
定員が空いていても、保育士が足りなければ受け入れられません。
集客ではなく、採用が課題になっていることが多くあります。
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目次
目次
- 保育園で受け入れを増やせないとき、何が起きているのか
- 二つの上限
- 保育士が採用できないことが、なぜ経営の課題になるのか
- 採用を集客と同じ扱いにする
- 保護者が園を選ぶとき、何を見ているのか
- まず場所で絞られる
- 検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
- 二つの検索がある
- 自治体の申請の時期に、何をすべきか
- 時期が決まっている
- 保護者との関係を、どう保つか
- 日々の様子を伝える
- 保育士が辞める理由に、どう向き合うか
- 辞める理由
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- 直す順番
- よくある質問
- まとめ
定員が空いていても、保育士が足りなければ受け入れられません。
集客ではなく、採用が課題になっていることが多くあります。
保育園で受け入れを増やせないとき、何が起きているのか
定員が空いていても、保育士が足りなければ受け入れられません。
集客ではなく、採用が課題になっていることが多くあります。
保育園の受け入れ人数は、定員と保育士の配置で決まります。
そして、保育士が足りなければ、定員が空いていても受けられません。
二つの上限
受け入れを決める二つの上限
| 上限 | 決まり方 |
|---|---|
| 定員 | 施設の規模と認可の条件 |
| 保育士の配置 | 年齢ごとに必要な人数が定められている |
配置の基準については、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
断った件数を記録する
問い合わせを受けたが、受け入れられなかった件数。
そして、その理由。
これを記録すると、何が足りないかが見えます。
認可と認可外で経路が違う
形態による入園の経路の違い
| 形態 | 入園の経路 |
|---|---|
| 認可 | 自治体への申請を経る |
| 認可外 | 直接の申し込み |
認可の場合、自治体の調整を経るため、園が直接集客する部分が限られます。
認可外の場合、保護者が直接探して申し込みます。
どちらの形かで、やるべきことが違います。
数字は説明のための仮の値です。自園の記録に置き換えてください。
保育士が採用できないことが、なぜ経営の課題になるのか
保育士の人数が受け入れ上限を決めるからです。
採用が止まれば、待っている家庭がいても受けられません。
保育士の確保は、多くの園で最大の課題になっています。
採用を集客と同じ扱いにする
入園の案内は丁寧に作られているのに、採用のページは一枚だけ。
こうした園が多くあります。
しかし、保育士の人数が受け入れ上限を決めている以上、採用は経営そのものです。
採用のために整えておくこと
| 項目 | 整えていないと |
|---|---|
| 仕事の内容と一日の流れ | 働く姿が想像できない |
| 配置と人数の体制 | 一人あたりの負担が分からない |
| 休みの取り方 | 働き続けられるか分からない |
| 残業や持ち帰りの有無 | 条件が分からない |
| 研修や支援の制度 | 不安なまま応募されない |
| 職員の様子 | 職場の雰囲気が伝わらない |
定着のほうが採用より効く
一人採用する費用と、一人辞めることで失うものを比べてください。
そして、辞める理由の多くは、業務の負担と人間関係です。
ここを改善するほうが、求人を増やすより効きます。
業務の負担を見直す
書類の作成、行事の準備、持ち帰りの仕事。
これらが負担になって辞める人がいます。
減らせる部分がないかを見てください。
受け入れられる人数を正直に伝える
保育士の状況で受け入れ人数が変わることは、自治体にも保護者にも伝えてください。
受けられないことを繰り返すより、条件を先に伝えるほうが信頼されます。
保護者が園を選ぶとき、何を見ているのか
通勤の動線上にあるか、子どもが安心して過ごせるかの二つです。
この順番で判断されています。
保育園を選ぶとき、保護者は現実的な条件から絞り込みます。
まず場所で絞られる
保護者が見る順番
| 順番 | 見ること |
|---|---|
| 1 | 通勤の動線上にあるか、送迎できるか |
| 2 | 受け入れの条件に合うか(年齢、時間) |
| 3 | 子どもが安心して過ごせるか |
| 4 | 保育の内容 |
| 5 | 費用 |
場所が合わなければ、どれだけ保育の内容が良くても選ばれません。
送迎の条件を示す
開園と閉園の時間、延長の対応、駐車場や駐輪場。
これが分からないと、通えるか判断できません。
子どもの様子を見せる
園での一日の流れ、子どもたちの様子、保育士の接し方。
これを見せてください。
写真の掲載には、保護者の同意が必要です。
見学の機会
実際に見てもらうことが、最も伝わります。
見学の受付方法、いつ見られるか。これを明示してください。
検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
入園の情報と、採用の情報を両方整えてください。
どちらも探されています。
保育園を探す保護者と、働く場所を探す保育士。
この二つが検索しています。
二つの検索がある
検索と、探している人を、項目ごとに見ていきます。
保育園 地域名については、探している人は入園先を探している保護者、必要な情報は受け入れの年齢、時間、申請の方法。
保育士 求人 地域名については、探している人は働く場所を探している保育士、必要な情報は仕事の内容、条件、職場の様子。
園名については、探している人は候補に入れている、必要な情報は園の様子、方針。
一時保育 地域名については、探している人は一時的に預けたい、必要な情報は対応の有無、条件。
採用のページを充実させる
採用のページに、何が書かれているか。
募集の条件だけでは、応募されません。
一日の流れ、配置の体制、休みの取り方、職員の様子。
これを書いてください。
入園の情報を分かりやすく
受け入れる年齢、開園の時間、申請の方法と時期。
認可の場合、自治体の手続きが必要です。
その流れも説明してください。
手続きの内容や時期については、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
地図情報を埋める
保育園 地域名で検索したときに地図に出るか。
開園時間、受け入れ年齢、見学の受付、駐車場。
これらを埋めてください。
費用はかかりません。
自治体の申請の時期に、何をすべきか
申請の時期の前に、見学の機会を用意してください。
時期を過ぎると、次は一年後になります。
認可の保育園への入園は、自治体の申請を経ます。
そして、申請には時期があります。
時期が決まっている
年間の動きと、できることを、項目ごとに見ていきます。
申請の時期の前については、状況は保護者が園を探している、できることは見学の機会を増やす。
申請の時期については、状況は保護者が希望を出す、できることは情報を確認できる状態にする。
決定の時期については、状況は結果が出る、できることは受け入れの準備。
年度の途中については、状況は欠員があれば受け入れ、できることは空き状況を伝える。
見学を申請の前に
保護者は、申請する前に園を見たいと考えます。
しかし、見学の機会が少ないと、見ないまま希望を出すことになります。
そして、それは園にとっても機会の損失です。
申請の時期の前に、見学の枠を増やしてください。
年度の途中の空き
年度の途中で欠員が出ることがあります。
このとき、空いていることが伝わらなければ、埋まりません。
自治体への連絡と、サイトでの案内を行ってください。
認可外の場合
認可外の場合、自治体の時期に縛られません。
年間を通じて申し込みを受けられます。この違いを活かして、情報を出し続けてください。
保護者との関係を、どう保つか
日々の様子を伝えることです。
預けている間のことは、保護者には見えません。
保護者は、子どもを預けている間の様子を見られません。
そして、それが不安になります。
日々の様子を伝える
保護者に伝えられることを、項目ごとに見ていきます。
その日の様子については、効果は安心につながる。
できるようになったことについては、効果は成長を共有できる。
気になったことについては、効果は早めに対応できる。
食事や睡眠の様子については、効果は家庭での対応に活きる。
友だちとの関わりについては、効果は園での生活が見える。
送迎時の会話
送迎の時間は短いですが、そこでの会話が関係を作ります。
一言でも、その日の様子を伝える。
これがあるかないかで、印象が変わります。
保護者の口コミ
同じ地域の保護者は、つながっています。
園の評判は、その中で共有されます。
そして、次の年の希望に影響します。
相談に応じる
子育ての悩みを、保護者は抱えています。
相談できる相手として園があると、関係が深まります。そして、そのことが評判になります。
保育士が辞める理由に、どう向き合うか
業務の負担と、人間関係が主な理由です。
辞める理由を記録して、対処できる部分を直してください。
保育士が辞めると、受け入れ人数が減ります。
そして、残った職員の負担が増え、さらに辞める人が出ます。
辞める理由
辞める理由と、対処できることを、項目ごとに見ていきます。
業務の負担については、対処は書類や行事の見直し。
持ち帰りの仕事については、対処は時間内に終わる体制。
人間関係については、対処は相談できる仕組み。
休みが取りにくいについては、対処は人員の配置。
待遇については、対処は処遇の改善。
将来の見通しについては、対処はキャリアの道筋を示す。
書類の負担
保育以外の業務が、大きな負担になっていることがあります。
書類の作成、行事の準備。
減らせる部分、効率化できる部分がないかを見てください。
相談できる仕組み
一人で抱え込むと、辞めることにつながります。
定期的に話す機会、相談できる相手。
これがあるかどうかで、定着が変わります。
辞めた理由を記録する
退職時に理由を聞き、記録してください。
対処できる理由と、できない理由を分ける。対処できる理由が多いなら、そこを直せば定着が変わります。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
保育士の定着が最優先です。
受け入れ体制がなければ、入園の希望があっても受けられません。
保育園の課題は、多くの場合、集客ではなく採用と定着です。
直す順番
状態別に見た、着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
保育士が足りないについては、最初にやることは辞める理由を記録する、次にやることは業務の負担を見直す、費用をかけるのはは処遇の改善はその後。
採用の応募がないについては、最初にやることは採用のページを充実させる、次にやることは職員の様子を伝える、費用をかけるのはは求人広告はその後。
入園の希望が少ないについては、最初にやることは見学の機会を増やす、次にやることは地図情報と入園の情報を整備、費用をかけるのはは上を終えてから。
保護者との関係が薄いについては、最初にやることは日々の様子を伝える、次にやることは送迎時の会話を増やす、費用をかけるのはは当面は不要。
費用がかからないことから
辞める理由の記録、業務の見直し、採用ページの充実、日々の報告。
これらに費用はかかりません。
処遇の改善や求人広告には費用がかかります。
まず定着を図ってください。
制度の確認
配置の基準、申請の手続き、各種の制度。
これらは変わることがあります。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
一年で見る
保育園は、年度の周期で動きます。
前年と比べて、職員の定着と受け入れ人数がどう変わったかを見てください。
自園の状況をどう読むかで迷う場合は、断った件数とその理由を記録するところから始めてください。<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断で現状を整理する</a>ことも、<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">改善の進め方を見る</a>ことも、判断の材料になります。
よくある質問
定員は空いているのに受け入れられません
保育士の配置が上限を決めています。集客ではなく採用が課題です。断った件数と理由を記録して、何が足りないかを把握してください。
保育士の応募が来ません
採用のページに、一日の流れ、配置の体制、休みの取り方、職員の様子を書いてください。募集の条件だけでは応募されません。
保護者は何を見て園を選びますか
まず通勤の動線上にあるか、送迎できるかです。場所が合わなければ、保育の内容が良くても選ばれません。
見学はいつ受け付けるべきですか
自治体の申請の時期の前に、枠を増やしてください。見ないまま希望を出す保護者がいることは、園にとっても機会の損失です。
保育士の定着を図るには何が効きますか
業務の負担の見直しと、相談できる仕組みです。辞める理由を記録して、対処できる部分から直してください。
まとめ
- 定員が空いていても、保育士が足りなければ受け入れられません。集客ではなく、採用が課題になっていることが多くあります
- 保育士の人数が受け入れ上限を決めるからです。採用が止まれば、待っている家庭がいても受けられません
- 通勤の動線上にあるか、子どもが安心して過ごせるかの二つです。この順番で判断されています
- 入園の情報と、採用の情報を両方整えてください。どちらも探されています
- 申請の時期の前に、見学の機会を用意してください。時期を過ぎると、次は一年後になります
- 日々の様子を伝えることです。預けている間のことは、保護者には見えません
- 業務の負担と、人間関係が主な理由です。辞める理由を記録して、対処できる部分を直してください
- 保育士の定着が最優先です。受け入れ体制がなければ、入園の希望があっても受けられません