
一方は価格で横並びにし、もう一方は検索の前に検討を始めさせます。
どちらにも自社の経路がないと、選ばれる場に出られません。
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目次
目次
- 外壁塗装の集客が、比較の窓口と訪問営業の二つに挟まれる構図
- 比較の窓口は価格の土俵を作る
- 経路を、回収までの長さで三つに切る
- 今月に効く経路
- 比較の窓口への依存度を、どう測るのか
- 粗利と費用の両方で見る
- 費用が外に出ない経路を、何で作るか
- 施工の記録が最も使える材料になる
- 配布物と地域の催しを、どこに置くか
- 建物の年代で配る先を絞る
- 比較の窓口から配分を移すとき、どの順で進めるか
- 先に自社の経路を立ち上げる
- 季節と天候で、配分をどう動かすか
- 枠が詰まっている時期
- 外壁塗装の経路の配分を組み直す進め方
- 仮の数字で置いてみる
- よくある質問
- まとめ
一方は価格で横並びにし、もう一方は検索の前に検討を始めさせます。
どちらにも自社の経路がないと、選ばれる場に出られません。
外壁塗装の集客が、比較の窓口と訪問営業の二つに挟まれる構図
一方は価格で横並びにし、もう一方は検索の前に検討を始めさせます。
どちらにも自社の経路がないと、選ばれる場に出られません。
外壁塗装の集客は、他の工事と競合の顔ぶれが違います。
比較を前提にした窓口と、訪問して営業する会社の両方が同時に存在します。
比較の窓口は価格の土俵を作る
複数社にまとめて見積もりを依頼できる窓口からの相談は、最初から横並びです。
件数は安定しますが、勝率は低くなります。
費用は成果に応じて発生するため、増やそうとすれば比例して増えます。
訪問営業は検索の前に接触する
訪問を受けた人は、その場で検討を始めます。
検索をせずに決めることもあります。
検索連動の予算をいくら増やしても、この層には届きません。
両方に備える経路が要る
比較の窓口に対しては、選ばれる理由を伝える経路。
訪問営業に対しては、名前を思い出してもらう経路。
この二つは別のものです。
競合の性質と、必要な備え
| 競合 | 相談者への接触の時期 | 自社に必要な備え |
|---|---|---|
| 比較を前提にした窓口 | 検索を始めたあと | 選ばれる理由を伝える経路 |
| 訪問して営業する会社 | 検索の前 | 地域で名前を知られている状態 |
| 地域の同業 | 検索の途中 | 施工の記録と勝率の高い提案 |
| 大手の塗装の会社 | 検索の途中 | 対応の速さと融通 |
| 量販や販売店の取次 | 買い物の場面 | 施工の体制の見える化 |
経路を、回収までの長さで三つに切る
今月に効く経路と、半年後に効く経路と、数年かけて効く経路を分けて管理します。
同じ枠で評価すると、遅く効く経路は必ず削られます。
経路の配分を費用対効果だけで決めると、効果が早く出る経路にすべてが寄ります。
その結果、数年後に自社の経路が何も残っていない状態になります。
今月に効く経路
比較の窓口、検索連動の広告、地域への配布物。
これらは出したその月に問い合わせが動きます。
施工の枠を埋めるために必要な経路です。
半年後に効く経路
施工の記録の蓄積、自社サイトの内容、過去の顧客への連絡。
これらは出してすぐには動きませんが、積み上がります。
数年かけて効く経路
地域での名前の浸透、紹介、近隣への接点。
これは費用ではなく時間がかかります。
評価の単位を年に置かないと続きません。
回収までの長さで分けた経路
| 分類 | 含まれるもの | 評価の単位 | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| 今月に効く | 比較の窓口と検索連動の広告 | 月次 | 件数と勝率 |
| 半年後に効く | 施工の記録と自社サイト | 半期 | 検索の流入と社名での検索 |
| 数年で効く | 地域での名前と紹介 | 年次 | 紹介と近隣からの相談 |
| 波を埋める | 地域への配布物と催し | 月次と年次の両方 | 地域ごとの反応 |
| 維持のための費用 | 記録の仕組みと素材の保存 | 年次 | 判断に使えているか |
比較の窓口への依存度を、どう測るのか
件数の比率ではなく、粗利の比率と埋めた作業日数で測ります。
件数が四割でも、勝率が低いぶん費用の比率が高いことがあります。
依存度を件数で測ると、実態がつかめません。
どの経路からどれだけの粗利が出ているかで測ります。
粗利と費用の両方で見る
比較の窓口からの受注は、値引きが入りやすいため粗利率が低くなることがあります。
費用は成果に応じて発生するため、件数に比例します。
粗利から費用を引いた額で、経路ごとに並べます。
止まったときの影響を試算する
窓口の条件が変わったり、掲載が止まったりすることがあります。
明日から件数がゼロになったとき、施工の枠がどれだけ空くか。
この試算をしておくと、依存の重さが具体的になります。
費用の条件の変更に対する耐性を見る
成果に応じた費用は、条件が変わると採算が一気に崩れます。
現在の費用が何割上がったら赤字になるかを出しておきます。
比較の窓口への依存度を測る指標
| 指標 | 出し方 | 危険の目安 |
|---|---|---|
| 粗利から費用を引いた額の比率 | 経路ごとに出す | 一つの経路が半分を超える |
| 埋めた作業日数の比率 | 経路ごとに出す | 一つの経路が半分を超える |
| 止まったときの空き日数 | その経路の受注がゼロの場合 | 埋め戻す手段がない |
| 費用の条件への耐性 | 何割上がると赤字か | 二割で赤字になる |
| 自社の経路の件数 | 自社サイトと紹介と過去の顧客 | 三割を下回る |
費用が外に出ない経路を、何で作るか
施工の記録と、足場を組む現場そのものの二つです。
どちらも他社が真似できず、費用がほとんどかかりません。
自社の経路を作る方法は、この事業では限られています。
その代わり、作れれば長く効きます。
施工の記録が最も使える材料になる
自社が塗り替えた建物の記録は、他社が持てないものです。
建物の建てた時期、階数、使った材料の等級、要した日数、付帯の有無。
これを添えて蓄積すると、自宅と条件の近い例を探している人に届きます。
足場を組む現場が地域への露出になる
足場と養生のシートは、数週間にわたって近隣から見えます。
掲示の内容と現場の管理を設計すると、費用をかけずに接点が増えます。
同じ年代の建物が並ぶ地域では、周囲も同じ時期に検討を始めます。
過去の顧客との関係を経路にする
過去に塗り替えた家は、他の場所の相談の母数です。
連絡先と工事の記録が残っていれば、年に一度の連絡ができます。
作るのに要する時間を見込む
施工の記録も、地域での名前も、一年では形になりません。
効き始めるまでの期間を経営と共有しておかないと、途中で止まります。
外部に費用を払わない経路と必要な期間
| 経路 | 作るのに必要なもの | 効き始めるまで | 続けるのに必要なもの |
|---|---|---|---|
| 施工の記録の蓄積 | 撮影の工程と条件の記録 | 1年から2年 | 現場からの素材の供給 |
| 足場を組む現場の露出 | 掲示と養生と現場の管理 | 現場ごとに即時 | 工事部との合意 |
| 近隣への挨拶 | 配る資料と担当の設計 | 現場ごとに即時 | 工事部との合意 |
| 過去の顧客への連絡 | 連絡先と工事の記録 | 半年から1年 | 連絡の担当と内容 |
| 社名での検索 | 上記すべての積み上げ | 2年以上 | 継続した露出 |
配布物と地域の催しを、どこに置くか
検索をしない層と、訪問営業を受けている層に届く経路として持ちます。
検索の予算では、この層に当たりません。
外壁塗装の相談者には、検索で情報を集めない層が一定数います。
訪問を受けてから検討を始める層とも重なります。
建物の年代で配る先を絞る
同じ時期に建った住宅が並ぶ地域では、塗り替えの時期も揃います。
配る範囲を広げるより、年代の合う地域に絞って繰り返すほうが反応が出ます。
反応を記録する仕組みを作る
配布物からの問い合わせは、記録されないまま消えることがあります。
受付で聞く項目に入れる、専用の番号を使うなどの方法で経路を残します。
訪問営業と混同されない形にする
配布物の内容や訪問の仕方が、訪問して営業する会社と似ていると、同じ扱いをされます。
急がせない姿勢を差にしている場合は、内容を揃える必要があります。
催しは受注ではなく接点の数で見る
地域の催しや相談会は、その場で受注にはなりません。
接点の数と、その後の相談への転化で見ます。
塗装で地域の経路をどう使い分けるかを、項目ごとに見ていきます。地域への配布物については、届く層は検索をしない層、見る数字は問い合わせの件数と地域、評価の単位は月次。地域の催しと相談会については、届く層は漠然と考えている層、見る数字は接点の数と後日の相談、評価の単位は四半期。足場を組む現場の掲示については、届く層は近隣の同じ年代の建物、見る数字は現場からの問い合わせ、評価の単位は現場ごと。近隣への挨拶については、届く層は工事の周辺の世帯、見る数字は挨拶した件数と反応、評価の単位は現場ごと。過去の顧客への連絡については、届く層は過去に塗り替えた家、見る数字は連絡からの相談件数、評価の単位は四半期。
比較の窓口から配分を移すとき、どの順で進めるか
比較の窓口を減らす前に、自社の経路が件数を作れることを確かめます。
先に減らすと、施工の枠が空いて戻せなくなります。
依存を減らす動きは、順番を間違えると事業が止まります。
先に足すことから始めます。
先に自社の経路を立ち上げる
施工の記録の蓄積、現場の露出の設計、過去の顧客への連絡。
これが件数を作り始めるまで、比較の窓口は現状のまま維持します。
移す量を作業日数で決める
自社の経路が月に何日分の現場を埋められるようになったか。
その日数の分だけ、窓口からの件数を減らします。
減らす順番を採算で決める
窓口が複数ある場合は、粗利から費用を引いた額の低いものから減らします。
一律に減らすと、採算の良い経路まで細ります。
季節に合わせて量を調整する
施工の枠が空く時期は、窓口からの件数が役に立ちます。
完全に切るのではなく、時期によって量を変える形にします。
窓口から自社の経路へ配分を移す進め方を、項目ごとに見ていきます。1については、やることは自社の経路を立ち上げる、判断の基準は窓口は現状のまま。2については、やることは自社の経路が埋める作業日数を測る、判断の基準は月ごとの日数で見る。3については、やることはその日数の分だけ窓口を減らす、判断の基準は件数ではなく日数で決める。4については、やることは減らす順番を採算で決める、判断の基準は粗利から費用を引いた額が低いものから。5については、やることは季節によって量を変える形にする、判断の基準は枠が空く時期は戻す。
季節と天候で、配分をどう動かすか
施工の枠が空く時期は今月に効く経路を厚くし、枠が詰まる時期は先の予約を取る訴求に移します。
年間を通して同じ配分にすることはできません。
経路の配分は、年間を通して同じではありません。
施工の枠の状況で、置く経路が変わります。
枠が詰まっている時期
比較の窓口からの件数を絞ります。
成果に応じた費用のため、件数を減らせば費用も減ります。
この時期は、数か月後に効く経路に予算を移します。
枠が空く時期
今月に効く経路を厚くします。
過去の顧客への連絡も、この時期に集中させます。
施工しにくい時期
雨や低温で作業が進まない時期は、先の時期の予約を取る訴求に切り替えます。
この時期に契約を取り、条件の良い時期に着工する形を作ります。
強風や大雨のあと
点検の相談が増えることがあります。
動かせる予算を残しておき、不安を煽らない形の訴求を事前に用意します。
枠の状況と置く経路を、項目ごとに見ていきます。2か月先まで埋まっているについては、厚くする経路は施工の記録と過去の顧客への連絡、絞る経路は比較の窓口、狙うことは数か月後の枠を作る。1か月程度埋まっているについては、厚くする経路は自社サイトと検索連動、絞る経路は窓口の一部、狙うことは勝率の高い経路に寄せる。翌月に空きがあるについては、厚くする経路は比較の窓口と配布物、絞る経路はなし、狙うことは直近の枠を埋める。施工しにくい時期については、厚くする経路は先の時期の予約の訴求、絞る経路は直近の着工前提の訴求、狙うことは条件の良い時期の枠を埋める。強風や大雨のあとについては、厚くする経路は点検の案内、絞る経路は通常の訴求の一部、狙うことは急な相談に応える。
外壁塗装の経路の配分を組み直す進め方
経路ごとの粗利と費用と埋めた作業日数を並べるところからです。
件数だけの一覧では、依存の重さが分かりません。
配分の見直しは、経路を増やすことではありません。
いま何にいくら払い、何日分の現場が埋まっているかを並べる作業です。
外壁塗装の経路の配分を見直すまでの段取りを、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは経路ごとの件数と勝率と粗利と費用を並べる、期間の目安は2週間。
2については、やることは比較の窓口が止まったときの空き日数を試算する、期間の目安は1週間。
3については、やることは回収までの長さで経路を三つに分ける、期間の目安は1週間。
4については、やることは足場を組む現場の露出の設計に着手する、期間の目安は1か月。
5については、やることは施工の記録の蓄積を始める、期間の目安は半年。
6については、やることは自社の経路が埋める日数の分だけ窓口を絞る、期間の目安は随時。
仮の数字で置いてみる
数字は説明のための仮の値です。
月に埋まる作業日数が180日、うち比較の窓口からが90日、粗利から費用を引いた額の比率が4割だとします。
自社の経路が月30日分を埋められるようになった時点で、窓口を30日分絞れます。
これを三年かけて進めると、窓口の比率は三分の一程度まで下がります。
見る数字を決める
配分の見直しが進んでいるかは、費用の比率では分かりません。
自社の経路が埋めた作業日数で見ます。
経路の配分の状態を測る数字を、項目ごとに見ていきます。
経路ごとの埋めた作業日数については、見る頻度は毎月、考え方はどこが現場を回しているか。
経路ごとの勝率については、見る頻度は毎月、考え方は同じ費用で取れる棟数。
粗利から費用を引いた額の比率については、見る頻度は毎月、考え方は件数ではなく採算で見る。
自社の経路からの件数については、見る頻度は毎月、考え方は育っているか。
現場からの問い合わせ件数については、見る頻度は四半期、考え方は露出の設計が効いているか。
経路を増やす前に記録を揃える
経路ごとの数字が出せない状態で新しい経路を足すと、判断の材料がさらに薄まります。
受付の段階で経路を聞く項目を先に整えます。
比較の窓口への依存が重いかどうか分からない場合は、無料相談で経路ごとの採算と枠の埋まり方を一緒に並べるところから始められます。経路の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
外壁塗装の競合は誰ですか
比較を前提にした窓口と、訪問して営業する会社の両方です。前者は価格の土俵を作り、後者は検索の前に検討を始めさせます。備えの内容はそれぞれ別になります。
比較の窓口への依存度はどう測りますか
件数の比率ではなく、粗利から費用を引いた額の比率と、埋めた作業日数の比率で測ります。勝率が低いぶん、件数の比率より費用の比率が高いことがあります。
外部に費用を払わない経路は何で作れますか
施工の記録の蓄積と、足場を組む現場そのものです。足場と養生のシートは数週間にわたって近隣から見えるため、掲示と現場の管理を設計すると費用をかけずに接点が増えます。
比較の窓口はいつ減らせばよいですか
自社の経路が月に何日分の現場を埋められるようになったかを測り、その日数の分だけ減らします。完全に切らず、枠が空く時期には戻せる形にしておきます。
季節によって配分を変えるべきですか
施工の枠の状況で変えます。枠が詰まる時期は窓口を絞って数か月後に効く経路に移し、施工しにくい時期は先の時期の予約を取る訴求に切り替えます。
まとめ
- 一方は価格で横並びにし、もう一方は検索の前に検討を始めさせます。どちらにも自社の経路がないと、選ばれる場に出られません
- 今月に効く経路と、半年後に効く経路と、数年かけて効く経路を分けて管理します。同じ枠で評価すると、遅く効く経路は必ず削られます
- 件数の比率ではなく、粗利の比率と埋めた作業日数で測ります。件数が四割でも、勝率が低いぶん費用の比率が高いことがあります
- 施工の記録と、足場を組む現場そのものの二つです。どちらも他社が真似できず、費用がほとんどかかりません
- 検索をしない層と、訪問営業を受けている層に届く経路として持ちます。検索の予算では、この層に当たりません
- 比較の窓口を減らす前に、自社の経路が件数を作れることを確かめます。先に減らすと、施工の枠が空いて戻せなくなります
- 施工の枠が空く時期は今月に効く経路を厚くし、枠が詰まる時期は先の予約を取る訴求に移します。年間を通して同じ配分にすることはできません
- 経路ごとの粗利と費用と埋めた作業日数を並べるところからです。件数だけの一覧では、依存の重さが分かりません