
検索で目指すのは、予約サイト経由の客を増やすことではありません。
手数料のかからない直予約の比率を上げることです。
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目次
目次
- ホテルがSEOで目指すべきことは何か
- 直予約に来る人の動き
- どういう言葉で探されているのか
- 条件の検索を拾う
- 直予約を選んでもらうには何を書くべきか
- 差を数字で出す
- 写真と部屋の説明はどこまで必要か
- 撮るべき角度
- 繁忙期と閑散期で書き方を変えるべきか
- 閑散期のページ
- インバウンドへの対応はどこまでやるべきか
- 優先して訳すもの
- 地図に載せるために何をすればいいのか
- 埋めておく項目
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- どこが詰まっているか分からないとき
- よくある質問
- まとめ
検索で目指すのは、予約サイト経由の客を増やすことではありません。
手数料のかからない直予約の比率を上げることです。
ホテルがSEOで目指すべきことは何か
検索で目指すのは、予約サイト経由の客を増やすことではありません。
手数料のかからない直予約の比率を上げることです。
予約サイトに載せていれば予約は入ります。
ただ1件ごとに15パーセント前後の手数料が引かれます。
稼働率が上がっても利益が増えない原因の多くはここにあります。
検索対策の目的は、予約サイトで見つけた人が最後に自社サイトを見に来たとき、そこで予約してもらうことです。
実際、予約サイトで気になった宿の名前をあらためて検索する人は多くいます。
直予約に来る人の動き
地域とエリアで探す、予約サイトで候補を絞る、気になった宿を名前で検索する、公式サイトを見る。
この最後の場面で何が見えるかが、直予約の比率を決めます。
検索から来る三つの経路
| 経路 | 検索する言葉 | そのとき見たいもの |
|---|---|---|
| まだ宿を決めていない | 地域名 ホテル 安い | 価格帯とエリア |
| 候補を絞っている | ホテル名 | 公式の価格と空室 |
| 目的が決まっている | 地域名 ホテル 大浴場 | その設備の有無と写真 |
どういう言葉で探されているのか
宿泊の検索は地域名+条件の形がほとんどです。
条件の部分が、価格、設備、目的のどれかに分かれます。
地域名 ホテル 安いは数が多い一方、価格だけで選ぶ人が来ます。
利益を考えると、条件で探している人のほうが相性がいい場合があります。
条件の検索を拾う
大浴場、駐車場無料、素泊まり、連泊、朝食付き、ペット可、喫煙可。
自館にある条件を、それぞれ独立したページで説明します。
条件で探している人は、その条件が満たされれば価格の優先度が下がります。
検索の種類と用意するページ
| 種類 | 例 | 用意するページ |
|---|---|---|
| 価格 | 地域名 ホテル 安い | 料金の考え方と最安の条件 |
| 設備 | 地域名 ホテル 大浴場 | 設備の詳細と写真 |
| 目的 | 地域名 出張 ホテル | ビジネス利用の案内 |
| 周辺 | 地域名 観光 ホテル | 周辺の見どころと所要時間 |
| アクセス | 駅名 ホテル 徒歩 | 駅からの道順 |
周辺情報のページが効く理由
この地域に行くと決めた人は、まず何があるかを調べます。その段階で自館のサイトを見てもらえれば、宿を選ぶ前に接点ができます。観光地の紹介は宿泊とは直接関係ありませんが、入り口としては有効です。
直予約を選んでもらうには何を書くべきか
公式が最も安いことを明示し、公式だけの特典を並べます。
公式サイトが最安と書くだけでは足りず、いくら違うかまで出します。
予約サイトを見た人が公式サイトに来るのは、もっと安くならないかを確かめるためです。
そこで同じ価格なら、慣れている予約サイトに戻ります。
差を数字で出す
一泊あたりいくら違うのか。
ポイント還元を考えても公式のほうが得なのか。
ここまで書かないと、比較している人は動きません。
公式で予約する利点の示し方(説明のための仮の値です)
| 項目 | 予約サイト | 公式サイト |
|---|---|---|
| 一泊の料金 | 9,800円 | 9,300円 |
| チェックアウト | 10時 | 11時まで延長可 |
| 駐車場 | 1泊1,000円 | 無料 |
| キャンセル | 前日まで | 当日15時まで |
料金は説明のための仮の値です。
自館の条件に置き換えてください。
特典は価格以外でもいい
遅いチェックアウト、部屋の希望を聞く、ウェルカムドリンク。
原価がかからず、予約サイトでは提供できないものが有効です。
予約サイトとの契約に注意
予約サイトとの契約で、自社サイトの価格に制限がかかる場合があります。契約条件は各社で違うため、掲載時点の最新の契約内容で確認してください。
写真と部屋の説明はどこまで必要か
部屋タイプごとに、実際の広さが分かる写真が要ります。
広角で撮った1枚だけだと、到着後の落差が口コミに出ます。
口コミスコアは予約に直結します。
そしてスコアを下げる最大の要因は、写真と実物の差です。
撮るべき角度
入口から見た全景、ベッドから見た景色、水回り、窓からの眺め。
この四つがあれば、たいていの不安は解消します。
狭い部屋を広く見せようとするほど、あとで下がります。
部屋ページに書く項目
| 項目 | よくある抜け | 書いた場合 |
|---|---|---|
| 広さ | 記載なし | 平米数で判断できる |
| ベッドサイズ | ダブルとだけ | 幅140センチなど具体的に |
| 窓の向き | 記載なし | 眺望への期待が合う |
| コンセント | 記載なし | 出張客の判断材料 |
口コミへの返信
低い評価にどう返しているかを、次の客が見ています。反論せず、事実と改善したことだけを書くのが無難です。改善したなら、部屋ページの説明も直してください。
繁忙期と閑散期で書き方を変えるべきか
変えるべきです。
繁忙期は空室の見せ方、閑散期は行く理由を作る内容に重心を移します。
客室数と稼働率と平均単価の掛け算で売上が決まります。
繁忙期は単価、閑散期は稼働率を取りにいきます。
閑散期のページ
その時期にしかない理由を作ります。
平日限定のプラン、連泊の割引、地域の閑散期のイベント。
検索で地域名 冬 過ごし方のような言葉が動く時期なら、そこに合わせた記事を用意します。
時期ごとの重点を、項目ごとに見ていきます。
繁忙期については、重点は単価、サイトで見せるものは上位の部屋タイプと空室状況。
閑散期については、重点は稼働率、サイトで見せるものは連泊と平日の割引プラン。
端境期については、重点は直予約比率、サイトで見せるものは公式限定の特典。
価格変動をどう説明するか
同じ部屋の価格が日によって変わることに、不満を持つ人がいます。変動があることを先に書き、最安になる条件を示すと、納得されやすくなります。
インバウンドへの対応はどこまでやるべきか
多言語対応は、機械翻訳のままだと逆効果になることがあります。
まず英語の予約ページと、よくある質問だけを人の手で整えるのが現実的です。
海外からの予約は、予約サイト経由が中心です。
公式サイトを見に来る人は少数ですが、その少数が直予約になる価値は国内と同じです。
優先して訳すもの
アクセス、チェックインの時間、支払い方法、館内の禁止事項。
到着後のトラブルにつながる部分から訳します。
観光案内は後回しで構いません。
多言語対応の優先順位を、項目ごとに見ていきます。
1については、訳すものはアクセスと道順、理由は到着できないと始まらない。
2については、訳すものはチェックインの時間と方法、理由は深夜到着の可否。
3については、訳すものは支払い方法、理由は使えるカードの確認。
4については、訳すものは館内のルール、理由は喫煙と入浴のマナー。
5については、訳すものは部屋と設備の説明、理由は予約前の確認。
翻訳の質
機械翻訳をそのまま出すと、意味が通らない箇所が出ます。特に禁止事項とキャンセルの条件は、誤訳がトラブルになります。この二つだけは人が確認してください。
地図に載せるために何をすればいいのか
宿泊施設は地図から探される割合が高い業種です。
写真の枚数、営業情報、口コミへの返信がそのまま見え方に出ます。
地域名 ホテルで検索すると、地図と一覧が先に出ます。
ここに載っているかどうかで、公式サイトを見てもらえるかが決まります。
埋めておく項目
チェックイン時間、駐車場の有無と台数、送迎の可否、館内施設。
駐車場の台数を書いていない宿は多く、車で来る人にとっては重要な情報です。
地図の情報で書くことを、項目ごとに見ていきます。
駐車場については、よくある抜けは有無だけ、埋めた場合は台数と予約の要否。
送迎については、よくある抜けは記載なし、埋めた場合は駅まで何時で何分おき。
チェックインについては、よくある抜けは15時とだけ、埋めた場合は最終受付の時間も。
大浴場については、よくある抜けは記載なし、埋めた場合は営業時間と貸切の可否。
写真の更新
改装したのに古い写真のままだと、口コミで指摘されます。季節の写真を入れ替えるだけでも、見られ方が変わります。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
地図の情報を埋め、次に公式限定の特典を明示します。
条件別のページと周辺情報は、その二つのあとで構いません。
手数料の削減は、直予約が1件増えるごとに効いてきます。
すぐ効く部分から手をつけます。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは地図の情報と写真を埋める、かかる期間の目安は1週間、効き方は地域名の検索での見え方が変わる。
2については、やることは公式限定の特典と価格差を出す、かかる期間の目安は2週間、効き方は直予約の比率が上がる。
3については、やることは部屋タイプごとの写真と広さを直す、かかる期間の目安は1か月、効き方は口コミスコアが安定する。
4については、やることは条件別のページを作る、かかる期間の目安は2か月、効き方は価格以外の理由で選ばれる。
5については、やることは周辺情報のページを増やす、かかる期間の目安は3か月以上、効き方は宿を決める前の接点ができる。
期間は説明のための仮の値です。
客室数と人手によって変わります。
どこが詰まっているか分からないとき
稼働率が低いのか、稼働はしているが直予約が少ないのかで、直す場所が変わります。現状の整理から相談したい場合は、[無料診断](https://time-value.jp/contact/)があります。直す場所が決まっていて手を動かす人が必要なら、[サイト改善のサービス](https://time-value.jp/services/kaizen/)もあります。
よくある質問
公式サイトを予約サイトより安くしていいですか
予約サイトとの契約で価格に制限がかかる場合があります。契約条件は各社で違うため、掲載時点の最新の契約内容で確認してください。価格以外の特典なら制限を受けないことが多くあります。
予約サイトをやめて直予約だけにできますか
現実的ではありません。予約サイトは新規に見つけてもらう入り口として機能します。目指すのは、そこで見つけた人が公式で予約する比率を上げることです。
写真は撮り直すべきですか
改装している、または写真より実物が狭く見えると口コミに書かれているなら撮り直してください。写真と実物の差は口コミスコアに直接出ます。
多言語対応はどこから始めればいいですか
アクセス、チェックインの時間、支払い方法、館内のルールの順です。この四つは到着後のトラブルにつながる部分なので、人の手で確認してください。
効果が出るまでどのくらいかかりますか
地図の情報は数週間で見え方が変わります。周辺情報のページが検索に効くまでは3か月以上かかると考えてください。
まとめ
- 検索で目指すのは、予約サイト経由の客を増やすことではありません。手数料のかからない直予約の比率を上げることです
- 宿泊の検索は地域名+条件の形がほとんどです。条件の部分が、価格、設備、目的のどれかに分かれます
- 公式が最も安いことを明示し、公式だけの特典を並べます。公式サイトが最安と書くだけでは足りず、いくら違うかまで出します
- 部屋タイプごとに、実際の広さが分かる写真が要ります。広角で撮った1枚だけだと、到着後の落差が口コミに出ます
- 変えるべきです。繁忙期は空室の見せ方、閑散期は行く理由を作る内容に重心を移します
- 多言語対応は、機械翻訳のままだと逆効果になることがあります。まず英語の予約ページと、よくある質問だけを人の手で整えるのが現実的です
- 宿泊施設は地図から探される割合が高い業種です。写真の枚数、営業情報、口コミへの返信がそのまま見え方に出ます
- 地図の情報を埋め、次に公式限定の特典を明示します。条件別のページと周辺情報は、その二つのあとで構いません