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ただし返品率を計算に入れてください。
返品率2割なら、広告費の実質的な効率は2割落ちます。
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目次
目次
- アパレルECのWebマーケティング費用は、月いくらから始められるのか
- 返品率を先に測る
- アパレルECのWeb集客では、何にお金がかかるのか
- 返品の費用を数える
- 返品を減らすために、いくらかけるべきか
- 実寸は全部載せる
- モールと自社ECで、費用の配分はどう変わるのか
- 実質的な費用を比べる
- 季節の在庫とセールに、費用をどう配分するのか
- セール品の返品は特に痛い
- レビューに、費用をかける必要はあるのか
- レビューの項目を決める
- 費用を削るなら、どこを削るのか
- 撮影は一部を自社に切り替える
- 何から手をつければいいのか
- 見る数字を決めておく
- よくある質問
- まとめ
月20万円から始められます。
ただし返品率を計算に入れてください。
返品率2割なら、広告費の実質的な効率は2割落ちます。
アパレルECのWebマーケティング費用は、月いくらから始められるのか
月20万円から始められます。
ただし返品率を計算に入れてください。
返品率2割なら、広告費の実質的な効率は2割落ちます。
アパレルECは返品が前提の商売です。
サイズが合わない、色が思ったのと違う。
この理由で戻ってくる商品が一定の割合であります。
返品率が2割なら、10件売れても実質8件です。
広告費を1件あたり3千円かけているなら、実際は3,750円かかっています。
月の費用の目安
| 段階 | 月の費用 | やること |
|---|---|---|
| 最低限 | 20万円〜40万円 | サイズ表記の整備、写真、返品率の測定 |
| 標準 | 50万円〜150万円 | 上記+検索広告、SNS広告 |
| 積極的 | 300万円〜 | 上記+大型の媒体、シーズンの集中投下 |
この表の数字は説明のための仮の値です。
返品率を先に測る
返品率が分かっていないまま広告を増やすと、売上が増えているのに利益が減ることがあります。
商品ごと、サイズごと、色ごとに返品率を出してください。特定の商品だけ返品が多いことがあります。
アパレルECのWeb集客では、何にお金がかかるのか
費用は、広告費、返品にかかる費用、撮影、モールの手数料の4つです。
このうち返品にかかる費用は、多くの会社が集客の費用として数えていません。
費用の内訳
| 項目 | 初期 | 月額 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 広告費 | 0円 | 20万円〜300万円 | シーズンによって動かす |
| 返品にかかる費用 | 0円 | 返品数に比例 | 送料と検品と再梱包 |
| 撮影 | 10万円〜50万円 | 20万円〜100万円 | シーズンごとに全商品 |
| ECサイト | 20万円〜200万円 | 1万円〜10万円 | モールなら手数料 |
| モールの手数料 | 0円 | 売上の5〜15パーセント | 大きい |
| 実寸の測定 | 0円 | 人の時間 | 全商品必要 |
この表の数字は説明のための仮の値です。
返品の費用を数える
1件の返品にかかるのは、往復の送料、検品の時間、再梱包、場合によっては再販できない損失です。
合わせて1件千円から2千円になります。
月に200件の返品があれば、20万円から40万円です。
広告費と同じ規模の費用が出ています。
撮影は毎シーズン発生する
アパレルは年4回商品が入れ替わります。
そのたびに全商品の撮影が要ります。
点数が多いほど費用が膨らみます。外注すると年間で数百万円になることもあります。
返品を減らすために、いくらかけるべきか
1商品あたり数百円で足ります。
実寸の測定と、サイズ感が伝わる写真。
この2つで返品率が数ポイント下がります。
返品の理由の大半はサイズが合わないです。
これは情報で減らせます。
返品を減らす方法と費用
| 方法 | 1商品あたりの費用 | 効果 |
|---|---|---|
| 実寸を全部測って載せる | 数百円 | 最も効く |
| モデルの身長と着用サイズを書く | 0円 | 比較しやすくなる |
| 複数の体型のモデルで撮る | 撮影費が増える | 効くが費用も増える |
| レビューにサイズ感を書いてもらう | 0円 | 購入前の判断材料になる |
実寸は全部載せる
着丈、身幅、肩幅、袖丈、ウエスト、股下。
サイズごとに全部載せます。
Mサイズだけでは判断できません。
手持ちの服と比べられる数字があれば、返品が減ります。
測る手間は1商品あたり数分です。
モデルの情報を書く
身長、体重の目安、普段着ているサイズ、着ているサイズ。
この4つを書きます。
自分と身長が近いモデルが着ている写真は、最も参考になります。
レビューにサイズ感の項目を作る
普段のサイズ購入したサイズサイズ感。
この項目でレビューを集めると、次に買う人の判断材料になります。
仕組みを入れる費用は数万円です。
返品が数ポイント下がれば、すぐ回収できます。
返品率1ポイントの価値
月の売上が1千万円で、返品率が20パーセントから19パーセントに下がるとします。
返品が10万円分減り、そこにかかる費用も減ります。
1商品あたり数百円の実寸の測定で、この効果が出ます。
モールと自社ECで、費用の配分はどう変わるのか
モールは手数料が売上の1割前後かかるかわりに集客が期待できます。
自社ECは手数料が安いかわりに広告費が全部自社負担になります。
両方の実質的な費用を比べて配分してください。
モールと自社ECの費用の比較
| 項目 | モール | 自社EC |
|---|---|---|
| 手数料 | 売上の5〜15パーセント | 決済手数料のみ(3パーセント前後) |
| 広告費 | モール内の広告 | 全部自社で出す |
| 集客 | モールの流入がある | 自分で集める |
| 客の情報 | 得られないことがある | 自社で持てる |
| 価格の自由度 | 比較されやすい | 自由 |
実質的な費用を比べる
モールで月500万円売って手数料が1割なら、50万円です。
自社ECで同じ500万円を売るのに広告費が80万円かかるなら、モールのほうが安くなります。
逆に、自社ECの広告費が30万円で済むなら、自社ECのほうが安くなります。
この計算をしてから配分を決めてください。
客の情報を持てるかどうか
自社ECなら、購入した人にメールを送れます。
2回目以降は広告費をかけずに買ってもらえます。
モールでは、これができないことがあります。
繰り返しの購入を作りたいなら、自社ECの比率を上げる必要があります。
最初はモールから始める形が多い
集客がある分、立ち上がりが速くなります。
客がついてから自社ECに移す。
この順番なら、最初の広告費を抑えられます。
季節の在庫とセールに、費用をどう配分するのか
シーズンの立ち上がりに費用を集中させてください。
セールの商品に広告費をかけると、粗利がほとんど残りません。
正価とセールでの費用の考え方を、項目ごとに見ていきます。
正価で販売については、売価は10,000円、原価は3,500円、残りは6,500円、かけられる費用は2,000円前後。
3割引については、売価は7,000円、原価は3,500円、残りは3,500円、かけられる費用は1,000円前後。
5割引については、売価は5,000円、原価は3,500円、残りは1,500円、かけられる費用は返品を考えると0円。
この表の数字は説明のための仮の値です。
送料と返品の費用は含んでいません。
セール品の返品は特に痛い
5割引で売った商品が返品されると、往復の送料と検品の費用だけが残ります。
粗利が1,500円しかないところに、返品の費用が千円から2千円かかります。
セール品には広告費をかけないでください。
セールの告知は既存の客に
セールを待っている人は、すでに店を知っている人です。
メールの配信とSNSの投稿で足ります。
広告費は要りません。
費用はシーズン初めに寄せる
新作が入った直後、まだ誰も持っていない時期。
ここに広告費を使うと、正価で売れます。
同じ年間の広告費でも、この配分にするだけで手元に残る金額が変わります。
レビューに、費用をかける必要はあるのか
集める仕組みに数万円かけてください。
アパレルECではレビューが購入の決め手になり、同じ広告費でも購入率が変わります。
ブランド名 サイズ感商品名 口コミで検索する人は、買う直前の人です。
ここで情報が見つからないと、買うのをやめます。
レビューの項目を決める
自由記述だけでは、書く人が少なくなります。
普段のサイズ購入したサイズサイズ感身長。
項目を用意すると、書いてもらいやすくなります。
仕組みを入れる費用は数万円です。
見返りを出すときは規約を確認する
レビューを書いた人にポイントを出す形があります。
ただし、良い内容を書くことを条件にすることはできません。
また、サービスによっては見返りを出すこと自体が制限される場合があります。
掲載時点の各サービスの規約を確認してください。
悪いレビューを消さない
サイズが合わなかったというレビューは、次に買う人の役に立ちます。
消すと、同じ理由の返品が続きます。
悪いレビューに実寸をご確認くださいと返信する形にすると、情報として機能します。
購入率が上がると広告費が下がる
同じ広告費で購入率が2割上がれば、1人あたりの獲得費用が2割下がります。レビューの仕組みに数万円かけることは、広告費を減らすことと同じです。
費用を削るなら、どこを削るのか
削る順番は、セール期の広告、外注の撮影、モールの広告の順です。
実寸の測定とレビューの仕組みは削らないでください。
削る順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、削るものはセール期の広告、理由は粗利が残らない。
2については、削るものは外注の撮影、理由は自社で撮れる部分がある。
3については、削るものはモール内の広告、理由は手数料に加えてさらに費用が出る。
4については、削るものはサイトの改修、理由はいま動いているなら後回しでよい。
削らないについては、削るものは実寸の測定、理由は返品率に直接効く。
削らないについては、削るものはレビューの仕組み、理由は購入率に効く。
削らないについては、削るものはシーズン初めの広告、理由は正価で売れる時期。
撮影は一部を自社に切り替える
全商品をプロに頼むと費用が膨らみます。
物撮りは自社で、着用写真はプロで、という分け方ができます。
白背景の物撮りは、機材を揃えれば自社でできます。
初期費用は数十万円ですが、1年で回収できることがあります。
削った分を返品対策に回す
広告を削って、実寸の測定とレビューの仕組みに回す。
返品率が下がれば、同じ広告費の効率が上がります。
広告を増やすより確実です。
何から手をつければいいのか
返品率を測ることと、実寸を全商品に載せることが先です。
どちらも広告より安く、利益に直接効きます。
着手の順番を、項目ごとに見ていきます。
1については、やることは商品ごと・サイズごとの返品率を出す、費用の目安は0円、期間は1週間。
2については、やることは全商品の実寸を測って載せる、費用の目安は1商品数百円、期間は1か月。
3については、やることはモデルの身長と着用サイズを全部書く、費用の目安は0円、期間は2週間。
4については、やることはレビューの項目を作る、費用の目安は数万円、期間は1か月。
5については、やることはモールと自社ECの実質費用を比べる、費用の目安は0円、期間は1週間。
6については、やることはシーズンの立ち上がりに広告を集中させる、費用の目安は月50万円〜、期間は1シーズン。
この表の数字は説明のための仮の値です。
見る数字を決めておく
広告費だけでは判断できません。
見る数字を、項目ごとに見ていきます。
返品率については、出し方は返品数÷出荷数、目安は下がっているか。
返品を引いた獲得費用については、出し方は広告費÷(注文数-返品数)、目安は実質の費用。
正価での販売比率については、出し方は正価の売上÷総売上、目安は上がっているか。
繰り返し購入の比率については、出し方は2回目以降の件数÷総件数、目安は上がっているか。
返品を引いた数字で判断する
広告の管理画面に出る獲得費用は、返品を引いていません。
実際の費用は、その数字より2割から3割高くなります。
この数字で判断しないと、赤字の広告を続けることになります。
1シーズンは続けて見る
アパレルは3か月で1シーズンです。
月ごとの比較では、シーズンの影響と施策の効果が混ざります。
前年の同じシーズンと比べてください。
Webにいくらかけるべきか判断できない場合は、<a href="https://time-value.jp/contact/">無料相談</a>で現状の費用の使い方を見てもらうところから始められます。費用の配分を含めて集客全体を見直す段階なら<a href="https://time-value.jp/services/kaizen/">Web集客改善サービス</a>もあります。
よくある質問
アパレルECのWebマーケティング費用は月いくらが適正ですか
返品を引いた1件あたりの粗利の3割程度が、1件を獲得する費用の上限です。返品率2割なら、広告の管理画面に出る数字より実際の費用は2割以上高くなります。この数字は説明のための仮の値です。
返品を減らすには何が一番効きますか
全商品の実寸を測って載せることです。着丈、身幅、肩幅、袖丈をサイズごとに載せると、手持ちの服と比べられるようになり、サイズ違いの返品が減ります。
モールと自社EC、どちらに費用をかけるべきですか
モールの手数料と、自社ECで同じ売上を作るのに必要な広告費を比べてください。ただし繰り返しの購入を作りたいなら、客の情報を持てる自社ECの比率を上げる必要があります。
セールの商品に広告を出すべきですか
5割引の商品は粗利が少なく、返品が1件出ると残りません。セールの告知は既存の客へのメールとSNSで足ります。広告費はシーズンの立ち上がりに寄せてください。
悪いレビューは消したほうがいいですか
サイズが合わなかったというレビューは次に買う人の役に立ちます。消すと同じ理由の返品が続きます。実寸の確認を促す返信をする形にすると、情報として機能します。
まとめ
- 月20万円から始められます。ただし返品率を計算に入れてください。返品率2割なら、広告費の実質的な効率は2割落ちます
- 費用は、広告費、返品にかかる費用、撮影、モールの手数料の4つです。このうち返品にかかる費用は、多くの会社が集客の費用として数えていません
- 1商品あたり数百円で足ります。実寸の測定と、サイズ感が伝わる写真。この2つで返品率が数ポイント下がります
- モールは手数料が売上の1割前後かかるかわりに集客が期待できます。自社ECは手数料が安いかわりに広告費が全部自社負担になります。両方の実質的な費用を比べて配分してください
- シーズンの立ち上がりに費用を集中させてください。セールの商品に広告費をかけると、粗利がほとんど残りません
- 集める仕組みに数万円かけてください。アパレルECではレビューが購入の決め手になり、同じ広告費でも購入率が変わります
- 削る順番は、セール期の広告、外注の撮影、モールの広告の順です。実寸の測定とレビューの仕組みは削らないでください
- 返品率を測ることと、実寸を全商品に載せることが先です。どちらも広告より安く、利益に直接効きます