
集客の経路が既存の名簿への配信だけになっているからです。
同じ相手に繰り返し案内を出すと、回を重ねるごとに反応が落ちます。
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目次
目次
- ウェビナーの集客が毎回ぎりぎりになるのは、なぜか
- 一つの経路に依存している
- 集客の経路は、どう分類するのか
- 三つの経路の性質
- 既存の名簿から、どこまで呼べるのか
- 自社の比率を出す
- 新規を呼ぶために、いくらまで払えるのか
- 逆算の経路
- 共催と外部媒体を使う判断
- 重なりを事前に確かめる
- 申し込みから出席までの落ち方を、どう設計するのか
- 出席率は経路で変わる
- 集客の数字で、何を見誤るのか
- 経路を混ぜた総数で判断しない
- 集客の組み立てを変える手順
- 告知の期間を先に確保する
- よくある質問
- まとめ
集客の経路が既存の名簿への配信だけになっているからです。
同じ相手に繰り返し案内を出すと、回を重ねるごとに反応が落ちます。
ウェビナーの集客が毎回ぎりぎりになるのは、なぜか
集客の経路が既存の名簿への配信だけになっているからです。
同じ相手に繰り返し案内を出すと、回を重ねるごとに反応が落ちます。
開催が決まってから集客を始め、申込数が伸びず、直前に社内へ協力を依頼する。
この流れが毎回繰り返されている会社があります。
原因は運用の努力不足ではなく、経路の構成にあります。
一つの経路に依存している
集客の主力が自社の配信リストだけだと、上限が名簿の規模で決まります。
名簿が増えないまま開催を続ければ、一回あたりの申込数は下がり続けます。
この構造は、回数を増やすほど悪化します。
同じ相手に月に何度も案内が届くと、配信そのものが開かれなくなります。
ウェビナーの集客の失敗が、名簿全体の反応を下げることにつながります。
逆算が開催日からになっている
開催日を先に決め、そこから逆算して告知を始める進め方が一般的です。
この順番だと、集客に使える期間が不足します。
必要な申込数から逆算して、告知の開始時期を決める形にします。
集客が毎回不足する要因
| 要因 | 起きていること | 結果 |
|---|---|---|
| 経路が一つ | 配信リストへの案内のみ | 名簿の規模が上限になる |
| 告知の期間が短い | 開催日から逆算していない | 準備が間に合わない |
| 対象が毎回同じ | 同じ層に繰り返し届く | 反応が回ごとに低下 |
| 目標の根拠がない | なんとなくの申込数目標 | 不足の判断ができない |
| 費用の枠がない | 集客に予算がついていない | 配信以外の手段が使えない |
集客に予算がついていない
ウェビナーの費用は、配信の道具と登壇の準備に計上されます。集客そのものに予算がついていないことがあります。費用がなければ、無料でできる手段しか選べません。
集客の経路は、どう分類するのか
自社の名簿、自社の露出、外部からの持ち込みの三つに分けます。
それぞれ費用と立ち上がりの速さが違うので、混ぜて管理できません。
経路の分類を決めると、毎回の集客計画が組みやすくなります。
三つの経路の性質
自社の名簿への配信は、費用が小さく確実に届きます。
ただし規模に上限があり、繰り返すと反応が落ちます。
自社の露出は、サイトや発信の経由で新しい相手に届きます。
費用は小さいものの、届く量は読めません。
外部からの持ち込みは、広告、共催の相手、業界の媒体からの誘導です。
費用がかかりますが、新しい層に届きます。
経路ごとの性質
| 経路 | 費用 | 届く量の読みやすさ | 新規の獲得 |
|---|---|---|---|
| 自社の名簿への配信 | 小さい | 読める | できない |
| 自社サイトでの告知 | 小さい | 読めない | 少しできる |
| 自社の発信経由 | 小さい | 読めない | 少しできる |
| 広告での集客 | 大きい | 読める | できる |
| 共催や外部媒体 | 中程度 | 相手による | できる |
新規を取れる経路を必ず入れる
自社の名簿だけで回すと、名簿が減っていきます。
配信停止と退職による無効化が毎月発生するためです。
毎回の集客のうち一定割合を、新規が取れる経路に割り当てます。
回ごとに配分を変える
集客しやすいテーマの回は、名簿への配信の比重を上げられます。新しい層を狙う回は、外部の経路に費用を寄せます。毎回同じ配分にすると、どちらの目的も中途半端になります。
既存の名簿から、どこまで呼べるのか
配信できる件数の数パーセントが申込の目安になります。
この比率を把握していないと、必要な外部集客の量が決まりません。
名簿からの集客量は、測れば読めるようになります。
過去の実績から比率を出します。
自社の比率を出す
過去のウェビナーについて、配信した件数と申込数を並べます。
そこから申込率を出します。
この比率が、名簿から呼べる人数の目安になります。
数字は説明のための仮の値です。
配信可能な名簿が10,000件で申込率が2%なら、200件が名簿からの上限です。
目標が400件なら、残る200件を外部の経路で取る計算になります。
名簿からの集客を見積もる手順
| 手順 | 出す数字 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | 配信できる有効な件数 | 停止と無効を除いた数 |
| 2 | 過去の回の申込率 | テーマによって差が出る |
| 3 | 名簿から見込める申込数 | 件数と申込率をかける |
| 4 | 目標との差 | 不足分が外部集客の量 |
| 5 | 外部集客にかけられる費用 | 1件あたりの上限から逆算 |
テーマで申込率が変わる
同じ名簿でも、テーマによって申込率は数倍変わります。
平均値だけでなく、テーマの種類ごとに分けて記録します。
これがあると、次回の見積もりの精度が上がります。
名簿の増え方を毎月見る
有効な配信件数は、放置すると減っていきます。毎月の増減を記録します。減少が続いている場合、ウェビナーの集客の前に名簿づくりの問題として扱います。
新規を呼ぶために、いくらまで払えるのか
参加者から商談が生まれる比率と、商談の価値から逆算します。
申込1件あたりの上限を決めずに出稿すると、費用が青天井になります。
外部の経路には費用がかかります。
上限の決め方を先に作ります。
逆算の経路
過去のウェビナーから、申込に対して商談がどれだけ生まれたかを出します。
その商談から受注に至る比率と、受注1件の粗利を並べます。
ここから、申込1件にいくらまで払えるかが出ます。
数字は説明のための仮の値です。
申込100件から商談10件、受注2件、受注1件の粗利が200万円なら、申込100件の価値は400万円です。
このうち3割を集客に充てるとすれば、申込1件あたりの上限は1万2,000円になります。
申込1件あたりの上限を出す
| 項目 | 出し方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 申込から商談への比率 | 過去の実績から算出 | 回ごとの差を見る |
| 商談から受注への比率 | 営業の記録から算出 | 他経路と比較する |
| 受注1件の粗利 | 会計の数字から | 上限の基準 |
| 申込100件あたりの価値 | 上の三つをかける | 投資の総枠 |
| 申込1件の上限 | 価値に投資の比率をかける | 出稿の判断基準 |
参加していない申込者の価値
申し込んだが参加しなかった相手にも、後から価値が生まれます。
録画の案内や資料の送付で接点が続くからです。
上限の計算では、参加者だけでなく申込者を母数にします。
回によって上限を変える
新しい層に届けたい回は、上限を一時的に引き上げる判断もあります。そのとき、なぜ引き上げるかを記録します。記録がないと、翌年以降に上限そのものが曖昧になります。
共催と外部媒体を使う判断
自社の名簿と重なりが少ない相手を選びます。
参加者数の多さよりも、重なりの少なさが成果を左右します。
共催は、費用をかけずに新しい層へ届く手段です。
選び方で結果が大きく変わります。
重なりを事前に確かめる
共催の相手の顧客層と、自社の名簿が重なっていると、新規はほとんど増えません。
業種、企業規模、担当の職種を並べて確認します。
相手の集客力が高くても、重なっていれば意味がありません。
共催の相手を選ぶ基準を、項目ごとに見ていきます。
名簿の重なりについては、確認することは業種と企業規模と職種、重要度は最も高い。
名簿の規模については、確認することは配信できる有効件数、重要度は高い。
テーマの接続については、確認することは自社の商材との距離、重要度は高い。
集客の分担については、確認することはどちらが何件を担うか、重要度は中程度。
名簿の扱いについては、確認することは取得した情報の共有範囲、重要度は事前に必ず決める。
名簿の扱いを事前に決める
共催で集めた申込者の情報を、双方が使えるのかどうか。
これを事前に決めずに開催すると、後から揉めます。
取得の際の説明の文言も含めて、開催前に合意します。
個人情報の扱いは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
外部媒体への出稿は単価を比べる
業界の媒体を経由した集客は、申込1件あたりの単価が明示されることがあります。自社で計算した上限と比べます。上限を超える場合でも、その媒体でしか届かない層なら検討の余地があります。
申し込みから出席までの落ち方を、どう設計するのか
申込数ではなく出席数から逆算します。
出席率を把握していないと、必要な申込数そのものが決まりません。
集客の目標を申込数に置くと、出席が伴わないことがあります。
出席から逆算する形に変えます。
出席率は経路で変わる
自社の名簿から申し込んだ相手は、出席率が高くなります。
広告経由で初めて接触した相手は、出席率が下がります。
経路ごとに出席率を記録し、目標の申込数を経路別に決めます。
経路別の出席率の見方を、項目ごとに見ていきます。
自社の名簿については、出席率の傾向は高い、集客量の決め方は申込数をそのまま見込む。
自社サイト経由については、出席率の傾向は中程度、集客量の決め方は少し多めに見込む。
広告経由については、出席率の傾向は低い、集客量の決め方は出席率で割り戻す。
共催の相手の名簿については、出席率の傾向は相手による、集客量の決め方は過去の実績を確認。
外部媒体経由については、出席率の傾向は低い、集客量の決め方は出席率で割り戻す。
申込から開催までの期間を短くしすぎない
申込から開催まで期間が空くと、出席率が下がります。
逆に短すぎると、予定が押さえられません。
2週間前後を基準にして、自社の実績から調整します。
録画の提供を前提にする
出席できなかった相手にも録画を案内すると、接点が続きます。この前提があれば、出席率の低さが直接の損失にはなりません。ただし録画を案内する運用を決めておかないと、機会が消えます。
集客の数字で、何を見誤るのか
申込数の多さを成果と見ることです。
経路によって商談につながる比率が違うため、総数では判断できません。
集客の報告では、数字の見え方に注意が要ります。
経路を混ぜた総数で判断しない
申込数が増えても、その増加が広告経由だけなら、商談の件数は比例しません。
経路別に申込数と、そこから生まれた商談件数を並べます。
総数だけの報告は、判断材料になりません。
集客で見誤りやすい点を、項目ごとに見ていきます。
申込数が多ければ成功については、実際の見方は経路別の商談発生率で見る。
出席率が高ければ良いについては、実際の見方は名簿からの比率が高いだけのことがある。
広告は費用が高いから使わないについては、実際の見方は申込1件の上限と比べて判断する。
共催は集客力の高い相手を選ぶについては、実際の見方は名簿の重なりの少なさで選ぶ。
無料の経路だけで足りるについては、実際の見方は名簿が減っていくことを見落とす。
出席率の高さを成果にしない
出席率が高い回は、名簿からの申込が多かっただけということがあります。
新規の比率が低ければ、その回の集客は広がっていません。
出席率と新規の比率を並べて見ます。
外部に任せる場合の確認事項
集客を外部に委託する場合があります。申込数だけを成果指標にすると、商談につながらない層が集まることがあります。出席率と、参加者の属性の条件を契約に含められるかを確認してください。
集客の組み立てを変える手順
過去のウェビナーを経路別に集計するところから始めます。
今どこから来ていて、どこから商談が出ているかが分かると、配分が決まります。
集客の改善は、告知の文面の工夫から始めても効果が小さいままです。
構成の見直しから入ります。
集客を組み替える段取りを、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは過去1年の申込を経路別に集計する、期間の目安は2週間。
2については、やることは経路別の出席率と商談発生率を出す、期間の目安は2週間。
3については、やることは名簿からの申込率を把握する、期間の目安は1週間。
4については、やることは申込1件あたりの上限を計算する、期間の目安は1週間。
5については、やることは新規が取れる経路に配分する枠を決める、期間の目安は2週間。
6については、やることは共催の候補を重なりの少なさで選ぶ、期間の目安は4週間。
告知の期間を先に確保する
必要な申込数から逆算して、告知の開始時期を決めます。
開催日を決めてから告知を考えると、期間が足りません。
年間の開催予定を先に押さえておくと、この逆算ができます。
集客で追う数字を、項目ごとに見ていきます。
経路別の申込数については、見る頻度は開催ごと、判断に使うところは配分の見直し。
経路別の出席率については、見る頻度は開催ごと、判断に使うところは目標申込数の算出。
申込1件あたりの費用については、見る頻度は開催ごと、判断に使うところは上限との比較。
新規申込者の比率については、見る頻度は開催ごと、判断に使うところは名簿の広がり。
有効な配信件数の増減については、見る頻度は毎月、判断に使うところは名簿の健全性。
新規の比率を毎回記録する
その回の申込者のうち、過去に接点のなかった人の割合を出します。
この比率が下がり続けているなら、外部の経路への配分を増やします。
気づくのが遅れると、名簿が縮小してから対応することになります。
配信件数の減少を早期に捉える
配信停止と、宛先の無効化は毎月発生します。
増加がこれを上回っているかを毎月確認します。
下回っている状態が続くと、数年後に集客の手段が失われます。
ウェビナーの集客をどこから組み立てるか迷う場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。集客の経路ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
ウェビナーの集客はどこから始めればいいですか
過去の開催を経路別に集計することからです。自社の名簿、自社の露出、外部からの持ち込みの三つに分け、それぞれの申込数と商談発生率を出すと、次回の配分の根拠が出ます。
集客に広告費をかけるべきですか
申込1件あたりの上限を先に計算してください。申込から商談、商談から受注の比率と受注1件の粗利から逆算します。上限の範囲であれば、新規の層に届く手段として使う価値があります。
共催の相手はどう選べばいいですか
集客力の高さではなく、自社の名簿との重なりの少なさで選びます。業種、企業規模、担当の職種を並べて確認してください。あわせて申込者の情報を双方が使えるかを開催前に決めておきます。
申込は集まるのに出席が少ないのはなぜですか
経路によって出席率が違います。名簿からの申込は出席率が高く、広告経由の初回接触は下がります。経路別に出席率を記録し、出席数から逆算して必要な申込数を決めてください。
毎回同じ人しか参加しません
集客が自社の名簿だけに依存しています。新規の申込者の比率を毎回記録し、下がり続けているなら外部の経路に配分する枠を作ってください。名簿は放置すると毎月減っていきます。
まとめ
- 集客の経路が既存の名簿への配信だけになっているからです。同じ相手に繰り返し案内を出すと、回を重ねるごとに反応が落ちます
- 自社の名簿、自社の露出、外部からの持ち込みの三つに分けます。それぞれ費用と立ち上がりの速さが違うので、混ぜて管理できません
- 配信できる件数の数パーセントが申込の目安になります。この比率を把握していないと、必要な外部集客の量が決まりません
- 参加者から商談が生まれる比率と、商談の価値から逆算します。申込1件あたりの上限を決めずに出稿すると、費用が青天井になります
- 自社の名簿と重なりが少ない相手を選びます。参加者数の多さよりも、重なりの少なさが成果を左右します
- 申込数ではなく出席数から逆算します。出席率を把握していないと、必要な申込数そのものが決まりません
- 申込数の多さを成果と見ることです。経路によって商談につながる比率が違うため、総数では判断できません
- 過去のウェビナーを経路別に集計するところから始めます。今どこから来ていて、どこから商談が出ているかが分かると、配分が決まります