インプラントの商談化率を上げる|引き渡しの設計を変える

申し込みと来院の件数を別々に数えていない医院では、この区間が見えていません。
広告の成果がここで削られていても、数字に出ないまま月が終わります。
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目次
目次
- 予約が入ってから最初の来院までに、何人が消えているか
- 突き合わせないと、広告の評価が歪む
- 最初の連絡で伝える内容を、どこまで決めておくか
- 当日の流れを具体的に書く
- 来院した日に、画像診断まで進めるかどうかで何が変わるか
- 後日に回すと、もう一度来る必要が出る
- 治療計画の説明を、誰がどの順で行うか
- 二つを分けると判断しやすくなる
- その場で決まらなかった人に、次いつ接点を持つか
- 最初の三日が最も動く
- 同意から処置の日までの間に起きる取りやめ
- 取りやめの理由は同意の前と違う
- この区間の数字を、誰の持ち場にするか
- 動かせる主体で切り分ける
- 引き渡しの設計に手を入れる順番
- 見る数字を決める
- よくある質問
- まとめ
申し込みと来院の件数を別々に数えていない医院では、この区間が見えていません。
広告の成果がここで削られていても、数字に出ないまま月が終わります。
予約が入ってから最初の来院までに、何人が消えているか
申し込みと来院の件数を別々に数えていない医院では、この区間が見えていません。
広告の成果がここで削られていても、数字に出ないまま月が終わります。
申し込みが入ったことと、その人が実際に来たことは別の出来事です。
この二つを同じ数字として扱っている医院が多くあります。
予約の管理は診療の記録の側にあり、申し込みの記録は広告の側にあるため、突き合わせる作業が発生しないからです。
突き合わせないと、広告の評価が歪む
申し込みの件数だけで入口を評価すると、来ない人を多く連れてくる入口が高く評価されます。
来院の件数まで突き合わせると、順位が入れ替わることがあります。
申し込みから来院までに起きる離脱の型
| 離脱の型 | 起きているとき | 見分け方 |
|---|---|---|
| 予約の日が遠すぎた | 枠が埋まっていて二週間以上先になった | 申し込みから来院予定日までの日数 |
| 連絡がつかなかった | 確認の電話やメッセージが届いていない | 連絡の到達の記録 |
| 当日に来なかった | 予約の日に現れなかった | 予約の記録での未来院 |
| 他院を先に受診した | 比較のなかで別の医院に決めた | 再連絡時の回答 |
| そもそも申し込みが軽かった | 内容を読まずに送っている | 申し込みの経路と滞在の様子 |
予約までの日数が最も効く
申し込んだその週に来られる場合と、三週間先になる場合では、来院の率が大きく変わります。
この数字は広告では動かせません。
枠の取り方の問題なので、現場との合意が必要になります。
未来院の枠を再販する仕組み
来なかった枠は、そのまま空きます。当日の朝に確認の連絡を入れ、来られないと分かった時点で、待っている人に回す流れを作ります。枠が埋まっている医院ほど、この仕組みの効果が大きくなります。
最初の連絡で伝える内容を、どこまで決めておくか
当日に何をするか、時間はどれくらいか、費用はいつ分かるかの三つを必ず入れます。
この三つが伝わっていないと、来院の前に不安で止まります。
申し込みの直後に送る連絡は、受付の担当者ごとに書き方が違うことが多いものです。
内容が違えば、来院の率も違います。
文面を決めておくのが先です。
当日の流れを具体的に書く
初めて来る人は、何をされるか分からないまま予約しています。
口の中を見るのか、画像を撮るのか、その日に費用が分かるのか。
この三つを書いておくだけで、来院の率が変わります。
最初の連絡に入れる内容
| 項目 | 書く内容 | 効く相手 |
|---|---|---|
| 当日に行うこと | 見るのか撮るのかを具体的に | 初めて相談する人 |
| 所要時間 | 来院から退出までの目安 | 仕事の合間に来る人 |
| 費用が分かる時期 | その日に分かるのか、後日か | 費用を気にしている人 |
| 持ち物 | 保険証や過去の資料 | 他院を受診したことがある人 |
| 場所と行き方 | 最寄り駅からの経路 | 遠方から来る人 |
| 変更の方法 | 日程を変えたいときの連絡先 | 予定が変わりやすい人 |
連絡の回数とタイミングを決める
申し込みの直後に一回、来院の前日に一回。
二回を基本にします。
それ以上送ると、しつこいと受け取られる場合があります。
送る手段を一つに絞らない
電話に出ない人がいます。
メッセージを読まない人がいます。
どちらか一つに絞ると、一定の割合で届きません。
到達したかどうかを記録しておくと、届いていない人だけを追えます。
表現の確認を通す文面かどうかを見分ける
予約の確認の連絡は、広告の文言とは性質が違います。ただし、治療の内容や効果に触れる文章を入れると、確認の対象になります。何が確認の対象になるかは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
来院した日に、画像診断まで進めるかどうかで何が変わるか
その日に進めた場合と、後日に回した場合で、着手までの日数が大きく変わります。
来院の枠を設計するとき、ここを最初に決めます。
初回の来院で口の中を見るだけで終わるのか、その日に画像を撮るところまで進むのか。
この違いが、その後の流れの速さを決めます。
後日に回すと、もう一度来る必要が出る
日を改めて来てもらう形にすると、その間に他の医院を見に行く人が出ます。
仕事を休んでもう一度来ることが負担になり、そこで止まる人もいます。
一回で済む形にできるなら、そのほうが離脱は減ります。
初回の進め方による違い
| 進め方 | 着手までの日数 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 初回で画像診断まで進む | 短い | 装置に余裕があり枠が取れる |
| 初回は説明のみ、後日に診断 | 長い | 初回の枠を短く回して件数を取る |
| 初回で診断し、説明は後日 | 中くらい | 説明に時間をかけたい |
| 初回で診断と説明を両方行う | 最も短い | 枠を長く取れる体制がある |
枠の長さを変える判断
一回の枠を長く取ると、一日に受けられる件数が減ります。
短く回すと件数は増えますが、着手までの日数が延びます。
どちらが粗利に効くかは、枠あたりの契約金額を出せば分かります。
申し込みの段階で希望を聞いておく
その日のうちに詳しく知りたい人と、まず話だけ聞きたい人がいます。
申し込みの項目で分けておくと、枠の長さを事前に振り分けられます。
この振り分けができると、長い枠を無駄にせずに済みます。
装置の稼働と枠の関係
画像を撮る装置は台数に限りがあります。初回で全員に撮る形にすると、装置が上限になることがあります。枠の設計は、装置の稼働も含めて決めます。
治療計画の説明を、誰がどの順で行うか
医学的な内容と、費用と期間の説明を分けます。
同じ人が続けて話すと、患者の側で情報が混ざって判断できなくなります。
説明の場面には、二種類の話が混ざっています。
どういう状態で、何をするのかという話。
いくらかかり、どれくらいの期間で終わるのかという話。
二つを分けると判断しやすくなる
医学的な内容を聞いている最中に金額が出ると、そちらに意識が向きます。
逆に金額の話の途中で医学的な説明が入ると、比較の材料が整理できません。
順番を決めて、間に区切りを置きます。
説明の役割分担
| 内容 | 担当する人 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 口の中の状態と画像の結果 | 医師 | 十分から十五分 |
| 考えられる進め方と選択肢 | 医師 | 十分 |
| 費用の内訳と総額 | 説明を担当する人 | 十分 |
| 期間と来院の回数 | 説明を担当する人 | 五分 |
| 支払いの方法の選択肢 | 説明を担当する人 | 五分 |
| 質問への対応 | 両方 | 残りの時間 |
持ち帰る資料を統一する
その場で決まらない人は、資料を持ち帰ります。
担当者ごとに渡す資料が違うと、家族に説明するときの内容も揃いません。
持ち帰り用の資料を一つに決めておきます。
資料に書ける内容の確認
持ち帰る資料は、医院の外に出ます。
書ける内容の制約は、掲載するページと同じ考え方で見る必要があります。
何を書いてよいかは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
確認を通す工程を、資料を作る作業の中に組み込みます。
担当者ごとの数字を見る
説明を担当する人が複数いるなら、担当者ごとの着手率を出します。差が出ている場合、話す順番か、使っている資料が違います。差の原因を特定して、うまくいっている形に揃えます。
その場で決まらなかった人に、次いつ接点を持つか
三日以内に一度、二週間後に一度、その後は月に一度の頻度にします。
頻度を決めていないと、担当者の裁量で追う人と追わない人が分かれます。
費用の大きい治療で、その場で決める人は多くありません。
持ち帰って考える人のほうが多数です。
この人たちをどう扱うかで、着手の件数が変わります。
最初の三日が最も動く
説明を聞いた直後は、内容を覚えています。
時間が経つほど、他の選択肢と混ざり、優先順位が下がります。
三日以内に一度、質問がないかを確認する接点を持ちます。
説明の後の接点の設計を、項目ごとに見ていきます。
三日以内については、接点の内容は質問がないかの確認、目的は疑問を残さない。
二週間後については、接点の内容は検討の状況の確認、目的は進めるか止めるかを聞く。
一か月後については、接点の内容は新しい情報の提供、目的は判断の材料を足す。
三か月後については、接点の内容は状況が変わっていないかの確認、目的は生活の変化を拾う。
半年後については、接点の内容は定期的な案内に切り替える、目的は頻度を落として残す。
追う期間の上限を決める
いつまでも追いかけると、現場の時間が消えます。
半年を過ぎたら、個別の連絡から定期的な案内に切り替えます。
切るのではなく、頻度を落とすという整理にします。
追いかける文面に何を書くか
値段を下げる案内を送ると、待てば安くなるという期待を作ります。
情報を足す形にします。
どのような情報なら送ってよいかは、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
誰が連絡するかを決める
説明した本人が連絡すると、話が早く済みます。ただし現場の時間を使います。件数が増えたら、連絡だけを担当する役割を置くかを判断します。
同意から処置の日までの間に起きる取りやめ
同意した後でも、処置の日までに取りやめる人がいます。
この件数を数えていない医院では、着手率が実態より高く見えています。
費用と期間に納得して進めると決めた後、処置の日までにまた時間が空きます。
準備が必要な場合、数週間から数か月空くことがあります。
この間に、気が変わる人が出ます。
取りやめの理由は同意の前と違う
同意の前に止まる理由は、費用と期間です。
同意の後に止まる理由は、生活の変化と不安です。
仕事の状況が変わった、体調が変わった、怖くなった。
対応の仕方が変わります。
同意の後に取りやめが起きる場面を、項目ごとに見ていきます。
処置の日までが長いについては、起きやすい理由は気持ちが冷める、減らすための手当ては日程を早めに確保する。
支払いの手続きで止まるについては、起きやすい理由は審査に時間がかかる、減らすための手当ては手続きの流れを先に説明する。
前の処置が必要な場合については、起きやすい理由は完了までが遠く感じる、減らすための手当ては全体の日程を一枚で示す。
家族から反対が出るについては、起きやすい理由は同意の場に家族がいなかった、減らすための手当ては同席の枠を案内する。
体調や生活が変わったについては、起きやすい理由は予定していた時期に来られない、減らすための手当ては延期という選択肢を示す。
延期と取りやめを分けて数える
来られなくなった人を全部取りやめとして処理すると、戻ってくる人を逃します。
延期として記録し、時期を改めて連絡する形にします。
この区別があるだけで、後の件数が変わります。
日程を早く確保する
同意したその日に、処置の日を仮に押さえます。
日が決まっていると、予定として扱われます。
決まっていないと、いつでも先送りできる状態が続きます。
着手率の定義をどこに置くか
同意した時点を着手とするのか、処置を行った時点とするのか。どちらで数えるかを決めておかないと、部門間で数字が合いません。両方を持ち、どちらを目標にするかを決めます。
この区間の数字を、誰の持ち場にするか
申し込みから来院までは集客の側、来院から着手までは共有の指標にします。
どちらか一方の持ち場にすると、押しつけ合いになります。
引き渡しの区間は、集客の側と現場の側の境目にあります。
境目の数字を片方に寄せると、改善の議論が止まります。
動かせる主体で切り分ける
申し込みの量と質は集客の側が動かします。
予約の枠の取り方と、来院後の説明は現場が動かします。
連絡の文面と回数は、両方が関わります。
区間ごとの担い手と目標の置き方を、項目ごとに見ていきます。
申し込みの件数については、主に動かす担い手は集客、目標としての扱いは集客の目標に置く。
申し込みから来院については、主に動かす担い手は集客と受付の両方、目標としての扱いは共有の指標にする。
来院から画像診断については、主に動かす担い手は現場、目標としての扱いは共有の指標にする。
診断から同意については、主に動かす担い手は説明を担当する人、目標としての扱いは共有の指標にする。
同意から処置については、主に動かす担い手は現場と日程の管理、目標としての扱いは置かない。
処置から完了については、主に動かす担い手は医療の側、目標としての扱いは置かない。
共有の指標の会議体を決める
共有にすると決めただけでは動きません。
月に一度、この数字だけを見る場を作ります。
参加するのは、集客の担当と、受付の責任者と、説明を担当する人の代表です。
数字を出す担当を一人決める
集計する人が決まっていないと、会議のたびに数字が違います。
集計はマーケティングの側が担い、現場は入力だけを担う形が回りやすくなります。
入力の負担を減らす設計が前提になります。
外部に獲得を任せている場合
委託先には来院の件数まで共有します。申し込みの件数だけで評価すると、来ない申し込みが増えます。共有する範囲を、契約の中に書いておきます。
引き渡しの設計に手を入れる順番
申し込みから来院までの記録を突き合わせるところからです。
どこで何人減っているかが分からないまま手を入れると、効いていない場所を直します。
この区間の改善は、記録を揃える作業から始まります。
記録がない状態では、改善したかどうかも分かりません。
引き渡しの設計に着手する順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは申し込みの記録と予約の記録を突き合わせる、期間の目安は三週間。
2については、やることは申し込みから来院予定日までの日数を出す、期間の目安は一週間。
3については、やることは未来院の件数と理由を分類する、期間の目安は二週間。
4については、やることは最初の連絡の文面を一つに決める、期間の目安は二週間。
5については、やることは初回の進め方と枠の長さを決める、期間の目安は三週間。
6については、やることは説明の役割分担と資料を統一する、期間の目安は一か月。
7については、やることは説明の後の接点の頻度を決める、期間の目安は二週間。
8については、やることは同意から処置までの取りやめを記録し始める、期間の目安は一か月。
見る数字を決める
数字は説明のための仮の値です。
たとえば申し込みが月に100件、来院が70件、診断が50件、同意が25件、処置が22件とします。
来院率70%、診断率71%、同意率50%、実施率88%という並びになり、最も減っているのが同意の段階だと分かります。
区間ごとに確認する数字を、項目ごとに見ていきます。
来院率については、見る頻度は毎月、見るときの観点は予約までの日数が延びていないか。
申し込みから来院予定日までの日数については、見る頻度は毎月、見るときの観点は枠が足りているか。
診断まで進んだ割合については、見る頻度は毎月、見るときの観点は初回の進め方が機能しているか。
同意率については、見る頻度は毎月、見るときの観点は説明の内容と費用の伝え方。
同意から処置までの取りやめ率については、見る頻度は四半期、見るときの観点は日程の確保ができているか。
担当者ごとの同意率については、見る頻度は四半期、見るときの観点は説明の仕方に差がないか。
一度に全部を変えない
同時に複数の場所を変えると、何が効いたか分かりません。
一か月に一つずつ変えて、数字の動きを見ます。
効かなかったものは戻します。
記録の定義を文書にする
来院とは何をもって来院とするか、同意はどの時点か。
文書にしておかないと、集計するたびに数字が変わります。
定義を変えるときは、過去の分も同じ定義で数え直します。
引き渡しのどこで減っているか分からない場合は、無料相談で記録の突き合わせから始められます。説明の流れごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
申し込みは増えているのに来院が増えません
申し込みから来院予定日までの日数を見てください。枠が埋まって二週間以上先になっていると、来院の率が大きく下がります。広告では動かせない数字なので、枠の取り方を現場と合意する必要があります。
最初の連絡には何を書けばいいですか
当日に何をするか、所要時間はどれくらいか、費用がいつ分かるかの三つを必ず入れてください。この三つが伝わっていないと、来院の前に不安で止まります。送るのは申し込みの直後と前日の二回が基本です。
初回で画像診断まで進めるべきですか
進めたほうが着手までの日数は短くなります。ただし一回の枠が長くなり、一日に受けられる件数が減ります。枠あたりの契約金額を出して、どちらが粗利に効くかで判断してください。
その場で決まらなかった人はどこまで追いかけますか
三日以内、二週間後、一か月後、三か月後の順で接点を持ち、半年を過ぎたら定期的な案内に切り替えます。切るのではなく頻度を落とすという整理にしてください。
同意した後に取りやめる人がいます
同意の後に止まる理由は、費用ではなく生活の変化と不安です。同意したその日に処置の日を仮に押さえてください。来られなくなった人は、取りやめではなく延期として記録します。
まとめ
- 申し込みと来院の件数を別々に数えていない医院では、この区間が見えていません。広告の成果がここで削られていても、数字に出ないまま月が終わります
- 当日に何をするか、時間はどれくらいか、費用はいつ分かるかの三つを必ず入れます。この三つが伝わっていないと、来院の前に不安で止まります
- その日に進めた場合と、後日に回した場合で、着手までの日数が大きく変わります。来院の枠を設計するとき、ここを最初に決めます
- 医学的な内容と、費用と期間の説明を分けます。同じ人が続けて話すと、患者の側で情報が混ざって判断できなくなります
- 三日以内に一度、二週間後に一度、その後は月に一度の頻度にします。頻度を決めていないと、担当者の裁量で追う人と追わない人が分かれます
- 同意した後でも、処置の日までに取りやめる人がいます。この件数を数えていない医院では、着手率が実態より高く見えています
- 申し込みから来院までは集客の側、来院から着手までは共有の指標にします。どちらか一方の持ち場にすると、押しつけ合いになります
- 申し込みから来院までの記録を突き合わせるところからです。どこで何人減っているかが分からないまま手を入れると、効いていない場所を直します