ファーストビューでは、誰のどのような悩みを解決するサービスなのかが数秒で理解できる状態にします。
対象者が自分向けだと判断できなければ、その後の説明を読む前に離脱されやすくなります。
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目次
ファーストビューで誰向けのページか一目で伝わっていますか
ファーストビューでは、誰のどのような悩みを解決するサービスなのかが数秒で理解できる状態にします。
対象者が自分向けだと判断できなければ、その後の説明を読む前に離脱されやすくなります。
LPのファーストビューをチェックするとき、最初に確認したいのはデザインの美しさではなく、ページを開いた人がこれは自分に関係のある話だと認識できるかです。
広告からLPへ流入したユーザーは、必ずしもサービス名や会社名を知っているわけではありません。
その状態で抽象的なキャッチコピーだけを見せても、自分向けのページなのか判断できません。
ターゲットを属性だけで表現しない
経営者向け、マーケティング担当者向けのように属性を示す方法は分かりやすいですが、それだけでは十分ではありません。
同じマーケティング担当者でも、新規顧客を増やしたい人と広告費を削減したい人では関心が異なります。
ファーストビューでは、属性だけでなく、現在置かれている状況まで含めて伝える必要があります。
たとえばWeb広告を始めたい企業向けよりも、広告費を増やしているのに問い合わせが増えない企業向けの方が、対象となる人は自分との関連性を判断しやすくなります。
ただし、対象者を細かく限定しすぎると、本来獲得できたユーザーまで対象外だと感じる可能性があります。
広告のターゲティングや検索キーワードと合わせて、どこまで具体化するかを決めます。
広告との対象者のずれを確認する
ファーストビューだけを見るのではなく、流入元の広告も並べて確認します。
広告で中小企業向けと訴求しているのに、LPでは大企業の事例や組織課題を中心に見せている場合、ユーザーが感じる違和感は大きくなります。
検索広告であれば検索キーワード、SNS広告であればクリエイティブや広告文を確認し、広告で想定しているユーザーとLPで話しかけているユーザーを揃えます。
ターゲット確認時に見る要素
| 確認箇所 | 確認する内容 | 問題がある状態 |
|---|---|---|
| メインコピー | 誰向けか理解できるか | 抽象的で自分との関係が分からない |
| 補足文 | 対象者の悩みが書かれているか | サービス説明だけになっている |
| 広告文 | LPと同じ対象者に話しかけているか | 広告とLPで対象者が異なる |
| ビジュアル | 対象ユーザーと印象が合っているか | 写真やデザインから別の商品に見える |
ファーストビューの対象者表現は、広すぎても狭すぎても機能しません。
ファーストビューだけで何を提供するサービスか理解できますか
サービス名や抽象的なコピーだけではなく、何を提供しているのかを具体的な言葉で示します。
初見のユーザーが説明を読まなくてもサービスの種類を判断できる状態が必要です。
ファーストビューでよく起きる問題が、企業側では当たり前になっているサービス内容を、ユーザーも理解している前提で作ってしまうことです。
サービス名が表示されていても、その名前だけでは何を提供しているのか分からないケースがあります。
ブランド認知が十分ではないサービスほど、名称だけに頼らずカテゴリーを説明する必要があります。
サービス名とサービス内容を分けて考える
ファーストビューを見るときは、一度サービス名やロゴを隠して確認すると分かりやすくなります。
残ったコピーや画像だけを見て、広告運用支援なのか、業務システムなのか、採用支援なのかといったサービスのカテゴリーを判断できるかを確認します。
企業側では長期間その商品に関わっているため、説明を省略しても意味が通じるように感じます。
しかし、広告から初めて訪問するユーザーに同じ前提知識はありません。
そのため、ブランドコピーと説明コピーを分けて設計する方法が有効です。
ブランドの考え方を表現する言葉を大きく表示する場合でも、その周辺に何を提供しているサービスなのかを補足する文章を配置します。
機能名だけで説明しない
専門用語や独自機能の名前だけを並べることにも注意が必要です。
独自アルゴリズム搭載やAI最適化機能と書いてあっても、それによってユーザーが何をできるのかが分からなければ、サービス理解にはつながりません。
機能そのものではなく、その機能によって何が変わるのかまで表現します。
たとえば、広告運用サービスであればAIを活用した広告分析だけで終わらせず、広告データを分析し改善候補を抽出するのように利用後の動きまで示す方法があります。
画像だけに説明を任せない
商品写真や管理画面のスクリーンショットを掲載しているだけでは、サービス内容が正しく伝わらない場合があります。
特にBtoBサービスでは、管理画面だけを見ても、どの業務を支援するシステムなのか判断できないことがあります。
画像はサービス理解を補助する役割として使い、基本的な内容はテキストでも説明します。
ファーストビューで得られる価値が具体的に伝わっていますか
機能や特徴を並べるだけではなく、そのサービスを利用することでユーザーの仕事や状況がどう変わるのかを示します。
提供内容と利用価値の両方が理解できる構成にします。
ユーザーが知りたいのは、サービスそのものの説明だけではありません。
自分にどのようなメリットがあるのかまで理解できて初めて、続きを読む理由が生まれます。
そのためファーストビューでは、サービスの機能と利用後の価値を分けて確認します。
機能と価値を混同しない
たとえば広告レポートを自動作成できるは機能です。
その結果として集計作業を減らし、改善施策を考える時間を確保できるがユーザーにとっての価値になります。
機能だけを伝えても、その機能を求めているユーザーには響きます。
しかし課題からサービスを探しているユーザーの場合、機能と自分の悩みを結び付けられないことがあります。
ファーストビューでは、何ができるのかと、それによって何が変わるのかを連続して伝えます。
抽象的なメリットを具体化する
売上を最大化する、業務を効率化する、成果を改善するといった表現だけでは、競合サービスとの違いを判断しにくくなります。
どの業務がどう変わるのかまで一段具体化します。
広告運用支援であれば、広告成果を改善しますよりも、媒体運用だけでなくLPやクリエイティブまで分析し獲得効率の改善を支援するとした方が提供価値を理解しやすくなります。
もちろん、ファーストビューにすべての説明を入れる必要はありません。
情報量を増やしすぎると、逆に中心となるメッセージが分かりにくくなります。
最も強く伝えたい価値を一つ決め、詳細はその下のセクションで説明します。
広告で訴求した価値をそのまま受け取れるか確認する
広告で広告費削減を訴求しているのであれば、LPを開いた直後にも広告費に関するメッセージが必要です。
広告ではコスト削減を期待させているのに、LPでは伴走型マーケティング支援とだけ書かれていると、ユーザーは別のサービスページへ移動したように感じる可能性があります。
流入元ごとに広告の訴求とファーストビューの価値提案を並べて確認すると、こうしたずれを発見しやすくなります。
広告から遷移したときにメッセージがつながっていますか
広告の訴求、検索キーワード、ファーストビューのメッセージが同じ方向を向いているかを確認します。
クリック前の期待とずれると、その後の説明が良くても離脱につながります。
LPの改善ではページ単体を分析しがちですが、ファーストビューは広告との連続性まで含めて評価する必要があります。
ユーザーはLPから体験を始めているわけではありません。
検索結果やSNS広告などを見た時点で、すでにこのページにはこの情報があるはずだという期待を持っています。
検索キーワードとファーストビューを比較する
検索広告の場合、検索キーワードにはユーザーの目的が比較的明確に表れます。
たとえば広告代理店の費用を調べている人は、料金について知りたい可能性があります。
この場合、ファーストビューに料金に関する情報がまったくなく、抽象的なブランドメッセージだけが表示されていると、求めている情報があるか判断できません。
すべての検索キーワードに合わせてLPを作る必要はありませんが、主要な検索意図についてはファーストビューで応える必要があります。
SNS広告ではクリエイティブとの連続性を見る
SNS広告の場合は検索広告とは異なり、ユーザーが能動的にサービスを探していないことがあります。
そのため広告クリエイティブで興味を持った理由が、LPでも継続していることが大切です。
たとえば広告動画でレポート作成時間を短縮できると訴求している場合、LPを開いた瞬間にまったく別のメリットを見せるよりも、同じ課題を起点に説明を続けた方が理解しやすくなります。
広告とファーストビューの整合性チェック
| 流入元 | 広告側で確認する内容 | LP側で合わせる内容 |
|---|---|---|
| 検索広告 | 検索キーワードと広告文 | 検索意図に対する回答 |
| SNS広告 | クリエイティブの訴求 | 広告で提示した課題と価値 |
| 動画広告 | 動画内で最も強いメッセージ | 同じメッセージの再提示 |
| 記事広告 | 記事で説明した課題 | 記事の続きとしての解決策 |
数字や条件も揃える
広告とLPで数字や条件が異なる場合も注意が必要です。
広告では無料と書かれているのに、LPを開くと条件が必要だったり、広告で紹介していたプランがファーストビューから確認できなかったりすると、ユーザーの不信につながります。
キャンペーンや期間限定の訴求を使う場合は、広告を変更した際にLP側も更新されているか確認します。
ファーストビューに信頼できる根拠が配置されていますか
初めて訪問したユーザーが不安を感じやすいサービスでは、実績、導入状況、資格、運営情報など確認可能な根拠を配置します。
根拠のない数字や過度な表現は使いません。
ファーストビューでサービスの魅力が伝わっていても、本当に信頼できるのかという疑問が残ると問い合わせには進みにくくなります。
特に高額なサービス、長期契約が必要なサービス、個人情報を入力するサービスでは、魅力と同時に安心材料を示す必要があります。
実績は具体性より確認可能性を優先する
ファーストビューでは実績多数のような抽象的な表現よりも、ユーザーが判断材料として使える情報を配置します。
ただし、数字を大きく見せるために条件の異なる実績をまとめたり、意味の曖昧な数値を表示したりするのは避けます。
たとえば導入件数を掲載するのであれば、実際に社内で確認できる数字を使います。
掲載できる根拠がない場合は、無理に数字を載せる必要はありません。
支援領域、対応範囲、運営体制など、数字以外にも信頼を補強できる情報があります。
権威性を詰め込みすぎない
ファーストビューに受賞歴、資格、メディア掲載、導入実績などを大量に並べると、一見すると信頼感が増したように見えます。
しかし情報が多すぎると、ユーザーが最も読むべきメインメッセージよりも目立ってしまいます。
信頼情報は、ユーザーが申し込みを検討するうえで特に不安になりやすい要素に絞ります。
新しいサービスで実績が少ない場合は、提供内容や運営会社の情報を分かりやすく示す方法もあります。
サービスによって必要な根拠は変わる
低価格の商品と法人向けの高額サービスでは、必要な信頼情報が異なります。
法人向けサービスであれば支援体制や対応領域が判断材料になることがあります。
消費者向けの商品であれば販売条件、保証、利用方法などが安心材料になる場合があります。
ユーザーが申し込み前に感じる不安を想定し、その不安を小さくする情報をファーストビューまたは直下に配置します。
CTAは次に何をすればいいか迷わない状態になっていますか
CTAでは、クリック後に何が起こるのかを具体的に示し、ファーストビュー内で次の行動を選べる状態にします。
ボタンの色だけでなく、文言、位置、周辺情報まで確認します。
ファーストビューには、サービス説明だけではなくユーザーの次の行動も設計する必要があります。
興味を持ったユーザーがどこを押せばいいのか、押した後どうなるのかを迷う状態では、せっかく関心を持っても行動につながりません。
CTAの文言を具体的にする
詳しくはこちら、申し込むといった短い文言は使いやすい一方で、クリック後の動きが分からない場合があります。
問い合わせページへ進むのであれば問い合わせる、資料請求であればサービス資料を見るのように、行動内容が分かる表現にします。
ユーザーにとって心理的な負担が大きいサービスでは、申し込み前に相談や資料確認といった段階を用意することも考えられます。
ただしCTAを増やしすぎると、どれを選べばいいのか分からなくなります。
ファーストビューでは最も優先したい行動を明確にします。
ボタン周辺の説明も確認する
CTAの近くには、ユーザーがクリック前に確認したい情報を配置します。
たとえば相談フォームであれば、相談が無料なのか、営業連絡があるのか、入力にどの程度の情報が必要なのかといった点が不安になることがあります。
すべてをファーストビューで説明する必要はありませんが、行動を止めている要素が明確であれば、CTA周辺で補足します。
スマートフォンでCTAが見えているか確認する
PCではファーストビュー内にCTAが収まっていても、スマートフォンではコピーや画像が縦に積み重なり、CTAが画面外まで押し出されることがあります。
そのため、デスクトップだけでチェックを終わらせず、主要なスマートフォンサイズでも表示を確認します。
CTAの確認項目
| 確認箇所 | 確認する内容 | 修正を検討する状態 |
|---|---|---|
| ボタン文言 | クリック後の行動が分かるか | 詳しくはこちらだけになっている |
| ボタン位置 | 初期画面から発見できるか | スクロールしないと見つからない |
| 周辺文言 | 行動前の不安を減らせているか | 条件や流れが分からない |
| CTA数 | 優先行動が明確か | 複数のボタンが同じ強さで並ぶ |
スマートフォンでも主要情報が最初の画面に収まっていますか
スマートフォンでは表示領域が狭いため、コピー、補足文、CTAの優先順位を明確にします。
PC版を縮小するのではなく、実機の画面で確認します。
LP制作ではPC画面を基準にデザインを確認することがありますが、実際の広告流入ではスマートフォンからの訪問が多くなるケースがあります。
そのため、ファーストビューはPCとスマートフォンを別々に確認します。
画面内に何が表示されているかを実機で見る
ファーストビューという言葉から、ページ上部のデザイン領域全体を確認して終わるケースがあります。
しかしユーザーが実際に見るのは端末の画面内です。
スマートフォンでページを開いたときに、ロゴと大きな画像だけで画面が埋まり、肝心のコピーが途中までしか表示されていないことがあります。
また、コピーは読めてもCTAが画面外に出ている場合もあります。
確認時にはスクリーンショットだけではなく、実際に端末でページを開き、最初に何が見えるかを確認します。
情報を削る基準を決める
スマートフォンでPC版と同じ情報量を表示すると、縦方向に長くなります。
そこで、ファーストビューに必要な情報を優先順位で整理します。
基本的には、誰向けか、何のサービスか、どのような価値があるか、次に何をすればよいかという情報を優先します。
補足的な説明や複数の実績情報については、ファーストビュー直下へ移動する選択肢があります。
固定CTAが情報を隠していないか確認する
スマートフォンでは画面下部に固定CTAを表示するLPもあります。
固定CTAはスクロール後も行動導線を維持できる一方で、画面の表示領域を狭くします。
特にブラウザの操作領域と固定CTAが重なると、本文の見える範囲がかなり小さくなることがあります。
固定CTAを採用する場合は、コピーやフォーム入力欄など重要な情報を隠していないか確認します。
ファーストビューの表示速度と読みやすさに問題はありませんか
画像や動画が重く表示まで時間がかかる、文字が読みにくい、要素が動き続ける状態は改善対象です。
表示されるまでの体験まで含めて確認します。
どれだけ良いコピーを作っても、その内容が表示される前にユーザーが離脱してしまえば意味がありません。
ファーストビューではコピーやデザインと同時に、表示速度と読みやすさも確認します。
メイン画像の容量を確認する
ファーストビューでは大きな画像を使うケースが多く、画像容量がページ表示に影響することがあります。
特に高解像度の写真を必要以上に大きなサイズのまま使用している場合は確認が必要です。
画像の見た目を維持しながら、実際の表示サイズに合わせたデータへ調整します。
背景動画を使っている場合はさらに注意します。
動画がサービス理解に必要なのか、それとも装飾だけなのかを確認し、ページ表示や通信量に対する負荷と比較します。
コピーの読みやすさを確認する
コピーの内容が良くても、文字が読みにくければ伝わりません。
背景画像の上に文字を重ねる場合は、背景とのコントラストを確認します。
細いフォント、小さすぎる補足文、文字間隔の詰まりすぎなども、スマートフォンでは読みづらさにつながります。
デザイナーが大きなモニターで確認したときには問題がなくても、ユーザーの端末では読みにくい場合があります。
動く要素が理解を邪魔していないか確認する
スライダー、アニメーション、動画などを使うと視覚的な印象を作れます。
一方で、ユーザーが文章を読んでいる途中でメッセージが切り替わると、内容を理解しにくくなることがあります。
特に複数の訴求を自動スライダーで切り替える構成では、最初の数秒でどのメッセージが表示されるかによって理解度が変わります。
表示された状態だけでチェックしない
制作担当者はキャッシュが残った状態や高速な通信環境でLPを見ることがあります。
一方、実際のユーザーは移動中のモバイル回線など、さまざまな環境からアクセスします。
そのため、完成した画面だけを見るのではなく、ページを開いてからファーストビューが完成するまでの動きを確認します。
画像の読み込みによってレイアウトが大きくずれる、後からCTAが移動する、フォントの読み込みで文字位置が変わるといった挙動もチェック対象です。
よくある質問
ファーストビューにはどこまで情報を入れるべきですか
誰向けか、何を提供しているか、どのような価値があるか、次に何をすればよいかを優先します。詳細な機能説明や実績は、必要に応じてファーストビュー直下へ配置します。
ファーストビューに実績は必ず入れた方がいいですか
必須ではありません。申し込み前の不安を減らすために実績が有効なサービスであれば掲載し、ほかの情報の方が判断材料になる場合はそちらを優先します。
ファーストビューのキャッチコピーは短い方がいいですか
文字数だけで判断する必要はありません。短くても意味が伝わらなければ機能しないため、誰向けの何のサービスで、どのような価値があるかを理解できる表現を優先します。
ファーストビューにCTAは必ず必要ですか
問い合わせや資料請求を目的とするLPであれば、興味を持ったユーザーがすぐ行動できるようCTAを配置する方法が適しています。クリック後に何が起こるか分かる文言にします。
ファーストビューを改善するときは何から確認すればいいですか
まず広告や検索キーワードとLPのファーストビューを並べて確認します。誰向けか、提供内容、価値、CTAの順に確認すると、メッセージの抜けや広告とのずれを発見しやすくなります。