
同じ内容が両方に置かれ、更新が片方だけ止まります。
どちらを見ても中途半端な情報しかない状態になります。
なお、TimeValue株式会社では、広告運用・クリエイティブ制作・LP改善・データ分析・AI導入までを一括で引き受けるWebマーケティング支援「KAIZEN」を提供しています。
現在、オンラインの無料マーケティング診断を毎月10社限定で実施中です。いまの数字を見ながら、どこから直すのが早いかを一緒に整理します。
今月の無料診断は残り4社です
広告からLPまで、まとめて見ます。オンラインで30分から対応しています。
目次
目次
- 二つのサイトの役割が曖昧なままだと、何が起きるのか
- 同じ内容が二か所にある
- それぞれのサイトは、誰が何のために見るのか
- コーポレートサイトを見る人
- 境界にある情報を、どちらに置くのか
- 実績と事例
- 統合するか、分けたままにするか
- 統合が向く場合
- 更新の責任を、どう分けるのか
- 責任者を一人にする
- 成果を、それぞれ何で測るのか
- サービスサイトの指標
- 役割分担の議論で、詰まりやすいところ
- 見た目の話に移る
- 役割の整理を、どう進めるか
- 重複の量を確認する
- よくある質問
- まとめ
同じ内容が両方に置かれ、更新が片方だけ止まります。
どちらを見ても中途半端な情報しかない状態になります。
二つのサイトの役割が曖昧なままだと、何が起きるのか
同じ内容が両方に置かれ、更新が片方だけ止まります。
どちらを見ても中途半端な情報しかない状態になります。
会社の情報を載せるサイトと、サービスの情報を載せるサイト。
この二つを持つ会社は多くあります。
役割が決まっていないと、境界の内容が両方に置かれます。
同じ内容が二か所にある
会社概要、実績、採用の情報。
どちらにも載っていて、内容が微妙に違う。
この状態は、更新の担当が分かれていることから生じます。
更新が止まる
二つを維持する体制がないと、片方の更新が止まります。
古い情報が残ったまま、外部から見られ続けます。
役割が曖昧なときに起きること
| 起きること | 現れ方 | 影響 |
|---|---|---|
| 同じ内容が両方にある | 内容が食い違う | 信用の問題 |
| 更新が片方で止まる | 古い情報が残る | 誤った情報が伝わる |
| 訪問者が迷う | どちらを見ればよいか不明 | 離脱が増える |
| 制作と運用の費用が重複 | 同じ作業を二回 | 費用が増える |
| 成果の測定ができない | 流入が分散 | 評価ができない |
統合すべきかの議論になる
役割が曖昧だと、統合の議論が繰り返し起きます。
統合するかどうかの前に、役割を決めます。
決めるのは誰かという問題もある
コーポレートサイトは広報や総務、サービスサイトはマーケティングが持つことがあります。所管が分かれていると、役割の調整が進みません。
それぞれのサイトは、誰が何のために見るのか
見る人の種類が違います。
コーポレートは取引先や採用の候補者、サービスは見込み客が中心になります。
役割を決めるには、見る人を確かめます。
コーポレートサイトを見る人
取引先、金融機関、採用の候補者、報道関係、既存の顧客。
会社そのものの信用を確認しに来ます。
サービスサイトを見る人
導入を検討している見込み客。
サービスの内容と条件を確認しに来ます。
見る人と、求める情報
| 見る人 | 見るサイト | 求める情報 |
|---|---|---|
| 見込み客 | サービス | 内容と条件と価格 |
| 既存の顧客 | 両方 | サポートと会社の情報 |
| 採用の候補者 | コーポレート | 事業と働く環境 |
| 取引先 | コーポレート | 会社の規模と体制 |
| 報道関係 | コーポレート | 会社の情報と発表 |
| 投資家 | コーポレート | 業績と方針 |
重なる訪問者がいる
見込み客が、会社の信用を確認するためにコーポレートを見ることがあります。
この経路を切らないように、相互の導線を置きます。
実際の訪問者を確認する
想定だけで決めず、実際の流入の経路と閲覧の内容を確認します。想定と違う使われ方をしている場合があります。
境界にある情報を、どちらに置くのか
主に見る人で決めます。
両方に置くのではなく、片方に置いてもう片方から参照します。
どちらに置くか迷う情報があります。
実績と事例
サービスの導入事例は、見込み客が見るのでサービス側です。
会社の沿革としての実績は、コーポレート側です。
採用の情報
採用の候補者が見るので、コーポレート側です。
ただし、サービスの内容を知りたい候補者もいます。
境界の情報の置き場所
| 情報 | 主に見る人 | 置く場所 |
|---|---|---|
| サービスの導入事例 | 見込み客 | サービス |
| 会社の沿革 | 取引先と候補者 | コーポレート |
| プレスリリース | 報道と取引先 | コーポレート |
| サービスの更新の告知 | 既存顧客と見込み客 | サービス |
| 採用の情報 | 候補者 | コーポレート |
| 問い合わせの窓口 | 全員 | 両方に置く |
両方に置くのは窓口だけにする
問い合わせの窓口は、どちらから来ても必要です。
それ以外は、片方に置いて参照する形にします。
参照の導線を明確にする
片方にしかない情報へは、もう片方から辿れるようにします。辿れないと、訪問者が離脱します。
統合するか、分けたままにするか
運用の体制と、事業の数で決まります。
複数の事業を持ち、それぞれ顧客が違うなら、分けたほうが管理しやすくなります。
統合の可否は、状況によって答えが変わります。
統合が向く場合
事業が一つで、顧客の種類も限られる。
運用の担当が一人か少数。
この場合、分けると維持の負担が大きくなります。
分けるのが向く場合
複数の事業があり、それぞれ顧客が違う。
広報とマーケティングで所管が分かれている。
この場合、統合すると意思決定が遅くなります。
統合と分離の判断
| 条件 | 統合が向く | 分離が向く |
|---|---|---|
| 事業の数 | 一つ | 複数 |
| 顧客の種類 | 限られる | 多様 |
| 運用の体制 | 少人数 | 部門が分かれる |
| 更新の頻度 | 低い | サービス側が高い |
| 所管 | 一部門 | 複数部門 |
| 規模 | 小さい | 大きい |
統合の費用を見積もる
統合には、移行の作業と、流入の経路の再設計が必要です。
一時的に流入が落ちる可能性も織り込みます。
決めるのは経営か事業責任者
所管が分かれている場合、部門間では決まりません。上位の判断が要ります。
更新の責任を、どう分けるのか
サイトごとに責任者を一人決めます。
共同で管理する形にすると、どちらも更新しない状態になります。
運用の体制が、役割の分担を実際に機能させます。
責任者を一人にする
サイトごとに、内容の責任を持つ人を決めます。
複数部門が関わる場合も、最終の責任は一人です。
更新の頻度を決める
サービスサイトは、内容の変更が頻繁に起きます。
コーポレートサイトは、更新の頻度が低くなります。
運用の体制で決めることを、項目ごとに見ていきます。
内容の責任者については、コーポレートは広報または総務、サービスはマーケティング。
更新の頻度については、コーポレートは随時、サービスは高い。
承認の経路については、コーポレートは経営または広報、サービスは事業責任者。
制作の委託先については、コーポレートは変わる場合がある、サービスは変わる場合がある。
費用の負担については、コーポレートは管理部門、サービスはマーケティング。
成果の指標については、コーポレートは定性的、サービスは流入と問い合わせ。
費用の負担を決める
共通で使う部分の費用を、どちらが負担するか。
決めないと、改修が進まなくなります。
委託先が違う場合の調整
制作を別々の会社に委託している場合、仕様の整合が取れないことがあります。共通の部分については、調整の場を作ります。
成果を、それぞれ何で測るのか
サービスサイトは問い合わせ、コーポレートサイトは定性的な評価になります。
コーポレートに流入や問い合わせの目標を置くと、役割と合わなくなります。
測る指標を、役割に合わせます。
サービスサイトの指標
流入、問い合わせ、商談化。
事業の成果と直接つながります。
コーポレートサイトの指標
流入数を目標にすると、役割と合いません。
採用への応募、取引先からの評価、報道での参照といった間接的な指標になります。
サイト別の成果の測り方を、項目ごとに見ていきます。
サービスについては、主な指標は問い合わせ件数、補助の指標は流入と商談化率。
コーポレートについては、主な指標は採用への応募、補助の指標は閲覧されたページの内容。
コーポレートについては、主な指標は取引先からの照会、補助の指標は会社情報の閲覧。
両方については、主な指標は問い合わせの経路、補助の指標はどちらから来たか。
経路を分けて記録する
問い合わせがどちらのサイトから来たかを記録します。
記録がないと、それぞれの貢献が分かりません。
コーポレートの効果は測りにくい
信用の確認としての役割は、数字に出にくいものです。測れないことを前提に、投資の水準を決めます。
役割分担の議論で、詰まりやすいところ
見た目の統一の話に議論が移ることです。
役割の分担が決まる前に見た目を揃えても、内容の配置は決まりません。
議論が本題から逸れる場面があります。
見た目の話に移る
デザインの統一、ロゴの扱い、色の使い方。
これらは決めやすいので、議論が集まります。
しかし、役割の分担は決まりません。
所管の議論になる
どの部門が持つかの議論が、役割の議論に先行することがあります。
先に役割を決め、その後で所管を決めます。
議論が詰まる場面と、進め方を、項目ごとに見ていきます。
見た目の統一に移るについては、原因は決めやすい話題、進め方は役割を先に決める。
所管の議論が先行するについては、原因は部門間の利害、進め方は役割から所管を導く。
統合の可否だけを議論については、原因は条件が整理されていない、進め方は判断の条件を並べる。
費用の負担で止まるについては、原因は決める人がいない、進め方は上位の判断を仰ぐ。
制作の委託先の話に移るについては、原因は手段の議論、進め方は要件を先に決める。
実際の訪問者のデータを出す
議論が主観的になったら、実際の流入と閲覧のデータを出します。
想定と違う使われ方が見えることがあります。
決定の期限を決める
役割の議論は長引きやすいので、決定の期限を設けます。
役割の整理を、どう進めるか
両方のサイトに載っている内容を一覧にすることからです。
重複と欠落が見えれば、分担の議論が具体的になります。
抽象的な議論を避けるため、現状を一覧にします。
役割の整理を進める順序を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは両サイトの掲載内容を一覧にする、期間の目安は2週間。
2については、やることは重複している内容を特定する、期間の目安は1週間。
3については、やることはそれぞれの実際の訪問者と流入経路を確認する、期間の目安は2週間。
4については、やることは情報ごとに置き場所を決める、期間の目安は3週間。
5については、やることはサイトごとの責任者と更新の頻度を決める、期間の目安は2週間。
6については、やることは問い合わせの経路を分けて記録する、期間の目安は2週間。
重複の量を確認する
重複が多ければ、分担が機能していません。
重複を減らすことが、最初の作業になります。
見る数字を決める
数字は説明のための仮の値です。
問い合わせ100件のうち、コーポレート経由が15件なら、その経路を切らない設計が必要です。
サイトの運用状況を測る数字を、項目ごとに見ていきます。
サイト別の問い合わせ件数については、見る頻度は毎月、使いどころはそれぞれの貢献。
重複している内容の項目数については、見る頻度は半期、使いどころは分担の状態。
更新されていない期間については、見る頻度は四半期、使いどころは運用の状態。
サイト間の遷移の件数については、見る頻度は四半期、使いどころは導線の機能。
サイト別の運用費用については、見る頻度は半期、使いどころは費用の配分。
更新されていない期間を見る
一定期間更新されていないページがあれば、運用が止まっています。
責任者を確認します。
決めた分担を文書にする
どの情報をどちらに置くかを文書にします。
文書がないと、担当が変わったときに分担が崩れます。
二つのサイトの役割分担で判断に迷う場合は、無料相談で現状の掲載内容を一緒に見てもらうところから始められます。サイト全体の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
コーポレートサイトとサービスサイトは分けるべきですか
事業の数と運用の体制で決まります。事業が一つで運用の担当が少数なら、分けると維持の負担が大きくなります。複数の事業があり顧客が違う場合や、広報とマーケティングで所管が分かれている場合は、分けたほうが管理しやすくなります。
どちらに置くか迷う情報はどうしますか
主に見る人で決めます。サービスの導入事例は見込み客が見るのでサービス側、会社の沿革は取引先や採用の候補者が見るのでコーポレート側です。両方に置くのは問い合わせの窓口だけにし、それ以外は片方に置いて参照します。
更新の責任はどう分けますか
サイトごとに責任者を一人決めます。共同で管理する形にすると、どちらも更新しない状態になります。共通で使う部分の費用をどちらが負担するかも、あわせて決めておかないと改修が進みません。
それぞれの成果はどう測りますか
サービスサイトは問い合わせ件数、コーポレートサイトは採用への応募や取引先からの照会といった間接的な指標になります。コーポレートに流入や問い合わせの目標を置くと、役割と合わなくなります。
議論が進みません
見た目の統一や所管の話に移っている可能性があります。先に両サイトの掲載内容を一覧にし、重複と欠落を具体的に見えるようにします。実際の流入と閲覧のデータを出すと、想定と違う使われ方が見えることがあります。
まとめ
- 同じ内容が両方に置かれ、更新が片方だけ止まります。どちらを見ても中途半端な情報しかない状態になります
- 見る人の種類が違います。コーポレートは取引先や採用の候補者、サービスは見込み客が中心になります
- 主に見る人で決めます。両方に置くのではなく、片方に置いてもう片方から参照します
- 運用の体制と、事業の数で決まります。複数の事業を持ち、それぞれ顧客が違うなら、分けたほうが管理しやすくなります
- サイトごとに責任者を一人決めます。共同で管理する形にすると、どちらも更新しない状態になります
- サービスサイトは問い合わせ、コーポレートサイトは定性的な評価になります。コーポレートに流入や問い合わせの目標を置くと、役割と合わなくなります
- 見た目の統一の話に議論が移ることです。役割の分担が決まる前に見た目を揃えても、内容の配置は決まりません
- 両方のサイトに載っている内容を一覧にすることからです。重複と欠落が見えれば、分担の議論が具体的になります