
来場と資料請求は増え、次回の打合せに進む件数は変わりません。
接客の時間だけが埋まり、進んでいる家族への対応が薄くなります。
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目次
目次
- 注文住宅のリードで、件数だけを追うと何が起きるか
- 接客の時間は増やせない
- 進行の見込みを、どの条件で判定するのか
- 地域は最初に確認できる
- 情報を、どこで取るのか
- 地域と土地の状況を先に取る
- 来場の入口ごとに、集まる層がどう違うか
- 展示場と見学会の違い
- 条件が合わない家族を、切るのか残すのか
- 見送ってよいのは地域の条件だけ
- 営業と定義を合意するときに、どこで詰まるか
- 判定の入力を増やさない
- 広告の見せ方が、来場する層を決める
- 金額の見せ方で層が変わる
- 注文住宅のリードの定義を作り直す手順
- 入口ごとに分けて分析する
- よくある質問
- まとめ
来場と資料請求は増え、次回の打合せに進む件数は変わりません。
接客の時間だけが埋まり、進んでいる家族への対応が薄くなります。
注文住宅のリードで、件数だけを追うと何が起きるか
来場と資料請求は増え、次回の打合せに進む件数は変わりません。
接客の時間だけが埋まり、進んでいる家族への対応が薄くなります。
資料請求や来場の予約は、配信を広げれば増やせます。
家を建てる予定がまだない人、施工できない地域に住む人も、同じ入口から入ってきます。
接客の時間は増やせない
展示場や見学会での接客には、一組あたり数時間かかります。
営業の人数は急に増やせません。
進行の見込みが薄い組が増えると、具体的に進んでいる家族への時間が減ります。
土地の有無で進み方がまったく違う
土地を持っている人は、資金計画に早く進めます。
これから土地を探す人は、建物の話に入る前に土地の段階で時間がかかります。
両方を同じ件数として数えると、実態が見えません。
件数が増えると、営業が組を選び始める
対応できる件数を超えて割り当てると、営業は自分の判断で優先順位をつけます。
残された組は連絡が途切れ、記録にも残りません。
記録がないので、質の議論ができなくなります。
注文住宅で件数の目標だけを置いたときの副作用
| 増える件数の性質 | 見かけ上の数字 | 実際に起きること |
|---|---|---|
| 施工できない地域の人 | 来場が増える | 接客しても進まない |
| 建てる時期が数年先の人 | 来場が増える | 今期の契約には結びつかない |
| 資金の条件が合わない人 | 来場が増える | 資金計画の段階で止まる |
| 建物の見学が目的の人 | 来場が増える | 次回の打合せに進まない |
| 同業や関係者 | 件数が増える | 数字を押し上げるだけ |
進行の見込みを、どの条件で判定するのか
施工できる地域、土地の状況、資金の見通し、建てたい時期、同席する決め手の5つです。
どれか1つでも欠けたまま進めると、打合せの途中で止まります。
質を一本の点数に集約すると、運用できません。
条件ごとに分けて判定します。
地域は最初に確認できる
施工できる範囲の外に住んでいるか、建てる予定の土地が範囲の外か。
これは入力の時点で判定できます。
例外を受ける条件を決めていないと、営業ごとに判断が変わります。
土地の状況を3つに分ける
すでに所有している、候補が決まっている、これから探す。
この3つで、契約までの期間も必要な支援もまったく変わります。
これから探す層は、土地の紹介ができるかどうかで進み方が変わります。
決め手になる人が誰かを確認する
打合せに来るのが夫婦だけでも、資金の援助を受ける場合は親の意向が入ります。
最終の判断に関わる人が把握できていないと、契約の直前で止まります。
注文住宅のリードを5つの条件で分ける
| 条件 | 確認するもの | 判定できる時期 |
|---|---|---|
| 施工できる地域 | 居住地と建築の予定地 | 入力の時点 |
| 土地の状況 | 所有、候補あり、これから探す | 入力または初回の接客 |
| 資金の見通し | 自己資金と借入の想定 | 初回の接客 |
| 建てたい時期 | 入居を希望する時期 | 入力または初回の接客 |
| 判断に関わる人 | 同席する家族と資金の援助の有無 | 初回または2回目の接客 |
情報を、どこで取るのか
入力の項目を増やすほど件数は落ち、接客で聞くほど時間が延びます。
来場の予約の段階で、地域と土地の状況だけを先に取る形が現実的です。
先に情報を取れば無駄な接客は減ります。
ただし、入力の項目が増えるほど離脱も増えます。
地域と土地の状況を先に取る
この2つは答えやすく、判定への効きが大きい項目です。
資金や時期は、接客の場で聞くほうが自然に進みます。
来場の予約の様式を使う
資料請求の様式と、来場の予約の様式は分けます。
来場の予約では、日時の調整のために入力の項目が増えても離脱しにくくなります。
接客の場で聞く内容を記録の様式でそろえる
営業が聞き取った内容が自由記述で残ると、集計できません。
選択式の項目として様式を決めます。
注文住宅で情報を取る場所ごとの得失
| 取る場所 | 件数への影響 | 判定の早さ | 接客の時間 |
|---|---|---|---|
| 資料請求の様式 | 項目を増やすと減る | 早い | 減る |
| 来場の予約の様式 | 比較的減りにくい | 早い | 減る |
| 予約の後の確認の連絡 | ほぼ変わらない | 中くらい | やや減る |
| 来場時の記入 | 変わらない | 中くらい | やや増える |
| 初回の接客の会話 | 変わらない | 遅い | 増える |
来場の入口ごとに、集まる層がどう違うか
住宅展示場、完成見学会、資料請求、写真を見て届く問い合わせでは、検討の段階が違います。
同じ基準で並べると、入口ごとの評価を誤ります。
注文住宅の集客には、性質の違う入口が並びます。
入口が違えば、来る人の検討の段階が違います。
展示場と見学会の違い
住宅展示場は、複数社を比較する目的で訪れる人が多くなります。
完成見学会は、実際に建てた家を見る場なので、検討が進んだ層が来やすくなります。
同じ来場として数えると、進行率の差が説明できません。
写真からの問い合わせは意匠への関心が中心
施工の事例の写真を見て届く問い合わせは、意匠への関心が入口になっています。
予算や土地の状況が確認できていない状態で届くことが多くなります。
初回の接客で条件を確認する設計が必要です。
入口ごとに別々の目標を置く
件数の取りやすさも進行率も違います。
一つの獲得単価で比べると、件数の取りやすい入口が常に有利に見えます。
注文住宅の入口ごとのリードの性質
| 入口 | 件数の取りやすさ | 検討の進み方 | 主に見る数字 |
|---|---|---|---|
| 住宅展示場 | 取りやすい | 比較の段階が長い | 次回の打合せへの進行率 |
| 完成見学会 | 中くらい | 進んだ層が多い | 来場からの進行率 |
| 構造や現場の見学会 | 取りにくい | 関心が具体的 | 来場からの進行率 |
| 資料請求 | 取りやすい | 幅が広い | 来場への転換 |
| 写真からの問い合わせ | 取りやすい | 条件が未確認 | 条件の確認の到達率 |
条件が合わない家族を、切るのか残すのか
見送るのは施工できる地域の外だけです。
時期が先の家族を切ると、数年分の見込みを失います。
質が低いという判定には、2つの意味が混ざっています。
条件が合わないのか、まだ時期ではないのかです。
見送ってよいのは地域の条件だけ
施工できる範囲の外は、支援のしようがありません。
記録だけ残して、対応を終えます。
例外を受ける条件は先に決めておきます。
時期が先の家族は資産として持つ
子どもの入学に合わせたい、転勤の見通しが立ってから決めたい。
このような理由で時期が先の家族は、条件が合わないわけではありません。
接触の頻度を落とし、情報提供に回します。
土地を探している家族の扱い
土地が決まらない限り、建物の契約には進みません。
土地の情報を提供できる体制があるかどうかで、この層の価値が変わります。
提供できないなら、土地が決まった時点で戻す設計にします。
注文住宅で見送るリードと育てるリードの分け方を、項目ごとに見ていきます。施工できる地域の外については、扱いは見送る、接触の頻度はなし。建てたい時期が数年先については、扱いは情報提供に回す、接触の頻度は四半期に1回程度。土地をこれから探すについては、扱いは土地の情報を提供しながら保留、接触の頻度は月に1回程度。資金の見通しが立たないについては、扱いは再確認の時期を決めて保留、接触の頻度は半年に1回程度。他社と比較中については、扱いは営業が継続して接触、接触の頻度は2週間に1回程度。
営業と定義を合意するときに、どこで詰まるか
定義そのものより、判定したあとの扱いで詰まります。
低いと判定すると担当の件数が減る仕組みのままでは、判定は行われません。
質の定義は、合意までは進みます。
運用の段階で止まります。
判定の入力を増やさない
来場の記録で既に入力している項目から判定できる形にします。
新しい項目を10個増やしても埋まりません。
判定したあとの行き先を先に作る
保留や情報提供に回す経路を決めておきます。
経路がないと、判定すると自分の担当が減るだけになります。
展示場の担当と見学会の担当で基準をそろえる
入口ごとに担当が分かれている場合、判定の基準もばらつきます。
条件を文書にし、判断の例を添えます。
注文住宅で営業と質の定義をそろえる論点を、項目ごとに見ていきます。誰が判定するかについては、よくある対立は営業は入力を増やしたくない、解き方は来場の記録から自動で判定する。何組割り当てるかについては、よくある対立は集客側は件数を出したい、解き方は接客できる組数を上限にする。低いと判定した後については、よくある対立は扱いが決まっていない、解き方は保留と情報提供の経路を先に作る。入口ごとの基準については、よくある対立は担当ごとに判断が違う、解き方は条件を文書にして例を添える。評価への影響については、よくある対立は判定すると担当が減る、解き方は評価の対象を進行率に移す。
広告の見せ方が、来場する層を決める
価格だけを前面に出すと、金額を比べる層が集まります。
対象とする家族の条件を先に示すほうが、件数は落ちても進行率は上がります。
質の管理を入力や判定だけで行うには限界があります。
入ってくる前の段階で決まる部分が大きくなります。
金額の見せ方で層が変わる
価格の表示は関心を集めますが、条件の理解が伴わないまま来場につながります。
建物の仕様や地盤の条件で総額は変わるため、来場後に説明が食い違います。
表示に注意が要る領域であることを前提にする
価格の表示、性能に関する数値、補助や支援の制度の説明は、表現に注意が要ります。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
制度の運用が自治体によって異なる場合は、自治体の窓口で確認してくださいと添えます。
対象の条件を先に示す
どういう家族に向いているのかを広告の中で示します。
件数は落ちますが、来場からの進行率が上がります。
注文住宅の訴求の型とリードの質の関係を、項目ごとに見ていきます。価格を前面に出すについては、件数は多い、来場への転換は高い、次回への進行率は低い。性能の数値を前面に出すについては、件数は中くらい、来場への転換は中くらい、次回への進行率は中くらい。意匠の写真を中心にするについては、件数は多い、来場への転換は高い、次回への進行率は低い。対象とする家族の条件を示すについては、件数は少ない、来場への転換は中くらい、次回への進行率は高い。検討の進め方を説明するについては、件数は中くらい、来場への転換は中くらい、次回への進行率は高い。
注文住宅のリードの定義を作り直す手順
過去の来場を契約まで追い、どの条件が効いていたかを出すことからです。
条件を先に決めてから当てはめると、現場の実態と合いません。
定義は、過去の実績から結果と相関した条件を拾い出す作業です。
注文住宅のリードの定義を作り直す順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは過去12か月の来場を契約まで追える形に整える、期間の目安は3週間。
2については、やることは入口ごと、条件ごとに進行率と契約率を出す、期間の目安は2週間。
3については、やることは効いていた条件を3つまでに絞る、期間の目安は1週間。
4については、やることは来場の記録から自動で判定できる形に変える、期間の目安は3週間。
5については、やることは低いと判定した組の行き先を決める、期間の目安は2週間。
6については、やることは営業と合意し、過去の数字を新しい定義で数え直す、期間の目安は2週間。
入口ごとに分けて分析する
展示場と見学会では、同じ条件でも進行率が違います。
一括りにすると、どの条件が効いているかが埋もれます。
毎月確認する数字
数字は説明のための仮の値です。
月に120組の来場のうち商圏内が90組、次回の打合せに進んだのが36組、資金計画まで進んだのが12組という構成なら、議論すべきは初回から次回の間です。
ここが薄いまま配信を増やしても、打合せの件数はあまり増えません。
注文住宅のリードの質を毎月確認する数字を、項目ごとに見ていきます。
商圏内の来場の比率については、頻度は毎週、判断の目安は配信のエリアの点検。
次回の打合せへの進行率については、頻度は毎月、判断の目安は入口ごとに分けて見る。
土地の状況ごとの進行率については、頻度は毎月、判断の目安は3つの区分で比べる。
資金計画まで進んだ件数については、頻度は毎月、判断の目安は進行の実質を示す。
保留に回した件数と戻った件数については、頻度は四半期、判断の目安は資産として積み上がっているか。
質の数字を週次で追わない
進行率は、週次では母数が足りません。
週次は件数と商圏の内訳、月次以上で質という分け方にします。
リードの質の定義が定まらない場合は、無料相談で現状の数字を一緒に整理するところから始められます。入口の設計ごと見直す段階ならWeb集客改善サービスもあります。
よくある質問
注文住宅のリードの質は何で判定しますか
施工できる地域、土地の状況、資金の見通し、建てたい時期、判断に関わる人の5つです。一本の点数に集約すると運用できないため、条件ごとに判定して扱い方を変えます。
予約の様式で聞く項目は増やすべきですか
地域と土地の状況の2つを先に取ります。この2つは答えやすく判定への効きが大きい項目です。資金と時期は接客の場で聞くほうが自然に進みます。
建てる時期が数年先の家族は切っていいですか
条件が合わないわけではないため、切るのは損になります。接触の頻度を落として情報提供に回し、部門で管理します。見送ってよいのは施工できる地域の外だけです。
展示場と見学会の来場は同じ数え方でよいですか
検討の段階が違うため、同じ基準で並べると評価を誤ります。展示場は比較の段階が長く、完成見学会は進んだ層が来やすくなります。入口ごとに別々の目標を置いてください。
リードの質を上げる一番早い方法は何ですか
広告で対象とする家族の条件を先に示すことです。価格や意匠の写真だけを前面に出すと来場は増えますが、次回の打合せへの進行率が下がります。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
まとめ
- 来場と資料請求は増え、次回の打合せに進む件数は変わりません。接客の時間だけが埋まり、進んでいる家族への対応が薄くなります
- 施工できる地域、土地の状況、資金の見通し、建てたい時期、同席する決め手の5つです。どれか1つでも欠けたまま進めると、打合せの途中で止まります
- 入力の項目を増やすほど件数は落ち、接客で聞くほど時間が延びます。来場の予約の段階で、地域と土地の状況だけを先に取る形が現実的です
- 住宅展示場、完成見学会、資料請求、写真を見て届く問い合わせでは、検討の段階が違います。同じ基準で並べると、入口ごとの評価を誤ります
- 見送るのは施工できる地域の外だけです。時期が先の家族を切ると、数年分の見込みを失います
- 定義そのものより、判定したあとの扱いで詰まります。低いと判定すると担当の件数が減る仕組みのままでは、判定は行われません
- 価格だけを前面に出すと、金額を比べる層が集まります。対象とする家族の条件を先に示すほうが、件数は落ちても進行率は上がります
- 過去の来場を契約まで追い、どの条件が効いていたかを出すことからです。条件を先に決めてから当てはめると、現場の実態と合いません