
変わっていません。
誰が書いたかではなく、何が書かれているかで扱われる構造は以前と同じです。
なお、TimeValue株式会社では、広告運用・クリエイティブ制作・LP改善・データ分析・AI導入までを一括で引き受けるWebマーケティング支援「KAIZEN」を提供しています。
現在、オンラインの無料マーケティング診断を毎月10社限定で実施中です。いまの数字を見ながら、どこから直すのが早いかを一緒に整理します。
今月の無料診断は残り4社です
広告からLPまで、まとめて見ます。オンラインで30分から対応しています。
目次
目次
- 書き方ではなく、内容で評価される構造は変わったのか
- 問いを立て直す
- 検索からの流入そのものが、どう変わっているのか
- 上位表示の価値が下がっている
- 記事に持たせる役割は、どう変わるのか
- 流入を得る役割
- 投資の配分を、どう見直すのか
- 流入あたりの費用を計算し直す
- 外部に制作を委託する場合、何を確認するのか
- 使用の可否を決める
- この判断は、誰が下すのか
- 決めるべき内容
- この議論で、時間を使いすぎるところ
- 可否の議論に結論が出ない
- 方針を固めるまでの進め方
- 減少の原因を分けて見る
- よくある質問
- まとめ
変わっていません。
誰が書いたかではなく、何が書かれているかで扱われる構造は以前と同じです。
書き方ではなく、内容で評価される構造は変わったのか
変わっていません。
誰が書いたかではなく、何が書かれているかで扱われる構造は以前と同じです。
生成AIで作った記事が検索で評価されるか、という問いが社内で出ます。
この問いの立て方には、前提の誤りが含まれています。
問いを立て直す
評価されるかどうかは、作り方ではなく中身で決まります。
作り方を問うと、抜け道を探す議論になります。
中身の条件は変わっていない
一次の情報が含まれているか。
読み手の問いに答えているか。
事実として正しいか。
この条件は、作り方によらず同じです。
評価の条件と、作り方の関係
| 評価の条件 | 作り方で変わるか | 確認する方法 |
|---|---|---|
| 一次の情報の有無 | 変わらない | 自社しか持たない情報があるか |
| 事実の正確さ | 作り方で差が出る | 出典を確認する |
| 読み手の問いへの対応 | 変わらない | 想定した問いに答えているか |
| 既存の内容との重複 | 作り方で差が出る | 類似の内容がないか |
| 更新の維持 | 変わらない | 更新の体制があるか |
差が出るのは、事実の正確さと重複
生成した内容には、事実の誤りが混ざることがあります。
また、既存の内容に似た構成になりやすい性質があります。
この二点は、確認の工程で対処します。
社内の方針として決める
作り方の可否を議論するより、公開する内容の条件を決めます。条件を満たせば、作り方は問いません。
検索からの流入そのものが、どう変わっているのか
生成AIの回答が表示される場面で、上位の表示からの流入が減っています。
記事の評価の前に、流入の前提が変わっています。
記事が評価されるかという問いの手前に、流入の構造の変化があります。
上位表示の価値が下がっている
Ahrefsが2026年7月16日に公表した調査では、AI Overviewsが表示される場面での検索1位のクリック率の下落率が、日本で2025年12月の38.0%から2026年6月の62.7%に拡大していました。
米国では58.0%から68.8%です。
同じ調査では、日本の予測クリック率24.1%に対し、実測は9.0%でした。
順位を取っても流入が伴わない
上位に表示されても、流入が以前と同じにはなりません。
記事の目的を、流入の獲得だけに置くと計画が合わなくなります。
流入の前提の変化
| 以前の前提 | 現在の状況 | 計画への影響 |
|---|---|---|
| 上位表示で流入が得られる | 表示されても流入が減る | 流入目標の見直し |
| 記事数を増やせば流入が増える | 比例しない | 本数目標の見直し |
| 検索が主要な入口 | 生成AIの回答も入口になる | 経路の再定義 |
| 流入の増加が成果 | 流入以外の役割が増える | 評価指標の見直し |
生成AI経由の流入の規模
PLAN-Bマーケティングパートナーズが2025年2月から4月にGA4で調べた結果では、83.0%のサイトで生成AI経由のセッションが増加していました。
最大で2か月で605.6%の増加が見られた一方、総流入の1%未満という水準です。
規模が小さくても、傾向は見ておく
現時点の規模は小さくても、増加の方向にあります。経路として計測できる形にしておきます。
記事に持たせる役割は、どう変わるのか
流入の獲得から、引用される情報の提供へと役割が広がります。
どちらの役割を持たせるかで、書く内容が変わります。
記事の目的を、役割として整理します。
流入を得る役割
検索から直接の流入を得る記事です。
この役割の記事は、流入の減少の影響を受けます。
引用される役割
生成AIの回答の中で参照される情報を提供する役割です。
自社しか持たない情報が、この役割に向きます。
商談で使われる役割
検索とは別に、商談や社内の説明で使われる記事です。
流入とは独立して価値があります。
記事の役割と、内容の条件
| 役割 | 必要な内容 | 評価の指標 |
|---|---|---|
| 流入を得る | 検索される問いへの答え | 流入数と滞在 |
| 引用される | 自社の一次情報 | 参照された回数 |
| 商談で使う | 判断に使える整理 | 商談での使用回数 |
| 既存顧客向け | 運用の説明 | 問い合わせの減少 |
| 採用や広報向け | 考え方の発信 | 認知の指標 |
役割を混ぜない
一つの記事にすべての役割を持たせると、どの役割も中途半端になります。
記事ごとに役割を決めます。
役割によって、投資の水準が変わる
一次情報を含む記事は、制作に時間がかかります。流入を得る記事は、量が必要になります。
投資の配分を、どう見直すのか
流入を得る記事の本数を減らし、一次情報を含む記事に配分を寄せます。
本数を増やす投資は、流入の減少で回収が難しくなっています。
配分の見直しを、数字で検討します。
流入あたりの費用を計算し直す
記事1本あたりの制作費と、得られる流入。
この関係が、以前と同じかを確認します。
本数を増やす投資の回収
本数を増やせば流入が増えるという前提が崩れています。
同じ投資で得られる流入が減っているなら、配分を変える根拠になります。
配分の見直しの検討項目
| 検討項目 | 確認すること | 判断 |
|---|---|---|
| 記事1本あたりの流入 | 過去との比較 | 減っていれば配分を見直す |
| 制作費あたりの流入 | 費用対効果の推移 | 悪化していれば配分を見直す |
| 一次情報を含む記事の割合 | 現状の構成 | 少なければ増やす |
| 維持にかかる費用 | 既存記事の更新と削除 | 過大なら本数を絞る |
| 商談での使用状況 | 営業が使っているか | 使われていなければ内容を見直す |
既存の記事の整理を含める
本数を増やす前に、既存の記事を点検します。
読まれていない記事、内容が古い記事の維持にも費用がかかっています。
削減の判断も記録する
配分を減らす判断をした場合、その理由を記録します。記録がないと、翌期に同じ議論が起きます。
外部に制作を委託する場合、何を確認するのか
生成AIの使用の可否と、事実の確認の責任範囲を契約で決めます。
納品物の作り方を確認しないまま公開すると、責任の所在が曖昧になります。
制作の委託では、新たな確認事項が生じます。
使用の可否を決める
委託先が生成AIを使うことを認めるかどうか。
認める場合、どの工程で使ってよいかを決めます。
事実の確認の責任
出典の確認を、委託先が行うのか自社が行うのか。
両方が行う場合も、最終の責任は自社に残ります。
委託時に契約で決めることを、項目ごとに見ていきます。
生成AIの使用の可否については、内容は使用を認めるか、工程を限定するか。
使用した場合の申告については、内容は納品時に申告を求めるか。
事実の確認の範囲については、内容は委託先の確認の範囲。
出典の提示については、内容は出典を納品物に含めるか。
権利の扱いについては、内容は納品物の権利の帰属。
修正の範囲については、内容は誤りが見つかった場合の対応。
費用の根拠を確認する
生成AIを使うことで制作の工数が減る場合、費用の構成が変わります。
何に対して費用を払っているかを確認します。
納品物の確認の工程を自社に残す
委託先の確認だけに頼らず、自社での確認の工程を残します。公開の責任は自社にあります。
この判断は、誰が下すのか
公開の責任を持つ事業の責任者です。
制作の担当者が個別に判断すると、社内で基準がばらつきます。
方針の決定は、組織としての判断になります。
決めるべき内容
公開する内容が満たすべき条件。
確認の工程と担当。
委託先への要求事項。
方針として決める項目を、項目ごとに見ていきます。
公開する内容の条件については、決める人は事業責任者、見直しの頻度は年次。
確認の工程と担当については、決める人は事業責任者、見直しの頻度は年次。
委託先への要求事項については、決める人は事業責任者と調達、見直しの頻度は契約の更新時。
誤りが見つかった場合の対応については、決める人は事業責任者、見直しの頻度は年次。
記事の役割ごとの投資の配分については、決める人はマーケティング責任者、見直しの頻度は半期。
担当者に判断を委ねない
制作の担当者が個別に判断すると、記事ごとに基準が変わります。
方針を文書にして共有します。
業界の規定を確認する
業種によって、内容の表現に制約がある場合があります。
制約の内容は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
方針を年に一度見直す
技術も検索の仕組みも変わります。方針を固定したまま数年使わないようにします。
この議論で、時間を使いすぎるところ
作り方の可否そのものを議論し続けることです。
公開する内容の条件を決めれば、作り方の議論は不要になります。
議論が長引く原因を整理します。
可否の議論に結論が出ない
使ってよいか悪いかという議論には、明確な答えが出ません。
判断の基準がないためです。
条件に置き換える
公開する内容が満たすべき条件を決めれば、作り方は手段の問題になります。
条件を満たさないものは、作り方によらず公開しません。
議論を短くする置き換えを、項目ごとに見ていきます。
生成AIを使ってよいかについては、結論が出るかは出にくい、置き換えは公開する内容の条件を決める。
検索で評価されるかについては、結論が出るかは出にくい、置き換えは自社が持つ情報を含めるか。
本数を増やすべきかについては、結論が出るかは出にくい、置き換えは記事の役割と投資の配分を決める。
品質をどう担保するかについては、結論が出るかは出にくい、置き換えは確認の工程と担当を決める。
他社の状況を基準にしない
他社が使っているかどうかは、自社の判断の根拠になりません。
自社の確認の体制と、公開の責任で決めます。
一度で決め切ろうとしない
技術も環境も変わるので、年次で見直す前提にします。完全な方針を作ろうとすると、決定が遅れます。
方針を固めるまでの進め方
既存の記事が、いまどれだけ流入を得ているかを確かめることからです。
流入の実態が分かれば、投資の配分の判断ができます。
方針の議論の前に、現状を測ります。
方針を固める段取りを、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは既存記事の流入を1年分並べる、期間の目安は2週間。
2については、やることは流入が減少している記事の割合を出す、期間の目安は1週間。
3については、やることは記事ごとの役割を分類する、期間の目安は2週間。
4については、やることは公開する内容の条件を3つに絞る、期間の目安は2週間。
5については、やることは確認の工程と担当を決める、期間の目安は3週間。
6については、やることは委託先への要求事項を契約に反映する、期間の目安は4週間。
減少の原因を分けて見る
流入の減少には、競合の動き、内容の陳腐化、検索の構造の変化が混ざります。
すべてを一つの原因にまとめないようにします。
見る数字を決める
数字は説明のための仮の値です。
記事100本のうち、前年より流入が減った記事が70本あるなら、本数を増やす投資の前提を見直す根拠になります。
方針の効き方を測る数字を、項目ごとに見ていきます。
記事あたりの流入の推移については、見る頻度は四半期、使いどころは流入の前提の変化。
一次情報を含む記事の割合については、見る頻度は半期、使いどころは構成の変化。
確認で差し戻された件数については、見る頻度は毎月、使いどころは品質の状態。
誤りが公開された件数については、見る頻度は四半期、使いどころは確認の工程の妥当性。
商談で使われた記事の数については、見る頻度は四半期、使いどころは流入以外の価値。
流入以外の価値も測る
商談で使われた回数や、既存顧客への案内での使用。
流入だけで評価すると、記事の価値を見誤ります。
条件を満たさない記事を公開しない運用にする
条件を決めても、例外を作ると運用が緩みます。
例外を認める場合の手続きも、あわせて決めます。
記事の作り方と投資の配分で判断に迷う場合は、無料相談で現状の記事の状況を一緒に見てもらうところから始められます。コンテンツの役割ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
生成AIで作った記事は検索で評価されますか
評価は作り方ではなく中身で決まります。一次の情報が含まれているか、事実として正しいか、読み手の問いに答えているかという条件は、作り方によらず同じです。可否を議論するより、公開する内容の条件を決めるほうが結論が出ます。
記事の本数を増やす投資は続けるべきですか
上位に表示されても流入が伴いにくくなっています。AI Overviewsが表示される場面での検索1位のクリック率の下落率は、日本で2026年6月時点で62.7%に達していました。本数あたりの流入が減っているなら、配分を見直す根拠になります。
記事にはどんな役割を持たせればよいですか
流入を得る役割、生成AIの回答で引用される役割、商談で使われる役割などに分けます。一つの記事にすべてを持たせると、どの役割も中途半端になります。役割によって必要な内容と評価の指標が変わります。
制作を外部に委託する場合、何を確認しますか
生成AIの使用の可否、使用した場合の申告、事実の確認の責任範囲を契約で決めます。委託先の確認だけに頼らず、自社での確認の工程を残します。公開した時点で、責任は自社にあります。
方針は誰が決めますか
公開の責任を持つ事業の責任者です。制作の担当者が個別に判断すると、記事ごとに基準が変わります。技術も検索の仕組みも変わるので、方針は年に一度見直す前提にします。
まとめ
- 変わっていません。誰が書いたかではなく、何が書かれているかで扱われる構造は以前と同じです
- 生成AIの回答が表示される場面で、上位の表示からの流入が減っています。記事の評価の前に、流入の前提が変わっています
- 流入の獲得から、引用される情報の提供へと役割が広がります。どちらの役割を持たせるかで、書く内容が変わります
- 流入を得る記事の本数を減らし、一次情報を含む記事に配分を寄せます。本数を増やす投資は、流入の減少で回収が難しくなっています
- 生成AIの使用の可否と、事実の確認の責任範囲を契約で決めます。納品物の作り方を確認しないまま公開すると、責任の所在が曖昧になります
- 公開の責任を持つ事業の責任者です。制作の担当者が個別に判断すると、社内で基準がばらつきます
- 作り方の可否そのものを議論し続けることです。公開する内容の条件を決めれば、作り方の議論は不要になります
- 既存の記事が、いまどれだけ流入を得ているかを確かめることからです。流入の実態が分かれば、投資の配分の判断ができます