という性質の違う2つの入口を、それぞれ正しく届かせることです。
分娩は早い時期に決まり、外来は症状が出たときに探されます。
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目次
目次
- 産婦人科がMEOで目指すべきことは何か
- 分娩は早期に決まる
- どういう情報を埋めればいいのか
- 午前と午後の違いを書く
- 写真で何を見せるべきか
- 食事の写真は効く
- 口コミをどう集めるのか
- 頼むタイミング
- 低い評価にどう対応するのか
- 症例と経過には触れない
- 分娩枠の状況をどう伝えるのか
- 投稿機能を使う
- 婦人科外来をどう別に届かせるのか
- 診療内容を具体的に書く
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- 担当を決める
- よくある質問
- まとめ
産婦人科の地図対策で目指すのは、分娩と婦人科外来という性質の違う2つの入口を、それぞれ正しく届かせることです。
分娩は早い時期に決まり、外来は症状が出たときに探されます。
産婦人科がMEOで目指すべきことは何か
産婦人科の地図対策で目指すのは、分娩と婦人科外来という性質の違う2つの入口を、それぞれ正しく届かせることです。
分娩は早い時期に決まり、外来は症状が出たときに探されます。
産婦人科を探す人には、大きく2つの流れがあります。
妊娠が分かって出産する場所を探している人と、体の不調や検診で婦人科を探している人です。
この2つは、探す時期も判断の基準もまったく違います。
分娩は早期に決まる
分娩の予約は、妊娠が分かってすぐの時期に埋まっていきます。
枠には上限があるため、探している人は空いているかどうかを最初に確かめます。
地図の上で受け入れ状況が分かると、問い合わせの無駄が減ります。
外来はその場で探される
生理の不順、痛み、検診。
こうした理由で探す人は、今週中に行ける場所を探しています。
診療時間と予約の方法が分かることが最優先です。
探している人の状態と、確かめたいこと
| 状態 | 検索する言葉の例 | 地図で確かめたいこと |
|---|---|---|
| 妊娠が分かった | 産婦人科 地域名 | 分娩の受け入れ、予約の空き |
| 里帰りを考えている | 里帰り出産 地域名 | 受け入れの条件と時期 |
| 体調の不安 | 婦人科 地域名 | 診療時間、女性医師の在籍 |
| 検診を受けたい | 子宮がん検診 地域名 | 検診の実施日、予約方法 |
里帰り出産で商圏が広がる
里帰り出産を受け入れている場合、商圏は地元だけではありません。実家がその地域にある人が、遠方から探しています。この場合、受け入れの条件と、いつまでに連絡が必要かを地図上で示すことが問い合わせにつながります。
どういう情報を埋めればいいのか
診療時間、分娩の受け入れ状況、予約の方法、駐車場の4点が最優先です。
特に分娩の受け入れ状況は、書かれていないと電話で確認するしかなくなります。
地図の情報欄には多くの項目がありますが、産婦人科では優先度がはっきりしています。
埋めるべき項目と、よくある抜け
| 項目 | よくある抜け | 埋めた場合に変わること |
|---|---|---|
| 診療時間 | 午前と午後で診療内容が違うことが書かれていない | 来院日を間違える人が減る |
| 分娩受け入れ | 空きの状況が分からない | 問い合わせの内容が具体的になる |
| 予約方法 | 電話のみか、ネットもあるか不明 | 予約の手間で離脱する人が減る |
| 駐車場 | 台数と、妊婦用の区画の有無 | 車で来る判断がしやすくなる |
| 女性医師 | 在籍しているか書かれていない | 受診をためらう人が減る |
午前と午後の違いを書く
午前は妊婦健診、午後は婦人科外来、といった分け方をしている場合、それを書かないと来院日を間違えます。
曜日ごとに担当が変わる場合も同じです。
予約の方法をはっきりさせる
初診は電話のみ、再診はネット予約、といった条件があるなら書きます。
産婦人科は予約が取りにくいことが多いため、どうすれば予約できるかが分かること自体が価値になります。
医療広告のきまりに注意する
安全であるという断定、他院より優れているという表現は使えません。分娩の件数や設備といった事実は書けますが、判断に迷うところは掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
写真で何を見せるべきか
分娩室、入院する部屋、食事、外観の4点を優先します。
産婦人科では部屋と食事が比較の材料になるため、写真の有無がそのまま検討に影響します。
出産する場所を選ぶとき、多くの人が複数の施設を見比べます。
そのとき見られているのは、設備の説明文よりも写真です。
載せるべき写真と、伝わること
| 写真の対象 | 伝わること |
|---|---|
| 入院する部屋 | 個室か、広さ、備品 |
| 食事 | どんな内容が出るか |
| 分娩室 | どういう環境で産むことになるか |
| 待合室 | 混雑の程度、座りやすさ |
| 外観と入口 | 通りからの見つけやすさ |
| 駐車場 | 停めやすさ、入口までの距離 |
食事の写真は効く
産婦人科の口コミでは、食事の話が非常によく出てきます。
実際に出している食事を数枚載せておくと、それだけで検討の材料になります。
撮り直しの手間も少なく、費用もかかりません。
患者が写った写真は載せない
待合室や病室を撮るときは、患者や家族が写り込まないようにします。
赤ちゃんの写真も、本人や家族の了解がない限り載せません。
プライバシーへの配慮は、産婦人科では特に厳しく見られます。
設備の写真に説明をつけすぎない
設備の写真は事実として載せられますが、安心して産めるといった表現をつけると広告のきまりに触れます。写真は写真として載せ、説明は事実にとどめます。
口コミをどう集めるのか
退院のときが最も自然なタイミングです。
見返りを渡して口コミを集めることは規約で認められていないため、行わないでください。
産婦人科は口コミの影響が特に強い分野です。
出産という経験は記憶に残るため、書いてもらえれば内容の濃いものになります。
頼むタイミング
退院の手続きのとき、または1か月健診のときが自然です。
入院中に頼むと、まだ落ち着いていない時期なので負担になります。
頼み方
退院時に渡す書類のなかに、二次元コードを印刷した紙を1枚入れる形が負担になりません。
よければ感想をお願いしますという一言だけを添えます。
内容の指定はしません。
見返りは渡さない
記念品、割引、次回の優遇。
どれも規約に反します。
口コミがまとめて削除されることがあり、積み重ねが無駄になります。
良くない経験をした人にも同じ対応をする
出産は思いどおりにいかないこともあります。そうした方に口コミを頼まないというのは自然な判断ですが、特定の人だけに頼むことを制度にすると、実態と違う評価が並ぶことになります。渡す相手を選ばず、書くかどうかは本人に任せる形が結果的に健全です。
低い評価にどう対応するのか
待ち時間と、説明や対応への指摘が中心です。
個別の症例や経過には一切触れず、運営の話として短く返します。
産婦人科では、患者にとって非常に個人的な内容が書かれることがあります。
返信の書き方を誤ると、それ自体が問題になります。
よくある指摘と、返信の方向
| 指摘の内容 | 返信の方向 |
|---|---|
| 待ち時間が長い | 待たせたことへの言葉と、混雑する時間帯の案内 |
| 説明が不足していた | 時間を確保できるよう努める旨と、相談窓口の案内 |
| 職員の対応 | 事実として受け止め、共有して改善する旨 |
| 食事や部屋 | 現状と、見直しを検討する旨 |
| 分娩の予約が取れなかった | 受け入れの状況と、早めの連絡をお願いする旨 |
症例と経過には触れない
相手が自分の出産の経過を細かく書いていても、こちらから触れてはいけません。
守秘義務にあたるためです。
どんな経緯であっても、返信は運営の話にとどめます。
返信は短くする
3行から4行で十分です。
長く書くと言い訳に見え、他の人にもそう読まれます。
良い評価にも同じ短さで返すと、全体として落ち着いた印象になります。
職員全員で方針を共有する
誰が返信するかを決め、書き方の型を用意しておきます。感情的な返信が1件出るだけで、それまでの評価がすべて疑われます。
分娩枠の状況をどう伝えるのか
受け入れの状況は投稿機能で定期的に知らせます。
埋まっている時期をあらかじめ伝えておけば、問い合わせと断りの手間が両方減ります。
分娩には枠の上限があり、時期によって埋まり方が大きく変わります。
この波を放置すると、問い合わせの対応だけで職員の時間が消えます。
投稿機能を使う
地図には短い投稿を出す機能があります。
何月の分娩は受け入れを終了した、何月以降は受け付けている、といった案内をここに出します。
更新は月に1回か2回で十分です。
投稿で伝える内容を、項目ごとに見ていきます。
受け入れを終了した月については、効果は問い合わせの空振りが減る。
受け付けている月については、効果は該当する人からの連絡が増える。
里帰り出産の条件と期限については、効果は遠方からの問い合わせが具体的になる。
分娩以外の外来の案内については、効果は外来だけの人に届く。
里帰り出産の条件を書いておく
何週までに連絡が必要か、紹介状が必要か、健診をどこで受けてきたか。
こうした条件を先に示しておくと、条件に合わない人からの問い合わせが減ります。
断るときの伝え方
枠が埋まっている場合、断ること自体は避けられません。ただし地図上で先に知らせていれば、期待させたうえで断ることにはなりません。これは低い評価を防ぐという意味でも効きます。
婦人科外来をどう別に届かせるのか
分娩の話ばかりだと、外来だけを探している人に届きません。
説明欄に診療している内容を具体的に並べ、女性医師の在籍も書きます。
婦人科外来を探している人は、妊娠とは関係のない理由で探しています。
産婦人科という言葉に、行きにくさを感じる人もいます。
診療内容を具体的に書く
月経の不調、更年期の相談、子宮がん検診、避妊の相談。
こうした内容を並べておくと、それぞれの言葉で探した人に届きます。
産婦人科とだけ書いてあると、分娩の施設だと思われます。
女性医師の在籍は書いていい
在籍しているかどうかは事実なので書けます。
受診をためらう理由として非常に大きいため、書かないままにするのは機会を捨てることになります。
曜日によって担当が変わる場合は、その旨も書きます。
外来だけを探す人に向けた記載を、項目ごとに見ていきます。
月経の相談については、届く相手は不調を感じている人。
更年期の相談については、届く相手は40代以降の人。
検診の実施日については、届く相手は検診だけ受けたい人。
女性医師の在籍については、届く相手は男性医師に抵抗がある人。
プライバシーへの配慮を示す
待合室の作り、名前の呼び方、会計の流れ。こうした配慮をしているなら、それを書いておくと受診のハードルが下がります。ただし、安心できるといった断定表現ではなく、どういう運用をしているかという事実として書きます。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
情報の整備と写真の追加が先で、口コミは日々の運用で積み上げます。
分娩枠の案内を投稿で出すところまでやれば、問い合わせ対応の手間も同時に減ります。
産婦人科の地図対策は、費用より手間の配分の問題です。
順番を決めておけば、少ない時間で効きます。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは診療時間と、午前午後の診療内容の登録、かかる時間の目安は1時間。
2については、やることは予約方法と分娩受け入れの記載、かかる時間の目安は1時間。
3については、やることは駐車場、女性医師の在籍の記載、かかる時間の目安は30分。
4については、やることは写真の追加(部屋、食事、分娩室、外観)、かかる時間の目安は半日。
5については、やることは退院時の口コミ依頼を流れに組み込む、かかる時間の目安は継続。
6については、やることは低い評価への返信の型を決める、かかる時間の目安は1時間。
7については、やることは投稿機能で分娩枠の案内を月1回、かかる時間の目安は継続。
担当を決める
受付か事務の誰か1人を担当にします。
誰の仕事でもないままにすると、3か月で更新が止まります。
数字は確かめる
ここに挙げた時間の目安は、説明のための仮の値です。
実際には、登録済みの情報の量や写真を撮る手間で変わります。
手が回らないとき
分娩と外来を抱えながら地図の更新まで手を回すのは簡単ではありません。外部に頼む場合も、どこまでを任せるかを先に決めておくと費用の見通しが立ちます。TimeValueでは無料の診断を行っています。現状の地図の情報を見て、手をつける順番を整理するところからお手伝いできます。<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断を申し込む</a><a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">改善サービスの内容を見る</a>
よくある質問
分娩の空き状況を地図に書いても大丈夫ですか
受け入れの状況は事実なので書けます。投稿機能を使うと、月ごとの状況を更新しやすくなります。安全性や優位性を断定する表現は使えないため、受け入れの可否という事実にとどめてください。
食事の写真を載せると効果がありますか
産婦人科では食事が比較の材料になりやすく、写真があるほうが検討されやすくなります。ただし、患者や家族が写り込まないように注意してください。
里帰り出産の問い合わせを増やすにはどうすればいいですか
受け入れの条件と、いつまでに連絡が必要かを地図の説明欄に書いておきます。条件が先に分かると、条件に合う人からの問い合わせが増え、合わない人の空振りが減ります。
口コミに出産の経過が詳しく書かれていた場合、返信で触れてもいいですか
触れないでください。本人が書いていても、医療機関側から個別の経過に言及すると守秘義務の問題になります。返信は運営の話にとどめ、短くまとめます。
女性医師がいることを書いてもいいですか
在籍しているかどうかは事実なので書けます。曜日によって担当が変わる場合は、その条件も合わせて書いておくと、来院日を間違える人が減ります。
まとめ
- 産婦人科の地図対策で目指すのは、分娩と婦人科外来という性質の違う2つの入口を、それぞれ正しく届かせることです。分娩は早い時期に決まり、外来は症状が出たときに探されます
- 診療時間、分娩の受け入れ状況、予約の方法、駐車場の4点が最優先です。特に分娩の受け入れ状況は、書かれていないと電話で確認するしかなくなります
- 分娩室、入院する部屋、食事、外観の4点を優先します。産婦人科では部屋と食事が比較の材料になるため、写真の有無がそのまま検討に影響します
- 退院のときが最も自然なタイミングです。見返りを渡して口コミを集めることは規約で認められていないため、行わないでください
- 待ち時間と、説明や対応への指摘が中心です。個別の症例や経過には一切触れず、運営の話として短く返します
- 受け入れの状況は投稿機能で定期的に知らせます。埋まっている時期をあらかじめ伝えておけば、問い合わせと断りの手間が両方減ります
- 分娩の話ばかりだと、外来だけを探している人に届きません。説明欄に診療している内容を具体的に並べ、女性医師の在籍も書きます
- 情報の整備と写真の追加が先で、口コミは日々の運用で積み上げます。分娩枠の案内を投稿で出すところまでやれば、問い合わせ対応の手間も同時に減ります