
学部ごとに、資料請求から入学までの各段階を数えます。
全体の数字では、どの学部で何が起きているか見えません。
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目次
目次
- 大学で志願者が減っているとき、何を見るべきか
- 学部ごとに分けて見る
- 高校生と保護者と高校教員に、どう届けるか
- 三者の関心
- 学部の内容を、どう伝えるか
- 名前から中身が分からない
- オープンキャンパスを、どう設計するか
- 学部の体験を用意する
- 学費と奨学金の説明を、どう組み立てるか
- 総額を示す
- 検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
- 検索されている内容
- 総合型選抜の時期に、何をすべきか
- 時期が前倒しになっている
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- 直す順番
- よくある質問
- まとめ
学部ごとに、資料請求から入学までの各段階を数えます。
全体の数字では、どの学部で何が起きているか見えません。
大学で志願者が減っているとき、何を見るべきか
学部ごとに、資料請求から入学までの各段階を数えます。
全体の数字では、どの学部で何が起きているか見えません。
18歳の人口は減り続けています。
だから、全体の志願者数が減ることは構造的な変化です。
しかし、その中でも学部によって状況は違います。
学部ごとに分けて見る
大学で分けて見る数
| 段階 | 数える対象 | 落ちているときに疑うところ |
|---|---|---|
| 資料請求 | 請求してきた人数 | 学部の認知、情報の出し方 |
| オープンキャンパスの来場 | 来場した人数 | 案内の内容、日程 |
| 出願 | 出願した人数 | 来場時の印象、学費、進路の見通し |
| 入学 | 入学手続きを完了した人数 | 他大学との併願、費用 |
選抜の方式ごとに見る
総合型や学校推薦型、一般選抜。
方式によって、検討の時期も動機も違います。
方式ごとに志願者数を分けてください。
どこから来ているか
自宅から通える範囲の志願者と、下宿が必要な志願者。
この二つは、検討の内容がまったく違います。
構成比がどう変わっているかを見てください。
数字は説明のための仮の値です。自学の記録に置き換えてください。
高校生と保護者と高校教員に、どう届けるか
それぞれ見ているところが違います。
一つの情報で三者に届かせようとしないでください。
大学の選択には、三者が関わります。
三者の関心
三者が気にしていること
| 立場 | 気にしていること | 必要な情報 |
|---|---|---|
| 高校生本人 | 学びたいことができるか、学生生活 | 学部の内容、学生の様子、施設 |
| 保護者 | 学費、就職、通えるか、安全か | 費用の総額、奨学金、卒業後の進路 |
| 高校の教員 | 生徒に勧められるか、実績 | 進路の実績、入試の情報、指導の体制 |
保護者向けの情報を用意する
学費、下宿の費用、奨学金、卒業後の進路。
保護者が判断するのはこの部分です。
そして、本人向けの資料には十分に載っていないことがあります。
高校の教員への情報
高校の教員は、多くの生徒の進路を見ています。
入試の情報、どういう生徒が向くか、卒業生の状況。
この情報があると、生徒に勧めやすくなります。
地方からの志願者
下宿が必要な場合、費用も生活も大きく変わります。
住まいの情報、生活費の目安、支援の制度。これを示さないと、保護者は判断できません。
学部の内容を、どう伝えるか
学部の名前だけでは、何を学ぶか分かりません。
卒業後どうなるかまで示してください。
学部や学科の名前が多様化し、何を学ぶか分かりにくくなっています。
名前から中身が分からない
学部の説明で示すべきこと
| 示すこと | 示していないと |
|---|---|
| どういうことを学ぶか | 名前から想像できない |
| どういう授業があるか | 具体的な内容が分からない |
| どういう力が身につくか | 将来につながるか分からない |
| 卒業後の進路 | 何になれるか分からない |
| どういう学生が学んでいるか | 自分に合うか分からない |
授業の具体を示す
科目名の一覧だけでは、何をするか分かりません。
実際の授業で何をするか。
どういう課題があるか。
どういう活動ができるか。
これを示してください。
卒業後の進路を示す
卒業生がどういう進路に進んでいるか。
この情報が、学部を選ぶ判断材料になります。
そして、保護者も見ています。
表示については、根拠が必要です。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
学生の様子を見せる
実際に学んでいる学生の様子。
これが分かると、自分がそこにいる姿を想像できます。そして、雰囲気が伝わります。
オープンキャンパスを、どう設計するか
学部ごとの体験を用意してください。
大学全体の説明だけでは、判断材料になりません。
オープンキャンパスは、志願者との最も重要な接点です。
学部の体験を用意する
参加の理由になること
| 内容 | 効果 |
|---|---|
| 学部ごとの模擬授業 | 学びの内容が分かる |
| 研究室や施設の見学 | 環境が分かる |
| 在学生との交流 | 実際の様子が分かる |
| 個別の相談 | 自分のことを聞ける |
| 入試の説明 | 準備の見通しが立つ |
| 保護者向けの説明 | 一緒に来やすい |
日程と回数
高校生は、複数の大学を見に行きます。
そして、日程が重なると来られません。
複数の日程を用意する。
オンラインでも参加できる形を作る。
遠方からの参加
下宿を検討している人は、遠方から来ます。
交通の情報、周辺の住まいの状況、生活の様子。
これも見たいはずです。
来場したときに、こうした情報も得られる形にしてください。
参加後の接点
来場した人と、その後の接点がなければ関係は切れます。
案内を送る、質問に答える、次の機会を伝える。これがないと、一度きりで終わります。
学費と奨学金の説明を、どう組み立てるか
卒業までの総額と、下宿する場合の費用を示してください。
初年度の学費だけでは判断できません。
学費は、進学を決める大きな要素です。
総額を示す
費用の説明で示すべきことを、項目ごとに見ていきます。
入学時にかかる費用については、示していないとは初期の負担が分からない。
年間の学費については、示していないとは毎年いくらか分からない。
卒業までの総額については、示していないとは全体の負担が分からない。
下宿する場合の費用の目安については、示していないとは自宅通学との差が分からない。
奨学金の種類と条件については、示していないとは使えるか分からない。
学費の減免の制度については、示していないとは該当するか分からない。
奨学金の情報
奨学金には複数の種類があり、条件も違います。
そして、制度は変わることがあります。
どういう制度があるか、条件は何か、どう申し込むか。
これを分かりやすく説明してください。
制度の内容については、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
下宿の費用
地方から進学する場合、学費以外の費用がかかります。
家賃の目安、生活費、帰省の費用。
これを示すと、保護者が判断できます。
個別の相談
費用の相談は、人前ではしにくい。
個別に相談できる場を用意し、そのことを案内してください。
検索で見つけてもらうには、何を整えるべきか
学部や分野の名前で探されることを前提にしてください。
大学名で探す人は、すでに知っている人です。
進路を考える高校生は、学びたい分野で検索します。
検索されている内容
検索と、探している人を、項目ごとに見ていきます。
学部名 大学については、探している人はその分野を学べる大学を探している。
分野名 学べる 大学については、探している人は同上。
大学名 評判については、探している人はすでに候補に入れている。
大学名 入試については、探している人は受験を考えている。
職業名 大学については、探している人はその職業を目指している。
学部ごとにページを作る
学部の内容、授業、卒業後の進路、入試の方式。
これを学部ごとに書いてください。
大学全体の紹介だけでは、分野で探している人に届きません。
分野について説明する
その分野がどういう学問か。
何を学ぶのか。
どういう職業につながるか。
これを説明しているページがあると、進路を調べ始めた段階の人に届きます。
入試の情報を分かりやすく
選抜の方式が複数あり、複雑になっています。
どういう方式があるか、どういう人に向くか、いつ何をするか。これを整理して示してください。
総合型選抜の時期に、何をすべきか
早い時期に検討する層に、先に接点を持つことです。
一般選抜だけを見ていると、この層を逃します。
選抜の方式が多様化し、早い時期に進路を決める生徒が増えています。
時期が前倒しになっている
検討の時期を、項目ごとに見ていきます。
高校1年から2年については、動きは進路を考え始める、オープンキャンパスに参加。
高校3年の春から夏については、動きは志望校を絞る、総合型の準備。
高校3年の秋については、動きは総合型と学校推薦型の選考。
高校3年の冬から春については、動きは一般選抜。
早い時期に接点を持てるかどうかが、結果に影響します。
早い学年への接点
高校1年や2年の段階で、大学を知ってもらう機会を作る。
高校での説明、体験の機会、情報の提供。
この段階での接点が、後の志願につながります。
総合型への準備の支援
総合型の選抜では、志望の理由や活動の実績が問われます。
どういう準備が必要か。
何を見るのか。
これを示すと、準備する生徒が現れます。
方式ごとの情報
方式によって、準備することも時期も違います。
それぞれについて、いつ何をするかを示してください。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
学部ごとの情報を厚くすることが最優先です。
分野で探している人に届く形を作ってください。
大学の志願者数は、構造的に減っています。
だから、その中で選ばれる理由を作る必要があります。
直す順番
状態別に見た、着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
資料請求が少ないについては、最初にやることは学部ごとのページを作る、次にやることは分野について説明する、費用をかけるのはは上を終えてから。
来場から出願につながらないについては、最初にやることは保護者向けの説明を用意、次にやることは学費の総額を示す、費用をかけるのはは転換率が上がってから。
来場が減っているについては、最初にやることは学部ごとの体験を用意、次にやることは日程を増やす、費用をかけるのはは上を終えてから。
早い時期の接点がないについては、最初にやることは高校1年2年向けの機会を作る、次にやることは総合型の準備の支援、費用をかけるのはは当面は不要。
費用がかからないことから
学部の情報、学費の提示、保護者向けの説明、入試情報の整理。
これらに費用はかかりません。
広告や進学情報サイトへの掲載には費用がかかります。
まず情報を整えてください。
表示の確認を先にする
就職や進路に関する表示には、根拠が必要です。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してから進めてください。
一年で見る
大学の募集は、年間の周期で動きます。
前年の同じ時期と比べてください。
そして、学部ごとに各段階の転換率を見てください。
自学の状況をどう読むかで迷う場合は、学部ごとの通過率を出すところから始めてください。<a href="https://time-value.jp/contact/">無料診断で現状を整理する</a>ことも、<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">改善の進め方を見る</a>ことも、判断の材料になります。
よくある質問
志願者数が構造的に減っています
18歳の人口が減ることは変えられません。全体ではなく学部ごとに数字を分け、どこで何が起きているかを把握してください。
学部の名前から中身が伝わりません
どういう授業があるか、どういう力が身につくか、卒業後どうなるかまで示してください。名前だけでは想像できません。
オープンキャンパスをどう設計すればいいですか
学部ごとの模擬授業や施設の見学を用意してください。大学全体の説明だけでは、判断材料になりません。
学費はどこまで示すべきですか
卒業までの総額と、下宿する場合の費用の目安です。初年度の学費だけでは、保護者は判断できません。
早い時期の接点をどう作ればいいですか
高校1年や2年の段階で大学を知ってもらう機会を作ってください。選抜の時期が前倒しになっており、この段階の接点が志願につながります。
まとめ
- 学部ごとに、資料請求から入学までの各段階を数えます。全体の数字では、どの学部で何が起きているか見えません
- それぞれ見ているところが違います。一つの情報で三者に届かせようとしないでください
- 学部の名前だけでは、何を学ぶか分かりません。卒業後どうなるかまで示してください
- 学部ごとの体験を用意してください。大学全体の説明だけでは、判断材料になりません
- 卒業までの総額と、下宿する場合の費用を示してください。初年度の学費だけでは判断できません
- 学部や分野の名前で探されることを前提にしてください。大学名で探す人は、すでに知っている人です
- 早い時期に検討する層に、先に接点を持つことです。一般選抜だけを見ていると、この層を逃します
- 学部ごとの情報を厚くすることが最優先です。分野で探している人に届く形を作ってください