
相談の数ではなく、受任に至った割合です。
相談は来るのに受任にならないなら、分野の絞り込みか説明に原因があります。
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目次
目次
- 弁護士事務所で相談が来ないとき、最初に見るべきことは何か
- 数字で切り分ける
- 相談が来ない場合、何が足りていないのか
- 相談のハードル
- どんな状況で弁護士が探されるのか
- 状況からの検索
- 相談は来るが受任にならないのは、なぜか
- 相談で終わる
- 紹介の経路を、どう作るか
- 主な経路
- 分野を絞ることで、何が変わるのか
- 広く書くと届かない
- 広告の規程の中で、何に注意すべきか
- 規程がある
- 限られた予算で、何から直せばいいのか
- 直す順番
- よくある質問
- まとめ
相談の数ではなく、受任に至った割合です。
相談は来るのに受任にならないなら、分野の絞り込みか説明に原因があります。
弁護士事務所で相談が来ないとき、最初に見るべきことは何か
相談の数ではなく、受任に至った割合です。
相談は来るのに受任にならないなら、分野の絞り込みか説明に原因があります。
弁護士事務所の相談は、二つに分かれます。
相談が来ない。
相談は来るが、受任にならない。
数字で切り分ける
確認すべき数字
| 数字 | 内容 |
|---|---|
| 問い合わせの数 | 何件来ているか |
| 相談に至った数 | 実際に会えた件数 |
| 受任した数 | 依頼を受けた件数 |
| 受任率 | 相談に対する割合 |
| 分野ごとの内訳 | どの分野の相談が多いか |
| 経路ごとの内訳 | どこから来ているか |
相談だけで終わる
相談を受けたが、受任にならない。
この場合、相談の時間が消えます。
分野が合っていない
自社が扱わない分野の相談が来る。
これも、時間の損失です。
経路を把握する
紹介。
検索。
他の士業から。
既存の依頼者から。
どこから来ているかを、記録してください。
記録がないと判断できない
この数字を記録していない事務所が多くあります。
相談が来ない場合、何が足りていないのか
扱う分野の明示と、費用の目安です。
弁護士に相談すること自体のハードルが高いため、この二つがないと連絡できません。
相談のハードル
弁護士に相談するのは、ハードルが高いです。
費用が分からない。
何を持っていけばいいか分からない。
自分の問題が相談してよいことか分からない。
敷居が高い。
扱う分野を書く
分野の例
| 分野 | 相談する人 |
|---|---|
| 離婚 | 夫婦の問題 |
| 相続 | 相続人 |
| 交通事故 | 事故に遭った人 |
| 債務整理 | 借金がある人 |
| 労働 | 働いている人、企業 |
| 刑事 | 被疑者、被害者 |
| 企業法務 | 会社 |
| 不動産 | 所有者、賃借人 |
分野によって客層が違う
それぞれ、相談する人がまったく違います。
そして、探し方も違います。
絞ることの効果
すべての分野に対応すると書いてある事務所は、何が得意か分かりません。
絞ると、その分野で探している人に届きます。
費用の目安
相談料。
着手金。
報酬。
実費。
これを書いていない事務所が多くあります。
費用を書く
費用の書き方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相談料 | 無料か、時間あたりいくらか |
| 着手金 | いくらか、分割できるか |
| 報酬 | どう計算されるか |
| 実費 | 何がかかるか |
| 分割 | できるか |
相談の流れを書く
予約の方法。
何を持っていけばいいか。
所要時間。
その場で依頼を決める必要があるか。
広告の規程
弁護士の広告には、規程があります。
書ける内容、書けない内容があります。
掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
どんな状況で弁護士が探されるのか
困っている状況が、そのまま検索語になります。
そして、その多くは緊急で、不安を抱えた状態です。
状況からの検索
離婚 弁護士 地域名
相続 揉めている 相談
交通事故 慰謝料 相談
借金 返せない 相談
会社 辞めさせられた
不安な状態
相談する人は、不安を抱えています。
どうなるのか。
自分は悪くないのか。
費用はいくらか。
時間はどのくらいかかるか。
情報を出す
その分野で、何が問題になるか。
どういう流れで進むか。
どのくらいの期間がかかるか。
何が判断を左右するか。
これを書くと、その段階の人に届きます。
断定を避ける
結果を断定する表現は、使えません。
必ず勝てます
◯◯円取れます
これは、規程の対象になります。
一般的な説明にとどめる
個別の事案は、状況によって結果が変わります。
一般的な説明として書き、個別の判断は相談でと伝えてください。
早く相談すべき場合
期限がある手続き。
証拠が消える可能性がある場合。
先に動いたほうがよい場合。
これを伝えると、相談につながります。
ただし、不安を煽る形にしないでください。
自分で対応できる場合
弁護士に依頼しなくてもよい場合があります。
これを正直に書くと、信頼されます。
相談は来るが受任にならないのは、なぜか
費用の説明と、依頼した場合に何が変わるかの説明が足りていないからです。
相談だけで解決した気になって帰られます。
相談で終わる
話を聞いてもらって、安心した。
そして、依頼せずに帰る。
何が変わるかを伝える
依頼した場合と、しなかった場合。
何が違うのか。
これを伝えていないと、判断できません。
伝えるべきこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 依頼した場合 | 何をするか、どう進むか |
| 依頼しない場合 | 自分でやる場合の負担 |
| 期間 | どのくらいかかるか |
| 費用 | 総額の目安 |
| 見通し | どういう展開が考えられるか |
| リスク | うまくいかない場合 |
費用の総額
着手金だけでなく、最終的にいくらになるか。
これを示してください。
分割の可否
一度に払えない人がいます。
分割できるか。
制度が使えるか。
これを伝えてください。
見通しを示す
どのくらいの期間がかかるか。
どういう展開が考えられるか。
ただし、結果を断定しないでください。
リスクも伝える
うまくいかない場合もあります。
これを伝えないと、後で問題になります。
その場で決めさせない
その場で決められない人がいます。
家族に相談する。
他の事務所も見る。
持ち帰って検討してよいことを、伝えてください。
断られた理由を聞く
受任に至らなかったとき、理由を聞いてください。
費用。他の事務所にした。自分でやることにした。やめることにした。
紹介の経路を、どう作るか
他の士業と、既存の依頼者からです。
弁護士の受任は紹介が多く、検索だけに頼ると経路が細くなります。
主な経路
紹介の経路を、項目ごとに見ていきます。
他の士業については、内容は税理士、司法書士、社労士。
既存の依頼者については、内容は知人、家族。
企業については、内容は顧問先からの紹介。
金融機関については、内容は取引先の相談。
保険会社については、内容は事故の相談。
医療機関については、内容は事故の相談。
他の士業との関係
税理士が相続の相談を受ける。
司法書士が争いのある相続の相談を受ける。
社労士が労働の紛争の相談を受ける。
こうした場面で、弁護士を探します。
対応できる範囲を伝える
どんな相談なら対応できるか。
費用の目安。
対応できる地域。
これを、他の士業に伝えてください。
逆に紹介する
自分の専門外の相談を、紹介する。
これで、双方向の関係になります。
既存の依頼者から
解決した依頼者が、知人を紹介することがあります。
ただし、内容が個人的なため、話しにくい面があります。
顧問先から
企業の顧問をしている場合、その企業の取引先や関係者から相談が来ることがあります。
紹介した後の対応
紹介された相手に、丁寧に対応してください。
対応が悪いと、紹介した相手の信用に関わります。
検索は紹介の後に見られる
紹介された後、必ず名前で検索されます。
そのときに、扱う分野と費用が分かるか。
分野を絞ることで、何が変わるのか
検索で見つかりやすくなり、相談の質も上がります。
その分野で探している人にとって、唯一の選択肢になります。
広く書くと届かない
各種法律相談に対応します
この書き方では、誰にも届きません。
絞ることの効果
絞ることの効果を、項目ごとに見ていきます。
検索で見つかるについては、内容はその分野の言葉で深く書ける。
相談の質については、内容は対象が明確になる。
効率については、内容は同じ分野を繰り返す。
知識が蓄積については、内容は事案の傾向が分かる。
報酬については、内容は専門性が判断材料になる。
どの分野を選ぶか
経験があるか。
地域に需要があるか。
競合がどれくらいいるか。
報酬が見合うか。
分野ごとの性質
分野ごとの性質を、項目ごとに見ていきます。
離婚については、性質は期間が長い、感情的な対応が必要。
相続については、性質は期間が長い、関係者が多い。
交通事故については、性質は手続きが定型的、保険が関わる。
債務整理については、性質は手続きが定型的、件数が出る。
労働については、性質は企業側と労働者側で違う。
企業法務については、性質は継続的な関係になる。
複数の分野を扱う場合
一つに絞れない場合もあります。
その場合は、ページを分けてください。
分野ごとに、独立した構成にします。
企業法務は継続する
顧問契約は、継続的な収益になります。
そして、その企業から他の相談も来ます。
広告の規程の中で、何に注意すべきか
結果を断定する表現と、誇大な表現です。
そして、報酬の表示にも決まりがあります。
規程がある
弁護士の広告には、所属する会の規程があります。
注意が必要な表現
注意が必要な表現を、項目ごとに見ていきます。
必ず勝てますについては、問題は結果の断定。
◯◯円取れますについては、問題は結果の断定。
勝訴率◯%については、問題は根拠と範囲の明示。
日本一については、問題は誇大な表現。
他の事務所より優れているについては、問題は比較。
結果を断定しない
事案によって、結果は変わります。
そして、結果を約束することはできません。
実績の表示
実績を示す場合、根拠と範囲を明示してください。
いつの実績か。
何件中何件か。
どんな事案か。
体験談の扱い
依頼者の声を掲載することには、制限がある場合があります。
そして、守秘義務があります。
掲載には、依頼者の同意が必要です。
報酬の表示
報酬の表示についても、決まりがあります。
確認の方法
判断に迷う場合は、掲載時点の最新の公式ガイドラインを確認してください。
そして、所属する会に確認する方法もあります。
守秘義務
事案の内容を、そのまま書くことはできません。
社名や個人が特定できる情報は、伏せてください。
限られた予算で、何から直せばいいのか
扱う分野の絞り込み、費用の明示、相談の流れの説明。
この三つが先です。
何ができる事務所かが分からないと、相談されません。
直す順番
直す順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは受任率と経路を記録する、理由はどこで落ちているか分かる。
2については、やることは扱う分野を絞る、理由はすべての発信の前提。
3については、やることは費用の目安を書く、理由は相談のハードルを下げる。
4については、やることは相談の流れを書く、理由は何をすればいいか分かる。
5については、やることは分野ごとの情報を書く、理由はその分野で探している人に届く。
6については、やることは他の士業との関係を作る、理由は紹介の経路。
7については、やることは広告、理由は規程の確認をしてから。
絞ることが最優先
何が得意かが伝わらないと、相談されません。
主に扱う分野を、決めてください。
費用を書く
相談料、着手金、報酬、実費。
これを書いていないと、連絡できません。
相談の流れを書く
予約の方法。
持ち物。
所要時間。
その場で決める必要はないこと。
依頼した場合の説明
相談で終わるなら、依頼した場合に何が変わるかを伝えていない可能性があります。
依頼した場合と、しなかった場合。
期間、費用、見通し、リスク。
紹介の経路
他の士業との関係が、太い経路になります。
対応できる分野と費用を、伝えてください。
規程の確認
弁護士の広告には、所属する会の規程があります。
結果の断定、実績の表示、依頼者の声、報酬の表示。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
よくある質問
相談は来るのに、受任になりません。
依頼した場合に何が変わるかを伝えていない可能性があります。依頼した場合と、しなかった場合。期間、費用の総額、見通し、リスク。これを示さないと、判断できません。話を聞いて安心して帰られている状態です。
費用をサイトに書くべきですか。
書いてください。弁護士に相談すること自体のハードルが高く、費用が分からないと連絡できません。相談料、着手金、報酬の計算方法、実費、分割の可否。ただし、報酬の表示には規程があるため、掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
分野を絞ると、相談が減りませんか。
表向きの対象は狭くなりますが、その分野で探している人には確実に届きます。そして、自社が扱わない分野の相談が減り、相談の時間が無駄になりません。絞ったうえで、想定外の相談が来たときに個別に判断すればよいです。
紹介を増やしたいのですが、どうすればいいですか。
他の士業との関係が最も太い経路です。税理士、司法書士、社会保険労務士。それぞれが専門外の相談を受けたときに、弁護士を探します。対応できる分野、費用の目安、対応できる地域を伝えてください。そして、自分の専門外の相談を紹介する関係も作ってください。
実績を書いてもいいですか。
書く場合は、根拠と範囲を明示してください。いつの実績か、何件中何件か、どんな事案か。結果を断定する表現や、他の事務所との比較は規程の対象になります。依頼者の声を掲載する場合も、守秘義務と同意の確認が必要です。掲載時点の最新の公式ガイドラインで確認してください。
まとめ
- 相談の数ではなく、受任に至った割合です。相談は来るのに受任にならないなら、分野の絞り込みか説明に原因があります
- 扱う分野の明示と、費用の目安です。弁護士に相談すること自体のハードルが高いため、この二つがないと連絡できません
- 困っている状況が、そのまま検索語になります。そして、その多くは緊急で、不安を抱えた状態です
- 費用の説明と、依頼した場合に何が変わるかの説明が足りていないからです。相談だけで解決した気になって帰られます
- 他の士業と、既存の依頼者からです。弁護士の受任は紹介が多く、検索だけに頼ると経路が細くなります
- 検索で見つかりやすくなり、相談の質も上がります。その分野で探している人にとって、唯一の選択肢になります
- 結果を断定する表現と、誇大な表現です。そして、報酬の表示にも決まりがあります
- 扱う分野の絞り込み、費用の明示、相談の流れの説明。この三つが先です。何ができる事務所かが分からないと、相談されません