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目次
目次
- ECサイトのWebマーケティング費用は、月いくらから始められるのか
- 上限を先に計算する
- 何にお金がかかるのか
- 写真の点数で費用が変わる
- モールと自社ECに、どう配分するのか
- モールの手数料を計算する
- 広告に、いくらかけるべきか
- リピート率を数える
- リピート率を上げるのに、いくらかかるのか
- 同梱物にお金をかける価値
- 在庫と広告を、どう連動させるのか
- 自動で止まる仕組みを作る
- 広告の表現に、どんな制約があるのか
- 二重価格の表示
- 何から手をつければいいのか
- 記録する項目
- よくある質問
- まとめ
月10万円からです。
ただし予算を決める前に、客単価と粗利、そしてリピート率を出してください。
ECサイトのWebマーケティング費用は、月いくらから始められるのか
月10万円からです。
ただし予算を決める前に、客単価と粗利、そしてリピート率を出してください。
ECの広告費の上限は、1人のお客さんが生涯でいくら買うかで決まります。
初回の注文だけで判断すると、必ず赤字になります。
以下の数字は説明のための仮の値です。
月の費用の目安
| 段階 | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| 最低限 | 100,000円 | 検索広告、モールの広告 |
| 標準 | 300,000円 | 上記に加えてSNS広告、写真 |
| 積極的 | 1,000,000円以上 | 上記に加えて動画、複数の媒体 |
上限を先に計算する
客単価5,000円、粗利率40パーセントなら、1回の注文で残るのは2,000円です。
そこから送料、決済手数料、梱包の費用を引いてください。
残った金額が、広告にかけられる上限です。
1回の注文で残る金額
| 項目 | 仮の値 |
|---|---|
| 客単価 | 5,000円 |
| 粗利 | 2,000円 |
| 送料の負担 | 500円 |
| 決済手数料 | 150円 |
| 梱包資材 | 100円 |
| 残る金額 | 1,250円 |
何にお金がかかるのか
モールの手数料、広告費、サイトの構築、写真、物流の5つです。
このうち、手数料と広告費が大半を占めます。
費用の内訳
| 項目 | 初期 | 月額 | 説明 |
|---|---|---|---|
| モールの出店料 | なし | 数万円 | 固定費 |
| モールの手数料 | なし | 売上の数〜十数パーセント | 売れた分だけ |
| 自社ECの構築 | 30万〜300万円 | 数千〜数万円 | カートの利用料 |
| 広告費 | なし | 10万円〜 | 検索、SNS、モール内 |
| 商品の写真 | 1点3千〜1万円 | なし | 点数が多いと大きい |
| 物流 | なし | 1件あたり | 送料、梱包、作業 |
写真の点数で費用が変わる
商品が100点あれば、写真だけで数十万円かかります。
売れ筋から順に撮ってください。
物流の費用も見る
送料と梱包の費用は、1件ごとにかかります。広告費と同じように、1件あたりで計算してください。
モールと自社ECに、どう配分するのか
まずモールで売上を作ってから、自社ECを育ててください。
自社ECはゼロから集客する必要があります。
モールと自社ECの違い
| 項目 | モール | 自社EC |
|---|---|---|
| 集客 | すでに人がいる | ゼロから集める |
| 手数料 | 売上の数〜十数パーセント | 決済手数料のみ |
| 顧客情報 | 取れないことが多い | 残る |
| リピート | モール内で流れる | 直接案内できる |
| 広告 | モール内の広告 | 検索、SNS |
モールの手数料を計算する
売上100万円で手数料が10パーセントなら、10万円です。
これは広告費と同じ性質の費用です。
自社ECは時間がかかる
立ち上げてすぐ売れることは、ほとんどありません。
モールで売上を作りながら、1年以上かけて育ててください。
同梱物で自社ECに誘導する
モールで買った人に、次は自社ECで買ってもらう案内を同梱する方法があります。ただし、モールの規約で制限されている場合があります。自分が使っているサービスの規約を確認してください。
広告に、いくらかけるべきか
1件あたりに残る金額と、リピート率から逆算してください。
金額そのものではなく、この計算が先です。
広告費の考え方を、項目ごとに見ていきます。
1クリックの費用については、仮の値は80円、考え方は商品と競合で変わる。
月の予算については、仮の値は300,000円、考え方は3,750クリック分。
購入になる割合については、仮の値は2%、考え方は3,750クリックで75件。
1件あたりの広告費については、仮の値は4,000円、考え方は300,000円÷75件。
1回で残るのが1,250円なら、広告費4,000円は赤字です。
その人が3回買えば3,750円、5回買えば6,250円になります。
リピート率を数える
1回買った人の何割が2回目を買うか。
平均で何回買うか。
これがないと、赤字か黒字かが分かりません。
初回赤字のモデルは危険
初回は赤字でも、後で回収するという考え方があります。ただし、回収する前に資金が尽きることがあります。何か月分の広告費を先に出せるかを確認してください。
リピート率を上げるのに、いくらかかるのか
広告費よりはるかに安く済みます。
同梱物と、購入後の案内で変わります。
リピートを増やす方法と費用を、項目ごとに見ていきます。
同梱物については、費用は1件数十円、効果は次の注文の理由になる。
購入後のメールについては、費用はほぼ0円、効果は使い方、次の案内。
次回使えるクーポンについては、費用は割引の分、効果は戻ってくる。
定期購入については、費用はシステムの費用、効果は続けて買ってもらえる。
レビューの依頼については、費用はほぼ0円、効果は他の人の判断材料になる。
同梱物にお金をかける価値
1件数十円の紙で、次の注文が生まれます。
広告で新規を1人集める費用より、はるかに安いです。
レビューを集める
レビューがあると、他の人が買いやすくなります。
ただし、書く内容を指定したり、対価を渡したりしないでください。
欠品させない
広告を出している商品が欠品すると、費用が無駄になります。在庫と広告を連動させてください。
在庫と広告を、どう連動させるのか
欠品した商品の広告は、止めてください。
在庫がないのに広告を出し続けると、費用がそのまま消えます。
在庫と広告を、項目ごとに見ていきます。
在庫が十分については、広告は通常。
在庫が少ないについては、広告は弱める。
欠品については、広告は止める。
入荷予定があるについては、広告は入荷日を書いて出す。
自動で止まる仕組みを作る
手作業で止めると、忘れます。
在庫データと広告を連動させる仕組みがあるなら、使ってください。
売れ筋に集中する
すべての商品に広告を出すと、予算が分散します。
売れ筋の数点に絞ってください。
在庫を持ちすぎない
広告で売れる速度と、仕入れる速度を合わせてください。在庫が増えすぎると、資金が止まります。
広告の表現に、どんな制約があるのか
商品によって、書ける内容が違います。
化粧品、健康食品、食品は、特に制約が強い分野です。
気をつけることを、項目ごとに見ていきます。
効果については、扱いは化粧品や健康食品は断定できない。
価格の表示については、扱いは二重価格の表示に決まりがある。
数量限定については、扱いは実際に限られている場合だけ。
期間限定については、扱いは実際の期間だけ。
レビューについては、扱いは作ったものは使えない。
原産地については、扱いは実際のものだけ。
二重価格の表示
通常価格◯円が今なら◯円と書く場合、通常価格が実際に販売されていた価格である必要があります。
打消し表示に注意する
小さい文字の注記で、大きな表現を成り立たせるやり方は避けてください。
確認する人を決める
広告文を代理店に任せる場合でも、自社で目を通す人を決めてください。書ける範囲は、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
何から手をつければいいのか
1件あたりに残る金額と、リピート率を出してから、広告の予算を決めてください。
この2つがないと、赤字かどうかも分かりません。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは客単価と粗利率を出す、目安は1日。
2については、やることは送料、決済手数料、梱包の費用を引く、目安は1日。
3については、やることはリピート率と、平均の購入回数を出す、目安は1週間。
4については、やることは1人あたりの売上を計算し、広告費の上限を決める、目安は1日。
5については、やることは売れ筋の商品の写真を撮り直す、目安は2週間。
6については、やることは同梱物と購入後の案内を用意する、目安は2週間。
7については、やることは在庫と広告を連動させる、目安は1か月。
8については、やることは売れ筋に絞って広告を出す、目安は1日。
記録する項目
見る数字を、項目ごとに見ていきます。
注文件数については、見方は広告経由で何件か。
1件あたりの広告費については、見方は予算÷注文件数。
1件あたりに残る金額については、見方は粗利から費用を引いた額。
リピート率については、見方は何割が2回目を買ったか。
平均の購入回数については、見方は1人が何回買うか。
在庫の状況については、見方は欠品していないか。
初回の注文だけを見ないでください。
リピート率がないと、赤字か黒字かが分かりません。
資金繰りを確認する
広告費は先に出て、売上は後から戻ります。
何か月分を先に出せるかを確認してから、予算を増やしてください。
Webにいくらかけるべきか判断できない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料相談</a>で現状の費用の使い方を見てもらうところから始められます。費用の配分を含めて集客全体を見直す段階なら<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
月いくらから始められますか
月10万円が目安ですが、その前に客単価と粗利、送料と決済手数料と梱包の費用を引いて、1件あたりに残る金額を出してください。そこにリピート率をかけたものが、広告費の上限です。
モールと自社EC、どちらに費用をかけるべきですか
まずモールで売上を作ってから、自社ECを育ててください。自社ECはゼロから集客する必要があり、1年以上かかります。モールの手数料は、広告費と同じ性質の費用として計算してください。
リピート率を上げるのにいくらかかりますか
広告費よりはるかに安く済みます。同梱物は1件数十円、購入後のメールはほぼ0円です。広告で新規を1人集める費用と比べてください。
初回赤字で後から回収するモデルは大丈夫ですか
回収する前に資金が尽きることがあります。広告費は先に出て、売上は後から戻ります。何か月分の広告費を先に出せるかを確認してから、予算を増やしてください。
在庫がない商品の広告はどうすればいいですか
止めてください。欠品したまま広告を出し続けると、費用がそのまま消えます。手作業だと忘れるので、在庫と広告を連動させる仕組みを作ってください。
まとめ
- 月10万円からです。ただし予算を決める前に、客単価と粗利、そしてリピート率を出してください
- モールの手数料、広告費、サイトの構築、写真、物流の5つです。このうち、手数料と広告費が大半を占めます
- まずモールで売上を作ってから、自社ECを育ててください。自社ECはゼロから集客する必要があります
- 1件あたりに残る金額と、リピート率から逆算してください。金額そのものではなく、この計算が先です
- 広告費よりはるかに安く済みます。同梱物と、購入後の案内で変わります
- 欠品した商品の広告は、止めてください。在庫がないのに広告を出し続けると、費用がそのまま消えます
- 商品によって、書ける内容が違います。化粧品、健康食品、食品は、特に制約が強い分野です
- 1件あたりに残る金額と、リピート率を出してから、広告の予算を決めてください。この2つがないと、赤字かどうかも分かりません