
検索で目指すのは、入居希望を増やすことだけではありません。
家族が費用と受け入れ条件を先に確認でき、同時に働き手にも見つかる状態を作ることです。
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目次
目次
- 介護施設がSEOで目指すべきことは何か
- 探しているのは本人ではない
- どういう言葉で探されているのか
- 費用を書かない理由と、書いたほうがいい理由
- 費用のページはどう書けばいいのか
- 内訳の出し方
- 受け入れ条件をどこまで書くべきか
- 書いておくと問い合わせが変わる項目
- ケアマネジャーや相談員に見つけてもらうには
- 相談員が見ている画面
- 採用の検索にどう対応するのか
- 求職者が見ている場所
- 見学までの導線をどう作るのか
- 三段階の入口
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- 何から直すか判断がつかないとき
- よくある質問
- まとめ
検索で目指すのは、入居希望を増やすことだけではありません。
家族が費用と受け入れ条件を先に確認でき、同時に働き手にも見つかる状態を作ることです。
介護施設がSEOで目指すべきことは何か
検索で目指すのは、入居希望を増やすことだけではありません。
家族が費用と受け入れ条件を先に確認でき、同時に働き手にも見つかる状態を作ることです。
介護施設の集客には、他の業種と違う事情があります。
入居希望はあっても、職員が足りなければ受け入れられません。
空床が埋まらない理由が集客ではなく採用にある施設は珍しくありません。
だから検索対策も、入居を探す家族と、働く場所を探す人の両方を見る必要があります。
どちらも同じサイトを見ます。
探しているのは本人ではない
入居を検討するとき、調べているのはほとんどが家族です。
遠方に住む子どもが夜に検索し、費用と場所と受け入れ条件を確認します。
本人の意向は大事ですが、最初に画面を見ているのは家族だという前提でページを作ります。
サイトを見る三者
| 見る人 | 知りたいこと | 見る時間帯 |
|---|---|---|
| 入居希望者の家族 | 月額費用と受け入れ条件 | 夜と休日 |
| ケアマネジャーや相談員 | 医療対応の可否と空室 | 平日の日中 |
| 求職者 | 勤務条件と雰囲気 | 夜と休日 |
この三者が同じサイトに来ます。入り口を分けておかないと、どの人も必要な情報にたどり着けません。
どういう言葉で探されているのか
最も多いのは老人ホーム+地域名+費用の形です。
費用を書いていないサイトは、この検索から来た人にほぼ選ばれません。
家族が最初に調べるのは、入れるかどうかと、いくらかかるかです。
順番はほぼこの二つで、施設の理念や設備はそのあとに見られます。
費用を書かない理由と、書いたほうがいい理由
状態によって金額が変わるから書けない、という施設は多いです。
ただ書かなければ、書いている施設と比べてもらえません。
幅を示し、何で変わるかを説明する形なら書けます。
検索される言葉の種類
| 種類 | 例 | 用意するページ |
|---|---|---|
| 費用 | 老人ホーム 地域名 費用 | 料金の説明ページ |
| 種類の違い | 特養 サ高住 違い | 施設種別の解説 |
| 条件 | 認知症 受け入れ 地域名 | 受け入れ条件のページ |
| 手続き | 介護施設 入居 流れ | 見学から入居までの流れ |
| 採用 | 介護職 地域名 求人 | 募集要項と職場紹介 |
特養とサ高住の違いのような検索は、まだ施設を決めていない段階の人です。ここで分かりやすく説明しておくと、そのまま自施設の見学につながります。
費用のページはどう書けばいいのか
入居一時金と月額利用料を分け、月額の内訳まで出します。
介護保険の自己負担分と、保険外の費用がどこまでかを示すのが要点です。
家族が不安なのは、パンフレットの金額以外に何がかかるかです。
おむつ代、日用品費、医療費、レクリエーション費。
こうした細かい費用が積み重なって、想定より高くなることを恐れています。
内訳の出し方
月額の総額だけを出すと、問い合わせの電話が結局いくらですかから始まります。
項目を分けて出すと、その電話がこの項目はどういうときに増えますかに変わります。
後者のほうが話が進みます。
月額費用の内訳の例(説明のための仮の値です)
| 項目 | 目安 | 変わる要因 |
|---|---|---|
| 家賃相当額 | 8万円 | 部屋の広さ |
| 食費 | 5万円 | 欠食の扱い |
| 管理費 | 3万円 | 固定 |
| 介護保険自己負担 | 2万円前後 | 要介護度と負担割合 |
| その他実費 | 1万〜3万円 | 医療とおむつ |
この表の数字は説明のための仮の値です。
実際の金額は施設の種別と地域で大きく違うので、自施設の数字に置き換えてください。
介護保険の制度は改定されます。自己負担割合や加算の扱いは変わるため、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
受け入れ条件をどこまで書くべきか
書けるだけ書いたほうが、結果として手間が減ります。
受け入れられない状態を先に示すと、断るための面談がなくなります。
医療的な対応がどこまで可能かは、家族と相談員が最も知りたい部分です。
ここが不明なままだと、見学に来てもらってから断ることになります。
書いておくと問い合わせが変わる項目
胃ろう、たん吸引、インスリン、在宅酸素、透析の通院、看取り。
対応できる、条件付きで対応できる、対応できないの三段階で書きます。
条件付きの場合は何が条件かも書きます。
受け入れ条件の示し方
| 項目 | 表記 | 補足の書き方 |
|---|---|---|
| たん吸引 | 条件付きで可 | 日中のみ、夜間は要相談 |
| 看取り | 可 | 協力医療機関と連携 |
| 認知症 | 可 | 徘徊の程度により面談 |
| 透析 | 通院同行は不可 | 家族の送迎が必要 |
断る条件を書くのは損か
損にはなりません。受け入れられない人に来てもらっても、双方の時間が失われるだけです。むしろ条件を明示している施設のほうが、相談員から信頼されます。
ケアマネジャーや相談員に見つけてもらうには
紹介が主な経路である以上、検索は紹介を補う役割になります。
空室状況と対応可能な医療行為を、すぐ確認できる形で出すのが実務的です。
入居の多くは、病院の相談員やケアマネジャーからの紹介で決まります。
その人たちは施設を探すというより、この人が入れる施設を絞り込んでいます。
相談員が見ている画面
候補をいくつか並べて、条件に合うかを確認しています。
電話で聞く前に、サイトで条件を確認できると候補に残りやすくなります。
空室情報の更新
空室があるかどうかは、最も頻繁に確認される情報です。
毎日更新するのが難しければ、更新日を明記した上で週1回でも構いません。
更新日がないと、情報そのものが信用されなくなります。
相談員向けに用意するものを、項目ごとに見ていきます。空室状況と更新日については、理由は候補に残るかどうかが決まる。対応可能な医療行為の一覧については、理由は絞り込みに直接使われる。入居までの日数の目安については、理由は退院日から逆算される。問い合わせ先の直通番号については、理由は代表番号だと取り次ぎで時間がかかる。
採用の検索にどう対応するのか
職員が採用できなければ空床は埋まりません。
入居の情報と採用の情報を同じサイトに置き、どちらの検索からも入れる形にします。
集客より採用が経営課題になっている施設が多いのが実情です。
求人媒体に出すだけでなく、自施設のサイトで見られたときに何が伝わるかが効いてきます。
求職者が見ている場所
給与額はもちろん見られますが、それ以上に見られるのは夜勤の回数と人員配置です。
1フロア何人で見ているかを書いている施設はほとんどありません。
書くだけで問い合わせが変わります。
採用ページに書くことを、項目ごとに見ていきます。
給与については、よくある書き方は経験による、変えた書き方はモデル年収を経験年数別に。
シフトについては、よくある書き方は4週8休、変えた書き方は夜勤は月4〜5回、明けは休み。
配置については、よくある書き方は記載なし、変えた書き方は日勤は入居者10人に職員2人。
教育については、よくある書き方は研修あり、変えた書き方は入職1か月の流れを具体的に。
給与のモデルは説明のための仮の値として示す形でも構いません。
ただし実際と大きく違う数字は、入職後の離職につながります。
職場の写真
求職者はスタッフルームや申し送りの様子を見たがります。入居者が写らない形で、働く場所そのものの写真を出してください。
見学までの導線をどう作るのか
見学の申し込みは、その場で決めるものではありません。
資料請求と電話相談という軽い入口を先に置くと、動きが増えます。
入居は大きな決断です。
いきなり見学を申し込む家族は多くありません。
三段階の入口
資料請求、電話相談、見学予約。
この三つを並べて、どれからでも入れるようにします。
遠方の家族には、オンラインでの相談も入口になります。
入口別の役割を、項目ごとに見ていきます。
資料請求については、向いている人はまだ比較段階、次につながる形は後日の電話で状況を聞ける。
電話相談については、向いている人は急いでいる、次につながる形はその場で条件を確認できる。
見学予約については、向いている人は候補が絞れている、次につながる形は入居の話に進む。
見学の流れを先に書く
何分かかるのか、誰が案内するのか、その場で何を決めるのか。これを書いておくと、申し込みのハードルが下がります。その場で契約を求めることはありませんの一文が効く場合もあります。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
費用ページと受け入れ条件を先に整えます。
空室情報の更新を仕組みにするところまでが最初の区切りです。
人手が足りない中で更新を続けることが前提なので、続けられる形から手をつけます。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは費用の内訳ページを作る、かかる期間の目安は2週間、効き方は費用の検索から来た人が残る。
2については、やることは受け入れ条件の一覧を作る、かかる期間の目安は2週間、効き方は断るための面談が減る。
3については、やることは空室情報の更新を週1回の仕組みにする、かかる期間の目安は1か月、効き方は相談員からの候補に残る。
4については、やることは採用ページに配置と夜勤回数を書く、かかる期間の目安は1か月、効き方は応募の質が変わる。
5については、やることは見学までの三つの入口を作る、かかる期間の目安は2か月、効き方は問い合わせが増える。
期間は説明のための仮の値です。
更新を誰が担当するかを決めないと、どの段階も止まります。
何から直すか判断がつかないとき
問い合わせは来ているのに入居に至らないのか、そもそも見つかっていないのかで、直す場所が変わります。現状の整理から相談したい場合は、[無料診断](https://time-value.jp/contact/)があります。直す場所が決まっていて手を動かす人が必要なら、[サイト改善のサービス](https://time-value.jp/services/kaizen/)もあります。
よくある質問
費用を公開すると安い施設と比べられて不利になりませんか
書かない場合は比較の対象にすら入りません。総額だけでなく内訳と、何で金額が変わるかを書けば、安さ以外で見てもらえます。
空室情報は毎日更新しないと意味がないですか
毎日でなくて構いません。更新日を明記した上で週1回でも、更新日がない情報より信用されます。
紹介が中心なのに検索対策は必要ですか
紹介を受けた相談員や家族も、施設名で検索して確認します。そのときに条件と費用が分かる状態かどうかで、候補に残るかが変わります。
採用の情報を同じサイトに載せると入居希望者が混乱しませんか
入口を分けておけば混乱しません。トップページから採用の入口を明確に分けて、それぞれのページで内容が完結する形にしてください。
介護保険の説明はどこまで書くべきですか
自己負担がどう決まるかの仕組みまでで十分です。制度は改定されるため、具体的な割合や加算は掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
まとめ
- 検索で目指すのは、入居希望を増やすことだけではありません。家族が費用と受け入れ条件を先に確認でき、同時に働き手にも見つかる状態を作ることです
- 最も多いのは老人ホーム+地域名+費用の形です。費用を書いていないサイトは、この検索から来た人にほぼ選ばれません
- 入居一時金と月額利用料を分け、月額の内訳まで出します。介護保険の自己負担分と、保険外の費用がどこまでかを示すのが要点です
- 書けるだけ書いたほうが、結果として手間が減ります。受け入れられない状態を先に示すと、断るための面談がなくなります
- 紹介が主な経路である以上、検索は紹介を補う役割になります。空室状況と対応可能な医療行為を、すぐ確認できる形で出すのが実務的です
- 職員が採用できなければ空床は埋まりません。入居の情報と採用の情報を同じサイトに置き、どちらの検索からも入れる形にします
- 見学の申し込みは、その場で決めるものではありません。資料請求と電話相談という軽い入口を先に置くと、動きが増えます
- 費用ページと受け入れ条件を先に整えます。空室情報の更新を仕組みにするところまでが最初の区切りです