
一日あたりの患者数を月別に並べ、継続通院と一時的な受診に分けて数えます。
季節の波が大きいのは、継続通院が少ないからです。
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目次
目次
- 内科クリニックで患者が少ないとき、何を見るべきか
- 受診の種類を分ける
- 継続して通う患者を、どう増やすか
- 一度きりの受診で終わらせない
- 待ち時間の長さが、なぜ患者を減らすのか
- 待ち時間が離脱を生む
- 健康診断と予防接種の枠を、どう使うか
- 空いている時期に誘導する
- 検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
- 地図情報を埋める
- 一度来た患者が、次は他院に行くのはなぜか
- 離れる理由
- 地域でかかりつけとして定着するには、何が必要か
- 相談されることが役割
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- 直す順番
- よくある質問
- まとめ
一日あたりの患者数を月別に並べ、継続通院と一時的な受診に分けて数えます。
季節の波が大きいのは、継続通院が少ないからです。
内科クリニックで患者が少ないとき、何を見るべきか
一日あたりの患者数を月別に並べ、継続通院と一時的な受診に分けて数えます。
季節の波が大きいのは、継続通院が少ないからです。
内科クリニックは、風邪の季節に混み、それ以外が空きます。
この波が大きいほど、経営は不安定になります。
受診の種類を分ける
内科で分けて見る受診
| 種類 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| 急性の症状 | 冬に集中 | 一度きりのことが多い |
| 生活習慣病の継続通院 | 通年 | 安定した収益になる |
| 健康診断 | 時期が決まる | 枠を作れる |
| 予防接種 | 季節に集中 | 時期が偏る |
| 慢性疾患の管理 | 通年 | 継続する |
二つ目と五つ目が少ないと、冬以外が空きます。
かかりつけになっているか
風邪のときだけ来る患者と、何かあればまず来る患者では、年間の受診回数が違います。
かかりつけとして定着しているかどうか。
これが経営の軸になります。
一日の診察数には上限がある
医師一人が一日に診られる人数には限りがあります。
混雑する時期には上限に達し、待ち時間が長くなります。
そして、待ち時間の長さで患者が離れます。
数字は説明のための仮の値です。自院の記録に置き換えてください。
継続して通う患者を、どう増やすか
急性の受診で来た人に、その後の話をすることです。
治って終わりにすると、次は別の医院に行かれます。
風邪で来た患者が、治ったら来なくなる。
これが当たり前になっています。
一度きりの受診で終わらせない
急性の受診時にできること
| 場面 | できること |
|---|---|
| 問診のとき | 普段の健康状態や、気になることを聞く |
| 診察のとき | 血圧や体重の変化に触れる |
| 説明のとき | 健康診断の受診状況を確認する |
| 会計のとき | 次に何かあったときの案内 |
健康診断の結果を持ってきてもらう
多くの人が、会社や自治体の健康診断を受けています。
そして、結果を見ても何をすればよいか分かりません。
結果を持ってきてもらえれば説明しますと伝える。
これが、次の受診の理由になります。
そして、その中に治療が必要な項目があれば、継続通院につながります。
生活習慣病の管理
高血圧、脂質異常、糖代謝の異常。
こうした状態は、継続した管理が必要です。
そして、患者自身は自覚症状がないことが多い。
だから、通う理由を伝え続ける必要があります。
次回の予定を伝える
診察の終わりに、次にいつ来るべきかを伝えていますか。
薬がなくなる時期、次の検査の目安、経過を見る間隔。これを伝えると、受診が続きます。
待ち時間の長さが、なぜ患者を減らすのか
体調の悪い人が長く待つことは負担です。
そして、待ち時間の評判が新規の受診を止めます。
混雑する時期に、待ち時間が数時間になることがあります。
待ち時間が離脱を生む
待ち時間への対処
| 対処 | 効果 |
|---|---|
| 予約の仕組み | 時間を指定できる |
| 順番の受付 | 待ち時間を家で過ごせる |
| 待ち時間の目安の表示 | 予定が立つ |
| 混雑する時間帯の案内 | 空いている時間に来てもらえる |
| 待合の分離 | 感染への不安が減る |
順番を取れる仕組み
来院してから待つのではなく、事前に順番を取れる仕組み。
これがあると、待ち時間を家で過ごせます。
そして、その利便性が選ばれる理由になります。
混雑する時間帯を伝える
診療時間の中でも、混む時間と空く時間があります。
開院直後、昼前、夕方。
この傾向を伝えると、患者が分散します。
感染への不安に配慮する
発熱のある患者と、そうでない患者が同じ待合にいることへの不安があります。
動線を分ける、時間帯を分ける、別の場所で待てるようにする。
できる範囲で対処してください。
そして、その対応をしていることを伝えてください。
健康診断と予防接種の枠を、どう使うか
空いている時期に枠を作ることです。
季節の波を埋める手段になります。
健康診断と予防接種は、時期をある程度こちらで決められます。
空いている時期に誘導する
年間の動きと、枠の作り方
| 時期 | 診療の状況 | できること |
|---|---|---|
| 1月から3月 | 混雑する | 予防接種の枠を先に確保 |
| 4月から6月 | 落ち着く | 健康診断の枠を増やす |
| 7月から9月 | 空く | 健康診断、生活習慣病の管理に注力 |
| 10月から12月 | 予防接種で混む | 予約を分散させる |
健康診断から継続通院へ
健康診断で異常が見つかった場合、その後の管理が必要になります。
結果の説明を丁寧にして、必要なら継続の受診につなげる。
これが、健康診断を行う意味の一つです。
企業の健康診断
近隣の企業と契約すれば、継続的な健康診断の依頼になります。
企業にとっては、従業員の健康診断を実施する必要があります。
近くで受けられることは利点です。
予防接種の予約を分散させる
季節性の予防接種は、特定の時期に集中します。
予約の受付を早く始め、時期を分散させてください。そして、その際に他の予防接種の案内もできます。
検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
診療時間と、対応できることを明記してください。
発熱外来 近くのような、症状や状況での検索がされています。
患者は、症状が出てから検索します。
そして、近くで診てもらえる医院を探します。
地図情報を埋める
地図情報で埋めておきたい項目を、項目ごとに見ていきます。
診療時間と休診日については、埋めていないとは開いているか分からない。
診療科目については、埋めていないとは対応しているか分からない。
予約の方法については、埋めていないとはどう受診すればよいか分からない。
駐車場の有無については、埋めていないとは車で行けるか分からない。
院内の写真については、埋めていないとは入りやすさが分からない。
発熱時の受診方法については、埋めていないとは別の対応が必要か分からない。
費用はかかりません。
対応できることを書く
内科といっても、対応の幅は医院によって違います。
生活習慣病の管理、健康診断、予防接種、特定の検査。
何ができるかを書いてください。
医師の情報を出す
誰が診るのかは、患者にとって重要な情報です。
医師の経歴、専門としてきた分野、考え方。
これを出していると、選ぶ理由になります。
表示の決まりを確認する
医療機関の広告や表示には決まりがあります。
書ける内容に制限があります。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
一度来た患者が、次は他院に行くのはなぜか
説明が足りない、待ち時間が長い、対応が冷たいと感じたときです。
どれも診察の場と、受付の対応で決まります。
一度受診した患者が、次は別の医院に行く。
この理由は、限られたパターンに集中します。
離れる理由
他院に移る理由と、防ぐ方法を、項目ごとに見ていきます。
説明が足りなかったについては、防ぐ方法は何の病気で、なぜその薬かを説明する。
質問できなかったについては、防ぐ方法は質問の時間を明確に取る。
待ち時間が長いについては、防ぐ方法は予約や順番の仕組みを整える。
受付の対応については、防ぐ方法は応対の仕方を統一する。
薬の説明がなかったについては、防ぐ方法は何のための薬かを伝える。
説明が診療の一部
診察の時間が短くても、説明が伝われば不満は出ません。
何が起きているか、どうすればよいか、いつまでに治るか。
この三つが伝われば、患者は納得します。
受付の対応が印象を決める
医師の診察は数分ですが、受付とのやりとりは診察の前後にあります。
そして、受付の対応が冷たいと感じると、医院全体の印象になります。
応対の仕方を統一してください。
次に来る理由を伝える
治ったら来なくてよい、という説明で終わると、次は来ません。
経過を見る必要があるなら、それを伝える。何かあればまず相談してほしいと伝える。
地域でかかりつけとして定着するには、何が必要か
何かあったときに最初に相談される存在になることです。
専門外のことも、まず聞ける関係が必要になります。
かかりつけ医とは、専門的な治療をする場所ではなく、最初に相談する場所です。
相談されることが役割
かかりつけとして期待されることを、項目ごとに見ていきます。
症状があるとき最初に相談できるについては、応えるために必要なことは幅広く話を聞く姿勢。
専門の医療機関を紹介してもらえるについては、応えるために必要なことは連携先を持っていること。
継続して状態を見てもらえるについては、応えるために必要なことは記録の活用。
薬や健康診断の相談ができるについては、応えるために必要なことは時間を取る体制。
家族のことも相談できるについては、応えるために必要なことは家族単位での把握。
紹介の連携を持つ
自院で対応できない場合、どこに紹介するか。
この連携があると、患者は安心します。
そして、紹介した後も経過を把握していれば、戻ってきたときに続けて診られます。
家族単位で診る
一人の患者の家族も、同じ地域に住んでいます。
その患者が信頼していれば、家族も来ます。
そして、家族の状況を知っていると、より適切な対応ができます。
高齢の患者への対応
高齢の患者は、複数の医療機関にかかっていることが多くあります。
その全体を把握している医師がいると、薬の重複や相互作用を確認できます。これがかかりつけの役割の一つです。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
急性の受診を継続通院につなげることが最優先です。
費用がかからず、季節の波を埋めます。
内科クリニックの経営は、継続通院の患者をどれだけ持つかで決まります。
直す順番
状態別に見た、着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
季節の波が大きいについては、最初にやることは急性の受診時に健康診断の話をする、次にやることは生活習慣病の管理を提案、費用をかけるのはは当面は不要。
待ち時間が長いについては、最初にやることは混雑する時間帯を案内する、次にやることは順番を取れる仕組みを検討、費用をかけるのはは仕組みの導入時。
一度きりの受診が多いについては、最初にやることは次回の予定を伝えて帰す、次にやることは薬と病状の説明を丁寧にする、費用をかけるのはは当面は不要。
新規が少ないについては、最初にやることは地図情報を整備する、次にやることは医師の情報と対応できることを書く、費用をかけるのはは上を終えてから。
費用がかからないことから
診察時の説明、次回の案内、混雑時間の案内、地図情報の整備。
これらに費用はかかりません。
設備の導入やサイトの改修には費用がかかります。
まず継続通院を増やしてください。
受付の対応を統一する
診察の質が高くても、受付の対応が悪ければ患者は離れます。
応対の仕方、電話の受け方、待ち時間の伝え方。
これを統一してください。
一年で見る
季節変動が大きい業種です。
前年の同じ月と比べてください。
そして、継続通院の患者数が増えているかを見てください。
自院の状況をどう読むかで迷う場合は、月別の患者数を一年分並べるところから始めてください。<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断で現状を整理する</a>ことも、<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">改善の進め方を見る</a>ことも、判断の材料になります。
よくある質問
季節の波を埋めるには何が効きますか
生活習慣病の継続通院と、健康診断です。どちらも通年で発生するため、冬以外の時期を埋められます。
待ち時間を減らすにはどうすればいいですか
順番を事前に取れる仕組みと、混雑する時間帯の案内です。待ち時間を家で過ごせるだけで、負担が大きく減ります。
急性の受診を継続通院につなげるには
健康診断の結果を持ってきてもらう形が有効です。結果の説明から、治療が必要な項目が見つかることがあります。
医師の情報はどこまで書いていいですか
医療機関の広告や表示には決まりがあります。書ける内容に制限があるため、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
かかりつけとして選ばれるには何が必要ですか
何かあったときに最初に相談される関係です。専門外のことも聞けること、必要なら適切な医療機関を紹介できることが条件になります。
まとめ
- 一日あたりの患者数を月別に並べ、継続通院と一時的な受診に分けて数えます。季節の波が大きいのは、継続通院が少ないからです
- 急性の受診で来た人に、その後の話をすることです。治って終わりにすると、次は別の医院に行かれます
- 体調の悪い人が長く待つことは負担です。そして、待ち時間の評判が新規の受診を止めます
- 空いている時期に枠を作ることです。季節の波を埋める手段になります
- 診療時間と、対応できることを明記してください。発熱外来 近くのような、症状や状況での検索がされています
- 説明が足りない、待ち時間が長い、対応が冷たいと感じたときです。どれも診察の場と、受付の対応で決まります
- 何かあったときに最初に相談される存在になることです。専門外のことも、まず聞ける関係が必要になります
- 急性の受診を継続通院につなげることが最優先です。費用がかからず、季節の波を埋めます