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治療の質は、数年通ってみなければ分かりません。
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目次
目次
- 総額の比較に引き込まれるのは、どういう構造からか
- 数年後にしか分からない差
- 含まれる範囲が医院ごとに違うことを、どう伝えるか
- 比べられない数字を比べている状態
- 数年通う相手を選ぶとき、何が最後の決め手になるか
- 通院の負担が最大の関心事
- 担当が変わらないことを、違いとして置けるか
- 担当が変わることの影響
- 通院の負担の小ささを、どこまで前に出せるか
- 提供できる枠を先に確認する
- 扱える方法の幅を、違いにできるか
- 選択肢の数は判断に使われない
- 総額を比べられたときの受け方を、どう決めておくか
- 三つの受け方がある
- 総額以外の軸を作る作業の進め方
- 見る数字を決める
- よくある質問
- まとめ
外から確かめられる情報が、総額と場所と時間くらいしかないからです。
治療の質は、数年通ってみなければ分かりません。
総額の比較に引き込まれるのは、どういう構造からか
外から確かめられる情報が、総額と場所と時間くらいしかないからです。
治療の質は、数年通ってみなければ分かりません。
検討している人は、複数の医院の情報を見ます。
そのとき比べられるのは、どの医院も同じ形で示している情報です。
総額、所在地、診療の時間。
この三つしか揃っていません。
治療の内容の差は、専門の領域です。
検討している人には評価できません。
評価できない情報は、判断の材料になりません。
数年後にしか分からない差
担当する人の経験、計画の立て方、途中の対応。
これらは治療が終わってから分かります。
選ぶ時点では確かめようがありません。
外から確かめられる情報と確かめられない情報
| 情報 | 外から確かめられるか | 判断に使われるか |
|---|---|---|
| 総額 | 確かめられる | 使われる |
| 所在地と通いやすさ | 確かめられる | 使われる |
| 診療の時間と休診日 | 確かめられる | 使われる |
| 扱っている方法の種類 | 確かめられる | 使われる |
| 担当する人の経験 | 確かめにくい | 来院後に効く |
| 計画の立て方 | 確かめられない | 来院後に効く |
総額を下げても差が付かない
同じ範囲の医院が全部下げれば、順位は変わりません。
下げた分だけ粗利が減ります。
数年かかる治療では、粗利が薄いと途中の対応に時間をかけられなくなります。
来院してからしか伝わらない情報がある
説明の丁寧さや、質問への答え方は、来てもらわないと伝わりません。来院の前に伝える情報と、来院の後に効く情報を分けて設計します。
含まれる範囲が医院ごとに違うことを、どう伝えるか
何が含まれて何が別になるかを、来院前に読める形で示します。
これを示している医院は多くないため、それ自体が違いになります。
表示されている総額に何が含まれるかは、医院ごとに違います。
検査の費用、毎月の調整の費用、装置を外した後の期間の費用。
どこまでを含めて表示しているかが揃っていません。
比べられない数字を比べている状態
検討している人は、表示された数字を並べます。
含まれる範囲が違うことに気づかないまま、安い順に並べます。
来院して総額を聞いたときに、話が違うとなります。
総額の内訳で医院ごとに差が出る項目
| 項目 | 含めている場合 | 含めていない場合 |
|---|---|---|
| 初回の相談 | 無料のことが多い | 有料の場合がある |
| 精密な検査と診断 | 総額に入る | 別に請求される |
| 毎月の調整 | 総額に入る | 来院のたびにかかる |
| 装置の破損への対応 | 一定の範囲まで入る | 都度かかる |
| 装置を外した後の期間 | 一定期間分が入る | 別にかかる |
| 期間が延びた場合 | 追加なし | 追加でかかる |
毎月の費用が効く
数年通う治療では、毎月かかる費用の有無が総額に大きく効きます。
月々の金額が小さく見えても、数年分では大きな差になります。
この構造を示すこと自体が、検討している人の助けになります。
示し方の確認
金額の示し方には、注意が必要な領域があります。
何をどう書けるかは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
書ける形に整えてから出します。
どちらの方式を採るかを決めて一貫させる
最初から総額で示す形にすると、数字が大きく見えます。毎月の費用を別にしている医院と並ぶと不利になります。どちらを取るかは経営の判断であり、決めたら一貫させます。
数年通う相手を選ぶとき、何が最後の決め手になるか
通い続けられるかどうかです。
総額が同じなら、通える時間に枠がある医院が選ばれます。
数年にわたって月に一度通うことを前提に考えると、判断の軸が変わります。
一度きりの買い物とは、決め手が違います。
通院の負担が最大の関心事
平日の昼しか枠がなければ、働いている人は毎月仕事を調整することになります。
学校に通っている人は、毎月授業を抜けることになります。
数年続くと、この負担は大きなものになります。
数年通うことを前提にしたときの判断の軸
| 軸 | 検討している人が確かめること | 医院側で設計できるか |
|---|---|---|
| 通える時間に枠があるか | 夕方や休日の診療 | できる |
| 予約が取りやすいか | 希望の日に取れるか | できる |
| 待ち時間が短いか | 来院から退出までの時間 | できる |
| 担当が変わらないか | 同じ人が続くか | できる |
| 場所が変わらないか | 移転の予定 | できる |
| 途中で転居した場合 | 引き継ぎができるか | できる |
予約の取りやすさは実績で示せる
希望の日に予約が取れる割合は、事実として示せる情報です。
効果の説明ではないため、書ける範囲が広くなります。
ただし示し方は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
実際の運営と合っているかを確認する
示した内容と実際の対応が違うと、逆に不信になります。
示す前に、現場で本当にその枠が取れるかを確認します。
途中で通えなくなる不安に答える
転勤や進学の予定がある人は、途中でやめることを心配します。引き継ぎができるかどうかが、判断の材料になります。
担当が変わらないことを、違いとして置けるか
置けます。
数年にわたる治療では、同じ人が続けて見ることが安心につながります。
治療が数年続くなら、その間に担当が変わる可能性があります。
大きな組織では、人の異動があります。
一つの医院では、同じ人が続けて見られることが多くなります。
担当が変わることの影響
計画の意図が引き継がれるかどうか。
これまでの経過を知っている人がいるかどうか。
検討している人は、この点を心配します。
担当の継続について示せること
| 示せること | 伝わること | 示し方 |
|---|---|---|
| 担当する人の体制 | 同じ人が続くか | 体制の説明 |
| 担当が変わる場合の引き継ぎ | 情報が残るか | 手順の説明 |
| 相談できる窓口 | 誰に聞けばよいか | 窓口の明示 |
| 記録の引き継ぎ | 経過が残るか | 記録の扱いの説明 |
個人を前に出すことの制約
担当する人について書ける内容には、制約があります。
経歴や資格の記載についても、注意が必要な領域です。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
個人に依存しすぎることの弱さ
一人の存在で選ばれている状態は、その人が辞めたときに崩れます。
数年かかる治療では、この崩れが治療中の患者にも及びます。
個人と医院の両方で選ばれる形を作ります。
体制として示す
一人の名前ではなく、複数で見る体制として示す形があります。どちらを選ぶかは、医院の規模と方針によります。
通院の負担の小ささを、どこまで前に出せるか
枠の提供が実際に伴っているところまでです。
枠がないのに訴えると、予約の段階で失望が生まれます。
通いやすさは、この事業で最も効く軸の一つです。
ただし、訴えるには実体が必要です。
提供できる枠を先に確認する
夕方や休日の枠は、人員の配置の問題です。
広告で訴えても、実際に枠がなければ予約が取れません。
訴求の前に、枠の提供量を確認します。
通院の負担を減らす手立てと、必要な体制を、項目ごとに見ていきます。
夕方以降の枠を作るについては、必要な体制は人員の配置、効く相手は働いている人と学生。
土曜や休日の枠を作るについては、必要な体制は人員の配置、効く相手は平日に来られない人。
待ち時間を短くするについては、必要な体制は予約の管理、効く相手は全般。
予約の変更をしやすくするについては、必要な体制は運用の設計、効く相手は予定が変わりやすい人。
来院の間隔を調整できるについては、必要な体制は医療の判断による、効く相手は遠方から通う人。
来院の間隔は医療の判断が関わる
調整の間隔を空けられるかどうかは、治療の内容によります。
この判断は医療の側が行います。
集客の側が効果として訴えることはできません。
効果の話にしない
通院の回数の少なさを、治療の内容の優位性として説明すると、制約の領域に入ります。
運営としての枠の話にとどめます。
判断に迷う内容は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
作った枠の使われ方を測る
夕方や休日の枠を作ったら、その予約率を測ります。使われていないなら、訴求が届いていないか、そもそも需要がありません。
扱える方法の幅を、違いにできるか
幅そのものより、その人に合う方法を選べることが伝わるかどうかです。
種類を並べるだけでは、判断の材料になりません。
治療の方法には複数の種類があります。
扱っている種類の数を並べる形の情報が多くあります。
ただし、検討している人はどれが自分に合うか分かりません。
選択肢の数は判断に使われない
種類が多いことは、その人にとって良いこととは限りません。
むしろ、選べないという負担になることがあります。
扱える方法について示せることと示せないことを、項目ごとに見ていきます。
扱っている方法の種類については、示せるかは示せる、理由は事実の情報。
それぞれの費用の幅については、示せるかは示し方に注意が要る、理由は金額の表示の制約。
それぞれの効果の違いについては、示せるかは扱わない、理由は制約を受ける。
どういう場合に選べるかについては、示せるかは医療の判断が前提、理由は慎重に扱う。
選ぶ手順については、示せるかは示せる、理由は運営の流れの説明。
選ぶ手順を示す
どの方法が適するかは、検査の後に医師が判断します。
その流れを示すことは、運営の説明です。
検討している人にとって、この流れが分かることが安心につながります。
効果の比較には制約がある
方法ごとの効果や安全性を比べる説明は、制約を受けます。
何をどこまで書けるかは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
扱っていない方法も明示する
自院で扱っていない方法を明示しておくと、来院してから合わないことが分かる事態を防げます。
総額を比べられたときの受け方を、どう決めておくか
他院の金額を出されたときの対応を、医院として一つに決めます。
担当者ごとに割れると、方針そのものが意味を失います。
差別化の方針を決めても、来院の場面で総額の話が出ます。
そのときどう受けるかを決めていないと、結局は値引きで受けることになります。
三つの受け方がある
値引きで受ける。
含まれる範囲の違いとして受ける。
通院の条件の違いとして受ける。
どれを取るかを医院として決めます。
総額の話への受け方と、その後に起きることを、項目ごとに見ていきます。
値引きで受けるについては、その場で起きることは決まりやすくなる、後に起きることは次の案件にも期待が付く。
含まれる範囲の違いを説明するについては、その場で起きることは比較の前提が揃う、後に起きることは総額で判断される。
通院の条件の違いを説明するについては、その場で起きることは判断の軸が増える、後に起きることは説明の力量に左右される。
決められた範囲で条件を調整するについては、その場で起きることは一定の余地が残る、後に起きることは範囲を超えない運用が要る。
受けないについては、その場で起きることは一部は他院に行く、後に起きることは価格の基準が守られる。
調整できる範囲を先に決める
まったく調整しないと決めると、現場が苦しくなります。
どこまでなら調整してよいかの範囲を決めて、その中で運用します。
範囲を超えるときは、誰の判断が要るかも決めておきます。
数年の付き合いになることを踏まえる
値引きして始めた患者は、その後の追加の費用にも抵抗が出ます。
数年の関係になるため、最初の取り決めが長く効きます。
現場と同じ言葉で共有する
方針を集客の側だけが持っていても機能しません。説明を担当する人が同じ言葉で話せる状態にします。
総額以外の軸を作る作業の進め方
自院を選んだ理由と、最後まで通った人の共通点を聞くところからです。
想像で違いを決めると、現実の判断の材料と合いません。
違いを作る作業は、新しいものを作る作業ではありません。
すでにある違いを見つけて、伝わる形にする作業です。
総額以外の軸を作る作業の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは契約した人に選んだ理由を聞き取る、期間の目安は一か月。
2については、やることは完了した人に通い続けられた理由を聞き取る、期間の目安は一か月。
3については、やることは他院と比較していた人の比較の軸を集める、期間の目安は一か月。
4については、やることは自院で実際に取れている枠と時間帯を確認する、期間の目安は二週間。
5については、やることは総額の内訳のうち何が含まれているかを整理する、期間の目安は二週間。
6については、やることは来院前に示す情報と来院後に伝える情報を分ける、期間の目安は三週間。
7については、やることは確認の工程を通して外に出す、期間の目安は一か月。
8については、やることは総額の話への受け方を医院として決める、期間の目安は二週間。
見る数字を決める
数字は説明のための仮の値です。
たとえば契約した100人のうち、通いやすさを理由に挙げた人が40人、担当の継続を挙げた人が20人、総額を挙げた人が15人とします。
このとき投資すべきは、枠の作り方と担当の体制の説明です。
総額を下げる判断には根拠が弱いことが分かります。
総額以外の軸が効いているかを見る数字を、項目ごとに見ていきます。
選んだ理由の分布については、見る頻度は四半期、見るときの観点は総額以外が増えているか。
値引きを行った件数の割合については、見る頻度は毎月、見るときの観点は方針が守られているか。
一人あたりの契約の総額については、見る頻度は毎月、見るときの観点は下がっていないか。
他院と比較していた人の契約率については、見る頻度は四半期、見るときの観点は説明が効いているか。
夕方や休日の枠の予約率については、見る頻度は毎月、見るときの観点は作った枠が使われているか。
契約した年ごとの完了率については、見る頻度は年に一度、見るときの観点は通い切れているか。
一度に多くの軸を立てない
違いを三つ以上並べると、どれも伝わりません。
自院の商圏で最も効く軸を一つか二つに絞ります。
決めたことを文書にして残す
どの軸で戦うか、総額の話にどう答えるか。
文書にしておかないと、担当や現場が変わったときに元に戻ります。
変更するときは、変更の日付と理由も一緒に残します。
総額の比較から抜ける道筋が見えない場合は、無料相談で選ばれている理由を一緒に整理するところから始められます。訴求の組み立てごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
なぜ総額でばかり比べられるのですか
検討している人が外から確かめられる情報が、総額と場所と診療の時間くらいしかないためです。治療の質は数年通ってみなければ分かりません。来院前に伝える情報と、来院後に効く情報を分けて設計してください。
総額の内訳が医院ごとに違います
検査の費用、毎月の調整の費用、装置を外した後の期間の費用など、含める範囲が揃っていません。何が含まれて何が別になるかを来院前に読める形で示すこと自体が違いになります。示し方は掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
数年通う相手を選ぶ決め手は何ですか
通い続けられるかどうかです。総額が同じなら、通える時間に枠がある医院が選ばれます。予約の取りやすさは事実として示せる情報ですが、示す前に現場で本当にその枠が取れるかを確認してください。
扱える方法の種類の多さは訴求になりますか
種類を並べるだけでは判断の材料になりません。どの方法が適するかは検査の後に医師が判断するため、その流れを示すほうが安心につながります。方法ごとの効果を比べる説明は制約を受けます。
他院の総額を出されたらどうしますか
受け方を医院として一つに決めておきます。値引きして始めた患者は、その後の追加の費用にも抵抗が出ます。数年の関係になるため、最初の取り決めが長く効くことを踏まえてください。
まとめ
- 外から確かめられる情報が、総額と場所と時間くらいしかないからです。治療の質は、数年通ってみなければ分かりません
- 何が含まれて何が別になるかを、来院前に読める形で示します。これを示している医院は多くないため、それ自体が違いになります
- 通い続けられるかどうかです。総額が同じなら、通える時間に枠がある医院が選ばれます
- 置けます。数年にわたる治療では、同じ人が続けて見ることが安心につながります
- 枠の提供が実際に伴っているところまでです。枠がないのに訴えると、予約の段階で失望が生まれます
- 幅そのものより、その人に合う方法を選べることが伝わるかどうかです。種類を並べるだけでは、判断の材料になりません
- 他院の金額を出されたときの対応を、医院として一つに決めます。担当者ごとに割れると、方針そのものが意味を失います
- 自院を選んだ理由と、最後まで通った人の共通点を聞くところからです。想像で違いを決めると、現実の判断の材料と合いません