
検索広告から始めてください。
加工方法+小ロットで調べているのは、設計者か購買担当で、今まさに発注先を探している人だからです。
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目次
目次
- 町工場のWeb広告は、どの媒体から始めるべきか
- サイトがないと候補に入らない
- いくらから始められるのか
- 受けられる仕事量を先に決める
- 1社への依存を、どう減らすのか
- 新しい取引先を増やす順番
- どんな言葉に広告を出すのか
- 得意なことを言葉にする
- 広告のリンク先は、どこにすればいいのか
- 設備の一覧を出す
- 見積もりの依頼に、どう対応するのか
- 受けられない仕事も返事をする
- 採用にも広告を使うべきか
- 採用の広告に書くこと
- 何から手をつければいいのか
- 記録する項目
- よくある質問
- まとめ
検索広告から始めてください。
加工方法+小ロットで調べているのは、設計者か購買担当で、今まさに発注先を探している人だからです。
町工場のWeb広告は、どの媒体から始めるべきか
検索広告から始めてください。
加工方法+小ロットで調べているのは、設計者か購買担当で、今まさに発注先を探している人だからです。
町工場に発注する人は、具体的に困っています。
この材質を削れるところが見つからない、この数量を受けてくれるところがない、いつもの取引先が受けてくれなくなった。
そのときに、加工方法と条件を組み合わせて検索します。
この場面に当たるのが検索広告です。
SNSの広告は、設計者や購買担当が仕事で使う場所ではないので、効きにくくなります。
主な媒体の違い
| 媒体 | 届く相手 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 検索広告 | 今、発注先を探している設計者や購買担当 | 新規の取引を増やしたいとき |
| SNSの広告 | 一般の人 | 採用に使う場合 |
| 動画の広告 | 同上 | 加工の様子を見せたいとき |
サイトがないと候補に入らない
発注する側は、まず検索して、サイトを見て、問い合わせるかどうかを決めます。サイトがない工場は、そもそも候補に入りません。広告を出す前に、何ができる工場かが分かるサイトを用意してください。
いくらから始められるのか
月3万円程度からです。
1件の取引が続けば大きな金額になるので、回収しやすい業種です。
以下の数字は説明のための仮の値です。
費用の考え方
| 項目 | 仮の値 | 考え方 |
|---|---|---|
| 1クリックの費用 | 300円 | 加工方法で変わる |
| 月の予算 | 30,000円 | 100クリック分 |
| 問い合わせになる割合 | 5% | 100クリックで5件 |
| 受注になる割合 | 20% | 5件で1件 |
1件受注して、その会社が継続して発注してくれるなら、年間で数百万円になることがあります。
広告費3万円は、1件で回収できます。
受けられる仕事量を先に決める
機械と人の数から、受けられる仕事量には上限があります。その上限を超えて広告を出すと、納期を守れなくなります。
1社への依存を、どう減らすのか
広告で新しい取引先を増やしてください。
ただし、1件受注すればすぐ変わるものではないので、数年かけて進める話です。
1社に売上の大半を頼っていると、その会社の都合で仕事が減ります。
これは工場の側では変えられません。
新しい取引先を増やす順番
進め方
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 今の売上の内訳を出す(どの会社が何割か) |
| 2 | 何割まで下げたいかを決める |
| 3 | その分の売上を、新しい取引先で埋める目標にする |
| 4 | 広告で問い合わせを集める |
| 5 | 1社ずつ、小さい仕事から始める |
最初は小さい仕事から
新しい取引先は、いきなり大きな仕事を出してくれません。
試しの1個から始まります。
その1個を、期日どおりに、図面どおりに納めることが次につながります。
時間がかかることを前提にする
広告で問い合わせが来てから、継続的な取引になるまでに1年かかることがあります。月ごとに判断せず、年単位で見てください。
どんな言葉に広告を出すのか
加工方法+条件です。
条件は、材質、小ロット、短納期、試作といった言葉になります。
言葉の種類と、来る人
| 言葉の例 | 来る人 | 扱い |
|---|---|---|
| 加工方法 小ロット | 少量の発注先を探す設計者 | 優先して入れる |
| 材質名 加工 | その材質を扱える工場を探す人 | 優先して入れる |
| 加工方法 試作 | 試作を頼みたい人 | 入れる |
| 加工方法 短納期 | 急いでいる人 | 入れる |
| 加工方法 地域名 | 近くで探している人 | 入れる |
| 加工方法 とは | 調べているだけの人 | 除外する |
| 加工方法 求人 | 働きたい人 | 除外する |
| 中古 機械名 | 機械を買いたい人 | 除外する |
得意なことを言葉にする
難削材の加工厚板の溶接1個からの試作。
自分の工場が得意なことを、検索される言葉に直してください。
金属加工のような広い言葉では、競合が多すぎます。
除外を先に入れる
加工方法の名前は、学んでいる人、機械を探している人が検索します。
広告を出した初日に、とは、勉強、資格、求人、中古、機械の購入を除外してください。
地域を広く設定する
図面を送って加工してもらう仕事なので、距離はあまり関係ありません。全国、あるいは近隣の県まで広げてください。
広告のリンク先は、どこにすればいいのか
できる加工の内容が分かるページにしてください。
会社の沿革だけのページに送ると、発注できるかどうか判断できずに離れます。
リンク先に載せる内容を、項目ごとに見ていきます。
できる加工については、内容は加工方法、扱える材質。
設備については、内容は機械の名前、台数、加工できる大きさ。
精度については、内容はどのくらいの公差まで対応できるか。
ロットについては、内容は1個から受けるか、最小と最大。
納期については、内容は通常の納期、短納期の対応。
実績については、内容は作ってきたものの種類、業界。
図面については、内容はどの形式で受け付けるか。
見積もりについては、内容は図面を送れば出せるか、何日かかるか。
設備の一覧を出す
発注する側は、その機械があるかどうかで判断します。
持っている機械の名前と、加工できる大きさを書いてください。
加工品の写真を出す
何を作ってきたかが分かる写真を載せてください。
取引先の名前や、図面そのものは出せないので、写真だけにします。
守秘義務がある場合は、載せてよいか確認してください。
図面の受け付け方を書く
どの形式のデータを受け付けるか、紙の図面でもよいかを書いてください。問い合わせの手間が減ります。
見積もりの依頼に、どう対応するのか
何日で返すかを先に書いてください。
返信が遅いと、他の工場に決まります。
発注する側は、複数の工場に同じ図面を送ります。
先に返事が来たところから検討が始まります。
見積もりで決めておくことを、項目ごとに見ていきます。
受付の方法については、内容はフォーム、メール、どの形式の図面か。
返信の目安については、内容は何営業日で返すか。
必要な情報については、内容は数量、材質、納期、公差。
概算については、内容は図面がなくても概算を出せるか。
断る場合については、内容は受けられない場合も連絡する。
受けられない仕事も返事をする
受けられない場合でも、その旨を返してください。
次の機会につながります。
問い合わせの入口を軽くする
最初から全ての情報を求めないでください。
会社名、連絡先、相談内容の3つで受け付けて、詳しいことは後で聞きます。
図面のやり取りに注意する
受け取った図面には、取引先の技術情報が含まれます。扱いのルールを決めておいてください。
採用にも広告を使うべきか
人が足りなくて受けられない仕事があるなら、採用が先です。
仕事を取っても作れなければ、意味がありません。
町工場の多くは、人手が足りていません。
受注を増やしても、作る人がいなければ納期を守れません。
優先順位の考え方を、項目ごとに見ていきます。
機械と人に余裕があるについては、優先することは受注を増やす広告。
人が足りないについては、優先することは採用の広告。
後継者がいないについては、優先することは事業の引き継ぎを含めた検討。
採用の広告に書くこと
給与だけでなく、何を作っている工場か、どんな機械があるか、何を覚えられるかを書いてください。
ものづくりをやりたい人が見ています。
受注と採用を同時にやる
人が入るまでに時間がかかります。採用の広告を出しながら、受注の広告も少しずつ動かしてください。
何から手をつければいいのか
できる加工と設備が分かるページを作ってから、月3万円で検索広告を始めてください。
設備と実績が書かれたページがないと、発注の検討に入れません。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは今の売上の内訳を出す、目安は1日。
2については、やることは受けられる仕事量の上限を確認する、目安は1日。
3については、やることはできる加工・設備・精度・ロットを書いたページを作る、目安は3週間。
4については、やることは加工品の写真を撮る、目安は1週間。
5については、やることは見積もりの返信日数を決めて書く、目安は1日。
6については、やることは加工方法+小ロットで広告を出す、目安は1日。
7については、やることはとは・求人・中古を除外する、目安は1日。
記録する項目
見る数字を、項目ごとに見ていきます。
問い合わせ件数については、見方は広告経由で何件来たか。
見積もりを出した件数については、見方はそのうち何件に見積もりを出したか。
受注件数については、見方はそのうち何件が受注になったか。
継続した件数については、見方は1回で終わらず続いた会社の数。
1回の受注だけを見ないでください。
続いた会社が何社かが、この業種では一番大事な数字です。
年単位で判断する
問い合わせから継続的な取引になるまでに、1年かかることがあります。
月ごとに判断せず、年単位で見てください。
広告を出してみたが問い合わせが来ない、あるいは何から始めればいいか分からない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料相談</a>で現状を見てもらうところから始められます。広告も含めて集客全体を見直す段階なら<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
予算はいくらから始めるのがいいですか
月3万円が目安です。1件の取引が続けば年間で数百万円になることがあるので、回収しやすい業種です。ただし受けられる仕事量の上限を先に確認してください。
営業担当がいないのですが、広告で仕事を取れますか
取れます。ただし、できる加工と設備が分かるサイトが先に必要です。発注する側は、サイトを見て候補に入れるかどうかを決めます。サイトがなければ検討に入れません。
1社への依存を減らしたいのですが
広告で新しい取引先を増やせますが、数年かかる話です。新しい取引先は、いきなり大きな仕事を出しません。試しの1個から始まるので、その1個を確実に納めることが次につながります。
どんな言葉で広告を出せばいいですか
金属加工のような広い言葉ではなく、得意なことを具体的な言葉にしてください。難削材 加工厚板 溶接1個から 試作。競合が減り、探している人に当たります。
人が足りないのですが、受注の広告を出すべきですか
採用が先です。仕事を取っても作れなければ納期を守れません。人が入るまでに時間がかかるので、採用の広告を出しながら、受注の広告も少しずつ動かしてください。
まとめ
- 検索広告から始めてください。加工方法+小ロットで調べているのは、設計者か購買担当で、今まさに発注先を探している人だからです
- 月3万円程度からです。1件の取引が続けば大きな金額になるので、回収しやすい業種です
- 広告で新しい取引先を増やしてください。ただし、1件受注すればすぐ変わるものではないので、数年かけて進める話です
- 加工方法+条件です。条件は、材質、小ロット、短納期、試作といった言葉になります
- できる加工の内容が分かるページにしてください。会社の沿革だけのページに送ると、発注できるかどうか判断できずに離れます
- 何日で返すかを先に書いてください。返信が遅いと、他の工場に決まります
- 人が足りなくて受けられない仕事があるなら、採用が先です。仕事を取っても作れなければ、意味がありません
- できる加工と設備が分かるページを作ってから、月3万円で検索広告を始めてください。設備と実績が書かれたページがないと、発注の検討に入れません