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既存顧客からの追加受注をマーケが作る

外注・パートナー選び公開:2026年9月15日更新:2026年9月15日読了 約11分
既存顧客からの追加受注をマーケが作る

マーケティングの目標が新規リードの件数で置かれているからです。
既存顧客からの追加受注は、誰の目標にも入っていないまま営業の個人技になります。

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目次

  1. 既存顧客向けの活動が、マーケティングの仕事から外れているのはなぜか
    • 目標の置き方が、活動の範囲を決める
  2. 新規と既存で、費用の構造がどう違うのか
    • 接点を作る費用が要らない
  3. 既存顧客を広告の配信対象から外してよいのか
    • 除外の目的を分けて考える
  4. 既存顧客に渡す情報は、何が違うのか
    • 相手の段階が、新規とは違う
  5. 追加受注のきっかけを、どの合図で捉えるのか
    • 利用が増えているときが入口
  6. 営業に渡すときに、何を添えるのか
    • 既存だからこそ、雑な提案は効かない
  7. 既存顧客への接触を増やすと、何が起きるのか
    • 配信の停止は、取り返しがつきにくい
  8. 既存顧客向けの活動を立ち上げる順番
    • 過去の追加受注から合図を探す
  9. よくある質問
  10. まとめ

マーケティングの目標が新規リードの件数で置かれているからです。
既存顧客からの追加受注は、誰の目標にも入っていないまま営業の個人技になります。

既存顧客向けの活動が、マーケティングの仕事から外れているのはなぜか

マーケティングの目標が新規リードの件数で置かれているからです。
既存顧客からの追加受注は、誰の目標にも入っていないまま営業の個人技になります。

既存顧客向けの活動が、マーケティングの仕事から外れているのはなぜか

既存顧客からの追加受注は、たいてい営業の担当者が個別に取ってきます。
仕組みとして作られている会社は多くありません。

目標の置き方が、活動の範囲を決める

マーケティングの目標が新規のリード件数なら、既存顧客に時間を使う理由がありません。
既存顧客への配信は、リード件数として数えられないからです。

担当が分かれていることが多い

新規の獲得はマーケティング、既存の対応はカスタマーサクセスか営業。
この分け方だと、既存顧客に対して需要を作る役割が空きます。

既存顧客への活動が抜け落ちる構造

領域担当している部門追加受注への関与
新規の獲得マーケティング関与しない
既存の運用支援カスタマーサクセス要望が出れば営業へ
既存への提案営業担当者の判断
既存への情報提供決まっていない抜けやすい
既存の利用状況の把握カスタマーサクセス共有されない

抜けている役割を先に名指しする

既存顧客に対して、次の検討を始めてもらう働きかけ。これを誰の仕事にするかを決めないと、体制の議論が進みません。

新規と既存で、費用の構造がどう違うのか

既存顧客には、接点を作るための費用がほとんどかかりません。
そのぶん、かける時間あたりの成果が新規より大きくなりやすい領域です。

新規と既存で、費用の構造がどう違うのか

費用の構造が違うので、同じ指標では比べられません。

接点を作る費用が要らない

新規の獲得では、認知から問い合わせまでの費用がかかります。
既存顧客とは、すでに連絡先も関係もあります。
配信や接触にかかるのは、ほぼ人の時間だけです。

それでも成約するとは限らない

費用が安いことと、成約しやすいことは別です。
既存顧客は自社の良いところも悪いところも知っています。
新規より説得が難しい論点もあります。

新規と既存の費用の違い

項目新規既存
接点を作る費用広告や展示会の費用ほぼ不要
関係を作る時間長いすでにある
判断の材料一から示す実績がある
断られる理由情報が足りない過去の体験
必要な人の時間多い中くらい

予算の配分を決めるときの見方

新規と既存の予算を同じCPAで比べると、既存が常に有利に見えます。成約までの確率と、取れる金額の上限も併せて見ます。

既存顧客を広告の配信対象から外してよいのか

一律に外すと、追加検討の機会を逃します。
外すのは新規獲得の広告だけにして、既存向けの配信は別に設計します。

既存顧客を広告の配信対象から外してよいのか

既存顧客の除外は、無駄打ちを減らす手として行われます。

除外の目的を分けて考える

新規獲得の広告で既存顧客に当たるのは、費用の無駄です。
一方で、既存顧客に別の商品を知らせる配信には意味があります。
同じ除外の判断にはなりません。

除外の精度には限界がある

顧客の連絡先を除外に使っても、完全には外れません。
同じ会社の別の担当者や、別の端末からの接触は残ります。
完全な除外を前提にした設計にしないほうが安全です。

既存顧客の扱いの分け方

配信の目的既存顧客の扱い理由
新規獲得の広告除外する費用の無駄
別商品の告知対象に含める追加検討の機会
既存向けの情報提供対象にする関係の維持
比較検討の段階の広告判断が分かれる再検討の合図になりうる
採用や広報の配信除外しない目的が違う

データの扱いを確認する

顧客の連絡先を広告の配信に使う場合、取得時の同意の範囲を確認します。取り扱いの範囲は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください

既存顧客に渡す情報は、何が違うのか

自社の商品の説明ではなく、相手の次の課題についての情報を渡します。
すでに使っている相手に、入門的な説明は届きません。

既存顧客に渡す情報は、何が違うのか

既存顧客に新規向けの情報を送ると、関係が薄まります。

相手の段階が、新規とは違う

新規向けの情報は、課題があることの説明から始まります。
既存顧客は、その課題をすでに解いています。
次に出てくる課題の話でないと、読む理由がありません。

使っている範囲で内容を分ける

同じ既存顧客でも、使っている範囲が違います。
一部だけ使っている相手と、広く使っている相手では、次の話が違います。

利用の段階ごとの情報の出し分け

利用の段階渡す情報狙い
導入して間もない定着のための情報解約の防止
一部だけ使っている使っていない範囲の話利用範囲の拡大
広く使っている次の課題と連携の話別商品の検討
契約の更新が近い成果の整理更新と条件の話
利用が減っている状況の確認離脱の兆候の把握

成果の整理は、営業が使う材料になる

その顧客がどれだけ使い、何が変わったか。これを定期的に整理して渡すと、追加の提案の入口になります。マーケティングが作れる材料の中で、最も効きやすい形です。

追加受注のきっかけを、どの合図で捉えるのか

利用状況の変化と、組織の変化の二つを見ます。
どちらも営業が自分では気づけないので、仕組みで拾います。

追加受注のきっかけを、どの合図で捉えるのか

合図を決めておくと、提案の時期が個人の勘に依存しなくなります。

利用が増えているときが入口

使っている量が増えている顧客は、範囲を広げる余地があります。
逆に減っている顧客は、追加提案より状況の確認が先です。

組織の変化は、外からも分かる

担当者の異動、部署の新設、拠点の増加。
こうした変化は、公開されている情報からも拾えます。

追加受注の合図を、項目ごとに見ていきます。
利用量の増加については、拾い方は利用の記録、次の行動は範囲の拡大の提案。
新しい担当者の接触については、拾い方は問い合わせと閲覧の記録、次の行動は関係の作り直し。
別部署からの資料請求については、拾い方は同一会社の接触、次の行動は横展開の提案。
契約の更新時期の接近については、拾い方は契約の管理、次の行動は成果の整理と条件の話。
利用量の減少については、拾い方は利用の記録、次の行動は状況の確認。

同じ会社の別部署からの接触を見逃さない

既存顧客の別の部署が、新規として資料を請求することがあります。会社の単位で記録が結びついていないと、新規リードとして処理されます。この結びつけは、仕組みの設定で解決できます。

営業に渡すときに、何を添えるのか

その顧客の利用状況と、合図の内容を添えます。
名前だけを渡しても、営業は何を切り口にするか決められません。

営業に渡すときに、何を添えるのか

既存顧客への提案は、切り口が決まっていないと動きません。

既存だからこそ、雑な提案は効かない

関係があるぶん、的外れな提案は信頼を減らします。
新規に対するより、渡す情報の精度が要ります。

渡すのは三つまで

利用の状況、拾った合図、想定される次の課題。
この三つがあれば、営業は最初の一言を作れます。

既存顧客を営業に渡すときの内容を、項目ごとに見ていきます。
利用の状況については、中身は使っている範囲と量の推移、出どころは利用の記録。
拾った合図については、中身は何が変わったか、出どころは記録と外部の情報。
想定される次の課題については、中身は同じ段階の他社の例、出どころは過去の受注の傾向。
過去の要望については、中身は断られた提案の履歴、出どころは案件の記録。
契約の条件については、中身は更新の時期と条件、出どころは契約の管理。

過去に断られた提案を必ず添える

同じ提案を二度持っていくのは、関係を損ねます。過去に断られた内容と理由を、必ず一緒に渡します。

既存顧客への接触を増やすと、何が起きるのか

接触の回数を増やすだけでは、追加受注は増えません。
内容が伴わない接触が増えると、情報の配信が止められます。

既存顧客への接触を増やすと、何が起きるのか

既存顧客への活動は、量を増やす方向に行きやすい領域です。

配信の停止は、取り返しがつきにくい

既存顧客に配信を止められると、次の接点が営業の訪問だけになります。
新規の相手より、失うものが大きい判断です。

追加提案が、運用の不満を掘り起こすことがある

いま使っている範囲に不満がある相手に追加の提案をすると、その不満が出てきます。
先に状況の確認が要る相手を、提案の対象から外しておきます。

接触を増やしたときに起きることを、項目ごとに見ていきます。
配信の頻度を上げるについては、起きやすいことは停止の申し出が増える、避け方は頻度の上限を決める。
全顧客に同じ内容を送るについては、起きやすいことは関係のない相手に届く、避け方は利用の段階で分ける。
不満のある顧客に提案するについては、起きやすいことは不満が表面化する、避け方は先に状況を確認。
更新の直前に提案するについては、起きやすいことは条件の交渉と混ざる、避け方は時期をずらす。
複数部門から別々に接触するについては、起きやすいことは窓口が混乱する、避け方は接触の記録を共有。

部門をまたいだ接触の記録を共有する

営業、カスタマーサクセス、マーケティングが別々に接触していると、顧客側から見て一貫性がありません。誰がいつ何を送ったかを、一か所で見られるようにします。

既存顧客向けの活動を立ち上げる順番

最初にやるのは、既存顧客の利用状況を一覧にすることです。
状況が見えないまま配信を始めても、出し分けができません。

既存顧客向けの活動を立ち上げる順番

情報の整理から入ります。

立ち上げの段取りを、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは既存顧客を利用の段階で分類する、期間の目安は2週間。
2については、やることは過去の追加受注の事例からきっかけを洗い出す、期間の目安は2週間。
3については、やることは合図として拾う項目を3つ決める、期間の目安は1週間。
4については、やることは同一会社の接触を結びつける設定を入れる、期間の目安は2週間。
5については、やることは段階ごとの情報提供を始める、期間の目安は1か月。
6については、やることは営業に渡す形式を決める、期間の目安は2週間。

過去の追加受注から合図を探す

過去に追加受注が取れた顧客が、その前に何をしていたか。
利用量、問い合わせ、担当者の変化。
ここから合図の候補が出ます。

追う数字を決める

数字は説明のための仮の値です。
既存顧客が120社、そのうち一部の範囲だけ使っている顧客が70社なら、範囲の拡大が最初の対象になります。

既存顧客からの成果を見る数字を、項目ごとに見ていきます。
既存顧客からの受注件数と金額については、見る頻度は毎月、見方は新規と分けて出す。
一社あたりの取引額の推移については、見る頻度は四半期、見方は広がっているか。
合図から提案までの日数については、見る頻度は毎月、見方は仕組みが回っているか。
配信の停止の申し出件数については、見る頻度は毎月、見方は接触が過剰でないか。
別部署からの新規接触の件数については、見る頻度は毎月、見方は横展開の余地。

新規と既存を分けて報告する

合算した売上で報告すると、どちらが伸びているか分かりません。
月次の報告を、最初から分けた形にします。

既存顧客からの追加受注をどう仕組みにするか決められない場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。既存と新規の配分ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。

よくある質問

既存顧客への働きかけはマーケティングの仕事ですか

目標が新規のリード件数だけで置かれていると、誰の仕事にもなりません。既存顧客に次の検討を始めてもらう役割を、どの部門が持つかを先に決めます。

既存顧客は広告の配信対象から外すべきですか

新規獲得の広告からは外します。別商品の告知や情報提供の配信は、既存顧客も対象に含めます。一律に外すと追加検討の機会を逃します。

既存顧客に送る情報は新規向けと同じでよいですか

違います。既存顧客はすでにその課題を解いているので、入門的な説明は読まれません。利用の段階で分けて、次に出てくる課題の情報を渡します。

追加提案の時期はどう決めますか

利用量の変化、新しい担当者の接触、別部署からの資料請求といった合図で決めます。利用量が減っている顧客には、提案より先に状況の確認をします。

既存顧客への接触は増やしたほうがよいですか

回数を増やすだけでは受注は増えず、配信を止められる可能性が上がります。既存顧客に配信を止められると次の接点が営業の訪問だけになり、新規の相手より失うものが大きくなります。

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戦略設計、Meta・Google・TikTok等の広告運用、クリエイティブ制作、LP改善、レポート自動化、AI導入までを一気通貫で支援します。

  • 無料マーケ診断は毎月10社限定
  • オンライン30〜45
  • 事前資料の準備は不要

お見積りまでの4段階で費用は発生しません。媒体費(広告費)とサービス費用は別勘定です。

まずは無料で相談する>>>

まとめ

  • マーケティングの目標が新規リードの件数で置かれているからです。既存顧客からの追加受注は、誰の目標にも入っていないまま営業の個人技になります
  • 既存顧客には、接点を作るための費用がほとんどかかりません。そのぶん、かける時間あたりの成果が新規より大きくなりやすい領域です
  • 一律に外すと、追加検討の機会を逃します。外すのは新規獲得の広告だけにして、既存向けの配信は別に設計します
  • 自社の商品の説明ではなく、相手の次の課題についての情報を渡します。すでに使っている相手に、入門的な説明は届きません
  • 利用状況の変化と、組織の変化の二つを見ます。どちらも営業が自分では気づけないので、仕組みで拾います
  • その顧客の利用状況と、合図の内容を添えます。名前だけを渡しても、営業は何を切り口にするか決められません
  • 接触の回数を増やすだけでは、追加受注は増えません。内容が伴わない接触が増えると、情報の配信が止められます
  • 最初にやるのは、既存顧客の利用状況を一覧にすることです。状況が見えないまま配信を始めても、出し分けができません