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結婚相談所の2026年の環境変化と打ち手

集客・マーケ戦略公開:2026年9月15日更新:2026年9月15日読了 約14分
結婚相談所の2026年の環境変化と打ち手

検索からの流入の前提と、広告媒体の枠組みの2つが同時に動きました。
どちらも配分の見直しを必要とする変化です。

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この記事を書いた人TimeValue株式会社 編集部Meta・Google・YouTube・TikTokの広告運用と、クリエイティブ制作、LP改善、データ分析、マーケティング業務のAI導入までを支援しています。
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検索からの流入の前提と、広告媒体の枠組みの2つが同時に動きました。
どちらも配分の見直しを必要とする変化です。

結婚相談所を取り巻く集客の環境は、2026年に何が変わったのか

検索からの流入の前提と、広告媒体の枠組みの2つが同時に動きました。
どちらも配分の見直しを必要とする変化です。

結婚相談所を取り巻く集客の環境は、2026年に何が変わったのか

2026年に起きた変化は、大きく2つに分かれます。
検索からの流入の前提が変わったことと、広告媒体の枠組みが再編されたことです。

検索については、AIによる要約が表示される場面が増えました。
Ahrefsが2026年7月16日に公表した調査では、AI Overviews表示時の日本の検索1位のCTR下落率が、2025年12月の38.0%から2026年6月には62.7%まで拡大しています。

同じ調査では、日本の予測CTR24.1%に対し実測は9.0%でした。
順位を維持していても流入が減る状況です。

媒体については、複数の再編が同じ時期に重なりました。
移行の作業と、計測の前提の確認が必要になっています。

2つの変化が同時に来た意味

流入の前提と媒体の枠組みが同時に動くと、原因の切り分けが難しくなります。
件数が落ちたときに、どちらの影響かが分かりません。

そのため、経路別の記録を分けておく必要があります。
分けていないと、全体の数字しか見られません。

分けたうえで、それぞれの変化の時期を記録に残してください。
時期が分かれば、後から影響を確認できます。

2026年は検索の前提と媒体の枠組みが同時に動きました。経路別の記録を分け、変化の時期を残しておいてください。

検索からの流入が減る前提で、何を変えるのか

評価の数字を順位から流入と指名に移し、情報の置き方を変えます。
順位を上げる投資は、回収できない語が増えています。

検索からの流入が減る前提で、何を変えるのか

検索の順位を上げる投資は、これまで流入の増加につながっていました。
その関係が弱まっています。

Ahrefsの調査では、米国でも検索1位のCTR下落率が58.0%から68.8%に拡大しています。
日本と米国の両方で、同じ方向の変化が起きています。

この環境では、順位を評価の数字にすると判断を誤ります。
順位が上がっても流入が増えない語があるためです。

代わりに見るのは、実際の流入と、指名の検索の件数です。
この2つは、環境の変化を反映します。

情報の置き方も変える必要があります。
問いと答えが近い位置にある構成のほうが、要約に取り上げられます。

結婚相談所であれば、費用、活動の期間、入会の条件、対応する地域の4つが中心になります。
この4つの答えを確定させ、置く場所を1か所に決めてください。

検索の環境の変化と、変えること

変わったことこれまでの対応これからの対応見る数字
順位と流入の関係が弱まった順位を上げる問いに答える形に整える実際の流入
要約で完結する検索が増えた流入を増やす名前が残る形にする指名の検索
AI経由の流入が発生した見ていない経路を分けて記録するAI経由のセッション
第三者の情報が要約に入る見ていない月次で結果を確認する要約の内容

数字は説明のための仮の値です。

AI経由の流入の水準を把握する

AI経由の流入を過大に見積もると、投資の判断を誤ります。
PLAN-Bマーケティングパートナーズが2025年2月1日から4月30日にGA4のデータで行った調査では、83.0%のサイトで生成AI経由のセッションが増加した一方、総流入に占める割合は1%未満でした。

同じ調査では、AI経由のCVRが他のチャネルより高かったサイトは35.1%です。
増えてはいるものの、すべてのサイトで質が高いわけではありません。

この水準を前提に、既存の情報の整理として取り組んでください。
新しい投資を積む段階ではありません。

評価の数字を順位から流入と指名に移します。AI経由の流入は総流入の1%未満のため、既存の情報の整理として取り組んでください。

広告媒体の再編に、どう対応するのか

移行の作業と、計測の設定の確認を分けて進めます。
どちらも期限があるため、対応の時期を計画に入れてください。

広告媒体の再編に、どう対応するのか

2026年には、複数の媒体で枠組みの変更がありました。
対応の作業は、移行と計測の確認に分かれます。

LINEヤフーは2025年9月25日に統合を発表し、2026年4月1日にリリースしました。
基盤はYahoo!広告ディスプレイ広告で、LINE広告のみを利用していた企業はYahoo!計測タグの新規設置が必須となっています。

移行のツールにはビジネスIDが必要です。
検索クエリーマッチングは2026年9月14日に提供が完了し、オプトイン方式となりました。

あわせて、2026年9月30日にLINE VOOMが終了しています。
この面を使っていた場合は、配分の見直しが必要です。

Googleでは、AI Max for Search campaignsが2025年5月6日に発表されました。
自動作成アセットとキャンペーンレベル部分一致は2026年9月に自動アップグレードされ、DSAは2027年2月に延期、2026年9月以降は新規のDSAキャンペーンが作成できません。

2026年の媒体の変更と対応

変更の内容時期必要な対応確認する担当
LINEヤフーの統合2026年4月1日計測タグの設置と移行マーケ・外部
検索クエリーマッチングの提供完了2026年9月14日オプトインの判断マーケティング
LINE VOOMの終了2026年9月30日配分の見直しマーケティング
新規DSAの作成停止2026年9月以降代替の枠組みの確認マーケ・外部

数字は説明のための仮の値です。

対応の担当を決める

媒体の変更は、告知から実施までの期間が短いことがあります。
告知を受け取る窓口を決めていないと、実施の当月まで気づきません。

外部に運用を任せている場合でも、社内に窓口を置いてください。
配分の判断は社内で行うためです。

媒体の変更は移行と計測の確認に分けて進めます。告知を受け取る窓口を社内に置き、影響を記録に残してください

計測の前提は、どこが変わったのか

同意の状態によって広告のデータ共有の可否が決まる形になりました。
設定を確認していないと、既定の扱いのまま運用することになります。

計測の前提は、どこが変わったのか

計測の前提にも変更がありました。
GA4では2026年6月15日より、広告データの共有の可否が同意モードのad_storageのみで決まる形になっています。

Googleシグナルは、レポート上のディメンションの表示可否のみを制御する役割に変わりました。
同意モードを実装していない場合、ad_storageは既定でgrantedとして扱われます。

この変更は、設定を確認していない場合に気づきにくい種類のものです。
既定のまま動くため、画面上の異常としては現れません。

国内では、2026年4月7日に個人情報保護法の改正法案が閣議決定されています。
課徴金制度の新設などが含まれますが、施行日は未確認です。

結婚相談所では、会員に関わる情報を扱う場面が多くなります。
取り扱いの基準は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。

確認しておく設定

確認する項目は3つです。
同意の状態が取得できているか、その状態が計測に反映されているか、共有の範囲が意図どおりかです。

この3つを一度確認すれば、当面は運用できます。
確認の記録は、担当が交代したときにも使えます。

外部に任せている場合も、確認の結果は受け取ってください。
受け取っていないと、設定の状態が社内で分かりません。

同意の状態によって広告データの共有の可否が決まる形になりました。設定を一度確認し、その記録を社内に残してください

2026年の予算は、どう考えればいいのか

市場全体は伸びているため、横ばいの予算は実質的な後退になります。
そのうえで、配分の見直しを同時に行ってください。

2026年の予算は、どう考えればいいのか

予算の判断には、市場全体の動きが参考になります。
電通デジタルが2026年3月5日に公表した2025年のインターネット広告媒体費の詳細分析では、媒体費が3兆3,093億円で111.8%でした。

このうち運用型が2兆9,352億円で、構成比は88.7%です。
ビデオ広告は1兆275億円で構成比30%、前年比121.8%となり初めて1兆円を超えました。

ソーシャル広告は1兆3,067億円で、構成比は39.5%です。
全体が伸びている中で予算を横ばいに置くと、相対的な露出は下がります。

企業の予算の動きも公表されています。
Comexposium Japanが2025年12月5日から19日に行った調査では、n=111のうち2026年の予算増が38.5%で前年比6.2ポイントの増加、横ばいが50.5%でした。

Macbee Planetが2025年12月5日から12日に行った調査では、n=1,086のうち予算増はBtoCが61.3%、BtoBが52.3%でした。
削減の対象はBtoCで「イベント・展示会・セミナー」が42.9%、「CRM/リテンション」が40.7%です。

2026年の予算判断に使う外部の数字

出どころ数字予算判断への使い方注意する点
電通の2025年日本の広告費インターネット広告費4兆459億円で110.8%市場の伸びの基準業種別の数字ではない
電通デジタルの媒体費分析運用型の構成比88.7%配分の前提自社の構成とは異なる
Comexposium Japan調査予算増38.5%、横ばい50.5%社内の説明の材料n=111の調査
Macbee Planet調査BtoCの予算増61.3%削減の対象の参考業種が混在する

数字は説明のための仮の値です。

配分の見直しを同時に行う

予算の総額だけを議論すると、配分の問題が残ります。
流入の前提が変わっているため、前の期と同じ配分は機能しません。

見直すのは、検索への配分と、指名や認知への配分の比率です。
検索からの流入が減る前提であれば、比率は変わります。

見直しの根拠は、自社の経路別の数字で示してください。
外部の数字は、市場の方向を示す材料にとどまります。

市場全体が伸びているため、横ばいの予算は相対的な後退になります。総額の議論と同時に、配分の見直しを行ってください。

新しい広告の枠組みは、いま試すべきか

枠組みの制約を確認したうえで、試験の枠として小さく置く判断になります。
主要な配分を動かす段階ではありません。

新しい広告の枠組みは、いま試すべきか

2026年には、新しい広告の枠組みも動き始めました。
OpenAIは2026年2月9日に米国でChatGPT広告のテストを開始し、2026年8月11日に本格稼働しています。

日本での表示開始は2026年6月19日で、表示の対象はFreeとGoプランの成人ログインユーザーのみです。

費用の水準は、CPMのデフォルトが約60ドル、CPCの推奨が3から5ドルです。
日本の地域の指定は都道府県単位で、カスタムオーディエンスは25,000件以上のマッチが必要とされています。

日予算は7日平均で最大2倍まで動き、代理店専用のコンソールはありません。

結婚相談所のように商圏が限られる事業では、地域の指定の粒度が制約になります。
都道府県単位の指定では、商圏の外にも配信されます。

そのため、現時点では試験の枠として小さく置く判断が現実的です。
主要な配分を動かす段階ではありません。

試験の枠の置き方

試験の枠は、全体の予算の一部を上限として置きます。
上限を決めていないと、判断の根拠がないまま金額が動きます。

評価の期間も先に決めます。
新しい枠組みは、立ち上がりに時間がかかることがあります。

評価の数字は、申し込み単価ではなく来店率まで含めてください。
単価だけでは、質の判断ができません。

新しい枠組みは試験の枠として小さく置きます。商圏が限られる事業では、地域の指定の粒度が制約になる点を確認してください

環境が動いた時期に、外部へ何を確認するのか

媒体の変更への対応状況と、計測の設定の確認結果です。
確認の記録を受け取っていないと、社内に状態が残りません。

環境が動いた時期に、外部へ何を確認するのか

環境の変化が続く時期は、外部との情報のやり取りが重要になります。
Testifyが2026年5月14日から18日に実施した調査では、代理店への不満として運用担当の50.8%が「レスポンスが遅い」を挙げていました。

同じ調査では、マーケティング責任者の53.1%が「成果不振の説明不足」を挙げています。
環境の変化が起きた時期は、この2つが表に出やすくなります。

確認するのは、媒体の変更への対応状況です。
移行の作業が終わっているか、期限のある対応が残っていないかを確認します。

もう1つが、計測の設定の確認結果です。
同意の状態が計測に反映されているかを、記録として受け取ります。

これらを月次の報告の項目に入れてください。
入れていないと、変化のあった月だけ報告が増えます。

報告の項目を固定する

環境の変化が続く時期ほど、報告の項目は固定してください。
毎回項目が変わると、前の月との比較ができません。

固定する項目は、経路別の件数と単価、来店率、そして変更への対応状況です。
この4つがあれば、変化の影響が追えます。

外部には媒体の変更への対応状況と計測の設定の確認結果を求めます。報告の項目を固定し、変化の影響を追える形にしてください

2026年の環境変化への対応は、何から始めるのか

計測の設定の確認と、経路別の記録の分離からです。
記録が分かれていないと、変化の影響を切り分けられません。

2026年の環境変化への対応は、何から始めるのか

着手の順番は、計測、記録、評価、配分の順です。
配分から手をつけると、判断の根拠が残りません。

最初にやるのは、計測の設定の確認です。
同意の状態が取得できているか、計測に反映されているかを確認します。

次に、経路別の記録を分けます。
検索、AI経由、指名、その他の経路を分けて記録できる状態にします。

そのうえで、評価の数字を変えます。
順位から、実際の流入と指名の検索の件数に移します。

媒体の変更への対応は、期限のあるものから進めます。
期限を一覧にして、担当を割り当ててください。

最後に、配分の見直しを行います。
記録と評価が揃ってから行えば、判断の根拠が残ります。

環境変化への対応の着手順

順番やること関わる人期間の目安
1同意の状態と計測の設定を確認するマーケ・外部2週間
2経路別の記録を4つに分けて残すマーケティング2週間
3評価の数字を順位から流入と指名に移す経営・マーケ1週間
4媒体の変更の期限を一覧にして担当を割るマーケティング1週間
5費用と条件の答えを1か所に集約する運営・マーケ3週間
6経路別の数字をもとに配分を見直す経営・マーケ2週間

数字は説明のための仮の値です。

この6工程で、着手から配分の見直しまで11週間前後が目安になります。
媒体の移行の作業がある場合は、4の工程が長くなります。

対応の効果が数字に出るまでには、さらに数か月を要します。
評価の期間を先に決めて、経営と共有しておいてください。

着手点は計測の設定の確認と経路別の記録の分離です。配分の見直しは、記録と評価が揃ってから行ってください。

結婚相談所の2026年の環境変化への対応で判断に迷う場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。
配分の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。

よくある質問

2026年に結婚相談所の集客で何が変わりましたか

検索からの流入の前提と、広告媒体の枠組みが同時に動きました。Ahrefsの調査ではAI Overviews表示時の日本の検索1位のCTR下落率が2026年6月に62.7%まで拡大し、媒体側ではLINEヤフーの統合やDSAの新規作成停止が重なっています。

検索順位はもう追わなくてよいですか

参考の指標として四半期で見る程度に下げてください。順位が上がっても流入が増えない語が増えています。評価の数字は実際の流入と指名の検索の件数に移し、費用や条件の答えを問いと近い位置に置く形に変えてください。

計測で確認すべきことはありますか

GA4では2026年6月15日より、広告データの共有の可否が同意モードのad_storageのみで決まる形になりました。同意モードを実装していない場合は既定でgrantedとして扱われます。設定を一度確認し、記録を社内に残してください。

2026年の予算は増やすべきですか

市場全体は伸びているため、横ばいの予算は相対的な後退になります。電通の発表では2025年のインターネット広告費は4兆459億円で前年比110.8%でした。総額の議論と同時に、流入の前提が変わった分の配分の見直しを行ってください。

新しい広告の枠組みは試すべきですか

試験の枠として小さく置く判断が現実的です。ChatGPT広告は日本での表示が2026年6月19日に始まりましたが、地域の指定は都道府県単位で、商圏が限られる事業では制約になります。上限と評価の期間を先に決めてください。

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まとめ

  • 検索からの流入の前提と、広告媒体の枠組みの2つが同時に動きました。どちらも配分の見直しを必要とする変化です
  • 評価の数字を順位から流入と指名に移し、情報の置き方を変えます。順位を上げる投資は、回収できない語が増えています
  • 移行の作業と、計測の設定の確認を分けて進めます。どちらも期限があるため、対応の時期を計画に入れてください
  • 同意の状態によって広告のデータ共有の可否が決まる形になりました。設定を確認していないと、既定の扱いのまま運用することになります
  • 市場全体は伸びているため、横ばいの予算は実質的な後退になります。そのうえで、配分の見直しを同時に行ってください
  • 枠組みの制約を確認したうえで、試験の枠として小さく置く判断になります。主要な配分を動かす段階ではありません
  • 媒体の変更への対応状況と、計測の設定の確認結果です。確認の記録を受け取っていないと、社内に状態が残りません
  • 計測の設定の確認と、経路別の記録の分離からです。記録が分かれていないと、変化の影響を切り分けられません