
小口の工事で数を取るのか、大きな設備工事で回すのかを決めてください。
有資格者の数が上限である以上、その枠を何に使うかの判断になります。
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目次
目次
- 電気工事が最初に決めるべきことは何か
- 枠の使い方が利益を決める
- どこから仕事が来ているのかをどう把握するのか
- 記録するのは四つだけでいい
- 緊急の対応をどう扱うのか
- 対応できる時間を明示する
- 直請けをどう増やすのか
- 困りごとの言葉で書く
- 有資格者の人数という上限のなかで、どう考えるのか
- 資格者の数を把握する
- 移動の効率をどう上げるのか
- 効率を見る
- 公共の案件と民間をどう組み合わせるのか
- 民間を柱の一つにする
- 何から手をつければいいのか
- 最初の一つは今日から始められる
- よくある質問
- まとめ
小口の工事で数を取るのか、大きな設備工事で回すのかを決めてください。
有資格者の数が上限である以上、その枠を何に使うかの判断になります。
電気工事が最初に決めるべきことは何か
小口の工事で数を取るのか、大きな設備工事で回すのかを決めてください。
有資格者の数が上限である以上、その枠を何に使うかの判断になります。
電気工事の仕事は、規模によって性質がまったく違います。
エアコンの設置、コンセントの増設、照明の交換。
こうした小口の工事は、一件が短時間で終わります。
一方で、建物全体の電気設備の工事は、期間も金額も大きくなります。
枠の使い方が利益を決める
有資格者の人数が、受けられる量の上限です。
この限られた枠を、小口で埋めるか、大口で埋めるか。
どちらが利益になるかは、単価と移動の時間で変わります。
立ち位置を決める三つの軸
| 軸 | 選択肢 | その選択で変わること |
|---|---|---|
| 主な工事 | 小口中心/大口中心 | 移動の効率と、単価 |
| 受注の形 | 下請け中心/直請けも | 単価と、営業の手間 |
| 対応の範囲 | 日中のみ/緊急も | 選ばれる理由 |
小口は移動が費用になる
一件30分の工事でも、移動に1時間かかれば、実質1時間半です。小口を扱うなら、移動の効率が利益を左右します。
どこから仕事が来ているのかをどう把握するのか
発注元ごとの売上と、直請けの比率を出してください。
一社への依存度が高いと、その先の都合で売上が動きます。
電気工事の仕事の入口は、元請けからの依頼、公共の案件、そして施主や事業者からの直接の依頼です。
電気工事 地域名漏電 修理 近くといった形で探されます。
後者は、困っている人が急いで探している検索です。
記録するのは四つだけでいい
受注のときに記録する項目
| 項目 | 記録すること | 後で使えること |
|---|---|---|
| 発注元 | 元請けか、直接か | 依存度 |
| 工事の種類 | 小口か、大口か | 仕事の構成 |
| 金額と時間 | いくらで、何時間か | 時間あたりの単価 |
| 利益率 | いくら残ったか | 仕事の質の判断 |
時間あたりで見る
金額だけでなく、かかった時間で割ってください。
一件5万円でも、2日かかれば時間あたりは低くなります。
移動の時間も含めて計算してください。
三か月分の記録がたまると、どの仕事が利益になっているかが見えます。
緊急の対応をどう扱うのか
対応できる時間帯を明示してください。
困っている人は、すぐ来てもらえるかを最初に知りたがっています。
電気の不具合は、生活や営業を止めます。
停電した、漏電した、コンセントが使えない。
こうしたとき、人はすぐ来てくれる業者を探します。
対応できる時間を明示する
何時から何時まで対応できるか。
夜間や休日はどうか。
どれくらいで来られるか。
緊急対応で示すこと
| 示すこと | 困っている人の判断 |
|---|---|
| 対応できる時間帯 | 今すぐ来てもらえるか |
| 到着までの目安 | どれくらい待つか |
| 対応できる範囲 | 自分の場所に来られるか |
| 夜間や休日の料金 | いくらかかるか |
料金の目安を示す
緊急のときこそ、料金がわからないと不安です。
出張の費用、基本の作業費、時間外の割増。
これを先に示してください。
できないことも書く
すべての緊急に対応できるわけではありません。
対応できない時間帯や、範囲外の地域があるなら明示してください。
緊急対応が次につながる
困ったときに助けてもらった業者は、覚えられます。
そして次の工事のときに、また呼ばれます。
緊急対応は、単価は高くなくても、関係を作る入口になります。
直請けをどう増やすのか
何ができるかを、専門用語を使わずに書いてください。
施主や事業者は、電気工事の用語を知りません。
下請けの仕事では、元請けが何を頼むか理解しています。
だから、専門的な説明で通じます。
一方で、施主や一般の事業者は、電気工事の用語を知りません。
困りごとの言葉で書く
受電設備の更新ではなく、古い設備を新しくする。
分電盤の増設ではなく、ブレーカーが落ちるのを解消する。
こうした言い換えがあると、探している人に届きます。
書き方を変える例
| 専門的な書き方 | 困りごとの言葉 |
|---|---|
| コンセント増設 | 使いたい場所で電気が使えるようにする |
| 分電盤の交換 | ブレーカーがよく落ちるのを直す |
| 照明器具の更新 | 暗い場所を明るくする、電気代を下げる |
| 漏電調査 | ブレーカーが勝手に落ちる原因を調べる |
費用の目安を出す
いくらかかるかがわからないと、問い合わせづらいものです。
よくある工事について、おおよその目安を示してください。
対応できる範囲を書く
住宅か、店舗か、工場か。
規模によって、対応できるかが変わります。
これを明示すると、無駄な問い合わせが減ります。
有資格者の人数という上限のなかで、どう考えるのか
資格を持つ人が何人いて、同時に何件回せるかを数えてください。
資格がなければできない作業があります。
電気工事には、資格を持つ人でなければできない作業があります。
この資格者の人数が、受けられる量の上限です。
資格者の数を把握する
どの資格を持つ人が何人いるか。
それぞれの工事に、何人必要か。
ここに挙げる数字は、説明のための仮の値です。
資格者が4人で、一件に1人で足りる工事なら、同時に4件回せます。
上限に対する対応を、項目ごとに見ていきます。
上限に近いについては、対応は時間あたりの単価が高い仕事を優先。
特定の資格者が不足については、対応は資格の取得を支援。
恒常的に足りないについては、対応は採用を最優先に。
余裕があるについては、対応は直請けを増やす。
資格の取得を支援する
資格者が増えれば、受けられる仕事が増えます。
取得を支援する仕組みは、採用の魅力にもなります。
資格に関する要件は公式の情報で確認する
作業に必要な資格の要件は、変更されることがあります。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
移動の効率をどう上げるのか
一日の移動の時間を測って、訪問の時間との比率を見てください。
小口の工事では、移動が利益を削ります。
電気工事、特に小口の工事では、移動の時間が大きな割合を占めます。
そして移動の時間は、売上を生みません。
商圏が車で30分から1時間まで広がると、この比重が増します。
効率を見る
一日のうち、作業している時間と移動している時間はどれくらいか。
ここに挙げる数字は、説明のための仮の値です。
一日8時間のうち、作業が5時間、移動が3時間なら、移動が4割近くを占めています。
移動を減らす方法を、項目ごとに見ていきます。
地域を絞るについては、効果は移動が短くなる、注意点は受けられる件数が減る。
訪問の順番を組むについては、効果は無駄な移動が減る、注意点は依頼者の希望との調整。
同じ地域をまとめるについては、効果は効率が上がる、注意点は日程の調整が必要。
遠方は条件をつけるについては、効果は採算が取れる、注意点は断ることになる。
遠方の依頼への対応
遠い場所からの依頼は、移動だけで採算が合わないことがあります。
出張の費用を設定するか、最低の金額を決めてください。
対応できる範囲を明示する
どこまで行けるかを書いておくと、範囲外からの問い合わせが減ります。
公共の案件と民間をどう組み合わせるのか
公共の案件の比率が高いなら、民間の直請けを少しずつ増やしてください。
公共は発注の量に左右されます。
公共の案件は、金額が大きく、支払いも確実です。
一方で、発注の量は予算によって決まります。
予算が減れば、努力に関係なく受注が減ります。
民間を柱の一つにする
民間の直請けは、自社の努力で増やせます。
そして、単価も自社で決められます。
ただし、営業の手間がかかります。
受注の構成を考えるを、項目ごとに見ていきます。
公共中心については、利点は金額が大きい、支払いが確実、欠点は発注量に左右される。
民間中心については、利点は自社で増やせる、欠点は営業の手間。
両方については、利点は波を平らにできる、欠点はそれぞれの対応が必要。
民間は小口から入る
いきなり大きな工事を受けるのは難しいものです。
エアコンの設置やコンセントの増設といった小口から入って、関係を作る方法があります。
一度頼んだ相手は、次も頼みます。
事業者との継続的な関係
店舗や工場では、電気の不具合が定期的に発生します。一度対応した相手から、繰り返し依頼が来ます。
何から手をつければいいのか
まず案件ごとの時間あたりの単価を出して、次に移動の時間を測ってください。
順番を守れば、忙しいのに残らない状態から抜けられます。
ここまでの内容を、着手できる順番に並べます。
全部を同時に始める必要はありません。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは案件ごとの時間あたりの単価を出す、かかる時間の目安は1週間。
2については、やることは一日の移動の時間を測る、かかる時間の目安は1週間。
3については、やることは発注元ごとの売上の比率を出す、かかる時間の目安は半日。
4については、やることは対応できる時間帯と範囲を明示する、かかる時間の目安は1週間。
5については、やることはよくある工事の費用の目安を出す、かかる時間の目安は2週間。
ここに挙げた時間の目安は、説明のための仮の値です。
体制によって前後します。
最初の一つは今日から始められる
案件ごとに、金額とかかった時間を並べるだけです。
移動を含めた時間あたりの単価が見えます。
自社に合うかを確かめたいとき
ここに書いたことは一般的な考え方であって、扱う工事や地域によって優先順位は変わります。どこから手をつけるべきか判断がつかない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断</a>で現状を整理するところから始めてください。既に集客の取り組みを進めていて、成果が伸び悩んでいる場合は<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
民間の直請けが取れません
施主や一般の事業者は電気工事の用語を知りません。分電盤の交換ではなくブレーカーがよく落ちるのを直すといった、困りごとの言葉で書いてください。費用の目安も示してください。
緊急の対応はやるべきですか
困ったときに助けてもらった業者は覚えられ、次の工事でも呼ばれます。対応できる時間帯、到着までの目安、夜間や休日の料金を明示してください。対応できないことも書いてください。
小口の工事は利益になりますか
移動の時間を含めて時間あたりで計算してください。一件30分の工事でも移動に1時間かかれば、実質1時間半です。地域を絞る、同じ地域をまとめるといった工夫が必要です。
公共の案件に依存しています
発注の量は予算で決まるため、自社では動かせません。民間の直請けを少しずつ増やしてください。小口の工事から入って関係を作る方法があります。
資格者が足りず受けられない工事があります
どの資格を持つ人が何人いるかを把握してください。資格の取得を支援する仕組みは、受けられる仕事を増やすと同時に採用の魅力にもなります。要件は掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
まとめ
- 小口の工事で数を取るのか、大きな設備工事で回すのかを決めてください。有資格者の数が上限である以上、その枠を何に使うかの判断になります
- 発注元ごとの売上と、直請けの比率を出してください。一社への依存度が高いと、その先の都合で売上が動きます
- 対応できる時間帯を明示してください。困っている人は、すぐ来てもらえるかを最初に知りたがっています
- 何ができるかを、専門用語を使わずに書いてください。施主や事業者は、電気工事の用語を知りません
- 資格を持つ人が何人いて、同時に何件回せるかを数えてください。資格がなければできない作業があります
- 一日の移動の時間を測って、訪問の時間との比率を見てください。小口の工事では、移動が利益を削ります
- 公共の案件の比率が高いなら、民間の直請けを少しずつ増やしてください。公共は発注の量に左右されます
- まず案件ごとの時間あたりの単価を出して、次に移動の時間を測ってください。順番を守れば、忙しいのに残らない状態から抜けられます