最初に確認するのは、コンバージョン計測が正常か、十分なクリック数があるか、検索語句が商材と合っているかの3点です。
広告費を使っていても、このどれかに問題があるとCVは発生しません。
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目次
リスティング広告でCVがまったく取れないときは最初に何を確認すればいいですか
最初に確認するのは、コンバージョン計測が正常か、十分なクリック数があるか、検索語句が商材と合っているかの3点です。
広告費を使っていても、このどれかに問題があるとCVは発生しません。
リスティング広告でCVが取れないとき、すぐにキーワードや広告文を変更するのはおすすめできません。
まず、そもそもCVが発生していないのか、発生しているのに計測できていないのかを切り分ける必要があります。
最初にコンバージョン計測を確認する
広告管理画面上でCVが0件でも、実際には問い合わせや購入が発生している可能性があります。
コンバージョンタグが正常に発火しているか、完了ページのURLが変更されていないか、タグ管理ツールの設定が変わっていないかを確認します。
サイト改修やフォーム変更の直後からCVが0件になっている場合は、広告よりも計測側を先に疑います。
実際の問い合わせ管理表やCRMにリードが入っているのであれば、広告配信を大きく変更する前に計測設定を修正する必要があります。
クリック数が少なすぎないか確認する
CVが取れない原因として、単純にクリック数が不足しているケースもあります。
説明のための仮の値として、想定コンバージョン率が2%だった場合、平均では50クリックに1件程度のCVが発生する計算です。
10クリックしか集まっていない段階でCVが0件でも、それだけで広告が失敗しているとは判断できません。
反対に、300クリック、500クリックと集まっているにもかかわらずCVが0件であれば、流入の質やLPに問題がある可能性が高くなります。
広告費ではなくクリック数とCVRで判断する
10万円使ったのにCVが取れない、という見方だけでは、原因を判断できません。
クリック単価が1,000円なら10万円で100クリックですが、クリック単価が100円なら1,000クリック集まります。
同じ広告費でも、得られる検証データの量は大きく異なります。
CVが取れないときは、消化金額だけでなく、クリック数、検索語句、ランディングページ到達数を合わせて確認します。
変更履歴を確認する
CVが途中から取れなくなった場合は、広告管理画面の変更履歴を確認します。
キーワード変更、マッチタイプ変更、入札戦略変更、広告文差し替え、予算変更、コンバージョン設定変更などが行われていないか確認します。
CVが止まった日と設定変更日が一致していれば、その変更が原因になっている可能性があります。
クリックされているのにCVが取れないのはなぜですか
クリックされているのにCVが取れない場合は、検索意図とLPのズレ、流入ユーザーの質、フォーム離脱、訴求不足を確認します。
クリック数が多いことと、見込み客が集まっていることは同じではありません。
クリックが発生しているのにCVが取れない場合、広告そのものよりもクリック後の導線に問題がある可能性があります。
ただし、LPだけを修正する前に、そのクリックが本当に見込み客から発生しているのかを確認します。
検索語句の意図と商材が合っているか確認する
設定しているキーワードと実際の検索語句は異なります。
部分一致などを利用していると、想定より広い検索語句に広告が表示される場合があります。
たとえば、購入や問い合わせを目的とするユーザーを集めたいのに、意味調査や無料情報を探している検索が多ければ、クリックは発生してもCVにはつながりにくくなります。
検索語句レポートを開き、ユーザーがどのような目的で検索しているかを1件ずつ確認します。
広告文で集めているユーザーが正しいか確認する
広告文のクリック率が高くても、必ずしも成果につながるとは限りません。
極端に強い訴求や、対象条件が曖昧な広告文は、対象外ユーザーまで集めてしまうことがあります。
価格、対象地域、利用条件、法人向けか個人向けかなど、CVする可能性が低いユーザーを事前に絞れる情報は広告文にも反映した方がよい場合があります。
クリック数を最大化するのではなく、CVにつながるクリックを増やす視点が必要です。
LPのファーストビューで離脱していないか確認する
検索したユーザーは、広告をクリックした時点で一定の期待を持っています。
広告で訴求した内容がLPの最初の画面に見当たらないと、ユーザーはすぐに離脱します。
広告文で価格を訴求しているならLPでも価格が分かる必要があります。
特定のサービスを訴求しているなら、そのサービスが最初に確認できる必要があります。
広告とLPのメッセージがつながっているか確認してください。
CVまでの行動が重すぎないか確認する
フォームの入力項目が多い、電話しか問い合わせ手段がない、資料請求までに複数ページ遷移が必要など、CVまでの負担が大きいと離脱が増えます。
特にスマートフォンでは、入力項目の多さがCVRに影響しやすくなります。
クリック後にユーザーへ何を要求しているかを確認し、不要な項目や工程がないか見直します。
検索語句が原因でCVが取れないときはどう直せばいいですか
検索語句が原因の場合は、除外キーワードの追加だけでなく、検索意図ごとに広告グループと広告文を分けます。
意図の合わない検索に広告費が流れていないかを先に確認します。
検索語句の問題は、CVが取れない原因として最も多いもののひとつです。
管理画面のキーワードではなく、実際にユーザーが打ち込んだ言葉を見て判断します。
検索意図ごとに広告文を分ける
たとえば、料金を重視する検索と、機能を重視する検索を同じ広告文で対応すると、どちらにも弱い訴求になる場合があります。
検索意図ごとに広告文を分けることで、クリック後の期待とのズレを減らせます。
検索語句ごとの対応例
| 検索語句の状態 | 判断 | 対応 |
|---|---|---|
| サービスと無関係 | 対象外 | 除外 |
| 情報収集色が強い | CVしにくい可能性 | 配信継続可否を確認 |
| 購入意向が明確 | 見込みが高い | キーワード追加 |
| 料金比較の意図が強い | 専用訴求が可能 | 広告文やLPを調整 |
| クリック多いがCVなし | 要調査 | 検索意図とLPを確認 |
マッチタイプも確認する
検索語句が広がりすぎている場合は、キーワードのマッチタイプも確認します。
部分一致を使うこと自体が問題ではありませんが、検索語句の管理をせずに放置すると、意図の弱い検索へ広告費が流れることがあります。
検索語句の確認頻度を増やし、配信対象を調整する必要があります。
広告文が原因でCVが取れない場合はどこを直せばいいですか
広告文が原因の場合は、クリック率を上げることより、対象ユーザーを正しく選別できているかを確認します。
検索意図、提供内容、価格や条件を広告文とLPで一致させることが必要です。
広告文はクリックを獲得するだけのものではありません。
誰にクリックしてもらい、誰にはクリックしてもらわないかを調整する役割もあります。
クリック率だけで広告文を評価しない
クリック率が高い広告でも、CVが0件なら成果につながっているとは言えません。
反対にクリック率が多少低くても、見込みの高いユーザーだけを集められれば成果につながります。
クリック率とCVRを合わせて確認してください。
条件を広告文に書く
対象地域、対象業種、法人向けか個人向けか、価格帯、提供範囲などを広告文に書くと、対象外のクリックを減らせます。
クリック数は減りますが、広告費の使われ方は改善します。
広告文とLPの言葉を揃える
広告文で使った言葉が、LPの最初の画面に見当たらないと、ユーザーは別のページに来たと感じます。
訴求の言い回し、価格の表記、サービス名の表記を揃えてください。
LPが原因でCVが取れない場合は何を直せばいいですか
LPが原因の場合は、ファーストビュー、不安への回答、CTAの見つけやすさ、フォーム、表示速度の順で確認します。
ページ全体を作り直す前に、離脱している箇所を特定します。
広告側が正しく見込み客を集めていても、クリック後のページで離脱が起きていればCVは発生しません。
LPは全体を見るのではなく、どこで離脱しているかを特定してから直します。
ファーストビューで何のページか分かるか確認する
ページを開いた瞬間に、自分が探していたサービスだと分かる必要があります。
サービス内容、対象者、得られる価値が最初の画面で分からないと、ユーザーは離脱しやすくなります。
広告文で使っている主要な訴求とLPの最初のメッセージを揃えると、期待とのズレを減らせます。
ユーザーの不安に答えられているか確認する
CV直前のユーザーは、料金、実績、導入方法、契約条件、対応範囲など複数の不安を持っています。
これらへの回答がページ内にないと、興味はあっても問い合わせまで進みません。
実際の営業現場でよく聞かれる質問や、問い合わせ前に確認される内容をLPに反映すると改善につながる場合があります。
CTAが見つけやすいか確認する
問い合わせボタンや購入ボタンがページ内に少ない、スクロールしないと見つからない、デザイン上目立たない場合は行動率が下がります。
ユーザーが行動したいタイミングでCTAを見つけられる構成になっているか確認します。
ただし、ボタンを増やすだけでは改善しません。
その直前に、行動する理由が説明されているかも確認する必要があります。
フォーム離脱を確認する
LPの閲覧は多いのにCVが取れない場合、フォームで離脱している可能性があります。
入力項目数、必須項目、エラー表示、スマートフォンでの入力しやすさを確認します。
説明のための仮の値として、フォーム到達が100件あるのに送信完了が1件しかない場合、広告よりフォーム側の改善優先度が高いと判断できます。
表示速度とエラーも確認する
画像容量の増加やタグ追加によってページ表示が遅くなる場合があります。
読み込み前に離脱されれば、広告クリックは計上されてもCVにはつながりません。
スマートフォンとパソコンの両方でページを確認し、ボタンやフォームが正常に動くかテストしてください。
予算や入札が原因でCVが取れないことはありますか
予算が少なすぎる、入札が弱すぎる、目標CPAを厳しく設定しすぎると、十分な配信量を確保できずCVが取れない場合があります。
配信量と獲得効率を同時に確認する必要があります。
CVが取れない原因は、流入の質だけではありません。
そもそも配信量が少なすぎて、CVが発生するだけのデータが集まっていない場合があります。
日予算がクリック単価に対して少なすぎないか確認する
クリック単価が高い商材で日予算が小さいと、1日に数クリックしか集まりません。
説明のための仮の値として、クリック単価が1,000円で日予算が2,000円なら、1日2クリックです。
この状態では、1か月配信しても検証に必要なデータが集まりません。
目標CPAが厳しすぎないか確認する
自動入札で目標CPAを低く設定しすぎると、配信量そのものが絞られます。
配信機会が減れば、CVが発生する確率も下がります。
事業として許容できる範囲で、最初は少し緩めに設定する方法もあります。
配信機会を失っていないか確認する
インプレッションシェアの損失率を見ると、予算不足によるものか、広告ランク不足によるものかを判断できます。
予算が原因なら増額、ランクが原因なら広告文やLPの改善が必要です。
自動入札を使っているのにCVが取れないのはなぜですか
自動入札でCVが取れない場合は、計測設定、学習に使うCV、目標値、予算、データ量を確認します。
設定を頻繁に変えるより、配信に必要なデータが揃っているかを先に確認します。
自動入札は便利ですが、設定しただけで必ずCVが取れるわけではありません。
学習に使うコンバージョンデータや予算が不足していれば、安定した最適化が難しくなります。
最適化対象のコンバージョンを確認する
広告管理画面上で複数のコンバージョンを設定している場合、どのアクションが自動入札の最適化対象になっているか確認します。
本来重視したい問い合わせではなく、ページ閲覧や浅い行動を主要コンバージョンにしていると、広告配信が本来の目的とずれる可能性があります。
逆に、本来計測すべきCVが最適化対象から外れていると、自動入札が正しいデータを利用できません。
データ量が不足していないか確認する
自動入札は過去のデータを利用して配信を調整します。
新しいキャンペーンでCV実績がほとんどない場合、最初から安定した成果が出ないことがあります。
この場合、キーワード、広告文、LPを整えたうえで、一定量の流入データを集める必要があります。
設定変更を繰り返していないか確認する
CVが取れないと不安になり、毎日のように目標CPAや予算を変更してしまうケースがあります。
設定変更を繰り返すと、何が原因で数値が変化したのか判断しにくくなります。
変更する場合は、仮説を一つ決め、変更箇所を限定してください。
予算と目標値の組み合わせを確認する
低い目標CPAと少ない日予算を同時に設定すると、配信量が極端に少なくなる場合があります。
効率だけを追うのではなく、CVを獲得するために必要な配信量が確保できているか確認します。
CVが取れないときはどの順番で改善すればいいですか
改善は、計測確認、配信量確認、検索語句確認、広告文確認、LP確認、フォーム確認、入札調整の順で進めます。
複数箇所を同時に変えず、原因を一つずつ切り分けます。
CVが取れない状態では、さまざまな改善案が思いつきます。
しかし、キーワード、広告文、LP、入札戦略を同時に変更すると、何が効いたのか分からなくなります。
最初に計測、次に配信量を見る
計測が正常でなければ、どの数字も判断に使えません。
計測が正常なら、表示回数とクリック数を見て、検証に足りる配信量があるか確認します。
3番目に検索語句を確認する
配信量があるなら、集まっている検索が商材に合っているか確認します。
対象外の検索が多ければ、除外とキーワード構成を調整します。
4番目に広告文とLPを確認する
検索語句が適切なら、広告文とLPの内容が一致しているか確認します。
ユーザーの検索意図に対して、広告で約束した内容がLPにあるかを確認してください。
5番目にフォームを確認する
LP閲覧が発生しているのにCVがない場合は、フォームを確認します。
入力項目、エラー、送信ボタン、スマートフォン操作を実際に試します。
CVが取れないときの改善順
| 順番 | 確認する内容 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 1 | コンバージョン計測 | タグや設定修正 |
| 2 | 表示回数とクリック数 | 配信量確保 |
| 3 | 検索語句 | 除外やキーワード修正 |
| 4 | 広告文 | 検索意図に合わせる |
| 5 | LP | 訴求と導線修正 |
| 6 | フォーム | 入力負荷や不具合修正 |
| 7 | 入札と予算 | 配信効率を調整 |
最後に入札戦略を調整する
検索語句やLPに問題が残っている状態で入札だけを変えても、CVは改善しにくくなります。
流入と導線を整えたうえで、予算や目標CPAを調整します。
順番を守ることで、無駄な変更を減らしやすくなります。
どれくらい配信してもCVが取れなければ見直すべきですか
判断は広告費ではなく、クリック数、想定CVR、商材の検討期間を基準にします。
十分なクリックが集まっているのにCVが0件なら、検索意図やLPの見直しを優先します。
何円使ったら見切るべきか、という質問に、一律の金額では答えられません。
商材ごとにクリック単価やCVRが違うためです。
想定CVRから必要クリック数を考える
説明のための仮の値として、想定CVRが5%なら、平均では20クリックに1件程度のCVが発生する計算です。
想定CVRが1%なら、100クリックに1件程度です。
そのため、10クリックでCVが0件という結果と、500クリックでCVが0件という結果では意味が違います。
過去実績や他チャネルのデータがある場合は、それを参考に想定CVRを置きます。
クリックが十分なら流入の質を疑う
一定数のクリックが集まっているのにCVが0件なら、検索語句を優先して確認します。
対象外ユーザーが多ければ、LPを改善しても成果は出にくくなります。
検索意図が適切であることを確認した後にLPへ進みます。
検討期間が長い商材は即日CVだけで判断しない
高額商品や法人向けサービスなどでは、広告クリック当日に問い合わせしないユーザーもいます。
一度サイトを閲覧し、比較検討した後に別の日に問い合わせることがあります。
そのため、配信当日のCVだけで判断せず、商材の検討期間も考慮します。
CV0件でも途中指標を見る
最終CVが0件でも、フォーム到達やCTAクリックなどの途中行動が増えている場合があります。
こうした数値を見ることで、どこまでユーザーが進んでいるか判断できます。
広告クリック後すぐ離脱しているのか、フォーム直前まで進んでいるのかでは、改善箇所が異なります。
CVが取れないときほど、最終数値だけではなくユーザー行動を細かく確認することが必要です。
よくある質問
リスティング広告を始めて数日でCVが0件でも問題ですか
数日だけでは判断できない場合があります。クリック数が十分に集まっているかを確認し、想定CVRに対して検証できるだけの流入があるかを見てください。
クリック率が高いのにCVが取れないのはなぜですか
広告文は興味を引けていても、検索意図と商材が合っていない、LPとの内容がずれている、対象外ユーザーまで集めている可能性があります。検索語句とCVRを確認してください。
部分一致を使うとCVが取れにくくなりますか
部分一致そのものが原因とは限りません。ただし、検索語句の確認をしないと対象外の検索まで配信が広がる場合があるため、検索語句レポートと除外設定の管理が必要です。
LPを変える前に広告側でできることはありますか
検索語句の除外、キーワード構成の見直し、広告文と検索意図の整合性確認ができます。見込みの低い流入が多い状態では、LPだけ直しても改善しにくくなります。
CVが0件なら広告配信を停止した方がいいですか
CVが0件という理由だけで即停止する必要はありません。計測、クリック数、検索語句、LP、フォームを確認し、十分なデータがあるのに改善余地が見つからない場合に予算配分や配信継続を見直します。