
検索で目指すのはリードの数を増やすことではありません。
商談になる状態の人を、検索から直接引き込むことです。
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目次
目次
- BtoB SaaSがSEOで目指すべきことは何か
- 決裁者と利用者は別
- どういう言葉で探されているのか
- 段階ごとにページを分ける
- 料金を公開すべきか
- 公開しにくい理由への対応
- 導入事例をどう作ればいいのか
- 書く順番
- 無料トライアルからの転換をどう上げるのか
- 最初の一歩を示す
- エンタープライズとSMBで何を変えるべきか
- 大企業向けに必要なもの
- 解約を減らすために検索でできることはあるか
- 導入後の検索
- 限られた予算で、何から手をつければいいのか
- どこが詰まっているか分からないとき
- よくある質問
- まとめ
検索で目指すのはリードの数を増やすことではありません。
商談になる状態の人を、検索から直接引き込むことです。
BtoB SaaSがSEOで目指すべきことは何か
検索で目指すのはリードの数を増やすことではありません。
商談になる状態の人を、検索から直接引き込むことです。
リードの獲得単価は上がり続けています。
資料請求の数を増やしても、商談化しないリードが積み上がるだけです。
検索から来る人は、すでに課題を認識しています。
カテゴリ名 比較で検索している人は、導入を前提に選んでいます。
この段階の人を取りにいくのが、検索対策の本体です。
決裁者と利用者は別
使うのは現場、決めるのは上長や経営。
現場が調べて候補を絞り、決裁のために資料を作ります。
だからサイトには、現場向けの情報と、稟議で使える情報の両方が必要です。
二人の読者
| 読者 | 知りたいこと | 必要なページ |
|---|---|---|
| 利用者 | 使えるか、現場が回るか | 機能の詳細と操作の画面 |
| 決裁者 | 費用対効果と安全性 | 料金と導入事例とセキュリティ |
どういう言葉で探されているのか
カテゴリ名+比較カテゴリ名+おすすめサービス名+比較が中心です。
課題の言葉で探している人もいて、そこが最も早い接点になります。
検索の段階は三つに分かれます。
課題に気づいた段階、解決手段を探している段階、製品を比べている段階。
段階ごとにページを分ける
課題の段階の人に製品を売り込んでも動きません。
まず課題の整理を手伝う内容にして、解決手段の一つとして製品を置きます。
検索の段階と用意するページ
| 段階 | 検索する言葉の例 | 用意するページ |
|---|---|---|
| 課題 | 業務名 効率化 方法 | 課題の整理と解決の選択肢 |
| 手段 | カテゴリ名 とは | そのカテゴリの説明 |
| 比較 | カテゴリ名 比較 | 製品の比較と選び方 |
| 指名 | サービス名 料金 | 料金と導入の流れ |
| 導入後 | サービス名 使い方 | 操作の手順 |
比較記事を自社で持つ
カテゴリ名 比較で上位に出るのは、第三者の比較サイトです。自社でも比較記事を作れますが、自社を一方的に持ち上げると読まれません。他社が向くケースも書くほうが、結果として信用されます。
料金を公開すべきか
公開したほうがいい場合が多くあります。
非公開にすると、比較段階で候補から外れます。
料金は問い合わせくださいと書かれていると、比べている側は面倒に感じます。
候補が5つあれば、料金が出ている3つから検討が進みます。
公開しにくい理由への対応
契約ごとに条件が違う、大口と小口で単価が違う。
こうした事情があっても、最低価格と、何で金額が変わるかは書けます。
料金の書き方
| やり方 | 比較段階での扱い |
|---|---|
| 完全に非公開 | 候補から外れやすい |
| 最低価格のみ | 候補に残る |
| プラン別の価格 | 比較しやすい |
| プラン別+変動要因 | 稟議まで進みやすい |
稟議で使える形にする
決裁者に見せる資料に、そのまま転記できる形が理想です。
初期費用、月額、契約期間、最低利用人数。
この四つが揃っていると、現場が社内で説明しやすくなります。
無料トライアル
無料トライアルの条件も書きます。期間、使える機能の範囲、クレジットカードの登録が必要か。カードの登録が必要かどうかで、申し込みの数が大きく変わります。
導入事例をどう作ればいいのか
導入事例は営業資料として最も強い素材です。
業種と規模で分類し、導入前の課題から書いてください。
検討している人は、自社に近い会社の事例を探します。
業種が同じ、規模が同じ、課題が同じ。
この三つのどれかが合えば、読まれます。
書く順番
導入前の課題、検討した選択肢、導入の決め手、導入後に変わったこと。
製品の機能から書き始めると読まれません。
導入事例に入れる項目
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 企業 | 製造業、従業員150名 |
| 課題 | 見積作成に1件2時間かかっていた |
| 検討 | 表計算での運用も検討した |
| 決め手 | 既存の基幹システムと連携できた |
| 変化 | 1件30分に短縮 |
数字は事例ごとに実際のものを使ってください。
架空の事例を作ると、商談で話が合わなくなります。
事例が少ないとき
掲載の許可が取れない顧客が多いのは、この業界では普通です。社名を伏せた形でも、業種と規模と課題が書けていれば機能します。
無料トライアルからの転換をどう上げるのか
トライアル中に何をすれば価値が分かるかを、サイトと製品の両方で示します。
登録しただけで終わる人が多いのが最大の損失です。
トライアルに申し込んでも、一度も使わずに期間が終わる人がいます。
その人は検討から外れたわけではなく、最初の一歩が分からなかっただけです。
最初の一歩を示す
登録したあと、最初に何をすればいいか。
15分で試せる作業を一つ用意して、それをサイトにも書きます。
トライアルの設計を、項目ごとに見ていきます。
登録直後については、用意するものは最初にやることの案内、目的は放置を防ぐ。
3日目については、用意するものは使っていない人への連絡、目的は再開のきっかけ。
中盤については、用意するものは使い方の相談窓口、目的はつまずきの解消。
終盤については、用意するものは有料への切り替えの案内、目的は判断を促す。
使い方のページを充実させる
導入後にサービス名 使い方で検索されます。ここが整っていないと、使われずに解約されます。月額課金は解約率が事業価値を決めるので、導入後のページも検索対策の対象です。
エンタープライズとSMBで何を変えるべきか
必要な情報がまったく違います。
入り口を分けて、それぞれに必要なページを用意してください。
小規模な会社は、その場で決めて使い始めます。
大企業は、情報システム部門の確認と稟議を経て決まります。
大企業向けに必要なもの
セキュリティの体制、データの保管場所、取得している認証、監査への対応。
この情報がないと、検討の初期段階で外されます。
規模別に必要な情報を、項目ごとに見ていきます。
料金については、小規模は明示されていること、大企業は見積もりで可。
導入までの期間については、小規模は即日、大企業は数か月。
必要な情報については、小規模は使い方、大企業はセキュリティと契約条件。
決める人については、小規模は社長や現場、大企業は複数部門。
セキュリティのページ
チェックシートに答える形の情報を、あらかじめページにしておくと営業の工数が減ります。セキュリティに関する情報はこちらと渡せる状態にしておきます。
解約を減らすために検索でできることはあるか
あります。
導入後に検索される使い方や設定のページを整えると、使われないままの解約が減ります。
月額課金は、解約率が事業価値をそのまま左右します。
新規を増やすより、解約を減らすほうが効く局面があります。
導入後の検索
サービス名 設定サービス名 連携サービス名 エラー。
こうした検索に自社のページが出ないと、使い方が分からないまま放置されます。
導入後に用意するページを、項目ごとに見ていきます。
初期設定については、例は初期設定の手順、効果は使い始めが早くなる。
機能別については、例は機能名の使い方、効果は活用の幅が広がる。
連携については、例は他サービスとの連携、効果は既存の業務に組み込める。
困りごとについては、例はよくあるエラー、効果は問い合わせが減る。
問い合わせの内容から作る
サポートに来る質問が、そのままページのもとになります。同じ質問が3回来たら、ページにする価値があります。
限られた予算で、何から手をつければいいのか
料金の公開と導入事例を先に整えます。
課題から入る記事は時間がかかるので、並行して始めます。
比較段階の人を取りこぼさない部分から手をつけます。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは料金を公開する、かかる期間の目安は2週間、効き方は比較段階で候補に残る。
2については、やることは導入事例を業種別に3件以上作る、かかる期間の目安は1か月、効き方は商談化率が上がる。
3については、やることはサービス名の検索に出るページを整える、かかる期間の目安は2週間、効き方は指名検索を取りこぼさない。
4については、やることは導入後の使い方ページを作る、かかる期間の目安は2か月、効き方は解約が減る。
5については、やることは課題から入る記事を積み上げる、かかる期間の目安は3か月以上、効き方は早い段階で接点ができる。
期間は説明のための仮の値です。
どこが詰まっているか分からないとき
リードが足りないのか、リードはあるが商談にならないのか、受注後に解約されるのかで、直す場所が変わります。現状の整理から相談したい場合は、[無料診断](https://time-value.jp/contact/)があります。直す場所が決まっていて手を動かす人が必要なら、[サイト改善のサービス](https://time-value.jp/services/kaizen/)もあります。
よくある質問
料金を公開すると競合に見られませんか
競合はすでに把握しています。公開しないことで失うのは、比較段階にいる見込み客のほうです。
導入事例の許可が取れません
社名を伏せた形でも機能します。業種と規模と課題が書けていれば、自社に近いかどうかは判断できます。
比較記事で他社を持ち上げるのは損ではないですか
自社だけを持ち上げる記事は読まれません。他社が向くケースを書くほうが、結果として自社が向くケースの説得力が増します。
導入後のページを作る意味はありますか
月額課金では解約率が事業価値を左右します。使い方が分からないままの解約を減らす効果があり、新規獲得と同じくらい重要です。
効果が出るまでどのくらいかかりますか
料金の公開と導入事例は数週間で商談化率に出ます。課題から入る記事が検索に効くまでは3か月以上かかります。
まとめ
- 検索で目指すのはリードの数を増やすことではありません。商談になる状態の人を、検索から直接引き込むことです
- カテゴリ名+比較カテゴリ名+おすすめサービス名+比較が中心です。課題の言葉で探している人もいて、そこが最も早い接点になります
- 公開したほうがいい場合が多くあります。非公開にすると、比較段階で候補から外れます
- 導入事例は営業資料として最も強い素材です。業種と規模で分類し、導入前の課題から書いてください
- トライアル中に何をすれば価値が分かるかを、サイトと製品の両方で示します。登録しただけで終わる人が多いのが最大の損失です
- 必要な情報がまったく違います。入り口を分けて、それぞれに必要なページを用意してください
- あります。導入後に検索される使い方や設定のページを整えると、使われないままの解約が減ります
- 料金の公開と導入事例を先に整えます。課題から入る記事は時間がかかるので、並行して始めます