
店頭での販売を軸にするのか、法人や冠婚葬祭の注文を軸にするのかを決めてください。
売上の波を平らにするのは、店頭ではなく注文のほうです。
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目次
目次
- 花屋が最初に決めるべきことは何か
- 法人の定期装花が安定をもたらす
- どこから注文が来ているのかをどう把握するのか
- 記録するのは四つだけでいい
- 生花のロスをどう減らすのか
- 品目ごとに動きを記録する
- 法人の定期装花をどう取るのか
- 置いた姿を見てもらう
- 冠婚葬祭の急ぎの注文にどう応えるのか
- 対応できる範囲を明示する
- 売上が集中する時期以外をどう埋めるのか
- 閑散期に合う需要を探す
- 狭い商圏と配達の範囲のなかで、どう考えるのか
- 探されている言葉に合わせる
- 何から手をつければいいのか
- 最初の一つは今日から始められる
- よくある質問
- まとめ
店頭での販売を軸にするのか、法人や冠婚葬祭の注文を軸にするのかを決めてください。
売上の波を平らにするのは、店頭ではなく注文のほうです。
花屋が最初に決めるべきことは何か
店頭での販売を軸にするのか、法人や冠婚葬祭の注文を軸にするのかを決めてください。
売上の波を平らにするのは、店頭ではなく注文のほうです。
花屋の売上は、時期によって大きく変わります。
母の日と年末に集中し、それ以外の月は厳しい。
この波が、経営を難しくします。
店頭での販売だけでは、この波は変わりません。
波を平らにするには、別の柱が要ります。
法人の定期装花が安定をもたらす
店舗やオフィスに定期的に花を納める仕事があります。
週に一度、月に二度といった形で、決まった金額が入ります。
単価は大きくありませんが、毎月確実にあります。
これが、閑散期を支えます。
立ち位置を決める三つの軸
| 軸 | 選択肢 | その選択で変わること |
|---|---|---|
| 主な売上 | 店頭/法人の定期/冠婚葬祭 | 売上の波の大きさ |
| 配達の範囲 | 近隣のみ/広く配達する | 必要な人手と車 |
| 注文の受け方 | 店頭と電話のみ/ネットも | 届く範囲と、手間 |
冠婚葬祭は急ぎで単価が高い
葬儀や結婚式の花は、単価が高く、急ぎの依頼が多いものです。
対応できる体制があるかどうかで、受けられる仕事が変わります。
急ぎに応じられることは、それ自体が選ばれる理由になります。
どこから注文が来ているのかをどう把握するのか
注文を受けたときに、何を見て連絡してきたかを聞いて記録してください。
検索なのか、近所だから知っていたのかで、次に手をつける場所が変わります。
花屋の入口は、店頭での認知、検索、そして紹介です。
地域名 花屋 配達胡蝶蘭 地域名といった形で探されます。
配達や法人向けの注文は、この検索から来ることが多くなります。
記録するのは四つだけでいい
注文のときに記録する項目
| 項目 | 聞き方の例 | 後で使えること |
|---|---|---|
| きっかけ | どちらでお知りになりましたか | 入口ごとの比率 |
| 用途 | どのようなご用途ですか | 需要の種類 |
| 法人か個人か | 会社様のご利用ですか | 客層の比率 |
| 配達先 | どちらにお届けしますか | 配達範囲の実態 |
数字は自店で確かめる
月ごとの売上を、店頭と注文に分けて出してください。
これがわかると、波の大きさが数字で見えます。
一年分の記録がたまると、どの月に何が足りないかがはっきりします。その時点で初めて、どこに手を入れるかを判断できます。
生花のロスをどう減らすのか
仕入れた花が何日で売れているかを記録してください。
感覚での仕入れが、そのままロスになります。
花屋の利益を削る最大の要因は、生花のロスです。
花は日持ちせず、売れなければ捨てるしかありません。
そして仕入れは、市場の状況によって変わります。
安いからと多く仕入れて、結果として捨てることになる。
これはよくあることです。
品目ごとに動きを記録する
どの花が、何日で売れているか。
どの花が、いつも残るか。
これを記録すると、仕入れの量を品目ごとに調整できます。
ロスを減らす方法
| 方法 | 向いている状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| 仕入れの量を減らす | 毎回同じ花が残る | 品揃えが寂しくなる |
| 日持ちする花を増やす | ロスが多い | 見栄えとの兼ね合い |
| アレンジに使う | 単品で売れ残る | 手間がかかる |
| 早めに値下げする | 数日で傷む花 | 定価で買う客が待つ |
注文分を先に確保する
法人の定期装花や、予約された注文の分は、確実に売れます。
この分を先に確保してから、店頭用を仕入れると、ロスが減ります。
注文が増えるほど、仕入れの読みが立ちやすくなります。
法人の定期装花をどう取るのか
一度試してもらう機会を作ってください。
実際に置かれた様子を見ないと、判断ができません。
法人の定期装花は、経営を安定させる仕事です。
毎月決まった金額が入り、仕入れが読めます。
一方で、新しく取るのは簡単ではありません。
既に別の業者に頼んでいることがほとんどだからです。
置いた姿を見てもらう
花の写真を見せても、自分の店やオフィスに置いた姿は想像しにくいものです。
一度実際に置いてみてもらう機会があると、判断ができます。
法人に伝えること
| 伝えること | 担当者が判断すること |
|---|---|
| 月額の目安 | 予算に合うか |
| 交換の頻度 | どれくらいの手間か |
| 季節ごとの変化 | 同じものが続かないか |
| 枯れたときの対応 | 管理の手間が増えないか |
| 請求の方法 | 経理が処理できるか |
手間をかけさせないことが続く条件
法人の担当者にとって、花の管理は本来の仕事ではありません。
水を替える、枯れたものを処分する。
こうした手間が少ないほど、続きます。
交換のときにすべて入れ替える、手入れも含めて対応する。
こうした形にすると、担当者の負担が減ります。
場所に合わせた提案をする
受付、会議室、店内。
場所によって、置くべき花も大きさも変わります。
実際に見に行って、その場所に合うものを提案してください。これは他の業者との違いになります。
冠婚葬祭の急ぎの注文にどう応えるのか
いつまでに注文すれば間に合うかを、明示してください。
急いでいる人は、対応できるかどうかを最初に知りたがっています。
葬儀の花は、急に必要になります。
訃報を聞いてから、その日か翌日には手配しなければなりません。
この急ぎに応えられるかどうかが、受けられるかを決めます。
対応できる範囲を明示する
何時までの注文なら当日に対応できるか。
どの範囲まで配達できるか。
どんな種類を用意できるか。
これらが書いてあると、急いでいる人が電話をかけやすくなります。
急ぎの注文に必要な情報を、項目ごとに見ていきます。
当日対応の締切時刻については、注文する側の判断は間に合うか。
配達できる範囲については、注文する側の判断は届けてもらえるか。
価格の目安については、注文する側の判断は予算の見当。
名札の記載については、注文する側の判断はどう書けばいいか。
支払いの方法については、注文する側の判断は急ぎでも払えるか。
慣れていない人への配慮
葬儀の花を注文する人の多くは、慣れていません。
何をどう頼めばいいかがわかりません。
相場はいくらか。
名前はどう書くか。
いつ届けるべきか。
こうした基本的なことを説明しておくと、それだけで選ばれる理由になります。
宗教や地域の慣習に配慮する
葬儀の形式は、宗教や地域によって違います。
使う花の種類や色に決まりがある場合もあります。
わからないときは、確認してください。思い込みで進めると、取り返しがつきません。
売上が集中する時期以外をどう埋めるのか
母の日と年末以外の月に、来る理由を作ってください。
繁忙期の売上を増やすより、閑散期を埋めるほうが効きます。
花屋の売上は、母の日と年末に集中します。
この時期は忙しく、それ以外の月は静かです。
繁忙期の売上を伸ばすには限界があります。
作れる量にも、対応できる人数にも上限があるからです。
閑散期に合う需要を探す
日常的に花を買う習慣は、多くの人にありません。
だから、買う理由を作る必要があります。
時期ごとの需要を、項目ごとに見ていきます。
1月から2月については、ある需要はお正月、卒業の準備、開店祝い。
3月から4月については、ある需要は卒業、入学、新生活、開店祝い。
6月から8月については、ある需要はお盆、暑中の贈り物。
9月から10月については、ある需要は敬老の日、秋の行事。
日常に花がある生活を提案する
特別な日だけでなく、普段から花を飾る人を増やす。
これは時間がかかりますが、閑散期を支える力になります。
小さな束を手頃な価格で用意する。
持ち帰りやすい形にする。
こうした工夫が入口になります。
法人の定期が最も確実
閑散期を埋める方法として、最も確実なのは法人の定期装花です。季節に関係なく、毎月あります。
狭い商圏と配達の範囲のなかで、どう考えるのか
配達できる範囲を明示して、その範囲で見つかる状態を作ってください。
配達があるかどうかで、商圏の広さが変わります。
花屋の店頭の商圏は、徒歩圏です。
一方で、配達をすれば商圏は広がります。
どこまで配達するかを決めて、明示してください。
書いていないと、問い合わせの対象になりません。
探されている言葉に合わせる
地域名 花屋 配達胡蝶蘭 地域名といった形で探されます。
配達に対応していること、法人向けの花を扱っていることを、はっきり書いてください。
明示しておくことを、項目ごとに見ていきます。
配達の範囲については、注文する側が判断することは届けてもらえるか。
当日対応の締切については、注文する側が判断することは間に合うか。
価格の目安については、注文する側が判断することは予算に合うか。
支払いの方法については、注文する側が判断することは請求書が出せるか。
注文の受け方については、注文する側が判断することは電話かネットか。
ネット注文への対応
遠方から地元の相手に花を贈りたい人がいます。
この需要は、ネットで注文できるかどうかで取れるかが決まります。
大手の配送サービスと比べられますが、地元の店ならではの対応があります。相談に応じられること、その場所に合った提案ができること。これは全国規模のサービスにはできない部分です。
何から手をつければいいのか
まず月ごとの売上を店頭と注文に分けて、次に法人の定期を探してください。
順番を守れば、売上の波が小さくなります。
ここまでの内容を、着手できる順番に並べます。
全部を同時に始める必要はありません。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは月ごとの売上を店頭と注文に分けて出す、かかる時間の目安は半日。
2については、やることは配達の範囲と当日対応の締切を明示する、かかる時間の目安は1日。
3については、やることは品目ごとにロスを記録する、かかる時間の目安は2週間。
4については、やることは法人向けの定期装花の案内を作る、かかる時間の目安は2週間。
5については、やることは葬儀の花の基本を説明する内容を用意する、かかる時間の目安は2週間。
ここに挙げた時間の目安は、説明のための仮の値です。
店の規模によって前後します。
最初の一つは今日から始められる
月ごとの売上を、店頭と注文に分けるだけです。
一年分を並べると、どの月に何が足りないかが見えます。
自分の店に合うかを確かめたいとき
ここに書いたことは一般的な考え方であって、立地や扱う範囲によって優先順位は変わります。どこから手をつけるべきか判断がつかない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断</a>で現状を整理するところから始めてください。既に集客の取り組みを進めていて、成果が伸び悩んでいる場合は<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
母の日と年末以外の月が厳しいです
繁忙期の売上には上限があるので、伸ばせるのは閑散期です。最も確実なのは法人の定期装花で、季節に関係なく毎月あります。あわせて、日常的に花を飾る習慣を作る取り組みも効きます。
生花のロスが減りません
品目ごとに何日で売れているかを記録してください。また、法人の定期や予約分を先に確保してから店頭用を仕入れると、読みが立ちやすくなります。
法人の定期装花を取るにはどうすればいいですか
一度実際に置いてみてもらう機会を作ってください。写真では自分の場所に置いた姿が想像できません。あわせて、担当者の手間が少ないことを伝えてください。
急ぎの葬儀の注文に対応すべきですか
単価が高く、対応できること自体が選ばれる理由になります。何時までの注文なら当日対応できるか、どの範囲まで配達できるかを明示してください。宗教や地域の慣習は、わからなければ確認してください。
ネット注文を始めるべきでしょうか
遠方から地元の相手に贈りたい需要が取れます。大手のサービスと比べられますが、相談に応じられること、その場所に合った提案ができることは地元の店の強みです。
まとめ
- 店頭での販売を軸にするのか、法人や冠婚葬祭の注文を軸にするのかを決めてください。売上の波を平らにするのは、店頭ではなく注文のほうです
- 注文を受けたときに、何を見て連絡してきたかを聞いて記録してください。検索なのか、近所だから知っていたのかで、次に手をつける場所が変わります
- 仕入れた花が何日で売れているかを記録してください。感覚での仕入れが、そのままロスになります
- 一度試してもらう機会を作ってください。実際に置かれた様子を見ないと、判断ができません
- いつまでに注文すれば間に合うかを、明示してください。急いでいる人は、対応できるかどうかを最初に知りたがっています
- 母の日と年末以外の月に、来る理由を作ってください。繁忙期の売上を増やすより、閑散期を埋めるほうが効きます
- 配達できる範囲を明示して、その範囲で見つかる状態を作ってください。配達があるかどうかで、商圏の広さが変わります
- まず月ごとの売上を店頭と注文に分けて、次に法人の定期を探してください。順番を守れば、売上の波が小さくなります