
契約した人が完了するまでの期間に、さらに数年を足した長さです。
広告の管理画面の記録だけに頼ると、必要な時期に遡れません。
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目次
目次
- 数年分の記録が要る事業で、どこまで遡れる状態にしておくべきか
- 必要な期間を先に決める
- 契約した年ごとに患者をまとめる集計に、何が必要か
- 三つの情報を紐づける
- 来院が途切れた人を自動で見つけるには、何を記録すればよいか
- 二つの項目で十分
- 治療の進み具合と広告の記録を、どこでつなぐか
- 一つの番号を最後まで使う
- 同意の扱いと保存の期間を、長い治療にどう合わせるか
- 画面上の計測は長期の追跡に使えない
- 自前で組む部分と、道具を買う部分の線引き
- 最小の形から始める
- 整えた記録が半年後に放置される理由
- 結果が出るまでが長い
- 記録の整備を、どこから着手するか
- 見る数字を決める
- よくある質問
- まとめ
契約した人が完了するまでの期間に、さらに数年を足した長さです。
広告の管理画面の記録だけに頼ると、必要な時期に遡れません。
数年分の記録が要る事業で、どこまで遡れる状態にしておくべきか
契約した人が完了するまでの期間に、さらに数年を足した長さです。
広告の管理画面の記録だけに頼ると、必要な時期に遡れません。
この治療は、契約から完了までに年単位の時間がかかります。
その契約が良かったかどうかは、完了して初めて分かります。
つまり、判断に必要な情報は数年前のものです。
広告の側の記録は、媒体の管理画面に依存していることが多くあります。
保持の期間が限られていたり、媒体を乗り換えると消えたりします。
数年前の契約について、どの入口から来た人かを後から調べられないことが起きます。
必要な期間を先に決める
治療の平均の期間に、後戻りを防ぐ期間と、分析に使う年数を足します。
その長さが、記録を保つべき期間です。
記録を保つ期間の考え方
| 要素 | 長さの目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 契約から装置を外すまで | 治療の平均の期間 | 完了の判定に必要 |
| 装置を外した後の期間 | その医院の運用による | 継続の判定に必要 |
| 分析に使う年数 | 数年分 | 年ごとの比較に必要 |
| 合計 | 上の三つの合計 | 保つべき期間 |
診療の記録の側に持たせる
入口の情報を、診療の記録の中に一つの項目として持ちます。
そこに残っていれば、広告の仕組みを入れ替えても消えません。
保つ期間には別の制約もある
情報の扱いには、保存の期間に関する考え方があります。
必要のない期間まで持ち続けることには注意が要ります。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
何に使うかを決めてから持つ
使い道の説明できない項目は持ちません。項目が増えるほど、管理の負担と責任が増えます。
契約した年ごとに患者をまとめる集計に、何が必要か
契約の日と、その人の入口と、その後の来院の記録の三つです。
全体の平均で集計すると、年ごとの違いが消えます。
この事業の判断で最も使えるのが、契約した年ごとの集計です。
その年に契約した人が、何割完了し、何割が途中でやめたか。
これが、その年の獲得の質を表します。
三つの情報を紐づける
契約の日。
どの入口から来たか。
その後、いつまで来院したか。
この三つがつながれば、年ごとの集計ができます。
年ごとの集計に必要な項目と、置き場所
| 項目 | 置き場所 | 取り方 |
|---|---|---|
| 契約の日 | 契約の記録 | 自動で入る |
| 入口の種類 | 診療の記録 | 受付が入力する |
| 判断した人の区分 | 診療の記録 | 受付が入力する |
| 装置を付けた日 | 診療の記録 | 自動で入る |
| 最後の来院の日 | 予約の記録 | 自動で入る |
| 装置を外した日 | 診療の記録 | 自動で入る |
| 中断した場合の理由 | 診療の記録 | 担当者が入力する |
途中でやめた人も一覧に残す
完了した人だけを残すと、率の計算ができません。
やめた人も同じ一覧に残し、やめた時期を記録します。
入口の情報を後から足せない
数年前の契約について、後から入口を調べることはできません。
今から入力を始めても、結果が出るのは数年後です。
だからこそ、早く始める必要があります。
最初は手で作る
年ごとの一覧は、表計算の一枚で作れます。仕組みを入れる前に、まず手で作ってみます。作ってみると、足りない項目が分かります。
来院が途切れた人を自動で見つけるには、何を記録すればよいか
最後の来院の日と、次の予約の有無の二つです。
この二つがあれば、途切れそうな人をその月のうちに拾えます。
治療の途中で来なくなる人は、正式にやめると言う前に来院が途切れます。
この段階で拾えるかどうかが、中断を減らせるかどうかを分けます。
二つの項目で十分
最後に来た日が分かれば、何か月来ていないかが分かります。
次の予約が入っているかが分かれば、続く見込みが分かります。
この二つの組み合わせで、優先して連絡すべき人が特定できます。
二つの項目の組み合わせと、取る行動
| 最後の来院 | 次の予約 | 状態 | 取る行動 |
|---|---|---|---|
| 一か月以内 | あり | 順調 | 何もしない |
| 一か月以内 | なし | 注意 | 予約の案内を送る |
| 一から三か月 | あり | 遅れ気味 | 予約の確認をする |
| 一から三か月 | なし | 途切れかけ | 連絡して状況を聞く |
| 三か月以上 | なし | 途切れている | 治療の継続の確認をする |
抽出を手作業にしない
毎月、一人ずつ記録を見て探す形にすると、忙しい時期に止まります。
予約の記録から条件で抽出する形にします。
仕組みが難しければ、月に一度まとめて確認する運用でも足ります。
拾った後の連絡の記録も残す
いつ誰に連絡したか、戻ってきたかを記録します。
記録しないと、効いているかが分かりません。
同じ人に何度も連絡することも防げます。
連絡の内容に医療の判断が絡む場合
治療の状態に触れる連絡は、医療の側の判断が要ります。予約の案内は事務の範囲で行えます。どこまでを事務で行うかを決めておきます。
治療の進み具合と広告の記録を、どこでつなぐか
申し込みの時点で発行する番号を、契約と診療の記録に持ち回ります。
段階ごとに別の番号を振ると、途中で追跡が切れます。
申し込みの記録、予約の記録、契約の記録、診療の記録。
それぞれで別の番号が振られると、同じ人だと分かりません。
数年にわたる追跡では、この切れ目が致命的になります。
一つの番号を最後まで使う
申し込んだ時点で番号を発行します。
予約にも、契約にも、診療の記録にも、その番号を転記します。
段階ごとの記録の置き場と持ち回る情報
| 段階 | 記録される場所 | 持ち回る情報 |
|---|---|---|
| 相談の申し込み | 問い合わせの受付 | 発行した番号と入口 |
| 初回の来院 | 診療の記録 | 番号と来院の日 |
| 精密な検査 | 診療の記録 | 番号と検査の日 |
| 診断の説明 | 診療の記録 | 番号と提示した総額 |
| 契約 | 契約の記録 | 番号と契約の総額 |
| 装置の装着 | 診療の記録 | 番号と装着の日 |
| 毎月の調整 | 予約の記録 | 番号と来院の日 |
| 装置を外す | 診療の記録 | 番号と完了の日 |
転記の手間を減らす
手で転記する形にすると、抜けが出ます。
予約の画面に番号の欄を作り、受付が貼り付けるだけの形にします。
電話での申し込みも同じ形にする
電話での申し込みが一定の割合を占めます。
記録していないと、その分の広告の成果が見えません。
かかってきた時刻とどこで知ったかを記録し、同じ番号の体系に載せます。
つないだ後に出せる数字
入口ごとの契約率、入口ごとの契約の総額、入口ごとの完了率。この三つが出れば、配分の判断ができます。
同意の扱いと保存の期間を、長い治療にどう合わせるか
広告データの共有の可否が同意の状態で決まるようになっています。
数年またぐ追跡では、記録の保持の期間の設定も併せて確認が要ります。
2026年6月15日より、広告データの共有の可否は同意モードのad_storageのみで決まる形になりました。
Googleシグナルは、レポート上での表示の可否だけを制御するものになっています。
同意モードを実装していない場合、ad_storageは許可された状態が既定です。
画面上の計測は長期の追跡に使えない
画面上の計測の記録は、保持の期間が限られます。
数年にわたる追跡には、そもそも足りません。
医院の中の記録で押さえておく必要があります。
同意と保持の設定で確かめる項目を、項目ごとに見ていきます。
同意モードの実装の有無については、見るところは計測の設定、対応は実装するかどうかを判断する。
記録の保持の期間については、見るところは計測の設定、対応は必要な長さがあるか。
広告データの共有の状態については、見るところは同意の状態、対応は方針と合っているか。
計測できていない分の見当については、見るところは中の記録との差、対応は報告で説明できるようにする。
情報の扱いの制度の変更については、見るところは公式の情報、対応は運用が適合しているか。
中の記録を主にする
画面上の計測に頼りきると、この変更のたびに数字が動きます。
相談と契約と完了を、医院の中の記録で押さえておきます。
中の記録があれば、計測の変更に左右されません。
情報の扱いの制度も動いている
2026年4月7日、個人情報保護法の改正法案が閣議決定されました。
課徴金制度の新設などが含まれますが、施行の日は確認できていません。
記録の持ち方や保存の期間については、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
計測の技術の前提も変わった
Googleは2025年10月17日に、プライバシー関連の技術の大半を終了すると発表しました。一部は存続しますが、計測の前提は今後も動きます。前提が動くことを織り込んだ設計にします。
自前で組む部分と、道具を買う部分の線引き
記録を結ぶ作業は手元で行い、集計と表示は既存の道具で済ませます。
最初から大きな仕組みを入れると、使われないまま費用だけが残ります。
基盤を作ろうという話になると、まず道具の選定から始まりがちです。
この順番だと、何に使うかが決まらないまま導入されます。
最小の形から始める
表計算の一枚で始められます。
契約した年ごとの一覧を作るだけです。
これで完了率と入口ごとの質が出ます。
規模ごとに必要になる仕組みを、項目ごとに見ていきます。
月の契約が十件前後については、状態は記録が少ない、必要な仕組みは表計算で足りる。
月の契約が数十件については、状態は数年分が溜まる、必要な仕組みは集計の自動化を検討する。
医院が複数あるについては、状態は拠点ごとに記録がある、必要な仕組みは形式を揃えて集約する。
数年分の追跡を始めるについては、状態は長期の記録が要る、必要な仕組みは保管の場所を決める。
外部と数字を共有するについては、状態は委託先がいる、必要な仕組みは共有の形式を決める。
道具を増やす前に手順を見直す
集計に毎月五日かかっているなら、手順の問題である場合があります。
入力の形式を揃えるだけで、日数が半分になることがあります。
買う場合に確認すること
自院の記録を外に置く形になるかどうか。
やめるときに記録を取り出せるかどうか。
数年分の記録が要る事業では、後者が特に重要になります。
維持にかかる手間を見積もる
導入の費用より、毎月の維持の手間が続くかどうかが問題になります。誰が何時間かけるのかを、導入の前に決めます。
整えた記録が半年後に放置される理由
判断に使われない数字を集めているときに起きます。
何を決めるために見るのかが先に決まっていないと、集計だけが残ります。
記録の整備は、始めたときは進みます。
半年後に止まっていることが多くあります。
止まる理由には型があります。
結果が出るまでが長い
この事業では、契約した年の質が分かるのは数年後です。
その間、記録を取り続ける動機が弱くなります。
途中でも使える数字を先に出しておく必要があります。
放置される経路と、その手前で打てる手を、項目ごとに見ていきます。
結果が出るまでが長いについては、起きていることは続ける動機が弱る、手前で打てる手は途中でも使える数字を先に出す。
判断に使われないについては、起きていることは見ても行動が変わらない、手前で打てる手は数字ごとに取る行動を決める。
入力が止まるについては、起きていることは現場の負担が続かない、手前で打てる手は項目を減らし結果を返す。
担当がいなくなるについては、起きていることは属人化している、手前で打てる手は手順を文書にする。
形式が揃わないについては、起きていることは拠点ごとに違う形で入れる、手前で打てる手は形式を先に決める。
数字が信用されないについては、起きていることは定義が揺れている、手前で打てる手は定義を文書にして固定する。
途中でも使える数字を置く
完了率は数年後ですが、装置を付けてから半年後の来院の継続は早く出ます。
この数字を先行の指標として置くと、続ける動機になります。
入力する側に結果を返す
受付や現場が入力した結果を、月に一度返します。
自分の入力が何に使われているかが分かると、入力が続きます。
見ない数字は集めない
集めているが誰も見ていない項目を、半年に一度洗い出します。見ていない項目は削ります。
記録の整備を、どこから着手するか
最後の来院の日と次の予約の有無を拾うところからです。
この二つは今日から使え、途切れた人を減らす効果がすぐ出ます。
整備の作業は、小さく始めて広げます。
最初から完全な形を目指すと、着手できません。
記録の整備に着手する順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは最後の来院の日と次の予約の有無を抽出できるようにする、期間の目安は二週間。
2については、やることは途切れた人への連絡の運用を始める、期間の目安は一か月。
3については、やることは申し込みの時点で番号を発行する運用を始める、期間の目安は二週間。
4については、やることは予約の記録に入口の項目を追加する、期間の目安は三週間。
5については、やることは契約した年ごとの一覧を手で作ってみる、期間の目安は一か月。
6については、やることは中断の理由の入力を始める、期間の目安は一か月。
7については、やることは同意の扱いと保持の期間を確認する、期間の目安は二週間。
8については、やることは入口の情報を診療の記録に残す運用を始める、期間の目安は一か月。
見る数字を決める
数字は説明のための仮の値です。
たとえば通院中の患者が400人、うち次の予約を取らずに帰った人が毎月20人とします。
その20人のうち半数が途切れるとして、月に10人です。
連絡によって半分が戻れば、年間で60人の中断を減らせる計算になります。
記録の運用が続いているかを見る数字を、項目ごとに見ていきます。
突き合わせできた件数の割合については、見る頻度は毎月、見るときの観点は九割を超えているか。
入口が不明な申し込みの割合については、見る頻度は毎月、見るときの観点は一割を下回っているか。
次の予約を取らずに帰った人の数については、見る頻度は毎月、見るときの観点は増えていないか。
途切れた人への連絡の実施率については、見る頻度は毎月、見るときの観点は拾えているか。
連絡して戻ってきた人の数については、見る頻度は毎月、見るときの観点は効いているか。
契約した年ごとの完了率については、見る頻度は年に一度、見るときの観点は年による違いが出ているか。
最初の三か月は数字を評価に使わない
記録を取り始めた直後は精度が安定しません。
最初の三か月は、記録が続くかどうかだけを見ます。
定義を文書にして残す
契約とはどの時点か、完了はどの状態か、中断は何か月来ていない状態を指すか。
文書にしておかないと、集計するたびに数字が変わります。
定義を変えるときは、過去の分も同じ定義で数え直します。
記録がつながっていない状態で判断に迷う場合は、無料相談で途切れた人の拾い方から一緒に見るところから始められます。記録の取り方ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
記録はどれくらいの期間保つべきですか
契約から装置を外すまでの期間に、その後の期間と分析に使う年数を足した長さです。広告の管理画面の記録は保持の期間が限られるため、入口の情報は診療の記録の側に持たせてください。保存の期間の考え方は掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
契約した年ごとの集計には何が必要ですか
契約の日、どの入口から来たか、その後いつまで来院したかの三つです。数年前の契約について後から入口を調べることはできないため、今から入力を始めても結果が出るのは数年後になります。
途切れそうな人をどう見つけますか
最後の来院の日と、次の予約の有無の二つで十分です。この組み合わせで、優先して連絡すべき人が特定できます。毎月手作業で探す形にすると、忙しい時期に止まります。
画面上の計測だけでは足りませんか
保持の期間が限られるため、数年にわたる追跡には足りません。相談と契約と完了を、医院の中の記録で押さえてください。中の記録があれば、計測の仕様の変更に左右されません。
記録の整備が半年で止まってしまいます
完了率が分かるのは数年後なので、その間は続ける動機が弱くなります。装置を付けてから半年後の来院の継続など、途中でも使える数字を先行の指標として先に出してください。
まとめ
- 契約した人が完了するまでの期間に、さらに数年を足した長さです。広告の管理画面の記録だけに頼ると、必要な時期に遡れません
- 契約の日と、その人の入口と、その後の来院の記録の三つです。全体の平均で集計すると、年ごとの違いが消えます
- 最後の来院の日と、次の予約の有無の二つです。この二つがあれば、途切れそうな人をその月のうちに拾えます
- 申し込みの時点で発行する番号を、契約と診療の記録に持ち回ります。段階ごとに別の番号を振ると、途中で追跡が切れます
- 広告データの共有の可否が同意の状態で決まるようになっています。数年またぐ追跡では、記録の保持の期間の設定も併せて確認が要ります
- 記録を結ぶ作業は手元で行い、集計と表示は既存の道具で済ませます。最初から大きな仕組みを入れると、使われないまま費用だけが残ります
- 判断に使われない数字を集めているときに起きます。何を決めるために見るのかが先に決まっていないと、集計だけが残ります
- 最後の来院の日と次の予約の有無を拾うところからです。この二つは今日から使え、途切れた人を減らす効果がすぐ出ます