
空いている時間帯の枠が余っているか、目的を果たした受講者が抜けるときです。
売上を増やしたいという理由だけで始めると、講師の確保が追いつきません。
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目次
目次
- 英会話スクールが新しい商材を考えるのは、どういう局面か
- 平日の日中が空いている
- 手持ちの資産がどこまで使えるか
- 三つの資産を確かめる
- 法人向けを、どう立ち上げるか
- 既存の受講者が入口になる
- 既存の受講者に売るか、新規に売るか
- 既存に売る商材の利点
- スクール名で出すか、別の名前にするか
- 名前が資産になる場合
- 立ち上げに、いくらまで投じるか
- 枠を分けて期間を区切る
- やめるときの条件を先に置く
- 二つの基準を置く
- 英会話スクールの新商材は、どこから検討を始めるか
- 立ち上げ後に見る数字
- よくある質問
- まとめ
空いている時間帯の枠が余っているか、目的を果たした受講者が抜けるときです。
売上を増やしたいという理由だけで始めると、講師の確保が追いつきません。
英会話スクールが新しい商材を考えるのは、どういう局面か
空いている時間帯の枠が余っているか、目的を果たした受講者が抜けるときです。
売上を増やしたいという理由だけで始めると、講師の確保が追いつきません。
英会話スクールの新規事業の話は、二つの局面で出てきます。
供給に余力があるときと、顧客が構造的に抜けるときです。
平日の日中が空いている
教室の枠は、平日の夜と土日に集中して埋まります。
平日の日中は空いていることが多くあります。
この余力を使う商材を考えるのが、一つ目の局面です。
目的を果たした受講者が抜ける
試験の対策や渡航の準備で来た人は、目的を達成すると離れます。
この抜けを埋める商材を考えるのが、二つ目の局面です。
英会話スクールが新しい商材を必要とする局面
| 局面 | 何が起きているか | 考える方向 |
|---|---|---|
| 日中の枠が空いている | 時間帯の余力 | 日中に通える対象を探す |
| 目的を果たした受講者が抜ける | 構造的な離脱 | 次の目的を提供する |
| 講師の稼働に余裕がある | 人の余力 | 別の形式で提供する |
| 商圏の個人需要が飽和している | 獲得単価が上がる | 法人に向ける |
| オンラインとの比較で不利 | 価格で競合する | 対面でしかできない商材 |
| 特定のレベルの枠が埋まらない | 受講者の分布の偏り | そのレベル向けの商材 |
講師の確保が最大の制約になる
新しい商材を始めるとき、教室の枠より先に講師の確保が問題になります。扱う内容が既存と離れるほど、対応できる講師が限られます。
手持ちの資産がどこまで使えるか
教室と講師と受講者の三つが使えるかで決まります。
どれも使えない商材は、別事業として立ち上げることになります。
新商材の成否は、既存の資産をどれだけ使えるかで決まります。
使える資産が多いほど、立ち上げの負担が小さくなります。
三つの資産を確かめる
教室という場所、指導できる講師、既に関係のある受講者。
この三つのうち、いくつ使えるかを確かめます。
英会話スクールの既存の資産と新商材の相性
| 商材の方向 | 教室 | 講師 | 受講者 |
|---|---|---|---|
| 法人向けの研修 | 一部使える | 使える | 使える |
| オンラインの提供 | 使わない | 使える | 使える |
| 試験の対策講座 | 使える | 一部使える | 使える |
| 子ども向けのクラス | 使える | 一部使える | 使えないことが多い |
| 他の言語の講座 | 使える | 使えない | 一部使える |
| 別の商圏での開校 | 使えない | 使えない | 使えない |
受講者が使えるかが分かれ目
既に通っている人に案内できる商材は、獲得の費用がかかりません。
新規にしか売れない商材は、集客をゼロから作ることになります。
講師が対応できるかを早く確かめる
試験の対策や業務の場面に特化した内容は、対応できる講師が限られます。既存の講師で回せるかを先に見ます。回せないなら、採用の期間を立ち上げの計画に含めます。
法人向けを、どう立ち上げるか
既存の個人受講者の勤務先から始めます。
まったく接点のない企業への営業は、成果が出るまでの期間が長くなります。
法人の研修は、英会話スクールにとって自然な拡張の方向です。
一方で、集客の方法が個人向けとまったく違います。
既存の受講者が入口になる
通っている人の勤務先で、英語の必要が生じていることがあります。
本人を通じて人事に話が届くことがあります。
英会話スクールで法人向けを立ち上げるときの経路
| 経路 | 接触の仕方 | 成果が出るまで |
|---|---|---|
| 既存受講者の勤務先 | 本人を通じた紹介 | 短期から中期 |
| 教室周辺の企業 | 直接の接触 | 中期 |
| 既存の法人契約からの紹介 | 担当者の異動と紹介 | 中期 |
| 業界の集まりや展示会 | 直接の接触 | 中期から長期 |
| 検索からの相談 | 受け皿の整備 | 不定期 |
| 研修を扱う事業者との連携 | 協業 | 中期 |
必要な資料が違う
個人向けの料金表と時間割では、法人の検討には足りません。
実施の計画、進み方の報告、費用の根拠を示す資料が要ります。
年度の周期に合わせる
企業の研修予算は年度で組まれます。検討が始まる時期に接触しないと、次の年度まで待つことになります。
既存の受講者に売るか、新規に売るか
既存に売る商材から始めます。
新規に売る商材は、集客の費用と時間が別に要ります。
新商材の対象を既存の受講者にするか、新しい層にするかで、立ち上げの難易度が変わります。
既存に売る商材の利点
案内の経路が既にあります。
面談や日々の連絡の中で伝えられます。
獲得の費用がかからないので、少ない人数でも採算が立ちます。
英会話スクールの新商材で既存向けと新規向けの違い
| 項目 | 既存の受講者に売る | 新規に売る |
|---|---|---|
| 案内の経路 | 面談と日常の連絡 | 広告と地域の接点 |
| 獲得の費用 | ほぼかからない | 新たに必要 |
| 立ち上げの速さ | 速い | 時間がかかる |
| 必要な人数 | 少なくても成立 | 一定数が要る |
| 失敗したときの影響 | 既存の関係に影響する | 事業として切り離せる |
| 検証のしやすさ | 反応をすぐ聞ける | 時間がかかる |
目的を果たした人への次の提案
試験に合格した人に、次の目的を提案する形は既存への販売です。
引き止めではなく、次の段階の相談として行います。
案内が多すぎると印象が変わる
在籍者への案内が多いと、費用を増やそうとしていると受け取られます。案内の頻度と時期を決めます。
スクール名で出すか、別の名前にするか
対象が既存と重なるなら同じ看板、離れるなら分けます。
英会話スクールという名前が、対象によっては通いにくさになります。
新商材をどの名前で出すかは、対象が誰かで決まります。
既存の名前が資産になる場合と、制約になる場合があります。
名前が資産になる場合
社会人向けで知られているスクールが、法人向けの研修を出す場合。
既存の評判がそのまま働きます。
英会話スクールの新商材を同じ看板で出すか分けるかの判断を、項目ごとに見ていきます。
法人向けの研修については、対象は既存と重なる層の勤務先、看板の扱いは同じ看板。
試験の対策講座については、対象は既存と同じ層、看板の扱いは同じ看板。
オンラインの提供については、対象は既存と重なる、看板の扱いは同じ看板。
子ども向けのクラスについては、対象は別の決裁者、看板の扱いは同じ看板で入口を分ける。
他の言語の講座については、対象は別の目的、看板の扱いは分けることが多い。
全国向けの低価格の提供については、対象は既存と競合する、看板の扱いは分ける。
名前が制約になる場合
社会人向けの印象が強いと、子ども向けの商材では選ばれにくくなります。
同じ看板でも、入口となるページと案内は分けます。
既存の商材と競合させない
低価格の提供を同じ看板で出すと、既存の受講者がそちらに移ります。価格帯が大きく離れる商材は、分ける判断をします。
立ち上げに、いくらまで投じるか
既存の事業から切り離した枠で持ちます。
既存の予算の中で始めると、需要の山に必ず削られます。
新商材の費用を既存の広告予算に入れると、成果の見えない支出として扱われます。
山の時期に既存の数字が足りなければ、そこから削られます。
枠を分けて期間を区切る
新商材の費用は別枠にし、いつまでにどこまで確かめるかを決めます。
期間を区切らないと、判断のないまま続きます。
英会話スクールの新商材の立ち上げ期に置く費用を、項目ごとに見ていきます。
検証のための集客費については、考え方は少額で反応を見る、期間の区切りは3か月。
講師の確保については、考え方は既存の稼働で賄えるか、期間の区切りは着手前。
教材と資料の制作については、考え方は既存で代用できるか、期間の区切りは1か月。
法人向けの提案資料については、考え方は専任の時間を含める、期間の区切りは2か月。
場所の費用については、考え方は空いている時間を使う、期間の区切りは追加費用なし。
運営の人の時間については、考え方は誰がどれだけ使うかを決める、期間の区切りは通年で見直す。
数字で確認してみる
数字は説明のための仮の値です。
平日の日中に行う講座で、受講料が1回3,000円、月4回で12,000円とします。
講師の時給が3,000円で1回1時間30分なら、1回あたりの人件費は4,500円です。
受講者が4人集まれば、1回の収入12,000円に対して人件費4,500円となり、場所の追加費用がない前提では成立します。
既存の運営を圧迫しないこと
新商材の準備でカウンセラーの時間を使いすぎると、既存の入会が落ちます。誰が何時間使うかを先に決めます。
やめるときの条件を先に置く
期間と最低限の人数を、始める前に決めます。
決めていないと、続ける理由をその都度探すことになります。
新商材は、続けるか止めるかの判断が曖昧になりがちです。
基準を先に決めておくと、判断が個人の感覚に依存しません。
二つの基準を置く
期間と、その期間内に達すべき最低限の人数。
この二つがそろえば、判断できます。
英会話スクールの新商材で撤退を判断する基準を、項目ごとに見ていきます。
受講者の最低人数については、決め方は採算が合う人数、判断の時期は3か月後。
継続率については、決め方は次の期間に残る割合、判断の時期は1期終了時。
既存への影響については、決め方は既存の入会数の変化、判断の時期は毎月。
運営の人の時間については、決め方は想定を超えていないか、判断の時期は毎月。
講師の確保については、決め方は続けられる体制か、判断の時期は1期終了時。
案内への反応については、決め方は既存の受講者の関心、判断の時期は1か月後。
既存への影響を必ず見る
新商材に人の時間を取られて、既存の入会が落ちることがあります。
新商材の数字だけを見ていると、この影響に気づきません。
法人は判断の時期を長く取る
法人向けは、検討の期間が数か月かかります。3か月で判断すると、まだ何も出ていない段階になります。1年を単位にします。
英会話スクールの新商材は、どこから検討を始めるか
空いている時間帯と、対応できる講師の時間を数えることからです。
やりたいことから始めると、講師の確保で止まります。
検討の出発点は、余力の確認です。
余力がないまま始めた商材は、既存の運営を削ります。
英会話スクールの新商材の立ち上げを進める順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは時間帯別の枠の空きを教室ごとに数える、期間の目安は2週間。
2については、やることは対応できる講師の時間と扱える内容を確かめる、期間の目安は3週間。
3については、やることは既存の受講者に売れる商材の案を絞る、期間の目安は3週間。
4については、やることは少額の検証で反応を確かめる、期間の目安は3か月。
5については、やることは撤退の基準と期間を決めて本格的に始める、期間の目安は2週間。
6については、やることは既存の数字への影響を毎月確かめる、期間の目安は通年。
立ち上げ後に見る数字
新商材の数字と、既存への影響の数字を並べて見ます。
片方だけを見ると判断を誤ります。
英会話スクールの新商材の立ち上げ後に見る数字を、項目ごとに見ていきます。
受講者数については、見る頻度は毎月、読み取ることは採算に届いているか。
既存の受講者からの申込の割合については、見る頻度は毎月、読み取ることは新規の集客が要るか。
継続率については、見る頻度は期ごと、読み取ることは商材として成立しているか。
既存の入会数の推移については、見る頻度は毎月、読み取ることは既存への影響。
運営に使った人の時間については、見る頻度は毎月、読み取ることは想定を超えていないか。
講師の稼働の余裕については、見る頻度は毎月、読み取ることは続けられる体制か。
新規の集客が必要になったら別の判断
既存の受講者だけで採算が合わない場合、新規の集客が必要になります。
この段階で、集客の費用と時間を追加で出すかどうかを判断します。
新しい領域の表現の制約を確かめる
試験の対策や法人向けの研修では、成果に関する説明の仕方に制約があります。
結果を保証する表現は使えません。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
英会話スクールで新しい商材を出すかどうか判断がつかない場合は、無料相談で現状の余力を見てもらうところから始められます。集客の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
英会話スクールの新商材は何から考えればよいですか
時間帯別の枠の空きと、対応できる講師の時間を数えることからです。教室の枠より先に講師の確保が制約になるため、やりたいことから始めると立ち上げで止まります。
法人向けの研修はどう立ち上げますか
既存の個人受講者の勤務先から始めてください。まったく接点のない企業への営業は成果が出るまでの期間が長く、企業の研修予算は年度で組まれるため周期も限られます。
既存の受講者に売る商材と新規向けのどちらが先ですか
既存に売る商材からです。案内の経路が既にあり獲得の費用がかからないため、少ない人数でも採算が立ちます。目的を果たした人への次の提案も既存への販売です。
新商材は同じスクール名で出してよいですか
対象が既存と重なるなら同じ看板、離れるなら分けてください。価格帯が大きく離れる商材を同じ看板で出すと、既存の受講者がそちらに移ります。
撤退の基準はどう決めますか
期間と最低限の受講者数の二つです。ただし法人向けは検討が数か月かかるため、3か月ではなく1年を単位にしてください。既存の入会数への影響も毎月確かめます。
まとめ
- 空いている時間帯の枠が余っているか、目的を果たした受講者が抜けるときです。売上を増やしたいという理由だけで始めると、講師の確保が追いつきません
- 教室と講師と受講者の三つが使えるかで決まります。どれも使えない商材は、別事業として立ち上げることになります
- 既存の個人受講者の勤務先から始めます。まったく接点のない企業への営業は、成果が出るまでの期間が長くなります
- 既存に売る商材から始めます。新規に売る商材は、集客の費用と時間が別に要ります
- 対象が既存と重なるなら同じ看板、離れるなら分けます。英会話スクールという名前が、対象によっては通いにくさになります
- 既存の事業から切り離した枠で持ちます。既存の予算の中で始めると、需要の山に必ず削られます
- 期間と最低限の人数を、始める前に決めます。決めていないと、続ける理由をその都度探すことになります
- 空いている時間帯と、対応できる講師の時間を数えることからです。やりたいことから始めると、講師の確保で止まります