
検索の要約の広がりと、配信面の統合や仕様の変更です。
どちらも季節に山がある事業では、計画の立て方そのものに影響します。
なお、TimeValue株式会社では、広告運用・クリエイティブ制作・LP改善・データ分析・AI導入までを一括で引き受けるWebマーケティング支援「KAIZEN」を提供しています。
現在、オンラインの無料マーケティング診断を毎月10社限定で実施中です。いまの数字を見ながら、どこから直すのが早いかを一緒に整理します。
今月の無料診断は残り4社です
広告からLPまで、まとめて見ます。オンラインで30分から対応しています。
目次
目次
- 2026年の環境変化のうち、化粧品ブランドに先に効くのはどれか
- 山の時期と変更の時期を重ねない
- 検索の要約の広がりは、季節商材にどう効くのか
- 見込みの置き方
- 配信面の統合や仕様の変更に、どう備えるのか
- 計測の設定を先に確認する
- 新しい配信面は、化粧品でも使えるのか
- 試す枠を小さく持つ
- 計測の前提が変わることは、季節の計画にどう効くのか
- 比較できない期間の扱い
- 市場全体の動きは、投下の判断にどう関わるのか
- 予算の増減の傾向
- 変化への対応を、限られた人数でどう回すのか
- 対応の担当を決める
- 化粧品ブランドの2026年の計画は、何から手をつけるのか
- 期の途中での見直し
- よくある質問
- まとめ
検索の要約の広がりと、配信面の統合や仕様の変更です。
どちらも季節に山がある事業では、計画の立て方そのものに影響します。
2026年の環境変化のうち、化粧品ブランドに先に効くのはどれか
検索の要約の広がりと、配信面の統合や仕様の変更です。
どちらも季節に山がある事業では、計画の立て方そのものに影響します。
2026年に起きている変化は複数ありますが、すべてが同じ重さではありません。
季節に山がある事業で先に効くのは、二つです。
一つは、検索の結果の上に要約が表示される形の広がりです。
候補が絞られる段階が前に移るため、山の時期に流入が読みにくくなります。
もう一つは、配信面の統合と仕様の変更です。
仕様が変わる時期と、季節の山が重なると計画が崩れます。
そのため、優先して確認するのはこの二つです。
すべての変化に同時に対応しようとすると、どれも中途半端になります。
山の時期と変更の時期を重ねない
仕様の変更が予定されている時期は、事前に分かることがあります。
その時期と、自社の季節の山が重なるかを先に確認します。
重なる場合は、変更の前に設定を移す作業を終えます。
山の最中に移すと、成果が落ちた原因が分からなくなります。
先に効くのは、検索の要約の広がりと配信面の仕様の変更です。変更の時期と季節の山が重なるかを、先に確認してください。
検索の要約の広がりは、季節商材にどう効くのか
山の時期に見込んでいた流入が、順位を保っていても減ります。
前年の実績をそのまま使った計画が、実態と合わなくなります。
季節の山に合わせた計画は、前年の実績をもとに作られます。
どの月にどれだけ流入があり、そこから何件購入されたかという数字です。
この前提が、要約の広がりで崩れます。
Ahrefsが2026年7月16日に公表した調査では、AI Overviewsが表示される検索で、日本の検索1位のCTR下落率が2025年12月の38.0%から2026年6月には62.7%まで拡大していました。
同じ調査では、日本の予測CTR24.1%に対し実測は9.0%でした。
順位を保っていても、流入は前年より減ります。
博報堂DYグループのONEが2026年2月時点でまとめた内容では、AI Overviewsの表示率が化粧品で高いとされています。
表示率が高い領域では、影響も大きくなります。
そのため、前年の流入をそのまま計画に使えません。
流入の見込みは、直近の実測から置き直します。
前年の実績をそのまま使えない部分
| 計画の項目 | 前年をそのまま使えるか | 置き直し方 |
|---|---|---|
| 月別の売上の構成比 | おおむね使える | 三年分の平均で置く |
| 検索からの流入 | 使えない | 直近の実測から置く |
| 流入からの購入の率 | 要確認 | 検索の種類ごとに見る |
| 指名の検索の件数 | 使える | 流入の率は別に見る |
| 売り場の来店数 | 使える | 前年の実績で足りる |
見込みの置き方
流入の見込みは、直近の三か月の実測から置きます。
前年の同じ月と比べた減少率を、これからの月にも当てはめます。
減少率が月ごとに大きく動いている場合は、幅を持たせます。
一つの数字で置くと、外れたときに計画全体が崩れます。
置いた見込みは、月ごとに実測と比べて更新します。
更新の間隔を決めておかないと、期の途中で計画が形骸化します。
前年の流入をそのまま計画に使えません。直近の実測から置き直し、月ごとに更新してください。
配信面の統合や仕様の変更に、どう備えるのか
変更の時期を年間の計画に先に書き込みます。
書き込んでおけば、山の時期との重なりを避けられます。
配信面の変化は、事前に告知されることがあります。
告知の時期に計画へ書き込んでおけば、対応の時間を確保できます。
LINEヤフーは2025年9月25日に統合を発表し、2026年4月1日にリリースしています。
基盤はYahoo!広告ディスプレイ広告で、LINE広告のみを利用していた企業はYahoo!計測タグの新規設置が必須とされています。
検索クエリーマッチングは2026年9月14日に提供が完了し、オプトイン方式です。
2026年9月30日にはLINE VOOMが終了するとされています。
Googleは AI Max for Search campaigns について、自動作成アセットとキャンペーンレベル部分一致を2026年9月に自動アップグレードするとしています。
DSAは2027年2月に延期され、2026年9月以降は新規のDSAキャンペーンを作成できません。
これらの時期を年間の計画に書き込み、山の時期と重ならないかを確認します。
重なる場合は、変更の前に作業を終える計画にします。
計測の設定を先に確認する
統合や変更では、計測の設定が影響を受けることがあります。
計測が切れると、数字そのものが取れなくなります。
そのため、変更の前に計測の状態を確認します。
確認の作業は、山の時期の前に終えておきます。
計測が切れた期間の数字は、後から復元できません。
季節の山の期間に切れると、翌年の計画の材料が失われます。
配信面の変更の時期を年間の計画に書き込み、山との重なりを確認します。計測の設定は、変更の前に確認してください。
新しい配信面は、化粧品でも使えるのか
表現の確認と、審査の基準を先に確認してから判断します。
使えるかどうかは、面の性質ではなく確認の手順が回るかで決まります。
新しい配信面が出ると、試すかどうかの判断が必要になります。
化粧品では、この判断に表現の確認が関わります。
OpenAIは、ChatGPTの広告を2026年2月9日に米国でテスト開始し、2026年8月11日に本格稼働としています。
日本での表示開始は2026年6月19日、セルフサーブの開放は6月29日ごろとされています。
表示の対象はFreeとGoプランの成人ログインユーザーのみで、CPMのデフォルトは約60ドル、CPCの推奨は3ドルから5ドルとされています。
日本は都道府県単位で、カスタムオーディエンスは25,000件以上のマッチが必要です。
代理店専用のコンソールはないとされているため、運用の体制も社内で考える必要があります。
化粧品で使う場合は、表現の確認の手順が回るかを先に確認します。
面の性質より、確認の往復が間に合うかどうかが判断の分かれ目になります。
回らない場合は、面の性能に関わらず使えません。
新しい配信面を試すときの確認の順番
| 順番 | 確認すること | 確認しないと起きること |
|---|---|---|
| 1 | 表現の審査の基準 | 素材が通らない |
| 2 | 社内の確認の手順が回るか | 掲載までの日数が伸びる |
| 3 | 計測の方法 | 成果が分からない |
| 4 | 運用の体制 | 日々の調整ができない |
| 5 | 止めるときの条件 | 費用だけが積み上がる |
試す枠を小さく持つ
新しい面を試す枠は、期初に小さく確保します。
確保していないと、試すたびに稟議が必要になります。
枠の大きさは、外れても計画に影響しない範囲にします。
大きくすると、試すこと自体の判断が重くなります。
試した結果は、続けるか止めるかを条件で判断します。
条件を先に書いておけば、判断の場が短くなります。
新しい配信面は、表現の確認の手順が回るかで判断します。試す枠を期初に小さく確保し、止める条件を先に書いてください。
計測の前提が変わることは、季節の計画にどう効くのか
前年との比較ができなくなる期間が生まれます。
比較できない期間があることを前提に、計画の根拠を作り直します。
計測の前提が変わると、その前後で数字の意味が変わります。
GA4では、2026年6月15日より広告データ共有の可否は同意モードのad_storageのみで決まるとされています。
Googleシグナルはレポート上のディメンション表示可否のみを制御し、同意モードを実装していない場合はad_storageがgrantedを既定とするとされています。
この変更の前後で、集計できる範囲が変わることがあります。
Googleは2025年10月17日に、Privacy Sandbox関連技術の大半を終了すると発表しました。
CHIPSなど一部は存続するとされています。
こうした変化があると、前年との比較が成立しない期間が生まれます。
季節の計画は前年の実績を使うため、この期間の扱いを決める必要があります。
扱いを決めずに比較すると、変化を施策の成果と取り違えます。
比較できない期間を明示しておいてください。
比較できない期間の扱い
比較できない期間は、資料の中で明示します。
数字を消すのではなく、注記を付けて残します。
計画の根拠には、比較できる期間の数字だけを使います。
足りない場合は、前々年の同じ月を参照します。
計測の前提が変わると、前年との比較が成立しない期間が生まれます。その期間を明示し、計画の根拠には比較できる期間の数字を使ってください。
市場全体の動きは、投下の判断にどう関わるのか
運用型の比率が上がっている中で、配分の判断が毎期必要になります。
固定した配分を数年使い続ける形は成立しなくなっています。
広告の市場全体は、運用型に寄る形で動いています。
電通が2026年3月5日に発表した内容では、2025年の総広告費は8兆623億円で前年比105.1%でした。
インターネット広告費は4兆459億円で110.8%、構成比は50.2%で初めて過半数を超えています。
マスコミ四媒体は2兆2,980億円で98.4%でした。
電通デジタルが同じ日に公表した詳細分析では、媒体費が3兆3,093億円で111.8%、うち運用型が2兆9,352億円で構成比88.7%です。
ビデオ広告は1兆275億円で構成比30%、121.8%の伸びで初めて1兆円を超えています。
ソーシャル広告は1兆3,067億円で構成比39.5%でした。
運用型の比率が高いほど、配分は期ごとに変えられる形になります。
変えられるということは、変えなければ相対的に不利になるということでもあります。
配分の見直しを毎期の作業に組み込んでおいてください。
配分の見直しを組み込む間隔
| 見直す対象 | 間隔 | 判断に使う数字 |
|---|---|---|
| 媒体ごとの配分 | 四半期 | 一人あたりの費用と件数 |
| 季節の山への寄せ方 | 半期 | 月別の構成比と実測 |
| 認知と獲得の比率 | 年次 | 指名の比率の推移 |
| 新しい面を試す枠 | 年次 | 試した結果の記録 |
| 計測の前提の確認 | 変更のたび | 比較できる期間の有無 |
予算の増減の傾向
予算の動きについても、いくつかの調査が出ています。
Comexposium Japanが2025年12月5日から19日に行った調査では、2026年の予算増が38.5%で前年比6.2ポイント増、横ばいが50.5%でした。
同じ調査では、AIの導入済みまたは準備中が80.7%とされています。
Macbee Planetが2025年12月5日から12日に行った調査では、予算増はBtoCで61.3%、BtoBで52.3%でした。
削減の対象は、BtoCではイベント・展示会・セミナーが42.9%、CRMやリテンションが40.7%でした。
自社の判断を置くときに、こうした傾向を参照の材料として使えます。
運用型の比率が上がり、配分は毎期変えられる形になっています。見直しの間隔を、対象ごとに決めて組み込んでください。
変化への対応を、限られた人数でどう回すのか
全部に対応せず、季節の山に効くものだけを選びます。
選ぶ基準を先に決めておくと、対応の優先順位で迷いません。
変化はすべて同時に起きるわけではありませんが、数は多くなっています。
限られた人数で全部に対応することはできません。
そのため、対応するものを選ぶ基準を先に決めます。
基準は、季節の山に効くかどうかです。
山の時期の流入や配信に影響するものは、優先して対応します。
影響しないものは、時期をずらして対応します。
もう一つの基準は、対応しなかった場合に元に戻せるかです。
計測が切れるような変化は、後から戻せません。
戻せない変化は、優先度を上げます。
戻せる変化は、山が終わってから対応しても間に合います。
対応の担当を決める
変化への対応は、日々の運用とは別の作業です。
兼務にすると、日々の運用に押されて後回しになります。
そのため、対応の担当を明示します。
担当がいない場合は、外部から情報が入る経路を残します。
全部を内製にすると、この情報源がなくなります。
運用の一部を外に残すことも、対応の設計に含めます。
変化への対応は、季節の山に効くかと後から戻せるかで選びます。対応の担当を明示するか、情報が入る経路を残してください。
化粧品ブランドの2026年の計画は、何から手をつけるのか
年間の計画に、変更が予定されている時期を書き込むところからです。
書き込んでおけば、季節の山との重なりを先に避けられます。
最初にやるのは、新しい施策を選ぶことではありません。
分かっている変更の時期を、年間の計画に書き込む作業です。
書き込むのは、配信面の仕様の変更と、計測の前提の変更です。
これらの時期と、自社の季節の山が重なるかを確認します。
次に、直近の実測から流入の見込みを置き直します。
前年の数字をそのまま使うと、要約の影響で計画が崩れます。
そのあとで、新しい面を試す枠を小さく確保します。
枠がないと、試すたびに稟議が必要になります。
最後に、対応の優先順位の基準と担当を決めます。
決めていないと、変化のたびに議論から始めることになります。
化粧品ブランドの2026年の計画に着手する順番
| 順番 | やること | 関わる部署 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 分かっている変更の時期を計画に書き込む | マーケティング | 一週間 |
| 2 | 季節の山との重なりを確認する | マーケの責任者 | 一週間 |
| 3 | 直近の実測から流入の見込みを置き直す | マーケティング | 二週間 |
| 4 | 比較できない期間を明示する | マーケ・情報システム | 一週間 |
| 5 | 新しい面を試す枠を確保する | 責任者三者 | 一週間 |
| 6 | 対応の優先順位の基準と担当を決める | マーケの責任者 | 一週間 |
数字は説明のための仮の値です。
前年の山の月に検索からの流入が三万件あり、直近三か月の実測が前年比で三割減だとします。
同じ減少率が続くとすれば、今年の山の月は二万一千件という見込みになります。
この差を計画に反映していないと、山の月に九千件分の不足が出ます。
不足を埋める手段を先に用意しておけば、山の最中に慌てずに済みます。
埋める手段は、別の経路からの流入か、流入からの購入の率の改善になります。
期の途中での見直し
年間の計画は、期の途中で見直す前提にします。
変化の時期が動くことがあるためです。
見直しの間隔は、四半期ごとにします。
月次では、変化の影響と季節の影響を区別できません。
着手点は新しい施策の選定ではなく、分かっている変更の時期の書き込みです。季節の山との重なりを先に避けてください。
化粧品ブランドの2026年の計画の立て方で判断に迷う場合は、無料相談で現状を見てもらうところから始められます。
投下の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
2026年の変化で化粧品に先に効くのは何ですか
検索の要約の広がりと、配信面の統合や仕様の変更です。どちらも投下の計画に直接効きます。季節に山がある事業では、仕様の変更の時期と山が重なるかを先に確認し、重なる場合は変更の前に作業を終える計画にしてください。
前年の流入の実績は計画に使えますか
検索からの流入は使えません。Ahrefsの調査では、AI Overviewsが表示される検索で日本の1位のCTR下落率が2026年6月に62.7%まで拡大していました。直近三か月の実測から減少率を出して置き直し、月ごとに更新してください。
配信面の変更にはどう備えますか
変更の時期を年間の計画に書き込んでください。LINEヤフーの統合は2026年4月1日にリリースされ、検索クエリーマッチングは2026年9月14日に提供が完了しています。計測の設定は変更の前に確認し、山の時期に切れないようにします。
新しい配信面は化粧品でも使えますか
面の性質ではなく、表現の確認の手順が回るかで判断してください。確認の往復が間に合わない場合は、面の性能に関わらず使えません。試す枠は期初に小さく確保し、止める条件を先に書いておくと判断の場が短くなります。
変化が多くて対応しきれません
対応するものを選ぶ基準を先に決めてください。基準は二つで、季節の山に効くかどうかと、対応しなかった場合に後から戻せるかどうかです。計測が切れるような変化は戻せないので優先度を上げ、戻せる変化は山が終わってから対応します。
まとめ
- 検索の要約の広がりと、配信面の統合や仕様の変更です。どちらも季節に山がある事業では、計画の立て方そのものに影響します
- 山の時期に見込んでいた流入が、順位を保っていても減ります。前年の実績をそのまま使った計画が、実態と合わなくなります
- 変更の時期を年間の計画に先に書き込みます。書き込んでおけば、山の時期との重なりを避けられます
- 表現の確認と、審査の基準を先に確認してから判断します。使えるかどうかは、面の性質ではなく確認の手順が回るかで決まります
- 前年との比較ができなくなる期間が生まれます。比較できない期間があることを前提に、計画の根拠を作り直します
- 運用型の比率が上がっている中で、配分の判断が毎期必要になります。固定した配分を数年使い続ける形は成立しなくなっています
- 全部に対応せず、季節の山に効くものだけを選びます。選ぶ基準を先に決めておくと、対応の優先順位で迷いません
- 年間の計画に、変更が予定されている時期を書き込むところからです。書き込んでおけば、季節の山との重なりを先に避けられます